新型iPhoneの発表が間近に迫り、Webメディアなどを中心として機種名やスペックの予想が飛び交っています。新型iPhoneの発売開始後は毎年のように品薄状態が続くため、予約開始を待ちわびているというiPhoneユーザー/Appleフリークも多いはずです。
しかし、大人気のiPhoneも決して初期不良と無縁という訳ではありません。今回は、新型iPhoneの不良品が配送されて来た時どのように対応すれば良いか、ソフトバンク・au・ドコモのキャリアごとに解説しています。
Appleストアや家電量販店ではなく大手キャリアで新型iPhoneの購入を検討しているなら、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
機種 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
---|---|---|---|---|
本体 | ||||
価格 | 70,392円~ | 78,384円~ | 89,880円~ | 112,392円~ |
特徴 | iPhone15シリーズを コスパで選ぶならこれ | 低価格で大画面の iPhoneならこれ | ハイスペックかつ コンパクトならこれ | 大画面でサクサク 使いたいならこれ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
新型iPhoneの発表はいつ?
画像引用元:Analysts compare 2018 iPhones to the iPhone 6 as they expect rising ASP & more | 9to5Mac
既にAppleのサイト上でも告知されていますが、アメリカ現地時間で9月12日の午前10時から(日本時間9月13日午前2時~)「Gather round」と題したスペシャルイベントがスティーブ・ジョブズシアターにて開催されます。
Appleのスペシャルイベント=発表会と言えば、MacやiPadなど毎年様々なApple新製品が発表される事で話題となります。しかし、メディアをはじめ世界中のスマホユーザーが最も期待を寄せているのはやはり新しいiPhoneの情報ではないでしょうか。
スマホのシェア率を見ても日本国内では未だiPhoneの人気は高く、Androidスマホを主力とする国内メーカーはAppleに苦戦を強いられているのが現状です。
新型iPhoneは3機種との予想
昨年2017年には、Appleの歴史至上初めて「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」という3機種のiPhoneが同時に発表されました。結果的に発売日こそ異なっていたものの、これにはメディアだけでなくAppleユーザーの中にも驚いたという方は多かったはずです。
各国のメディアやアナリストが予想している情報をまとめると、昨年に引き続き2018年も3機種のiPhoneが同時に発表されると考えられています。
6.5インチの有機ELディスプレイを採用したモデルが「iPhone X Plus」、5.8インチのモデルが「iPhone X」と予想されているほか、6.1インチサイズで3機種では唯一液晶ディスプレイが採用されたモデルは廉価版iPhoneとして発売されると見込まれています。
新型iPhoneの購入方法は?
昨年度発表された「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」という3機種のiPhoneは、現在ではキャリアショップや家電量販店などで比較的すぐに購入する事が可能です。しかし、発売当初は品薄で簡単には入手出来ない状況が続いていました。
発売から一定期間すれば購入は容易ですが、毎年新型iPhoneが発売されると品薄状態が続くためすぐに入手するのは難しくなっています。毎年のようにAppleの直営店に行列が出来ているのは、決して「新しいiPhoneだから」という理由だけではないのです。
新型iPhoneは主にキャリアショップやAppleストアなどで購入する事が出来ますが、確実な入手を考えているならオンラインショップを利用するのが良いのではないでしょうか。特に大手キャリアのオンラインショップは予約も簡単で、自身の好きなようにオプションを選ぶ事も可能です。
ちなみに、オンラインショップで購入した新型iPhoneは受取り場所としてキャリアショップを選択する事も出来ます。今回は特に配送にポイントを当てていますので、大手キャリアであるソフトバンク・au・ドコモのオンラインショップで新型iPhoneを購入する前提でチェックしていきましょう。
新型iPhoneが不良品だったらどうする?
