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MNP 機種変更 編集部おすすめ
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iPhone XSやPixel 3など今年も魅力的な新機種が続々と登場しました。そろそろ他社への乗り換え(MNP)を含めた機種の変更をしたいと考えたユーザーも多いのではないでしょうか。

しかしながら、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアを利用している方は、そうそう自由に乗り換えできません。他社に乗り換える場合、解約金が発生する場合があるからです。

このページでは、大手キャリアの定番である「2年縛り」について、その仕組みや解約金の額などを、どのキャリアのユーザーでもわかるように解説していきます。

大手キャリアのユーザーは「2年縛り」している


ドコモ、au、ソフトバンクを使っている多くのユーザーは、2年縛りをしています。2年経たずに解約をしたら違約金を払わなくてはいけないという契約です。

大手キャリアでは、この2年縛りを前提に料金プランなどを紹介しています。2年縛りをしない選択もあるにはあるのですが、それだと月々の料金が上がってしまうことから、そっちを選ぶユーザーは極稀です。

契約の際、ユーザーから特別に要望しなければ2年縛りの契約になるのが普通ですので、2年縛りを拒否した覚えのない方は、現在2年縛り状態になっていることと思われます。

解約金は3社とも9,500円


2年縛り中に解約(他社への乗り換えも含む)すると、解約金を請求されます。請求額はドコモ、au、ソフトバンクとも9,500円(税抜)です。

他社に乗り換える場合は、MNP転出手数料や契約事務手数料といったものも別途かかってきますが、これは縛りや解約金とはまったく関係ないものなのでこの場では割愛します。

ドコモから解約金を取られない方法!


それでは最初に、ドコモから解約金を取られないタイミングについて解説します。

解約金がかからないのは2年に一度の更新月のみ


画像引用元:ご利用条件 | 料金・割引 | NTTドコモ

それでは解約金をかけずに解約するには、どうすればよいのでしょうか。それは、2年定期契約の更新月に解約することです。

契約更新月は25~26ヶ月目の2ヶ月間です。例えば2018年1月に契約した場合、更新月は2020年2月~3月となります。この間の解約のみ、解約金を発生させずに行うことができます。

契約更新月に「フリーコース」に乗り換えることも可能


2年定期契約の契約満了月を迎え、新たにまた2年定期契約を結ぶのは勘弁したい、しかし今すぐドコモと解約したいわけでもないという方もいると思います。そういう方のために、契約更新月に「フリーコース」というコースに乗り換えることもできます。

フリーコースに乗り換えると、それ以降は解約金がかかりません。その代わり「ずっとドコモ割」が適用されなくなるのと、「更新ありがとうポイント」がもらえなくなるというデメリットがあります。

ドコモの携帯機種変更でベストタイミングはいつ?2年縛りと解約月

auで解約金を取られずに解約する方法!


次に、auで解約金を取られずに解約するタイミングについて解説します。

auでも解約金がかからないのは2年に一度の更新月のみ


画像引用元:2年契約 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

auでも解約金をかけずに解約するには、2年契約の更新月に解約する必要があります。

2年契約の契約満了月が24ヶ月目、契約更新月は25~26ヶ月目の2ヶ月間です。例えば2018年1月に契約した場合、更新月は2020年2月~3月となります。この間の解約のみ、契約解除料を発生させずに行うことができます。

「2年契約(自動更新なし)」なら3年目以降は契約解除料なし


auには「2年契約(自動更新なし)」という2年契約もあります。これは、3年目以降は契約解除料がかからないというものです。しかし「2年契約(誰でも割)」と比べると、月々の割引額が300円(税抜)低くなってしまいます。

ソフトバンクで解約金を取られずに解約する方法!


