携帯乗り換えのベストな時期が分からなく、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
違約金や各種手数料などを考えると、乗り換えのタイミングって非常に重要ですよね。
そこで今回は携帯の乗り換え時期について、キャリア別に詳しく解説していきます。
先に結論から述べると、携帯の乗り換え時期としておすすめなのは下記の通りです。
- ドコモ・auは更新月の月末
- ソフトバンクは更新月の締め日(末日・10日・20日の3パターン)
- 楽天モバイルは20GB以上使っているなら月末、それ以下ならすぐに解約でもOK
また、携帯乗り換えはオンラインショップを通じて行うと、契約事務手数料が無料になるといったメリットもあるのでおすすめです。
携帯の料金プラン比較|4キャリアで最安はどこ?容量別に解説機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
---|---|---|---|---|
本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
携帯乗り換えでかかる費用は?
携帯の乗り換え、つまりキャリアを変更することって普段あまりないですよね?
そうなってくると、いざ乗り換えしようと思っても「どの時期がいいんだろう?」と疑問に感じてしまうものです。
実は、お得に携帯の乗り換えをしたい時に、考慮して欲しいことは大きく分けるとたった2つしかありません。
- 乗り換え時にかかる費用はどれくらいか?
- 料金など日割りが可能かどうか?
この2点をしっかり検討することで、お得に携帯を乗り換えることができる最高の時期を見つけることができるのです。
まずは、この2つが具体的にどんなものなのかチェックしてみましょう。
携帯乗り換えにはどれくらい費用がかかる?
携帯を乗り換える際にかかってくる実際の費用を把握しておきましょう。キャリアによって多少名称に違いはありますが、だいたい以下のような諸経費が発生します。
- MNP転出手数料:無料
- 契約解除料(解約金、違約金):0円〜1,100円(旧プランだと10,000円程度するケースも)
- 契約事務手数料:3,300円(※オンラインショップだと無料)
- 機種代金(端末代金)
1つ目の「MNP転出手数料」は、電話番号を変えずに携帯を乗り換える「MNP」を行う際に支払う手数料です。
以前までは2,200円または3,300円かかっていたのですが、ドコモ・auに関しては2021年4月1日から、ソフトバンクは2021年3月17日からMNP転出手数料を廃止しており、全て無料になっています。
2つ目の「契約解除料」についても以前と比較して、各キャリア金額が安くなっている傾向です。
現在では契約期間を設けないプランを提供して、どのタイミングで解約しても違約金が発生しないケースが主流になっています。
ただし、上記の契約解除料に関しては現行プランに限った話で、以前までのプランを使い続けている場合には、10,000円程度の契約解除料が発生する可能性があるので注意してください。
3つ目の「契約事務手数料」は乗り換え先の加入手続きをする際に支払う手数料です。
キャリアへの乗り換えであれば基本的に3,300円の契約事務手数料がかかりますが、オンラインショップを通じて手続きを行うと、契約事務手数料が無料になるのでおすすめです。
4つ目の「機種代金」は、購入したスマホを分割払いで支払っている際に、未払い分となっている金額を指します。
解約したからといって機種代金の支払いがなくなるわけではありません。
ただ、キャリアによっては乗り換え後も分割払いを継続でき、負担が一気にかかるわけではないので安心してください。
携帯料金は日割りされる?解約時期も重要
更新月に乗り換えをすれば契約解除料は発生しない、というところまで分かりました。では次に、更新月のいつに乗り換えるべきか?という点に注目してみましょう。
例を挙げて考えてみます。例えば、あるキャリアから他社に乗り換えを考えていて、更新月が2021年の2月だったとしましょう。
2月は1日から28日まであります。いったい何日に乗り換えるのがお得なのでしょうか。
多くの場合、1日に解約して他社に乗り換えたとしても、解約したキャリアの締め日を1日でも過ぎていたら、日割が効かず、その月の分の携帯使用料金が発生してしまいます。
例えば、7月1日に乗り換えても、7月分の料金が発生してしまうということになるでしょう。
乗り換えた方の新しいキャリアでも、もちろん7月1日からの料金が発生してしまうため、極端な話、二重で支払うということになってしまいますね。
