iPhoneシリーズを手掛けるあのAppleを抜き、世界でのスマートフォンシェアNo.1のサムスン。そんなサムスンの代表的なスマホがGalaxyシリーズです。
今回は、2016年に発売されたGalaxy S7 edgeについてご紹介します。
基本スペックからメリットデメリット、そしてちょっと便利な機能まで、Galaxy S7 edgeを購入するなら知っておきたい情報をまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
機種 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
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本体 | iPhone SE3![]() | AQUOS wish![]() | arrows We![]() | AQUOS sense6![]() |
価格 | 34,615円~ | 22,001円~ | 21,068円~ | 32,430円~ |
特徴 | コスパの良さが魅力 Apple最新スマホ | 飽きずに長く使える カジュアルスマホ | 初心者でも使いやすい シンプルなスマホ | 初心者でも使いやすい バランススマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Galaxy S7 edgeの基本スペック
まずはGalaxy S7 edgeの基本的なスペックからご紹介いたします。
なお日本ではdocomoとauの二社から発売されていますが、基本スペックに違いはありません。
Galaxy S7 edge | |
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OS | Android 6.0.1(Marshmallow) |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 820 or Exynos 8890 8コア |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB or 64GB |
ディスプレイ | 5.5インチ 1440 x 2560ピクセル Super AMOLED |
リアカメラ | 12Mピクセル f1.7 26mm |
フロントカメラ | 5Mピクセル f1.7 22mm |
インターフェース | micro USB microSD |
バッテリー容量 | 3,600mAh |
サイズ・重量 | 150.9mm 72.6mm 7.7mm 157g |
その他 | 防水・防塵 |
ディスプレイ
まずディスプレイから見ていきましょう。
サイズは約5.5インチ、有機ELを利用していて、解像度は2560 x 1440です。5.5インチというと、スマホとしては大きめで持ちづらいのでは、と思われるかもしれません。
しかしGalaxy S7 edgeは、背面とディスプレイの両端をカーブさせるという、まさに「エッジ」の効いたデザインになっており、非常に持ちやすくなっています。
解像度も高く、有機ELによる発色は非常にはっきりしていて見やすいうえ、省電力なところもポイントです。
ハードウェア
スマホ選びで重要なのは、CPUやメモリなどのスペックです。
Galaxy S7 edgeのCPUは2.2GHz + 1.6GHz のクアッドコア、RAMは4GB、ROMは32GBです。
これは、Galaxy S7 edgeの前の機種、Galaxy S6 edgeと比べて、CPUはおよそ30%速くなり、RAMは1GB増えていることになります。
フラグシップモデルの名に恥じないスペックで、順当に進化していると言えるでしょう。
バッテリーと充電
Galaxy S7 edgeのバッテリー容量は3,600mAhです。発売当初は間違いなく、スマホの中で最大の容量でした。
大容量ではありますが、急速充電に対応しているため、2時間弱でフルに充電することができます。ワイヤレス充電の国際規格、qi(チー)にも対応しています。
カメラ
スマホにカメラはもはや欠かせません。Galaxy S7 edgeのカメラスペックはどのようなものでしょうか。
画素数は、背面にあるメインカメラが約1,220万画素 、ディスプレイ側のサブカメラが約500万画素です。
画素数が約1,220万というと、実はGalaxy S6 edgeよりも少なくなっています。しかし、画素数が多ければ多いほど画質がいいとは限りません。