日本国内では人気機種だけに、発売後一定期間は品薄状態が続くAppleのiPhoneシリーズ。予約や店頭に並ぶ事でようやく入手できたは良いものの、万が一初期不良・不良品だった場合はどうすれば良いのでしょうか。
いくらAppleとは言え、初期不良・不良品のスマホが絶対に無いとは言い切れません。初期不良・不良品の問題は、iPhoneだけでなくすべてのスマートフォンで起こり得る事なのです。
これまでにあったiPhoneの初期不良や不良品事例
新型iPhoneを自宅やキャリアショップなどで受取った時、画面が割れているなどの明らかな以上がある事は稀ではないでしょうか。ハード面でも特に外観に何らかの問題がある場合はすぐに不良品だと見抜く事が出来るため、後は適切な対処に移行すれば良いだけです。
新型iPhoneが配送されてきたときに特に注意しておきたいのは外観だけではなく、内部のパーツの問題やソフト面ではないでしょうか。内部のパーツやソフト面に問題がある場合は実際に操作するまで気付きにくいため、すべての動作確認を行わない限りは分からないという方が多いはずです。
これまでに発売されたiPhoneで、実際にあった初期不良や不良品の事例には以下のようなものがあります。これらの初期不良・不良品かどうかを判断するためには、新型iPhoneが届いてからなるべく早く自身で動作確認をする必要があります。
iPhoneの初期不良事例
- 充電しても電源が入らない
- タッチパネルが反応しない
- 圏外になる・Wi-Fiが繋がらない
- サイレントスイッチが反応しない
- 画面が真っ黒である
初期不良・不良品を確認するための方法
キャリアショップは販売用のiPhoneを店頭に入荷してから、基本的に開封・動作確認などを行っていません。もちろん最低限の検品は行っていますが、操作性などの細かなチェックは行われていないのが現状です。
これは大阪に発送拠点を置くドコモなど、大手キャリアのオンラインショップはすべて同じような仕組みになっています。そもそも新品のスマートフォンを開封・動作確認して欲しいというユーザーは多くはないと思いますが、このため新型iPhoneの動作確認などは自身で行う必要性があると言えるでしょう。
電源・起動の確認、タッチパネルの感度などをはじめ最低限確認しておきたいポイントは以下をチェックして下さい。少々時間はかかってしまいますが、早めに新型iPhoneの動作確認をしておく事で適切な対処に繋がるのは間違いありません。
初期不良・不良品の確認ポイント
- Touch IDの確認(新型iPhoneは廃止予定)
- 環境光センサーの確認
- 電話と音、マイクの確認
- タッチパネルの動作確認
- ボタンとスイッチの確認
- カメラが動作するかどうか
- LTE/Wi-Fiに繋がるかどうか
新型iPhoneの不良品が配送された時の対処・交換方法は?
新型iPhone、そしてiPhoneが配送された時の初期不良・不良品の確認方法について理解した所で、続いてはソフトバンク・au・ドコモ各キャリアの対処方法について確認していきましょう。
国内メーカーのAndroidスマートフォンは、購入したキャリアショップやオンラインショップで初期不良や不良品の対応を受け付けています。
初期不良・不良品の対応は各キャリアショップや購入場所・保証の有無によっても異なりますが、例えばキャリアショップを利用している方なら一般的に以下のような流れとなるでしょう。
- 購入したキャリアに連絡・相談・予約
- 故障したスマートフォンをキャリアショップに持ち込む
- 店員が状態確認後、製造したメーカーに送り更に詳しく状態を確認
- 無償修理・有償修理の決定、交換・修理完了後返却
一方のiPhoneは、初期不良・不良品の交換対応などは各キャリアやショップによって異なるため一概にこうだとは言い切れません。オンラインショップがあるキャリアのHPなどにも詳しくは記載されていないため、どうやって対応したらよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
基本的には、iPhoneに初期不良があった場合などはソフトバンク・au・ドコモどのキャリアでもiPhone専用のサポートダイヤルを利用する事になるはずです。
ソフトバンクでの対処
ソフトバンクオンラインショップでは、スマホをはじめ初期不良・不良品の対応を「商品の返品・交換について」で紹介しています。
国内メーカーのAndroidスマホの商品交換は「ソフトバンクオンライン修理窓口」で行いますが、iPhoneの場合は「iPhone テクニカルサポートセンター」の方に連絡しましょう。