更新月である7月いっぱいギリギリまで既存のキャリアを継続させて、月末に解約、それと同時に乗り換え先の新しいキャリアで契約する。
これが二重で発生する期間も少なく、お得に乗り換えらえられる方法と言えるのではないでしょうか。
■キャリアごとの乗り換えタイミングへ移動する
携帯機種変更で家電量販店はお得?ポイント還元率と頭金を天秤にかけるドコモの得する携帯乗り換え時期
ドコモを解約して別のスマホ会社に乗り換える上で、得するタイミングを考えていきましょう。
まずは、ドコモの更新月と契約解除料をチェックしていきます。
更新月 | 契約満了月を含む3カ月間 |
契約解除料 | 1,100円 ※2019年9月30日以前の申し込みの場合は契約解除料10,450円 |
ドコモでは2019年10月1日以降にリリースされたプランに関しては、契約解除料が1,100円に値下げられています。
定期契約ありのプランを選んだ場合、更新月は契約満了月に加えて、その翌月+翌々月の3カ月間です。
このタイミングで乗り換え手続きをすれば契約解除料は発生しません。
また、ドコモの現行プランでは契約期間を定めないプランもあるため、そちらに加入している場合はどのタイミングで解約しても契約解除料は無料です。
次に、解約月の料金について考えていきましょう。
ドコモでは解約月の料金が日割りされず、月のどのタイミング解約しても1カ月分の料金が請求されます。
そのため、乗り換えるタイミングとしては「更新月」かつ「月末」がおすすめです。
ahamoは?
また、新料金プランの「ahamo」に関しては「契約解除料なし」+「解約時の料金は日割りにならない」という内容になっています。
そのため、乗り換えのタイミングとしては「月末」を選ぶといいでしょう。
2023年スマホの機種変更を5万円得するキャンペーン|キャリア別に紹介auの得する携帯乗り換え時期
auを解約して別のスマホ会社に乗り換える上で、得するタイミングを考えていきましょう。
まずは、auの更新月と契約解除料をチェックしていきます。
更新月 | 契約満了月を含む3カ月間 |
契約解除料 | 1,100円 ※2019年9月30日以前の申し込み(2年契約)の場合は契約解除料10,450円 |
auもドコモと同様に契約解除料は1,100円に下げられています。
ただし、これは2019年10月1日以降の「2年契約N」に加入している場合のみで、それ以前の申し込みだと10,450円の契約解除料が発生します。
更新月についてもドコモと同様に契約満了月に加えて、その翌月+翌々月の3カ月間です。
2年契約Nに加入せず現行プランを選んでいる方は契約解除料もないので、更新月を気にする必要はありません。
次に、解約月の料金について解説していきます。
auでは解約月の料金が日割りされず、月のどのタイミング解約しても1カ月分の料金が請求されます。
そのため、乗り換えるタイミングとしては「更新月」かつ「月末」がおすすめです。
povoは?
また、新料金プランの「povo」に関しては「契約解除料なし」+「解約時の料金は日割りにならない」という内容になっています。
そのため、乗り換えのタイミングとしては「月末」を選ぶといいでしょう。
携帯キャリア比較|乗り換え・MNPはどこがおすすめ?2024年最新ソフトバンクの得する携帯乗り換え時期
ソフトバンクを解約して別のスマホ会社に乗り換える上で、得するタイミングを考えていきましょう。
まずは、ソフトバンクの更新月と契約解除料をチェックしていきます。
更新月 | なし |
契約解除料 | 0円 ※基本プランの場合 ※2019年9月12日以前のプランだと、更新月(契約満了月+2カ月間)以外の解約で10,450円 |
ソフトバンクでは2019年9月13日から提供開始している基本プランに加入していると契約解除料は発生しません。
ただし、2019年9月12日以前のプランだと、更新月(契約満了月+2カ月間)以外の解約で10,450円の契約解除料が請求されます。
現行プランであれば契約期間を設けない形になっているため、更新月を考える必要はありません。
次に、解約月の料金について考えていきます。
ソフトバンクでは、日割り計算は行われず、10日締め・20日締め・月末締めの3つの締め日が用意されており、該当する締め日を基準に料金が請求されます。
例えば、10日締めの人が2月11日に解約した場合、締め日を1日過ぎているため、2月11日〜3月10日までの1カ月分の料金が請求されます。
そのため乗り換えのタイミングとしては各締め日のギリギリに行うのがおすすめです。
LINEMOは?