最後に、ソフトバンクで解約金を取られずに解約するタイミングについて解説します。

ソフトバンクでも解約金がかからないのは2年に一度の更新月のみ


画像引用元:[スマ放題/スマ放題ライト]2年契約(フリープラン)はどのようなプランですか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク

それでは解約金をかけずに解約するには、どうすればよいのでしょうか。それは、2年契約の更新月に解約することです。

2年契約の契約満了月が24ヶ月目、契約更新月は25~26ヶ月目の2ヶ月間です。例えば2018年1月に契約した場合、更新月は2020年2月~3月となります。この間の解約のみ、契約解除料を発生させずに行うことができます。

「2年契約(フリープラン)」なら3年目以降は契約解除料なし


ソフトバンクには「2年契約(フリープラン)」という2年契約もあります。これは、3年目以降は契約解除料がかからないというものです。しかし通常の「2年契約」と比べると、月々の割引額が300円(税抜)低くなってしまいます。

3社とも解約金の条件は同じ


多くの方はご自身が契約しているキャリアのページだけ読んでいるかもしれませんが、すべてのキャリアの条件を読んだ方であれば、どのキャリアも条件が同じということに気がついたかと思われます。

そうなのです。解約金の条件は、9,500円(税抜)という金額含めて、3社とも変わらないのです。

どのキャリアでも解約金を取られずに解約する方法は、2年契約から25~26ヶ月目に解約することです。それ以外に方法はありません。

27ヶ月目以降は新たな2年縛りになるので注意


2年契約が満了して、特にユーザーから更新の意思も解約の意思も示さなかった場合、契約はどうなると思いますでしょうか。

大手3キャリアとも、ユーザーが何も手続きしなければ、勝手に自動更新されます。つまり、2年契約が満了したら、自動でまた2年契約が結ばれるのです。

かつて、この自動更新が消費者トラブルの引き金となりました。2年以上大手キャリアを使っていたユーザーでも解約時には解約金が発生すると言われ、困惑と怒りを覚えたユーザーが少なくなかったのです。

「2年縛りはもう終わっているだろう?」「解約金はもうかからないと思っていたのに、どうしてだ?」――その答えはすべて、知らぬ間に新たに2年契約が結ばれていて、その契約途中での解約になるからでした。

今もその仕組は変わっていません。解約金をかけずに解約したい方は、必ず更新月(25~26ヶ月目)に解約しましょう。

その時期を逃したら、カウントダウンはまた最初からになってしまいます。これについては多くのユーザーから「わかりにくい」と非難轟々で、総務省も何度も動きました。

実は更新月は、2016年までは契約満了月の翌月のみでした。しかし自動更新にまつわる消費者トラブルが頻発していたために、総務省が動いて2ヶ月間に延長させたという経緯があります。また、今後は3ヶ月間にするという動きもあります。

いずれにせよ、自分の更新月がいつなのかについては、契約書を見るなり問い合わせるなりして必ず確認しておきましょう。案外、自分が契約した年月も曖昧な方が少なくないようですので、気をつけてください。

機種変更のために乗り換えするメリットはまだある?


わざわざキャリアを乗り換えようとする動機は、どんなものでしょうか。一番はやはり、現在使っているキャリアのサービスに満足できないことだと思います。

ひょっとすると、それと同じくらい、機種変更のためというのもあるのではないでしょうか。大手キャリアは既存ユーザーよりも新しいユーザーを優遇する傾向にあるため、乗り換え(MNP)だと新機種でもお得に購入できることが多いからです。

しかしながら、それもすでに「昔の話」になりつつあります。そもそもこれまで大手キャリアが乗り換え(MNP)ユーザーを優遇できたのは、高い通信料と「実質負担額」というカラクリにありました。

大手キャリアは機種ごとに「月月サポート」、「月月割」、「毎月割」といった通信料割引を設定し、「実質負担額」なるものを提示することで機種代金が安くなっているかのように認識させる方法を取ってきました。

しかし現政府、特に菅義偉官房長官の働きかけにより、大手キャリアは抜本的な方向転換を迫られています。具体的には「通信料の値下げ」と「通信料と機種代金の分離」です。

ここで重要なのは「通信料と機種代金の分離」になります。そもそもキャリアの「実質負担額」は通信料と機種代金を混合することで成り立っていましたが、それをやめろと言っているのです。

現にauとソフトバンクはすでに通信料と機種代金をきっちり分けて提示する分離プランをメインとして、「月月割」「毎月割」は廃止する方向に固めています。

そのため、例えばソフトバンクでiPhone XSを購入しようとすると、機種変更でも新規契約でも乗り換え(MNP)でもまったく同額が表示されます。「月月割」がなくなるのですから当然ですね。

ドコモもすでに来年から通信料の4割程度の値下げと分離プランに絞ることを表明しており、菅官房長官の要望にほぼすべて従うという姿勢を見せています。

こうなるともう、他社に乗り換えればお得に機種変更できるという流れは終わります。同じスマホを何年も大切に使うことが一番のお得になるでしょう。

これから乗り換える場合は、これまで以上にキャリア自体のサービスに目を向ける必要がありそうです。なお、ドコモは通信料値下げによって、利用者に1年あたり最大で4千億円を還元することになるとしています。

他社でしか扱っていないスマホのために乗り換えるのはあり!