メインのカメラにはデュアルピクセルを搭載しています。またF1.7というレンズを使用しています。
これはどういうことかというと、一眼レフなどのカメラにも匹敵するスペックで、同じ画素数のものと比較してもとても綺麗に写ります。
Galaxy S7 edgeのおすすめポイント
Galaxy S7 edgeのスペックがわかったところで、おすすめしたいポイントを詳しく解説していきます。
持ちやすい大画面
スマホで動画サイトやオンデマンドサービスなどを利用して動画を見る方も多いでしょう。そんな時はやはり大きな画面で見たいものです。
Galaxy S7 edgeは約5.5インチの大画面だけでなく、デュアルエッジスクリーンと細いベゼルが没入感を高めてくれます。
動画だけでなく、サイトを閲覧したり、ゲームをプレイしたり、何かと大画面は役立ちますが、大きすぎても持ちにくく、邪魔になります。
Galaxy S7 edgeなら、カーブしているデザインのおかげで、手の小さい方でも片手で握りしめやすくなっています。片手でのサイト閲覧やチャットも苦にならないでしょう。
素早い指紋認証
いまでは指紋認証や顔認証など、様々な生体認証がスマホにも取り入れられています。
Galaxy S7 edgeにも指紋認証がありますが、この認識速度が非常に早く、すぐにロックを解除することができます。
解除に必要な指紋は複数登録できます。いくつかの指を登録するだけでなく、ひとつの指を位置を変えて登録することでより認識されるようにすることもできます。
高性能なカメラ
いつも持ち歩くスマホは、いつでもどんなものでも写真を撮ることを可能にしました。
やはり綺麗な写真を撮りたいところですが、Galaxy S7 edgeならそれを叶えてくれます。
先ほども少し解説したとおり、Galaxy S7 edgeの画素数は控えめですが性能は間違いなく高いと言えます。
実際、世界初のデジタル一眼レフカメラ技術を搭載と謳っています。
どういった点に優れているのか、端的に説明すると、暗いところでも明るく写すことができ、またオートフォーカスが速くかかります。
これまで取るのが難しかったシーンでも、シャッターチャンスを逃さず撮影することが可能になりました。
カメラ自体の性能だけでなく、機能も充実しています。
シャッターを押す前の3秒間を動画として自動保存し、あとから切り出しもできるモーションフォトや、タイムラプス撮影などが可能です。
美顔モードもあり、わざわざ他のアプリを入れなくても、綺麗な自撮りができます。
撮影はボタンを押す以外にも、「チーズ」「撮影」と言ったり、手のひらを向けたり、背面にある心拍数センサーをタップしたりと、様々な方法でシャッターを切ることができます。
これを使えば、離れたところに置いての撮影も簡単です。
またカメラの立ち上げも、設定によりホームボタンを素早く2回押すだけでいつでもすぐにできるのも便利です。
安心して使える端末
いろいろな場面で活躍するスマホですから、防水・防塵になっていると安心して使用できます。
Galaxy S7 edgeはIPX5/IPX8、IP6Xの防水・防塵性能を持っています。
もちろん完全防水・防塵ではありませんから、どんなに酷使しても大丈夫、というわけにはいきません。
それでも防水・防塵性能を理解した上での日常使用であれば十分でしょう。
またスマホで怖いのは画面割れですが、Galaxy S7 edgeはゴリラガラスという特殊ガラスを使っています。
耐衝撃だけでなく、傷にも強い素材のため、割れにくくなっています。
Galaxy S7 edgeの注意点
ここまでGalaxy S7 edgeの利点を多く紹介してきましたが、やはりどんな機種にも弱点はあるものです。
Galaxy S7 edgeは特徴的な機種なので、少々クセが強いと感じるかもしれません。
購入する前に知っておきたいGalaxy S7 edgeの注意点を紹介します。
誤タップが発生しやすいデザイン
Galaxy S7 edgeのデザインは流線型のフォルムが美しく、手軽に大画面が楽しめますが、一方で誤タップも発生させてしまいます。
ディスプレイと背面両方の両脇がカーブしているため、持てる側面は非常に狭くなっています。
そのため、カーブしているディスプレイに指や手のひらが触れやすく、予期しない操作が行われてしまうことがあります。
これはカバーをつけて側面の面積を広くしたり、慣れることで防ぐことができますが、カバーをつけない方などは、最初少し苦労するかもしれません。
合う保護フィルムやガラスの少ない
