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格安SIMの台頭で、三大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は苦戦を強いられていますが、それでも老舗の「安心と信頼」はまだまだ健闘。キャリアのスマホ・携帯を愛用している方が多数派で、過半数を超えているのです。今回はドコモ・au・ソフトバンクで、乗り換えはどこが最もおトクなのかを検証します。

キャリアで一番人気なのはどこ?

乗り換えで一番おトクになるキャリアを考える前に、今最も人気が高いキャリアはどこなのかについてみていきます。

一番人気はドコモ


画像引用元:ポインコの世界を覗いてみよう!

価格.comが発表している「格安SIM・大手携帯キャリア満足度ランキング 2018」大手携帯キャリア部門で、69.55ポイントを獲得したドコモが総合満足度1位に輝きました。項目別ランキングは以下のとおりです。

  • 月々の支払料金:2位
  • 通話料金:3位
  • 事業者に対する信頼性:1位
  • 通信速度:1位
  • サポート:1位

傾向としては、ドコモ光とセットで割引を受けられる「ドコモ光パック」の利用率が、昨年の15.6%から24.5%と大幅に増えています。その他、2017年6月にサービス開始となった、毎月1,500円がずっと割引になる新プラン「docomo with」も人気です。

項目別ランキングを見て分かるように、料金面においてはau・ソフトバンクに上位を奪われています。けれども通信速度や業者への満足度は高く、価格を上回る品質とサービスが認められて総合満足度1位にランクインしました。ユーザーからの声も「つながりやすい」「セキュリティーが万全」「店員の対応が素晴らしい」というものが多く、調査結果を裏付けています。

二番手はau


画像引用元:au

68.98ポイントを獲得したauが総合満足度2位となりました。項目別ランキングは以下のとおりです。

  • 月々の支払料金:1位
  • 通話料金:1位
  • 事業者に対する信頼性:2位
  • 通信速度:2位
  • サポート:2位

項目別ランキングを見て分かるように、料金面においてはauがトップです。その他の項目でも第2位にランクインしており、ユーザーから安定的な信頼を勝ち得ている様子が伺えます。ユーザーからは、「通話を考えると格安SIMより利がある」「利用者特典が魅力」という声があり、格安SIMへの乗り換えを見送ったユーザーが少なからずおられるようです。

ソフトバンクは第3位


画像引用元:ソフトバンク

66.47ポイントを獲得したソフトバンクが総合満足度3位となりました。項目別ランキングは以下のとおりです。

  • 月々の支払料金:3位
  • 通話料金:2位
  • 事業者に対する信頼性:3位
  • 通信速度:3位
  • サポート:3位

項目別ランキングを見ると、通話料金の2位以外すべて三大キャリアのなかでは最下位となっています。客観的に見ると、ソフトバンクは他の2社に比べて選択するメリットが乏しいようです。

けれども利用率を見てみると、2016年から2018年の3年間でドコモは42.1%から31.6%と10.5ポイントも下げていますが、ソフトバンクは21.3%から18%とわずかに3.3ポイントの減少となっています。また日本で最初にiPhoneを提供したのがソフトバンクだった関係からか、iPhoneユーザーの割合は61%と三大キャリアの中で突出しているのです。

ソフトバンク同士なら午前1時から午後9時まで通話無料になる「ホワイトプラン」の人気が高かったせいか、今でも家族みんなで利用しているというケースが多くみられます。さらに家庭でパソコンを使うようになったころに繰り広げられたYahoo!BBキャンペーンの効果で、自宅の光回線はソフトバンクだという方がまだまだおられることから、ソフトバンクユーザーには他社へ浮気しない傾向が見受けられます。

3社の格差は小さい


ここまで三大キャリアの満足度ランキングをみてきましたが、3社の格差はわずかなものなのです。2位のauを基準にするとドコモはプラス0.57ポイント、ソフトバンクはマイナス2,51ポイントとなっています。特に1位と2位の差はごくわずかで、どれを選ぶかは「好みの問題」といってもよいほどです。

少し前まではキャリアでも高額なキャッシュバックや、実質0円などお得なMNPキャンペーンが繰り広げられていましたが、総務省の規制が厳しくなり影をひそめています。また2年縛りなどの緩和と引き換えに、端末代金と通信料金を切り分けた料金設定に移行していく見込みです。

これらを勘案すると、少しでもお得になるキャリアを求めて渡り歩くより、自分に合ったサービスや気に入った機種を提供しているキャリアを選ぶことが正解といえます。

そのうえで、ご自身のスマホや自宅の光回線などの利用状況などの個別条件でサービスをじっくり絞り込んでゆけば、最適な乗り換え先を見つけることができるのです。

次のページでは三大キャリアのMNPキャンペーンについて解説します。

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