今年も新型iPhoneが発売され、すでにXsやXs MAXに機種変更済みの方も多いと思います。また、新たに発売されるiPhone XRを使用する方も少なくないでしょう。
そんな中、今年のiPhoneは特に初期不良が多く見られるようです。しかも初期不良の症状は様々で、ハードウェアが原因の場合もあれば、ソフトウェアが原因の場合もあります。
このページでは、新しいiPhoneに初期不良があった際の対処法について紹介していきます。
新型iPhoneの不良品が配送された時の対処・交換方法|ソフトバンク・au・ドコモ
機種 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
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本体 | ||||
価格 | 70,392円~ | 78,384円~ | 89,880円~ | 112,392円~ |
特徴 | iPhone15シリーズを コスパで選ぶならこれ | 低価格で大画面の iPhoneならこれ | ハイスペックかつ コンパクトならこれ | 大画面でサクサク 使いたいならこれ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
不良品をつかむ可能性は誰にでもある
絶対にあってはほしくないことですが、自分の買ったiPhoneが不良品である可能性は、誰にでもあります。どうやらApple Storeで買えば安心という問題でもないようです。
Apple Storeでも、ドコモでもauでもソフトバンクでも、その他の代理店であっても、不良品は一定確率で混じっています。それをつかんでしまったら不運としか言いようがありません。
問題は、初期不良があった場合の対処法です。正しく対応すれば交換してもらえるなどして事なきを得ますが、対応を間違うと最悪、泣き寝入りしなくてはいけません。
iPhoneに初期不良があったらどうしたらいいのか、事前に意識しておきましょう。
初期不良があったらその場で交換を要求しよう
画像引用元:auショップ イトーヨーカドー木場|深川ギャザリア
初期不良があった場合の理想の解決方法は、やはり正しく動作するものと交換してもらうことです。しかし、ショップもできたら交換したくないというのが本音で、「本当に初期不良か?」と疑ってきます。
確かに、ユーザー自身が壊したものを初期不良と言い張っている可能性もありますからね。そこで、初期不良の申告は極めて迅速でなくてはなりません。
ショップによって対応は異なりますが、暗黙の了解として「初期不良を認めるのは受け取ったショップから退出するまで」と決めているところが多いと聞きます。
一度ショップを出てしまうと、初期不良なのかユーザーが壊したのか判断ができないから、というわけです。
初期不良を見逃すな!
そんなわけで、ユーザーは新しいiPhoneを受け取ったら、その場で直ちに初期不良があるかないかを確認しなくてはいけません。そこで最低でも以下の点には気をつけましょう。
- 電源のオン・オフがちゃんと動作するか。
- 音量ボタンに不具合はないか。
- ディスプレイの表示は正常か。
- SIMをしっかり認識しているか。
- 通話はできるか。
- 文字入力に問題はないか。
- Face IDは作動するか。
- インターネットに接続できるか。
- 充電はちゃんとできるか。
- その他、おかしな挙動はないか。
すべてチェックするとなると時間もかかると思いますが、堂々と店内で行いましょう。そして少しでも疑わしく感じたら、些細なことでも遠慮せず店員に申し出てください。
尿液晶?iPhoneの画面が黄色くなるのは不具合?設定?True Toneを確認しよう
後日発覚した場合はAppleに直接頼ろう
画像引用元:Genius Barの予約とAppleサポートのオプション – Apple(日本)
ショップで受け取った時は交換を申し込めず、その後に申し込んで断られてしまった場合は、次の手段としてApple Storeを頼りましょう。Apple Storeは現在全国に9箇所あります。
全国のApple Store一覧 | 住所・電話番号 |
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銀座 | 104-0061 東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館 03-5159-8200 |
新宿 | 160-0022 東京都新宿区新宿3−30−13 新宿マルイ本館 03-5656-1800 |
渋谷 | 150-0041 東京都渋谷区神南1-20-9 公園通りビル 03-6670-1800 |
