2018年に発売された新型iPhoneはカメラをはじめとした圧倒的な性能が話題となりました。
ただし性能に比例して価格も高く、購入を見送ったり前モデルを検討した方も多かったのではないでしょうか。
ここでは発売から数年経過した現在でも人気の高いiPhone SEを評価・レビューしています。
特にAndroidからiPhoneへの移行を検討している方は是非ご覧になってはいかがでしょうか。
iPhone SEのSIMフリー端末の買い方|新品・中古のおすすめ購入方法機種 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
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本体 | ||||
価格 | 70,392円~ | 78,384円~ | 89,880円~ | 112,392円~ |
特徴 | iPhone15シリーズを コスパで選ぶならこれ | 低価格で大画面の iPhoneならこれ | ハイスペックかつ コンパクトならこれ | 大画面でサクサク 使いたいならこれ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
iPhone SEの評価とは?
2019年7月現在、AppleではiPhone Xs/Xs Max、iPhone XR、iPhone 8/ 8 Plus、iPhone 7/7 Plusの7モデルが現行機種としてラインナップされています。
まずは簡単にiPhone SEの発売から現在に至るまでの評価を知っておきましょう。
Apple StoreのiPhone現行モデル
- iPhone XR
- iPhone Xs/Xs Max
- iPhone 8/ 8 plus
- iPhone 7/7 Plus
発売から現在に至るまでのiPhone SEの評価
iPhone SEは2016年3月にAppleのスペシャルイベントで発表され、以降日本を含む40カ国以上で発売されました。
CPUなどの一部スペックは2015年9月に発売されていたiPhone 6sと同等でしたが小ぶりな4インチディスプレイにより高い操作性を確保。
また、発売当初のAppleでの価格は16GBで52,800円(税別)・64GBで64,800円(税別)とiPhone 6s/16GBの発売価格86,800円(税別)を下回っていました。
スペック上iPhone 6sの完全上位互換とまでは行きませんでしたが、小型で必要十分な性能を備えていた事から現在に至るまで人気の高いiPhoneです。
更に翌年3か月には32GBと128GBモデルの追加・販売が発表されており、当時いかにiPhone SEの人気が高かったかが分かります。
ちなみにiPhone SEの「SE」は「Special Edition」の頭文字をとられておりそれまでのナンバリングシリーズとは異なるAppleの思い入れの強さが伺い知れます。
発売終了後も根強い人気の廉価版モデル
ご存じの方も多いでしょうが、iPhone SEはiPhone XRなどが登場したのと同時期にApple公式ストアのラインナップから外されています。
それ以降も大手キャリアでは価格を下げて販売が継続されていましたが2019年7月現在ではどのキャリアのオンラインショップでも在庫無しとなっています。
キャリアショップならiPhone SEが残っている事もあるでしょうが、実際に足を運ぶ必要がある以上在庫を見つけ出すのは難しいのではないでしょうか。
ただしY!mobileなど一部の格安SIM(サブブランド)では在庫が残っていますし、状態の良い白ロムのiPhone SEも比較的多く流通しています。
新品・白ロムでも価格がそこまで落ちていない事から2019年になってもiPhone SEの人気が続いている事が分かります。
iPhone SEの評価・レビュー|買う理由・買わない理由【メリット】iPhone SEの詳細レビュー
iPhone XsやiPhone XRなど最新機種が次々と発表されていく中で、2016年に発売されているiPhone SEは今もなお根強い人気を持っています。
iPhone SEが支持されている理由とはいったい何なのでしょうか。まずはiPhone SEの特徴やメリットを詳しくチェックしてみましょう。
片手で操作できるスマホ本来の利便性がある
iPhone SEが多くのユーザーに支持される一番の大きな理由は「片手で操作できるちょうど良い大きさである」という点です。
iPhone SE以降に発売されたモデルはすべて4インチ以上のディスプレイを採用しているため人によっては両手での操作が必要となるのではないでしょうか。
特に手の小さい人にとってはiPhoneディスプレイの大型化はあまり嬉しいメリットではありません。
この点iPhone SEなら片手での長時間操作も楽に行えるはずです。更にiPhone SEは以降のどのモデルよりも軽い113gですので持ち運びも楽に行えます。
バッテリー容量こそ他のiPhoneにかないませんが、日常生活で使用する分には十分なスペックとなっています。
iPhone SEと現行モデルのサイズ&重量比較
機種名 | ディスプレイサイズ | 重量 |
