時代の流れと共に便利になるアイテム、それが「スマホ」です。
現に若者の間では必須のアイテムとして重宝されており、電話はもちろんSNSやゲームの利用において活躍しています。
しかし、ガラケーに比べると少々操作が複雑であり、高齢者にとっては使いにくい携帯であるのも確か。
ですが、今ではそんな高齢者に向けたシニア向けスマホも多数販売されているのです。
今回はその中でも、シニア向けおすすめスマホを3選紹介していきます!
シニア向けスマホを選ぶポイント5つ

一口に「シニア向けスマホ」と言っても、お年寄りを対象に設計されたスマホは多数あるので選びにくいでしょう。
加えて若者が使うような通常のスマホを選んでしまうことを避けるために、「シニア向けスマホを選ぶポイント」を確認する必要があります。
シニア向けプランの有無
各キャリアでシニア向けスマホ料金プランやキャンペーンがありますが、条件があったり通信できる量(パケット)も制限されてしまいます。
条件をクリアできる方は積極的に利用しましょう。
LINEの通話機能を頻繁に使う場合などは、通常の料金プランでの利用になることが多いでしょう。
シニア向け機能の有無・多さ
「文字の大きさ変更」「聞き取りやすい音質」「音声検索」などの高齢者には欠かせない機能があります。
各キャリアのシニア向けスマホごとに機能が異なるので、利用者にあった機能でスマホを選ぶといいでしょう。
操作のしやすさ
昨今のスマホは大型の機種が多く、6.5インチを超えるスマホは操作がしにくいためあまりおすすめできません。
シニア層の方は両手操作が多いかと思いますが、持ちやすいデザインを選ぶべきでしょう。
しかし小さすぎても無くしてしまう可能性もあるため、スマホ本体のカラーを分かりやすくするなどの工夫をしましょう。
物理ボタンの有無
ガラケーからスマホに乗り換えの方には物理ボタンがあるモデルの方がいい場合も多いです。
しかし通話ボタンなどの機能は誤って押してしまうこともあるため、口コミなどでも賛否両論となります。
バッテリーの容量
利用頻度にもよりますが、1日利用するのに2,000mAhあれば十分でしょう。
ただし充電を忘れてしまうことも考えると大いに越したことはありません。
肝心な時に使えなくては意味がないので、ここは自宅では常に充電気にさすなどの工夫が必要です。
高齢者にスマホをおすすめできない理由4つ
高齢者がスマホを利用するリスクもあるため、おすすめできない理由も必ず確認しておく必要があります。
ここからは、高齢者にスマホをおすすめしない主な理由について見ていきましょう。
操作に慣れるまでが大変
シニア向けスマホは比較的作りやすく作られていますが、それでも機械に慣れていない方だと戸惑ってしまうこともあるでしょう。
それにより家族などからの電話に出れないことで、逆に心配になってしまうこともあります。
ガラケーでも同じことが言えるため、シニア層がスマホを利用するならしっかり教えることができないと難しいかもしれません。
ドコモではスマホ教室などのサポートもあるので、ぜひ検討してみてください。
誤操作による金銭トラブル
シニア層のスマホ利用でよくあるトラブルとして、誤操作で商品を注文してしまったりすることがあります。
誤操作をしても購入ができないようにする対策が必要となります。
- 高齢者のスマホにクレジットカードを登録しない
- 電話料金合算払いを設定しない
高齢者にスマホをおすすめできない理由として書きましたが、少しの工夫で解消できる項目でしょう。
ガラケーよりも月々の支払いが高くなる
数年前に契約したガラケーの場合、料金プランが安いことがあります。
スマホに限らず機種変更をするタイミングで料金プランが変更となり、高くなってしまう可能性もあります。
スマホでも「かけ放題プラン」などの通話に特化したプランもあるので、ネットを使わない方は確認が必要です。
スマホのメリットである写真やビデオ通話などを利用する方は、利用料が少し高くなることを念頭に入れておきましょう。
またキャリアでの3G回線のガラケーが終了するタイミングが迫っているので、現在ガラケーを利用している方はチェックしておきましょう。
ネット詐欺の被害に遭う可能性
ネットというものはとても便利である反面、その便利さから詐欺に利用されることも少なくありません。
「高齢者をターゲットとした詐欺」も実際に存在しているので、高齢者がスマホを使う際は特に注意が必要です。
高齢者がスマホを使う前に、予めネットに精通した家族の誰かが「ネット詐欺について教える」といった対策を行いたいところですね。
シニアにおすすめのスマホ【ドコモ】

ドコモのおすすめシニア向けスマホとして、「ドコモ らくらくスマートフォン me(F-01L)」のスペックと機能・料金プランをご紹介していきます。