表参道 | 150-0001 東京都渋谷区神宮前4-2-13 03-6757-4400 |
仙台一番町 | 980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町3-10-24 022-722-3001 |
名古屋栄 | 460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-17-15 エフエックスビル 052-238-2400 |
京都 | 600-8006 京都府京都市下京区 四条通高倉東入立売中之町83-1 075-757-8700 |
心斎橋 | 542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋 06-4963-4500 |
福岡天神 | 810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-3-24 天神ルーチェ 092-736-6800 |
また、2019年には札幌市や神奈川県にもオープンすると言われています。Apple Storeに行けない場合でも、家電量販店などの中にあるApple正規店でも構いません。
Appleのお店なら、キャリアのショップよりは大目に見てくれる傾向があります。とはいえそれも可能性の話であって、必ず交換してくれるわけではありません。
初期不良なのか、ユーザーが壊したのか判断できないのはApple Storeでも同じですからね。基本的にはダメ元だと考えておいたほうがよいです。
ただ、「AppleCare+」というApple独自の保証サービスに加入していると、そのハードルはぐっと低くなるとも聞きます。有料ですが、心配な方は入っておいたほうがいいでしょう。
AppleCare+の加入料金ですが、機種によって異なります。
機種名 | AppleCare+の価格 |
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iPhone SE | 12,800円 |
iPhone 6s・7・8 | 14,800円 |
iPhone 6s Plus・7 Plus・8 Plus | 16,800円 |
iPhone X・Xs・Xs MAX | 22,800円 |
このように、はっきり言って高額です。有効期限はいずれも2年間で、その間はいつでも交換可能というわけでもありません。
AppleCare+に加入していたとしても、交換はAppleが仕方ないと認めた場合に限られますので、その点はご注意ください。
無償交換ではなく修理扱いになることも
画像引用元:AppleCare+ for iPhone XS、iPhone XS Max, iPhone 8 など – Apple サポート 公式サイト
初期不良による交換が認められない場合でも、修理はしてもらえます。有料になりますが、不良を抱えたまま使うよりはずっといいでしょう。
AppleCare+に加入していると、2回まで、画面の損傷は3,400円、その他の損傷は11,800円という特別料金で修理してもらえます。AppleCare+に加入していない場合、修理代は以下のようになります。
機種名 | 画面の破損のみ | その他の破損 |
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iPhone XS Max | 37,400 円 | 67,800 円 |
iPhone XS | 31,800 円 | 62,400 円 |
iPhone X | 31,800 円 | 62,400 円 |
iPhone 8 Plus | 19,400 円 | 45,400 円 |
iPhone 8 | 16,800 円 | 39,800 円 |
iPhone 7 Plus | 19,400 円 | 39,800 円 |
iPhone 7 | 16,800 円 | 36,400 円 |
iPhone 6s Plus | 19,400 円 | 37,400 円 |
iPhone 6s | 16,800 円 | 33,800 円 |
iPhone 6 Plus | 16,800 円 | 37,400 円 |
iPhone 6 | 14,800 円 | 33,800 円 |
iPhone SE | 14,800 円 | 30,400 円 |
iPhone 5s、iPhone 5c、 iPhone 5 |
14,800 円 | 30,400 円 |
AppleCare+については、こちらの公式ページから詳細をご覧になれます。
→AppleCare+ – iPhone – Apple(日本)
iPhoneの画面割れ・水没|保証が受けられない時の修理費用と時間・手続き
早期発見と申し出が何より重要!