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iPhone SE | 4.0インチ | 113g |
iPhone XR | 6.1インチ | 194g |
iPhone Xs | 5.8インチ | 177g |
iPhone Xs Max | 6.5インチ | 208g |
iPhone 8 | 4.7インチ | 148g |
iPhone 8 plus | 5.5インチ | 202g |
iPhone 7 | 4.7インチ | 138g |
iPhone 7 plus | 5.5インチ | 188g |
イヤホンコネクタ搭載&デザイン性も高い
画像引用元:iPhone SE – 技術仕様
2016年9月発売のiPhone 7からは独立したイヤホンコネクタが廃止されライトニングコネクタに統合されました。
小型化や軽量化などの目的でイヤホンジャックを廃止したとする見方が一般的ですが、ユーザーの視点から考えるとメリットばかりではありません。
中には「充電しながら音楽が聞けない」などデメリットとして捉えている方もいらっしゃるでしょう。
iPhone XRなどの現行モデルもライトニングコネクタを採用しているため、イヤホンコネクタのあるiPhone SEはそういった意味で貴重な機種だと言えます。
また、iPhone SEはデザイン面も他のiPhoneと異なっており背面カメラの凹凸(出っ張り)が一切無いなどの特徴があります。
それほど気になる出っ張りではありませんが、ケースを付けない場合のデザイン性はシリーズの中でも群を抜いています。
iPhone SEのデザインは基本的にiPhone 5シリーズを踏襲しているため、現行モデルとはまた異なる高い利便性と美しいデザインを兼ね備えているのです。
スペックも必要十分&低価格で入手できる
AppleのiPhoneシリーズは新機種が発売される度に搭載されているチップ=CPUの性能も飛躍的に進化しています。
2016年発売のiPhone SEにはA9チップが搭載されていますが、以降進化を続け2018年発売モデルはすべてA12 Bionicというチップを搭載しています。
新しいチップほど処理性能などが向上しているのはもちろん、3世代分の差があるため動作スペックは目に見えるほどの差があります。
特に3D・最新のゲームなど負荷がかかる状況では動作が遅い・まったく動かないという事もありえるでしょう。
ただしiOSのアップデートは引き続き行われているため、セキュリティや動作などに関しては特に問題ありません。
メール・電話・ブラウジングなどの普段使いであれば引き続きiPhone SEを使えるのです。
また、発売当時から低価格が話題となっていましたが発売から数年経過した現在では更に価格は下がっています。
iPhoneシリーズは新機種が発表されるたびに性能もどんどんパワーアップしていますが、それに比例して価格も簡単には手が出せないような金額になってしまっています。
発売当時から「手が届きやすいiPhone」としてしっかりと差別化されているのもiPhone SEの魅力の一つでしょう。
iPhone シリーズの価格 (現行モデル&iPhone SE)
機種名 | 価格(2019年) | 最低容量 |
---|---|---|
iPhone SE | 32,400円(税込)/Y!mobile (その他格安SIMなどで取り扱い) | 32GB |
iPhone XR | 84,800円(税別) | 64GB |
iPhone Xs | 112,800円(税別) | 64GB |
iPhone Xs Max | 124,800円(税別) | 64GB |
iPhone 8 | 67,800円(税別) | 64GB |
iPhone 8 plus | 78,800円(税別) | 64GB |
iPhone 7 | 50,800円(税別) | 32GB |
iPhone 7 plus | 64,800円(税別) | 32GB |
- 2016年3月に発売、販売終了後も根強い人気の廉価版モデル
- 4インチという小柄なディスプレイで高い操作性を確保
- イヤホンコネクタ搭載&デザイン性も高い
- スペックも必要十分&低価格で入手できる
デメリットはApple payや3D Touchの非搭載
iPhone SEには現行モデルに搭載されているFeliCaや3D Touch機能が無いなど一部デメリットとなり得る点があります。
厳密に言うとiPhone SEにも支払に使えるApple Pay機能があるのですが、利用できる場所はアプリケーションとWeb上に限定されています。
つまり他のiPhoneとは違ってFeliCa機能が搭載されていないため、「iPhone SEにSuicaを登録して駅の改札を通る」といった使い方が出来ないのです。
逆に言えばこういった機能をそんなに使う予定が無いという方にはiPhone SEはしっくりくるスマホになってくれるでしょう。
ただし防水・防やワイヤレス充電などにも対応していませんので、それらの機能を期待しているなら現行モデルのiPhoneを購入した方が良いのではないでしょうか。
iPhone SEに搭載されていない主な機能
- Apple Pay(FeliCa機能)
- Face ID
- 防水・防塵
- ワイヤレス充電
iPhone SEを2019年になっても買う理由とは?