特徴的で便利でもあるデュアルエッジスクリーンですが、その特殊な形状ゆえ、保護フィルムや保護ガラスなどの数が少なくなっています。
両端がカーブしているので、通常の平たいフィルムなどではカバーしきれません。
デュアルエッジスクリーンにあわせたものも発売されていますが、貼り付けが難しかったり、徐々に浮いてきてしまったりすることも多いようです。
液体によるコーティングという手段もありますが、手間やお金がかかってしまいがちです。
ゴリラガラスのため、すぐに割れてしまった、というようなことは少ないですが、指紋や覗き見を防ぐためフィルムやガラスを貼りたい、という方は、良いものを探しておきましょう。
取り扱いキャリアと機種
前型のGalaxy S6 edgeは、docomo、au、Softbankの主要キャリアすべてで発売されました。
今回も、docomoとauでは引き続き発売していますが、Softbankによる取り扱いはありません。
また、Galaxy S7 edgeだけでなくGalaxy S7、Galaxy S7 Activeといった複数のモデルが存在していますが、docomo、auが取り扱っているのはGalaxy S7 edgeだけです。
デュアルエッジスクリーンのないモデルを使いたい、と思っても、docomoやauにはありませんのでこちらも注意が必要です。
Galaxy S7 edgeの便利機能
Galaxy S7 edgeの大きなメリット、デメリットは以上になります。
ここからは、実際に使ってみるとわかる、ちょっと便利な機能を紹介します。
Always On Display
地味にうれしい機能が、Always On Displayです。
これは、画面オフ時に、任意の情報をディスプレイに表示するというものです。
時計、カレンダー、画像の3種類から選択でき、それぞれ複数のデザインが用意されています。
例えば時計を選択すると、画面をオフにすると常に時計が表示されます。
これはガラケーのサブディスプレイに似ていて、ボタンを押すなどの動作を加えずにすぐに確認できる点が非常に便利です。
有機ELは消費電力が少ないため、Always On Displayを利用しても極端にバッテリーが減るということはありません。
ただ有機ELの特性上、長い時間、同じ位置に同じものを表示し続けると、画面に焼き付きが発生してしまいます。
それを避けるため、Always On Displayは徐々に位置をずらして表示されます。
Edge lighting
ディスプレイを下にして伏せて置くと、着信や通知が来た時にエッジスクリーンが光って知らせてくれます。
これなら人といる時でも、頻繁にスマホを気にする必要がなくなります。とてもスマートな機能ですね。
さらに着信の場合には、クイック返信というものが使えます。電話が来たけれども出られないという時には、端末を持ち上げずにそのまま背面の心拍数センサーに指を2秒間当てます。
すると自動で、事前に設定しておいたメッセージを送信してくれます。メッセージは自分で作成することができます。
Game Tools
ゲームをプレイするにも便利なGalaxy S7 edgeですが、Game Toolsを使うとさらに快適にプレイできます。
ゲームアプリの起動中、常にオレンジ色のボタンが画面端に表示されます。これを押すと、通知の制限や履歴キー、戻るキーのロックが簡単に行えます。
ゲームに熱中していたら、うっかりキーを押してしまってゲームが中断されてしまった、というようなことがなくなります。
他にも、画面のタッチを無効にしたり、画面のスクリーンショットを撮ることもできます。
またスクリーンショットだけでなく、録画も可能です。ゲームのプレイ画面とサウンド、そして自分の声などマイクから入る音まで保存できます。
ちょっとしたプレイ動画なら、Galaxy S7 edgeだけで撮れてしまうということですね。
なお、Game Toolsのボタンが邪魔だ、という時には、その場ですぐ非表示にもできますので安心です。
クセがわかれば快適なGalaxy S7 edge
いかがでしたでしょうか?Galaxy S7 edgeのその特殊な形状は一長一短があり、使いこなすには少し時間がかかるかもしれません。
しかし、サムスンのフラグシップモデルなだけあり、ハイスペックで機能や性能が非常に充実しています。後継機Galaxy S8/S8+が発売され、さらにその先のGalaxy S9/S9+も発表されましたが、まだ現役で使うことのできる端末と言えるでしょう。
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