画像引用元:AppleCare+ – iPhone – Apple(日本)
このように、実は初期不良であっても交換というのは中々ハードルが高いのです。初期不良なのに有料で修理なんてなったらとんでもないですよね。
そんな目に合わないために、新しいiPhoneを受け取ったらその場で必ず動作を確認し、少しでもおかしいと感じたら絶対に店員に申し出ましょう。
受け取ったショップを一度出てしまったら、その時点で「アウト」と判定されてしまうことが少なくありません。油断せず、自分が不良品をつかむことがあると、頭の片隅にでも常に置いておくことが重要です。
ハードウェアではなくソフトウェアの不良の場合
画像引用元:AppleCare+ – iPhone – Apple(日本)
ここまで紹介してきたのは、iPhone本体が壊れているというような、ハードウェアに初期不良があった場合についてでした。ボタンの動作がおかしい、ディスプレイ表示に異常があるなど、ハードウェアの不良は比較的見つけやすいものです。
しかし、発見が難しいのがソフトウェアの不良です。つまり、機械の故障ではなく、Appleが提供するプログラムなどがおかしくなっている場合です。
iPhone Xs/Xs MAXに実際に起こっている不具合
画像引用元:iPhone 修理サービス料金 – Apple サポート
iPhone Xs/Xs MAXには、一部で適切に充電ができないという問題が起こりました。なんでも、Lightningケーブルを電源に接続しても、画面がオフの状態だと充電されないのだとか。
一見ハードウェアの不良のようにも思えますが、Appleが提示した解決策はソフトウェアの更新でした。Appleは「iOS12.1」を提供することで解決するそうです。
このように、ソフトウェア関連の不良だった場合は待っていればAppleが解決してくれます。修理に出す必要はありません。
iPhone XRの販売が遅いのはソフトウェアに問題があったから?
画像引用元:iPhone XRを購入 – Apple(日本)
iPhone Xs/Xs MAXの発売日が9月21日なのに、iPhone XRだけ10月26日と1ヶ月以上も離れています。その原因についてはいくつか説があります。
ひとつは、ノッチありの液晶ディスプレイの生産が間に合わなかったという説です。もっともらしく無難な説ですね。
しかし最近になって浮上したのが、iPhone XRに対応するソフトウェアの準備に手間取っているという説です。これも本当かはわかりませんが、本当ならiPhone XR発売後も様々な問題が出てくるかもしれませんね。
iPhone XRの動作におかしいところがあったら、それはひょっとしたらハードウェアではなくソフトウェアの問題かもしれませんね。いずれにせよ、何かあったらその場で即報告というのは忘れないでください。
自力で直そうなんて絶対にしないこと!
不良の原因が何であれ、絶対にやってはいけないことがあります。それは、自力でiPhoneを直そうとすることです。
自分で分解や部品の交換などを行ってしまうと、すべての保証から外れてしまいます。一般の方はもちろん、多少知識や自信があったとしても自力での修理はやめておきましょう。
完全な自己責任になってしまいます。
非正規の修理店にも注意
非正規の修理店に出すのも避けたほうがいいです。正規以外での修理は、やはり保証の対象外になってしまいます。
中には正規の修理よりも安いとか早いといった魅力ある非正規修理店も存在しますが、利用するなら何があっても仕方がないという覚悟が必要になるでしょう。
初期不良を見つけたらすぐ交換!それがダメなら修理
画像引用元:Genius Barの予約とAppleサポートのオプション – Apple(日本)
いかがでしたでしょうか。初期不良の対応と言っても、ユーザーにできることは限られています。
ずばり、iPhoneを受け取ったらその場で初期不良がないか確認して、あったら店員に申告することです。それでしたら高確率で交換をしてもらえるでしょう。
しかし、一度ショップの外に出るなど、初期不良であることを証明できなくなったら、交換してもらえる可能性はぐっと低くなってしまいます。初期不良なのかユーザーが壊したのかわからなくなってしまうからです。
交換が認められなかった場合は、残念ながら諦めるか修理に出すしかありません。修理代はAppleCare+に加入していると特別価格に抑えることができます。
AppleCare+の料金自体も高いですが、心配な方は加入しておいたほうがいいでしょう。少なくとも、不良品なら簡単に交換してもらえると高をくくるのだけは厳禁です。
それでも簡単に諦めない!
確かに交換のハードルは緩くありませんが、初期不良と一口に言っても症状はそれぞれですので、結局のところはケースバイケースにもなってきます。
ユーザーが壊したとするには無理のある症状だって存在します。最初は大丈夫でも、後から症状が表れることだってあります。そういう場合は、受け取りの直後じゃなくても初期不良が認められることは多々あります。
何かあったら、最初から諦めずにとにかくショップやApple Storeに連絡しましょう。自分で直そうとしたり、非正規の修理店に出そうとしたりするのは最後まで避けましょう。
水濡れ・水没したiPhoneの修理・データ復旧の手段|電源が入らない時の対処法
トップ画像引用元:iPhone – モデルを比較する – Apple(日本)