らくらくスマートフォン meのスペック・価格
らくらくスマートフォン me(F-01L)のスペック・価格 | |
---|---|
メモリ | RAM:3GB |
ストレージ | ROM:32GB |
ディスプレイ | 4.7インチ 有機EL HD(720×1,280) |
生体認証 | – |
カメラ | アウト1,310万画素 イン500万画素 |
バッテリー | 2,110mAh |
サイズ | 143(H)×70(W)×9.3(D)mm |
重量 | 143g |
カラー | ピンク・ブラック・ゴールド |
その他 | ・防水(IPX5/IPX8) ・防塵(IP6X) ・おサイフケータイ機能 |
価格 | 41,184円(税込) |
ショップ | >ドコモ公式で確認する |
また、カラーバリエーションも目につきやすいものが多く、無くす心配も軽減されるでしょう。
らくらくスマートフォン meの機能・特徴

文字サイズは通常のスマホと比べてかなり大きく、目を悪くしたお年寄りの方でもストレスなく画面を見ることが可能です。
見にくい箇所はタッチして、端末横右下にあるカメラボタンを押すと、瞬時に拡大される「おまかせズーム」機能も見逃せません。
らくらくスマートフォン meでは音が聞き取り易くなるよう、下記の4つの機能を搭載しています。
- はっきりボイス
- ゆっくりボイス
- あわせるボイス2
- ダブルマイク
「はっきりボイス」は、周囲の騒音を検知し、音域ごとに相手の声を強調して聞き取りやすくする機能。
「ゆっくりボイス」は、相手の声の速度を落として、より聞き取りやすくする機能です。
「あわせるボイス」は、あらかじめ自分の年齢を入力することで、相手の声を聞きやすく自動調整してくれます。
また、サンプル音の中から、自分の聞き取りやすい音質を選ぶことも可能です。
「ダブルマイク」は、2つのマイクを搭載し周囲の騒音を検知すると、自動的に雑音を抑える機能となっています。
環境に合わせて、自分の声がより聞き取りやすい音声で伝わるため、電話相手との意思疎通が図りにくいということもありません。
らくらくスマートフォンには防水・防塵機能が備わり、キッチンなどの水回りからアウトドアまで幅広いシーンで利用できます。
泡タイプのハンドソープで洗える「洗えるスマホ」なので、長く綺麗に清潔に保つことが可能です。
米国国防総省の調達基準(MIL-STD-810G)の下記23項目にも対応するタフなスマホでもあります。
落下、耐衝撃、防水(浸漬)、防塵(6時間風速有り)、防塵(72時間)、塩水耐久、防湿、耐日射(連続)、耐日射(湿度変化)、耐振動、防水(風雨)、雨滴、高温動作(60℃固定)、高温動作(32~49℃変化)、高温保管(70℃固定)、高温保管(30~60℃変化)、低温動作(-20℃固定)、熱衝撃、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作、氷結(-10℃氷結)、氷結(-10℃結露)

今のスマホは、「取扱説明書やガイドが存在しないモデル」も多く、機械に慣れていない高齢者だと戸惑いやすいです。
しかしらくらくスマートフォンには「かんたん操作ガイド」が同梱しているため、機種変更してから簡単に機能を理解することができます。
それでも操作に困ったときは「らくらくホンセンター」に電話をすると、専門のオペレーターに分かりやすく説明してもらえます。
スマホの特徴ではありませんが、ドコモの特徴としてスマホのサポートが手厚い点が挙げられます。
らくらくスマートフォン meの料金プラン
残念ながらドコモの料金プランには特別シニア向けのものはありません。
らくらくスマートフォンにおすすめのドコモの料金プランは「ギガライト」です。詳細を見ていきましょう。
ギガライト(2019年10月1日提供開始)(税抜) | ||
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月額料金(解約金) | ※定期契約なし [ステップ4]~7GB 6,150円(‐) [ステップ3]~5GB 5,150円(‐) [ステップ2]~3GB 4,150円(‐) [ステップ1]~1GB 3,150円(‐) | ※定期契約あり [ステップ4]~7GB 5,980円(1,000円) [ステップ3]~5GB 4,980円(1,000円) [ステップ2]~3GB 3,980円(1,000円) [ステップ1]~1GB 2,980円(1,000円) |
利用可能データ量 | 7GB ※当月のデータ量が7GBを超えた場合、通信速度は送受信最大128kbps |
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国内通話料 | 家族間通話無料 家族以外への通話30秒あたり20円 |