仮に「ソフトバンクオンライン修理窓口」に連絡したとしても、ソフトバンクオンラインショップではiPhoneのアフターサポートを行っていないため「iPhone テクニカルサポートセンター」を紹介される可能性が高いでしょう。
これは自宅受取り・ソフトバンクショップ受取りのどちらを選択していても同じです。
auでの対処
画像引用元:auオンラインショップのメリット | au Online Shop(エーユー オンライン ショップ)
auのオンラインショップを利用して新型iPhoneを購入した場合は、auのHPにある「iPhone・iPadの故障・修理」をチェックしましょう。My auから手続きを行う事も可能ですが、お電話でのご相談という項目にAppleサポートが紹介されているためそちらを利用するのが確実です。
後にご紹介している「AppleCare+」などの保証加入状況によっても対応が異なりますが、まずはAppleサポートに連絡をするようにしましょう。
ドコモでの対処
ソフトバンク・auと同じく、基本的にiPhoneの交換・修理などはドコモでは対応していません。
ドコモのHPでは「故障・修理に関する確認事項」で不良品や故障の対応について紹介していますが、こちらもソフトバンク・auと同じくAppleのホームページを利用するよう案内されているため注意が必要です。
どのキャリアを利用していても、基本的にはiPhoneの初期不良・不良品の対応は基本的にAppleが請け負っているというのが1つのポイントとなるでしょう。
新型iPhoneの不良品修理・交換の流れ
ここでは、Appleサポートセンターを利用してiPhoneの初期不良・不良品を交換・修理してもらう際の流れなどを確認しましょう。どのキャリアを利用していてもAppleサポートセンターに連絡するのは基本的に同じですが、iPhoneの状態によって対応は異なります。
また、「AppleCare+」に加入していない場合は基本的に一度実店舗に出向く必要がある点にも注意が必要です。
新型iPhoneの交換・修理の流れは?
Appleサポートセンターに電話をすると、現在お持ちのiPhoneがどのような状態なのか口頭で説明を求められます。電源が入らない場合を除けば、後は担当者が適切な指示をしてくれますので実際にiPhoneを操作しながら確認していきましょう。
この段階では料金や交換・修理のどちらになるかなどは判断出来ませんが、Appleが問題無いと判断すればApple正規サービスプロバイダを紹介・予約してくれるでしょう。Apple正規サービスプロバイダは全国に存在しており、持ち込んだiPhoneがどのような状態なのか詳細に確認してくれます。
正規サービスプロバイダはビックカメラやカメラのキタムラなど比較的知名度の高い店舗が中心となっています。自身が住んでいる地域に正規サービスプロバイダがあるかどうかは、AppleのHPにある「場所を検索」から確認しておきましょう。
新型iPhoneの交換・修理の費用はどうなる?
Apple正規サービスプロバイダに持ち込んだiPhoneが利用者の使い方に問題が無い初期不良・不良品だと判断されたなら、後は無償での交換・修理対応となるでしょう。ここで言う「問題が無い」とは、例えば水没や落下など主に自然故障ではない場合を指します。
特に保証などに加入していなくとも、Appleが製造するすべてのiPhoneには90日間の無償電話サポートと1年間のメーカーサポートが付随しています。このため、購入した新型iPhoneが初期不良や不良品だった場合は基本的に無償での交換・修理対応となるはずです。
ただし、保証期間が1年あるとは言え初期不良・不良品に気付いた段階で早めに対処するのが良いのではないでしょうか。
新型iPhoneの初期不良・不良品交換のポイント
画像引用元:AppleCare+ – iPhone – Apple(日本)
iPhoneのレビューサイトや価格サイトなどでは「翌日までは無償交換対応可能」「粘って交渉すれば交換可能」という口コミもありますが、実際には各キャリアショップによって対応が異なるためネットの情報を鵜呑みにするのはあまり現実的ではありません。
最後に、Appleサポートセンターを利用してiPhoneの初期不良・不良品を交換・修理してもらう際のポイントなどを確認しておきましょう。
ソフトバンク・au・ドコモの独自保証
最初から付随しているAppleのメーカー保証を除くと、ソフトバンク・au・ドコモの各キャリアショップが独自に実施しているiPhone・スマホ向けの保証制度があります。