ここまでご紹介したように、iPhone SEはまだまだ安心して使っていけるモデルです。
Apple Payや3D Touchなどの機能こそありませんが、価格も安く入手しやすいのがiPhone SEの魅力です。
最後に既にご紹介したメリット・デメリットを元にして、iPhone SEを2019年になっても買う理由を確認しましょう。
OSのアップデートはまだ行われている
メリットの項目でもご紹介した通りiPhone SEは未だiOSの最新アップデートが行われており、2019年登場のiOS13.0も対象となる事が発表されています。
iOSのアップデートはセキュリティはもちろん、モードの追加や操作性の向上など幅広いメリットが得られます。
そもそもiPhoneはAndroidとは違い長期間のOSアップデートを行う事で知られています。
例えば2013年発売のiPhone 5sは2019年7月23日(日本時間)リリースのiOS12.4の対象機種に含まれていたため、およそ4年はアップデートが行われていた事になります。
他の機種も長期間のアップデートが行われている事を考えると、iPhone SEは2020年まで安心して使えるのではないでしょうか。
アップデート対象機種はAppleの判断による所が大きいですが、2~3年のアップデートを基本とするAndroidよりも安心して使える機種である事は間違いないでしょう。
iOS13の対応iPhone(2019年9月頃のリリースを予想)
- iPhone XS/XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone 7/7 Plus
- iPhone 6s/6s Plus
- iPhone SE
とりあえずiPhoneに機種変更したい場合もおススメ
2019年のiOSアップデートは、iPhone SEの前年9月に発売されたiPhone 6s/6s Plusも対象となっています。
iPhone 6s/6s Plusも既にApple公式ストアのラインナップから外されていますが、iPhone SE同様白ロムや格安SIMで購入可能です。
例えばY!mobileでのiPhone 6sの価格は一括購入時32,292円(税込)となっています。
キャンペーンがあれば更に安く購入できますが、通常時の価格でもiPhone SEとほとんど変わらない価格となっているのです。
また、白ロム(中古市場)での価格は約15,000円~約35,000円とどちらも同じような価格となっているのは見逃せません。
どちらも似通った性能ではありますが、サイズや重量などのデザイン面を含めて考えると購入するiPhoneが絞り込めるはずです。
OSアップデートに対応し、価格も安いiPhone SEはAndroidからの機種変更を考えている方にもおススメできるでしょう。
2019年になってもiPhone SEは現役
2019年7月となった現在、iPhone SEは既に発売から数年が経過した「旧モデル」となりました。
2018年には新型iPhoneの登場と同時に公式ストアからも姿を消してしまいましたが、iPhone SEは愛好者を中心に未だ根強い人気を持っているのです。
これは本文中でもご紹介した通り、他のモデルには無い完成されたデザインと入手しやすい低価格が一因となっているのではないでしょうか。
また、今となっては低スペックながらもiOSのアップデートにより問題なく使えるという点も見逃せません。
「大きなサイズのiPhoneは使いにくい」「初めてiPhoneを使ってみたい」などの考えをお持ちなら、iPhone SEの購入を検討してみてはいかがでしょうか。