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SMS送信料 | SMS(国内) 1回あたり3円~(受信無料) |
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国際SMS 1回あたり50円~(受信無料) |
||
主な割引 | ・dカードお支払割(月額170円割引) ・みんなドコモ割(各回線ごとに最大1,000円割引) ・ドコモ光セット割(月額最大1,000円割引) |
|
音声オプション | <かけ放題> 月額:1,700円 国内通話かけ放題 | <5分通話無料> 月額:700円 国内通話 5分以内:無料 5分超過分:30秒あたり20円 |
一見高額に感じますが、ドコモでは初めてスマホを利用する方向けの割引キャンペーンがあります。
- ずっとはじめてスマホ割
永年1,000円割引 - はじめてスマホ割
12ヶ月1,000円割引
どちらも適用することで、「ギガライトプラン」でデータ使用量が月に1GB以下の場合、最大12ヶ月間は月額980円でスマホが利用できることになります。
更にドコモの機種変更には、家族割や月額を安くするキャンペーンが豊富にあるので、まとめてチェックしておきましょう。
シニアにおすすめのスマホ【au】

auのシニア向けおすすめスマホは「au BASIO4(ベイシオ フォー)」です。
通話ボタンなどの物理ボタンがあることで、簡単操作ができるスマホになっています。
au BASIO4のスペック・価格
主要スペックは以下の通りです。
au BASIO4(ベイシオ フォー)のスペック・価格 | |
---|---|
メモリ | RAM:3GB |
ストレージ | ROM:32GB |
ディスプレイ | 5.6インチ 有機EL HD+(1,480×720) |
生体認証 | – |
カメラ | アウト1,300万画素 イン500万画素 |
バッテリー | 3,300mAh |
サイズ | 159(H)×71(W)×8.9(D)mm |
重量 | 151g |
カラー | ゴールド・ブルー・レッド |
その他 | ・防水(IPX5/IPX8) ・防塵(IP6X) |
価格 | 41,760円(税込) |
ショップ |
おサイフケータイがないのは残念ですが、3キャリアのシニア向けスマホの中で一番バッテリー容量が多いのがポイントです。
au BASIO4の機能・特徴
前モデルであるBASIO3もシニア向けスマホとして非常に人気でしたが、BASIO4はよりお年寄りの方に優しいスマホとなっています。
特にディスプレイが大きく、そして液晶ディスプレイから有機ELディスプレイとなった点は大きいでしょう。
その他、BASIO4にはお年寄りに徹底的にカバーしてくれる以下2つの機能がついています。
- スマホの健康診断/かざして診断カード
- スマホの基本がわかる動画や練習機能
「スマホの健康診断/かざして診断カード」は、いつものようにスマホ操作ができない場合の補助機能です。
この時のトラブルとして、例えばスマホの不具合による、タッチ操作の誤作動などが挙げられるでしょう。
製品に同梱されている「かざして診断カード」にスマホをかざすと、「スマホの健康診断」アプリが起動します。
「診察」ボタンをタップして、困っている「症状」を選択すると、「症状」を治すための「治療」を開始することが可能です。
これによりスマホの不具合を解消できる場合があるので、いつもより操作感に違和感がある場合は積極的に使っていきましょう。
「スマホの基本がわかる動画や練習機能」は、初期インストールされている「使いこなし動画」をタップして利用します。
その使いこなし動画では、スマホでできることや便利な活用方法などを動画でわかりやすく紹介してくれるのです。
「文字を読んで使い方を覚えるのが苦手…」という方でも、映像と音声で学習できるので安心できます。
また通信料などはかからないため、操作方法を理解できるまで、何度でも動画を見直すことができるのはメリットと言えるでしょう。
さらに、「使い方練習」のアプリで、スマホの使い方を楽しく練習することができます。
ただし、スマホの基本がわかる動画や練習機能とは違い、こちらは通信料が掛かるので注意です。

通常のスマホはホームボタン程度しか物理ボタンが存在しないので、ガラケーに比べると直感的に操作しづらいです。
しかしBASIO4は、シニア向けのスマホらしく物理ボタンが多めに準備されています。
具体的にはホームボタンの他に、電話ボタン・メールボタンをディスプレイの下に配置。
電話がかかってきたときも、物理ボタンで対応することが出来るので焦らずに対応できます。
この特徴から、ガラケーから乗り換えるスマホとしてうってつけと言えるでしょう。
