Android スマホの使い方
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新しいスマホを手にするのはうれしいものです。けれども古いスマホからのデータ移行が面倒だからと、乗り換えをためらっているという方もおられます。とはいえ、同じスマホをいつまでも使い続けられるものではありません。ここからは、新しいAndroidスマホから簡単にデータ移行する方法について、詳しくみてゆきたいと思います。

iPhoneのデータ移行・バックアップ方法は別記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。

Androidスマホのデータを移行するのは難しい?

スマホのデータ移行は、かつてのガラケーみたいにショップに丸投げできなくなっています。自分でデータ移行するなんて、難しくないのでしょうか。

ガラケーみたいにショップでやってくれないの?


ガラケー時代は機種変更すると、ショップで連絡帳からメール、写真など必要なデータはその場で転送してくれていました。つまり自分は何もしなくても新しい端末をそのまま使うことができたのです。

その流れで、スマホでもショップに頼めばその場でデータの移行をやってもらえると思っている方もおられるように見受けられます。

ところがデータの移行は個人情報保護の問題や、データが消えてしまった場合の責任問題から、ショップではアドバイスするに留めて基本的にユーザー自身にやってもらうことになっています。

スマホのデータ移行は自分でできる


ガラケー時代にショップでデータ移行サービスを行っていたのは、ガラケーの機種に互換性が無かったためです。つまり、ユーザーにできないからショップがやっていたわけで、決して昔のショップはサービスがよかったというものではありません。

また、スマホではキャリアが提供しているサービスより、個人がインストールしたアプリを利用したデータの方が多くなっています。

キャリアショップとしては、自社が提供したものではないアプリまで把握できないため、アプリそのものや付随するデータの移行は請け負えないのです。

けれどもご心配には及びません。スマホのデータ移行はそんなに難しいものではなく、ユーザー個人が自力で行えるようになっています。

Androidスマホならなおさら簡単


Androidは元々携帯電話向けソフトウェアを開発している会社でした。それを米Google社が2005年に買収した後、無償で利用できる携帯電話用のプラットフォームとしての開放したのです。

Android の特徴はGoogleサービスと連携しているところで、そのため、AndroidスマホのデータをGoogleのアカウントで管理できるようになっています。

多くのAndroidスマホのユーザーは、写真をGoogle photoに保存したりGoogle playでアプリを入手したりしているでしょう。この仕組みをそのまま活用することで、Androidスマホのユーザーは簡単にデータ移行ができるのです。

データ移行前の準備をしよう

Androidスマホのデータ移行の前にやっておくべき準備がありますので、順番にみてゆきたいと思います。

乗り換えの前にやっておくべきこと

おサイフケータイ・ポイントサービスのアプリの移行

おサイフケータイやポイントサービスのアプリを使っている場合は要注意です。スマホの乗り換え前に移行手続きをしておかないと、残金やポイントが利用できなくなってしまいます。

アプリごとに移行方法が異なるため、利用しているサービスの公式webサイトを参照して移行手続きを行いましょう。

メールアドレスの変更

スマホを乗り換えてキャリアを変更するとこれまでのキャリアメールが使えなくなるため、登録していたアドレスも使えなくなります。乗り換え前にGmailアドレスに変更しておきましょう。

アプリのID・パスワードの確認

スマホのアプリは自動ログインできるようになっていることが多いものです。けれども端末を変更してアプリを再びインストールしたあとにログインするには、登録済のIDとパスワードを入力しなければなりません。

このときあわてずにすむように、登録IDとパスワードを確認しておきましょう。

データの同期とバックアップ

Wi-Fiなどのインターネット接続環境を利用できる場合なら大丈夫ですが、端末の通信回線だけを使用している場合、データによっては移行できなくなるものもあります。キャリアを解約する前に、忘れずにデータのバックアップをしておきましょう。

Googleサービスの同期とデータのバックアップも必須で、AndroidスマホとGoogle アカウントを同期することで、端末内の情報を随時バックアップすることができるようになります。

何らかのトラブルや初期化などによって端末内のデータが消えてしまっても、同期しておいたデータを端末に戻すことができるのです。同期の手順はおおむね以下のようになります。

