ドコモでスマホなどの携帯端末を購入する際に、月々サポートや端末購入サポートは強い味方です。
昨今高額化の一途を辿っている端末購入費用を割り引き、「実質」端末料金を引き下げてくれるからです。
しかし、2019年4月中旬に、ドコモでは新プラン「ギガホ」「ギガライト」が発表されました。
2019年6月1日からの新プラン施行に伴い、月々サポートと端末購入サポートといった「実質」端末値引きの申し込みが終了することとなりました。
ドコモ公式サイトでは、両サポートサービスともに新規申し込み期間が2019年5月31日(金曜)までとの表示がなされています。
新プランにおいて、これまでのサポートサービスのような端末購入費の値引きあるいは補助が新たに打ち出されるかは、2019年4月現在では未定です。
同等のサービスの発表がない以上、実質お得にスマホ端末を購入できるのは今が最後となる可能性もあります。
新サービスへの移行前に、なるべくお得にドコモスマホを手にする方法を紹介します。
ドコモオンラインショップの機種変更を自分でする手順|全6ステップ月々サポートと端末購入サポートの主だった比較
月々サポートと端末購入サポートの主な相違点および共通項は下記の通りです。
相違点
月々サポート | 端末購入サポート | |
---|---|---|
割引元 | 月々の端末利用料金 | 端末購入代金(一括割引) |
適用条件 | 対象端末の購入およびプラン選択 | 対象端末の購入およびプラン選択と起算日から13ヶ月以上の端末利用 |
解除料 | なし(適用条件から外れた場合割引終了) | 有り(起算日から13ヶ月以内に適用条件から外れた場合) |
割引額が最大となる適用期間 | 24ヶ月(購入日からは25ヶ月) | 13ヶ月(購入日からは14ヶ月) |
2年定期契約 | 必須条件ではない | 契約必須 |
両サービスの相違点については、個別のプラン詳細にて詳しく説明します。
共通項
- 対象の端末の新規購入が第一条件
- 両サポートの適用は自動振り分けのため選択不可能
- 新規申し込み期限が2019年5月31日まで
- 起算日は端末購入日の翌月1日
月々サポートと端末購入サポートのどちらの割引が受けられるかは、購入予定端末がどちらの割引サービスに該当するか、また契約方法が新規契約か、MNPか、機種変更可で振り分けられます。
傾向としては、MNPは端末購入サポート、機種変更は月々サポートが適用されることが多いです。
また、月々サポートのみ要申し込みとなりますが、基本的にオンラインショップ・店頭に関わらず、申し込みを外して契約されることはありません。
上述でも触れましたが、2019年6月からの新プランの導入に伴い、両割引サービスともに公式サイトでの期限欄に、「〜2019年5月31日」との記載が載りました。
この期限とは新規申し込みの期限であって、2019年6月になったからといって、現在適用中のサービスが終了となるわけではありません。
特に、特に分割での割引となる月々サポートの既存ユーザーは、割引期間中は引き続き継続して割引サービスをうけることができます。
また、起算日は、同じく端末購入日の翌月を1ヶ月目として数えます。
ただし、端末購入サポートで端末購入日が1日の場合、起算日は購入日当日となり、購入月を1ヶ月目としてカウントします。
- 2019年6月1日からの新プラン施行に伴い、月々サポートと端末購入サポートといった「実質」端末値引きの申し込みが終了
- 月々サポートと端末購入サポートともに新規申し込み期間が2019年5月31日(金曜)まで
- 月々サポートと端末購入サポートの適用は自動振り分けのため選択不可能
- 月々サポートと端末購入サポートのどちらが適用されるかは、購入予定端末がどちらの割引サービスに該当するか、また契約方法が新規契約か、MNPか、機種変更可による
- MNPは端末購入サポート、機種変更は月々サポートが適用されることが多い
次のセクションでは、月々サポートと端末購入サポートについて詳しくご紹介します。
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月々サポート
月々サポートとは、新規端末の購入日の翌月を1か月目とし、最大24か月間、機種ごとに設定した一定額を毎月の利用料金から割引くサービスです。
月々の利用料金から割り引かれるサービスなので、厳密に言えば端末購入代金の割引ではありません。
ただし、月々サポートの割引額は端末の料金に依存するため、割引を含めて「実質」端末購入価格と捉えられることが多いです。
24ヶ月をかけて分割で割引がされるため、最大の割引を受けるためには2年間以上の継続利用が条件となります。
なお上述の通り、端末購入サポートと異なり、解約料は存在しません。
その代わり、24ヶ月未満で、契約の解約、および適用条件外へのプラン変更、機種変更を行うと、残りの割引が受けられなくなります。
端末料金を分割で支払っている場合、月々サポートの割引がなくなっても端末支払い料金は残ります。
機種変更により月々サポートが終了し、引き続きドコモで契約を続ける場合、新規端末およびその利用料金に加え、これまでの端末料金の分割残高を上乗せして支払いを続けなければなりません。
一括支払いで残高を精算するにしても出費がかさみます。
24ヶ月未満での(購入日から25ヶ月未満)での月々サポートの終了は、おすすめできません。
適用条件
月々サポートの割引を受けるには、下記の3つの適用条件を満たす必要があります。
- 対象機種の購入
- 指定の「基本プラン」の加入
- 指定のデータプランへの加入
対象機種は、「Xi機種」および「FOMA機種」です。
スマートフォン・タブレット・ドコモケータイ・Wi-Fiルーターを含むデータ通信機器となります。