保証はいくつかありますが、例えばドコモが実施しているiPhone向けのサービスとしては以下のようなものが挙げられます。3つのキャリアのうち唯一ドコモのみ完全にiPhone向けのサービスとなっており、水漏れや盗難なども対象としているなど保証の範囲は広くなっています。
キャリア | ドコモ |
---|---|
保証サービス | ケータイ保証サービス for iPhone & iPad |
特徴など | 1年を超える自然故障、それ以外の保証 |
料金 | iPhone X750円(購入するiPhoneにより異なる)/その他内容により料金が必要 |
ただし、これらの保証は基本的に購入後1年以上のiPhone・スマホを対象としており、ドコモの場合ですと交換や修理の際に約11,000円の料金がかかる事やメーカー保証が1年ついている事を考えると初期不良・不良品に対する保証という意味ではあまりおススメできません。
どちらかと言えば、長く同じiPhoneを利用したい方に向いている保証ではないでしょうか。
Appleの追加サービス「AppleCare+」
通常、購入した場所を問わずAppleのiPhoneには初期不良・不良品に限り購入後1年間無償修理を行う「AppleCare」という保証が付随しています。このため、利用者に過失が無ければ初期不良・不良品のiPhoneは余計な出費を必要とする事なく交換・修理出来るようになっているのです。
これはiPhoneだけではなく、基本的にどのメーカーでも実施されている保証だと言えるでしょう。また、通常の「AppleCare」に加えてAppleが独自に用意しているiPhone向けの保証サービスとしては「AppleCare+」というものがあります。
「AppleCare+」は無償電話サポートや保証期間が2年間に延長されるだけでなく、画面割れなどの自己負担額が下がるというメリットもあります。
一見すると初期不良・不良品ではあまり加入の意味はないように思えますが、特典の1つとして新品のiPhoneを自宅まで郵送してもらえる「iPhoneエクスプレス交換サービス」が用意されている点は見逃せないポイントです。
料金が必要な点はキャリアの保証サービスと同じですが、対応している保証内容には違いが見られます。
昨年度発売された「iPhone X」でドコモが実施している「ケータイ保証サービス for iPhone & iPad」と「AppleCare+」に加入した場合の比較を以下でご紹介していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
AppleCare+ | ケータイ保証サービス | |
---|---|---|
料金 | 950円/月(購入場所により異なる) | 750円/月額 |
サービス利用期間 | 2年間 | 月額料金を支払い続ける限りずっと |
サービス利用回数 | 2年間に2回まで | 1年間に2回まで |
修理不可能な故障 | 水漏れ・全損 | なし(リフレッシュ品交換にて対応・自己負担額11,000円) |
修理可能な故障 | 画面割れ・その他対応・自己負担額3,400円~11,800円 | 画面割れ・その他対応・自己負担額11,000円 |
紛失・盗難 | 不可 | 可能(リフレッシュ品交換にて対応・自己負担額11,000円) |
バッテリー | 基本無償交換 | 不可 |
新型iPhoneが届いたらまずは動作の確認を
いかがだったでしょうか。今回は、新型iPhoneの不良品が配送された時の対処の仕方や交換方法などについてご紹介しました。Appleのメーカーサポートが有効な購入後1年以内であれば、基本的にはAppleのサポートセンターに連絡するのがもっとも確実な方法です。
新型iPhoneが届いたら、まずは入念に動作のチェックを行いましょう。また、購入してから水没や盗難にあった場合など利用者に過失がある場合は無償交換出来ない・有償となる可能性があります。
万が一に備えて、キャリアやAppleが実施している保証サービスに加入しておくと更に安心出来るのではないでしょうか。
iPhoneが届いたら最初に行うべき設定内容と設定方法
最近ではスマホもオンラインショップで購入するのが当たり前になってきました。
オンラインショップならではの特典や手数料が無料だったり、実は実店舗で機種変更するよりもお得な理由がたくさんあります。
しかし、いつも実店舗で機種変更していた人がオンラインショップで簡単に購入してしまうと困ったことに、、、それは設定を全て自分で行う必要があることです。
そんな困ったことにならないようにこちらの記事では対処法を紹介していますので、iPhoneを購入する前に確認しましょう!
→ ドコモオンラインショップから届いたiPhoneの設定方法を完全ガイド