  1. アプリ一覧から「設定」を選択
  2. 「アカウント」→「Google」のアカウントをタップ
  3. 「アカウントの同期」をタップし、項目ごとにオン/オフを設定

※手順2でGoogleアカウントがない場合は、「アカウントを追加」からGoogleアカウントを追加します。

同期の設定をしておけば、手動でデータを転送したり情報を登録したりする必要はありません。たとえば「Googleカレンダー」や「Gmail」と、スマホの「カレンダー」アプリや「電話帳」を使っていた場合。

それぞれのデータは別々に保存されるのですが、Googleアカウントで同期すると「Googleカレンダー」とスマホの「カレンダー」アプリ、「Gmail」の連絡先とスマホの「電話帳」の中身が一元化されて、ネット上とスマホ上で情報を共有できるようになります。

移行しなければならないデータは?


スマホの中にはたくさんのデータが保存されています。利用しているアプリなどによってデータは違ってきますが、一般的にAndroidスマホのなかにあるのは以下のようなものです。

Googleのデータ

GmailをはじめGoogle Play MusicやGoogle フォトなど、Googleアカウントで使用するアプリについては、あらかじめAndroidスマホとGoogle アカウントを同期しておけばバックアップの必要はありません

Androidスマホを使うなら、可能な限りGoogleのサービスを利用するか、Googleアカウントにデータを紐づけておくと後々便利です。

Google Playからインストールしたアプリ

Android6以降、Google Playからインストールしたアプリのデータは、「設定」→「バックアップとリセット」で有効にしておくことで、インストールしたアプリだけでなくアプリデータもバックアップできるようになりました。

アプリはGoogle Playの「マイアプリ」に記録されているので、そこから選んで新しい端末にインストールし直すことで同じアプリを使うことができます。

Google Playで購入した有料アプリについても、課金なしで新しい端末にインストールし直すことができ、新しい端末にアプリを再インストールすれば、アプリデータも自動的に復元されます。

キャリアのサービスを利用したデータ

ガラケーから移行してきた連絡先などは端末本体に保存されています。また、スマホの乗り換えでキャリアを解約するとアドレスが使えなくなるだけでなく、過去のメールを見ることもできなくなってしまうのです。

スマホの乗り換えでキャリアが変わる前に、他のアプリにデータを移しておきましょう。

自分でインストールしたアプリのデータ

後から自分でインストールしたアプリのデータは、自動的にバックアップされないものがほとんどなので、個別にバックアップしておく必要があります

データがクラウド上に保存されているアプリについては、アカウント情報だけあれば大丈夫ですが、端末本体に保存している場合にはバックアップが不可欠です。

Google以外のデータ移行方法

Googleのデータ移行は簡単に片付きましたが、それ以外のデータは別の対応が必要になります。

移行するデータを選択


Googleに紐付けられていないデータに関しては、個別に移行しなければなりません。端末本体のブラウザや連絡帳などに登録したお気に入りや連絡先などがそれにあたります。

端末本体に登録した連絡先

端末本体の連絡先データは、一度SDカードに保存してから新しい端末に移します。

  1. 連絡先を表示してメニューを開き、「インポート/エクスポート」をタップ
  2. 「SDカードにエクスポート」を指定
  3. 保存する連絡先から「すべての連絡先をエクスポート」を選択
  4. 確認メッセージなど、画面の指示に従って操作して完了

キャリアのデータ

キャリアメールの内容や標準ブラウザのお気に入りなどは、キャリアが提供している方法でしか移行できません

乗り換えでキャリアが変更するたびに面倒な手続きが必要となるため、この機会にGoogleのGmailやChromeなどに一本化することをおすすめします。

アプリのデータ

Google Playでインストールしたアプリデータは、原則Googleバックアップでバックアップされますが、端末やアプリによってバックアップされない場合もあります。念のため個別にバックアップしておくと安心です。

バックアップ専用アプリでバックアップ


Google Playストアからインストールできる「JSバックアップ」を使えば、Android端末の標準アプリのデータをはじめ、写真や文書データなどをまとめてバックアップ・移行を完了できるのです。

バックアップしたいデータを選ぶこともできるので、データの整理もできます。使い方は以下のとおりです。

バックアップ(旧端末で操作)