さらに電話とメールの着信は、ボタンが光って知らせてくれるため、着信に気付かなかったというトラブルを回避できます。
au BASIO4の料金プラン
auでは、スマホスタートプラン60という、シニア向けの割引プランが用意されています。
これは、60歳以上の方がauのスマートフォンに乗り換えた場合、1年間月額980円で「auピタットプランN(カケホ/s)」を利用できるというものです。
月額料金の割引内訳は、以下のとおりです。
スマホスタートプラン60 月額料金 | |
---|---|
1年間の月々のお支払額 (2年目以降のお支払額) | 〜1GB 980円 (1,980円) |
内訳 | |
auピタットプランN(カケホ/s)基本料金 (2年契約N適用時) | 4,480円 |
新カケホ割60 | -1,000円 |
ケータイ→auスマホ割プラス | -2,000円 (2年目以降永年 -1,000円) |
auスマートバリュー | 永年 -500円 |
国内通話が0円になるので、通話をよく使うシニアの方はこのプランに入っておけば間違いないでしょう。
更にauの機種変更には、家族割や月額を安くするキャンペーンが豊富にあるので、まとめてチェックしておきましょう。
シニアにおすすめのスマホ【ソフトバンク】

ソフトバンクのシニア向けスマホは「ソフトバンク シンプルスマホ4」となります。
機能を絞って実にシンプルなつくりなのが特徴てきなスマホとなります。
シンプルスマホ4のスペック・価格
主要スペックは以下の通りです。
シンプルスマホ4のスペック・価格 | |
---|---|
メモリ | RAM:3GB |
ストレージ | ROM:32GB |
ディスプレイ | 5.0インチ IGZO液晶HD(1280×720) |
生体認証 | – |
カメラ | アウト1,310万画素 イン500万画素 |
バッテリー | 2,800mAh |
サイズ | 143(H)×71(W)×9.4(D)mm |
重量 | 148g |
カラー | シルバー・ネイビー・ピンク |
その他 | ・防水(IPX5/IPX8) ・防塵(IP6X) |
価格 | 29,520円(税込) |
ショップ | >ソフトバンク公式で確認する |
名前の通りシンプルで、簡単な操作でスマホが利用できます。
物理ボタンが多いことから、ガラケーからの乗り換えスマホとしてもおすすめできるでしょう。
シンプルスマホ4の機能・特徴
シンプルスマホ4の特徴である、特徴的な物理ボタンは下記の4つです。
- 電話ボタン
- ホームボタン
- メールボタン
- 音声検索ボタン
特に利用頻度が高いボタンは画面下に配置されています。
電話ボタンで電話に出られるので、タッチパネルの操作方法に手間取って着信に対応できない事態にはなりません。
また、不在着信時や新着メール時には、物理ボタンが点滅して分かりやすく教えてくれます。
音声検索キーを押すと、音声検索がスタートしてくれるため、声による操作が可能です。
色や色調をはっきりと見やすく表示してくれる、「はっきりビュー」機能を搭載しています。
例えばマップアプリを使用する際、マップの色が薄くて見づらくなることもあるでしょう。
しかしこのはっきりビューを使うことで、そういった薄い色が濃くなって見やすくなるのが特徴です。
ちなみにはっきりビューは、端末の設定からON/OFFを切り替えられます。
「色が濃くて逆に見づらい!」という方は、OFFにして使用することも可能です。
防水・防塵機能も備わっており、手が水で濡れたままでも快適にタッチ操作ができます。
急な雨などで「うっかり水に触れさせてしまった」というシーンでも、スマホが壊れないのはメリットと言えるでしょう。
それに加えてシンプルスマホ4には、話し相手の声を大きくし聞き取りやすくする、でかレシーバー機能も備わっています。
その特徴から、耳が遠い高齢者でもスムーズに通話を行えるのが魅力でしょう。
特に聞き取りにくい高音域も強調してくれるため、「相手の話を聞き返す」といったことも少なくなります。
シンプルスマホ4の料金プラン
ソフトバンクでは通常の料金プランのほか、スマホデビュープランという料金プランが用意されています。
- メリハリプラン:50GB契約で3,480円~/月
- ミニフィットプラン:使ったギガ分だけのお支払いで、1,980円~/月
- スマホデビュープラン:乗り換え・機種変更で、980円~/月
スマホデビュープランの利用データ量は1GBまでですが、月額+500円で2GBに利用料を増やすことができます。
この1GBプラスは、2ヶ月バリューキャンペーンを利用すると2ヶ月間無料で利用可能です。
利用データ量がどれくらいになるかわからない人はまず無料で2GB利用してみるのも良いかもしれません。