画像引用元:Galaxy Note9 | スマートフォン – Galaxy Mobile Japan 公式サイト

他社に乗り換えれば「実質負担額」が減ってお得に機種変更できる時代はもう終わります。そうなると、更新月を迎えても実際に解約するかは慎重に考える必要があるかもしれません。

ただ、他社でしか扱っていないスマホに機種変更するために乗り換えるのは今でも、そしてこれからも大いにありです。

例えばGoogle純正スマホであるPixel 3/3 XLは、auでは取り扱っておりません。それなので、Pixel 3/3 XLを使いたい方は更新月にドコモかソフトバンクに乗り換えるのもいいかもしれませんね。

他には、スマホの世界シェア1位であるSamsungのGalaxyは、ソフトバンクでは取り扱っておりません。Galaxy目当てに更新月にドコモかauに乗り換えるのもいいですね。

更新月に解約して解約金を回避!


以上、各キャリアによる2年縛りと解約金に関するルールでした。解約金の条件はドコモ、au、ソフトバンクとも同じなので、一度理解すれば覚えておくことは難しくないでしょう。

解約金は9,500円(税別)で、解約金がかからないのは2年契約から25~26ヶ月目の更新月に解約する場合のみです。

更新月を逃すと、新たに2年間の縛りが発生してしまいます。他社に乗り換えたい方は絶対に更新月を逃さないようにしましょう。

なお、この2年縛り自体、ユーザーはもちろん政府からも是正を求められているため、今後のルール変更もあり得ます。2019年は携帯電話会社にとって革命の年になると目されており、どうなっていくのか大いに注目です。

決して大げさではなく、大手キャリアないしは通信業界の動向は政治と密接に結びついています。今後の内閣改造や総選挙などで、今の権力者が交代することがあればまた態度を変えることもあるでしょうね。

今のところは「通信料の値下げ」も「通信料と機種代金の分離」も、俯瞰的に見れば多くのユーザーにとって利益になる方向性だと思います。解約金も今はユーザーが一方的に損しやすい仕組みなので、改善されるといいですね。

来年度には、楽天モバイルでもお馴染みの楽天が、MVNO(仮想移動体通信事業者)ではなく第4のキャリアとして参入することも決定しています。楽天は「十分低い水準」でサービスを提供できると自信を見せており、それによっても新たな仕組みや料金体系が登場することでしょう。

同キャリア内での機種変更なら難しいことなし!


最後に、キャリアの乗り換えをしない機種変更についても補足します。これは何も難しいことではありません。

同じキャリア内で機種変更する分には解約金はかかりません。それなのでご自身の好きなタイミングで機種変更して構いません。

実際、毎年iPhoneの新型が出る度に機種変更している方などもたくさんいます。単純に新しい機種を買うだけなので、契約まで見直す必要がありませんからね。

特にこれからは、「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった機種ごとに設定されていた通信料の値下げがなくなりますから、タイミングはますますユーザー自身に任せられることになります(政府も分離プランのメリットとして挙げていました)。

これまでのように2年を目安に変更するもよし、同じものを3年4年と使い続けるのもよし、新しいものが出る度に変更するもよしです。何台も購入して、気分によって使いたいものにSIMカードを挿して使うなんて方法だってありますよ。

また、何もスマホはキャリアで購入しなくてはいけないわけではありません。Apple StoreやGoogle公式ストアなどからSIMフリー版を手に入れるのも選択肢のひとつですし、今では中古ショップやフリマアプリで入手したものにSIMカードを挿して使っている方も珍しくありません。

今後はユーザーも「キャリアの通信サービス」と「使うスマホの購入」を分離して考えることが合理的になると言えるでしょう。

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