また、新料金プランの「LINEMO」に関しては「契約解除料なし」+「解約時の料金は日割りにならない」という内容になっています。
そのため、乗り換えのタイミングとしては「月末」を選ぶといいでしょう。
ガラケーサービス終了はいつ?利用できなくなる端末とタイミング楽天モバイルの得する乗り換え時期
新しいキャリアとして登場した「楽天モバイル」についても、乗り換える上で得するタイミングを考えていきます。
更新月 | なし |
契約解除料 | 0円 |
まず、楽天モバイルではキャリア開始当初より、契約期間を設けないサービスを提供していたため契約解除料も存在しません。
そのため、更新月などを気にして解約をする必要がないと言えるでしょう。
次に、解約月の料金についてですが、楽天モバイルでは解約時の料金が日割りされず、月のどのタイミングで解約しても利用データ量に応じた1ヶ月分の料金が請求されます。
これなら「月末」に解約するのがおすすめとも言えるですが、楽天モバイルの料金プランは従量制で1GBまでなら無料で使えるため、月初でまだ1GB使っていない場合はすぐにでも解約した方がお得になるでしょう。
解約月の料金は1ヶ月分かかってしまうのですが、月末まで先延ばしにしてデータ量を消費し、支払額が増えてしまうようであれば、すぐにでも解約手続きをしてしまった方が良いと言えます。
格安SIMの得する携帯乗り換え時期
格安SIMを乗り換えるタイミングについても、考えるべきなのはキャリアと同様です。
- 契約期間及び契約解除料の有無、更新月のタイミング
- 解約月の料金が日割りになるかどうか
最近では格安SIMについても契約期間を設けず、どのタイミングで乗り換えても契約解除料が発生しないケースが多いです。
解約月の料金についても日割り計算を適用する場合があるので、時期としては自由なタイミングで構いません。
- UQモバイル
- ワイモバイル
- mineo
- イオンモバイル
- UQモバイル
- mineo
- IIJmio
ベストな時期での解約が難しいときは?
NTTドコモとau、ソフトバンク、楽天モバイルとキャリアそれぞれの契約解除料(解約金、違約金)がかからない更新月、そして更新月の中でも、二重で請求される期間を最小にする時期を解説してきました。
しかし、仕事が忙しかったり、、プライベートが多忙だったりした場合、ベストな時期での乗り換え(解約)が難しいかもしれません。
そんな時は解約前に「料金プランを変更しておく」のが効果的です。
これは「乗り換えの手続きが月初しか出来ない!だから1ヶ月分は二重で支払わなくてはならないんだよな」という場合に便利な方法です。
例えば、NTTドコモを使っていて、乗り換えを予定していると仮定しましょう。
NTTドコモの場合は前述した通り、更新月の月末ギリギリまで定額サービスを使い切ってからの乗り換えがもっともお得です。
しかし、乗り換えられるタイミングが更新月の月初しかない場合、更新月が来る前に、「料金プラン」を安価なものに変更しておくと、解約月の料金負担が抑えられます。
MNPで携帯を解約する際の注意事項
乗り換えする場合に、ほとんどの方がMNPを利用し、既存の電話番号を変えないようにするはずです。
しかし、MNPでの乗り換えにはいくつかの注意点があります。
まず1つ目はMNPの乗り換え手続きは「乗り換え先のキャリアに転入したタイミング」で完了するという点です。
つまり、MNP予約番号を発行し、乗り換え手続きを行っても、乗り換え先の端末やSIMカードが送付され、開通手続きを完了させなければ解約が完了したことにはならないのです。
そのため、MNP乗り換え手続きを行う際は、開通手続きまでの期間を見越した上で余裕を持った状態で手続きを開始してください。
乗り換え先の開通手続きが完了するまでは解約にはならないので、端末やSIMカードを早めに申し込んで、開通手続きを後回しにするというのも有効です。
ただし、MNP予約番号には有効期限があるので、期限切れに注意してください。
お得なタイミングを意識して携帯を乗り換えよう!
最近では、キャリアスマホも契約解除料を安く抑えたり、無料にしたりして乗り換えのハードルを低くしています。
以前までの「2年縛り」ほどの負担はなくなっているのですが、それでもお得なタイミングを意識して乗り換え手続きを行いましょう。
タイミング次第で契約解除料(1,100円)や解約月の月額料金がよりお得になります。
携帯の乗り換えには得する最高の時期がある!というのをもう一度、しっかり把握しておき、せっかく乗り換えをするなら可能な限りお得になる時期を選んでみてください!