以下ではスマートフォンに対する適用条件2と3について詳しく説明します。
スマートフォンの指定基本プラン
スマートフォンの適用条件2の指定「基本プラン」とは、下記の4プランです。
- カケホーダイプラン
- カケホーダイライトプラン
- シンプルプラン
- データプラン
スマートフォンで、通話がない「データプラン」を選択しても、月々サポートは適用されます。
スマートフォンの指定データプラン
スマートフォンの適用条件3の指定データプランとは、下記の4プランです。
- ベーシックパック
- ベーシックシェアパック
- ウルトラデータパック30~100
- ウルトラシェアパック30~100
指定の基本プランにしてもデータプランにしても、ドコモでスマートフォンを購入して通常利用を行う限り、必ず契約していくプランとなっています。
そのため、対象スマホを購入した場合、月々サポートの適用条件外となることはまずありません。
例外として、スマホであれケータイであれ、ドコモで通話プランのみを選択し、データプランを契約せずに利用する場合に限り、月々サポートは適用外となります。
ドコモの機種変更ベストタイミング7つ|違約金と契約縛りを解説端末購入サポート
起算日から12ヶ月を超える(購入日からは13ヶ月を超えて14ヶ月目)まで、購入機種の継続利用および適用条件の継続契約を条件として、機種のご購入代金の一部をドコモ負担で割引してくれるサービスです。
月々サポートの分割での割引と異なり、端末代金を一括して割り引いてくれます。
分割での割引と一括での割引では、やはり一括割引の方が望ましいです。
また、継続利用期間も月々サポートの24ヶ月と比較して約半分の期間と短く設定されています。
仮に月々サポートと端末購入サポートのどちらを適用するか選択可能ならば、端末購入サポートを選ぶ方が多いことでしょう。
ただし、下記で詳しく説明しますが、端末購入サポートの対象機種は限られてます。
適用条件
端末購入サポートの割引を受けるには、下記の4つの適用条件を満たす必要があります。
- 対象機種の購入
- 指定の「基本プラン」の加入
- 指定のデータプランへの加入
- 起算日から13ヶ月以上の継続利用
基本的に端末購入サポートの適用条件1~3は、月々サポートの条件と同じです。
ただし、1の対象機種が下記の通り限られています。
言い換えれば、下記にある端末購入サポートの対象機種でない端末は、月々サポートの対象機種ということになります。
対象機種
iPhone | iPhone X(64GB) | MNP |
---|---|
iPhone 8 Plus(64GB) | |
iPhone 8 Plus(256GB) | |
iPhone 8(64GB) | |
iPhone 8(256GB) | |
iPhone XR(64GB) | 新規契約 |
iPhone XR(128GB) | |
iPhone XR(256GB) | |
iPhone SE(16GB) | 契約変更(FOMA→Xi) |
iPhone SE(16GB) | MNP/新規契約/機種変更 |
Android | |
---|---|
Xperia XZ2 SO-03K | MNP/新規契約/契約変更(FOMA→Xi)/機種変更 |
らくらくスマートフォン4 F-04J | |
Xperia XZ1 SO-01K | |
Xperia XZ1 Compact SO-02K | |
JOJO L-02K | |
Disney Mobile on docomo DM-01K | MNP/契約変更 |
Galaxy Note8 SC-01K | MNP |
Galaxy S9 SC-02K | |
Galaxy S9+ SC-03K | |
AQUOS R2 SH-03K | |
Xperia XZ2 Compact SO-05K | |
HUAWEI P20 Pro HW-01K | |
Xperia XZ2 Premium SO-04K | |
Galaxy Note8 SC-01K | 契約変更(FOMA→Xi) |
上述の通り、条件2~3の指定の「基本プラン」もデータプランも月々サポートと同じ条件となります。
ただ一つ異なるのが、端末購入サポートの場合、「基本プラン」は2年定期契約型で結ばなくてはなりません。
一方、月々サポートの場合、「基本プラン」の2年定期契約は必須ではありません。
ただし、月々サポートで2年定期契約が必須ではなくとも、この契約つけずにドコモを利用している方はあまりいないと思われますので、実質重要な条件ではありません。
その他、月々サポートと異なる適用条件は、4の起算日から13ヶ月以上の端末継続利用です。
購入日から数えて、14ヶ月以上は対象の購入端末を使い続けなければならず、それ以前に契約の解約・適用外へのプラン変更もしくは機種変更を行うと解除料金を支払わねばなりません。
解除料金は、購入した端末および利用期間によって異なります。
起算日から13ヶ月目以降のプラン変更や機種変更は端末購入サポートの解約料は発生しません。
- 端末代金一括割引で、利用期間も比較して半分の端末購入サポートの方がお得
- 端末購入サポートは対象機種が少ない点がデメリット
- 月々サポートか端末購入サポートのどちらの割引が適用されるかは自動振り分けとなり、選択不可能
- 月々サポートは購入日から25ヶ月未満の解約・適用外プランへの変更・機種変更はおすすめできない
- 端末購入サポートは購入日から14ヶ月未満の解約・適用外プランへの変更・機種変更で解約料金が発生
- 両割引サービスは通話のみの契約では適用されない
- 両割引サービスともに2019年5月31日で新規受付が終了