更にソフトバンクの機種変更には、家族割や月額を安くするキャンペーンが豊富にあるので、まとめてチェックしておきましょう。
- ドコモ:らくらくスマートフォン me(F-01L)…音が聞き取り易くなるよう、はっきりボイス、ゆっくりボイス、あわせるボイス2、ダブルマイク機能を搭載
- au:BASIO4(ベイシオ フォー)…スマホ操作補助機能や、騒がしい場合には周囲の騒音を遮蔽できる「スマートソニックレシーバー」を搭載
- ソフトバンク:シンプルスマホ4…色や色調をはっきりと見やすく表示してくれる「はっきりビュー」、話し相手の声が大きくなる「でかレシーバー」機能を搭載
シニアスマホの比較
ドコモ・au・ソフトバンクの最新シニア向けスマホを紹介しました。
前章では個別のスマホの特徴を紹介しましたが、本章ではそれぞれの端末を比較した場合の共通点と差異を詳しく説明します。
3機種共通のシニア向けスマホの仕様

3社共通となる仕様は下記の5点です。
- 大きい文字、分かりやすく、アイコンの大きいホーム画面
- 防水・防塵機能
- 通話時の聞き取り音声補助機能
- 生体認証がない
- RAM3GB、ストレージ32GB
- 料金プランは月額980円〜
3機種共に、ホーム画面は通常のスマホよりも大きなアイコンで分かりやすく表示されています。
スマホの文字も基本設定で大きく表示されているため、一般的なスマホのように「文字が小さくて読めない」という問題が起こりにくいです。
個別の端末紹介でも取り上げましたが、通話の時に音声を聞き取りやすくする機能は3機種とも完備しています。
その反面、3機種ともに指紋認証などの生体認証機能は搭載していません。
生体認証は便利な反面、ロックが解除できなかった際のパスワードを記憶しておく必要があり、シニア向けの使い勝手を考慮すれば非搭載は妥当といえるでしょう。
また、シニア向けの料金プランは3社とも1年間月額980円からと、基本料金に差はありません。
ソフトバンクのスマホデビュープランは月額+500円でデータ利用量が2GBまで使用できるので、データ利用が多い方はソフトバンクの料金プランがいいかもしれません。
auのスマホスタートプラン60は国内通話がずっと無料なので、通話が多くなる方はauのプランがおすすめです。
シニアスマホの比較
3機種を比較した場合の、個別的特徴は下記の通りとなります。
比較項目 | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
画面 | 有機EL | 有機EL | 液晶 |
操作性補助機能 | 専用ダイアル有り | 専用アプリ多数(スマホ診断/使い方動画/練習アプリ) | 特になし |
物理ボタン | △ | ○ | ◎ |
おサイフケータイ | ○ | × | × |
キャリア独自のポイント | ・米国国防総省の調達基準の23項目に対応する耐久性 ・操作に困った際の無料の専用ダイアルを用意 ・おサイフケータイ機能 | ・操作方法を補助するアプリ多数 ・電話ボタン・メールボタンの物理ボタン ・大容量バッテリーを搭載 | ・屋外でも視認性のいいIGZO液晶 ・色合いが見やすい「はっきりビュー」機能 ・音声検索ボタンまで完備 |
共通するポイント | ・文字が大きく、見やすい ・生体認証なし ・防水・防塵機能完備 ・通話の聞き取り補助機能が搭載 |
まず、ディスプレイはシンプルスマホ4のみ液晶を採用し、他2機種は有機ELを採用しています。
有機ELは液晶と比較して、とても綺麗なディスプレイとなっており、色彩の再現力もかなり高いです。
ただし、有機ELの屋外での視認性は液晶に劣るため、一概に有機ELが優れているとは言えません。
操作性補助機能としては、専用のダイヤルを用意しているドコモのらくらくスマートフォン meが優れているでしょう。
物理ボタンについては、通話ボタン・メールボタンを搭載しているBASIO4とシンプルスマホ4の使い勝手が良いです。
特に音声検索の物理ボタンを有するシンプルスマホ4なら、物理ボタンと声でスマホ操作が出来ます。
おサイフケータイを使いたいのであれば、ドコモのらくらくスマートフォン me一択となります。
他の2機種はそもそもおサイフケータイ機能を搭載していないため、おサイフケータイを利用することは出来ません。
シニア向けスマホならお年寄りも安心して使える!
「高齢者向け」と銘打たれているだけあって、シニア向けスマホの多くはお年寄りの方が使いやすい設計となっています。
特にご紹介した3機種は徹底的にシニア向け機能・仕様に拘っているため、どれを選んでも満足することが出来るでしょう。
ガラケーからスマホに乗り換えたいお年寄りの方や、両親にスマホを持ってもらいたいという方は是非シニア向けスマホを選んでみて下さい。