  1. 「バックアップ&復元」→「バックアップする」をタップ
  2. バックアップ先から「Google ドライブ」を選択
  3. ログイン画面にGmailアドレスとパスワードを入力
  4. 画面下の「バックアップスタート」をタップ
  5. 完了後、「アカウントをEメールで送る」をタップ

手順2でバックアップ先をSDカードにすることもできます。手順4の画面右上にある設定アイコン(歯車マーク)をタップすると、バックアップデータの詳細を確認できるので、バックアップするデータを選ぶことも可能です。

データを復元(新端末で操作)

  1. 「バックアップ&復元」→「復元する」をタップ
  2. 「復元スタート」をタップ
  3. 復元完了後「アプリの復元へ」をタップ
  4. 「全てのアプリを選択」にチェックし「OK」をタップ
  5. Google Playストア画面でアプリをインストールして完了

データ量が多くなるので、バックアップ先としてクラウドサービスを利用する場合にはWi-Fi環境下で行うことをおすすめします。途中でスリープしてしまわないように、バッテリーの残量にも注意しましょう。

LINEのデータ移行は難しくない

多くの方が利用しているLINEですが、データの移行が難しいのでは?という声がよく聞かれます。うっかり事前設定を忘れて機種変更をしてしまって同じアカウントを利用できなくなると大変ですね。

ここからは、失敗しないLINEのデータ移行について解説します。

新端末に引き継ぎできない情報は?


LINEの情報には新しい端末に引き継ぎできない情報があるので、ここで確認しておきましょう。

【引き継ぎできるデータ】

  • 友だちリスト(グループもOK)
  • プロフィール情報(アイコン画像・LINE IDなど)
  • ステータスメッセージ
  • タイムライン・ホームの内容
  • アルバムやノートに投稿した情報
  • Keep(キープ)に保存したデータ
  • LINE連動アプリ・サービスの情報
  • スタンプ・絵文字・着せかえ(引き継ぎ後、再ダウンロード)

【同じOS同士でなら引き継げるデータ】

  • LINEコイン残高
  • トーク履歴

【引き継ぎできないデータ】

  • トーク背景
  • 通知音の設定

LINEアカウントの引き継ぎ手順

メールアドレスの登録を確認

新しいスマホにLINEのアカウントを引き継ぐには、あらかじめLINEでメールアドレスを登録する必要があります

なお、乗り換えで他のキャリアに移行するとキャリアメールのアドレスが使えなくなるため、GmailやYahoo!メールなどのメールアドレスを登録しておきましょう。メールアドレスの登録方法は以下のように行います。

  1. 旧端末のLINEで「その他」を開き、右上の歯車アイコンをタップ
  2. 「アカウント」→「メールアドレス変更」の順にタップ
  3. メールアドレスとパスワードを入力し、「確認」をタップ
  4. 入力したメールアドレスに届いた認証番号を確認する
  5. 「メールアドレス登録」画面で認証番号を入力し、「登録する」をタップ
  6. 登録したメールアドレスが表示されるので、「確認」をタップして完了

アカウントの引き継ぎを設定

新しいスマホにLINEアカウントを引き継ぐ前に、旧端末で引き継ぎ設定をオンにしておきます。「その他」から「設定」へ進み「アカウント引き継ぎ設定」をタップし、「アカウントを引き継ぐ」をオンすればOKです。

なお、アカウント引き継ぎ設定をオンにしてから24時間以内に新端末に引き継がないと、自動的にOFFになります。

新しい端末に引き継ぎ

  1. 新しいスマホにLINEをインストール
  2. アプリを起動し「ログイン」をタップ
  3. 旧端末で登録したメールアドレスとパスワードを入力して「確認」をタップ
  4. アラートが表示されるので、確認後「OK」をタップ
  5. 電話番号を入力して「次へ」をタップ
  6. 入力した電話番号宛てにSMSが届く
  7. 記載された認証番号を確認画面に入力
  8. 年齢確認画面が表示されるので「年齢確認をしない」をタップして完了

トーク履歴のバックアップ

AndroidからAndroidへの引き継ぎを解説します。トーク履歴のバックアップはアカウントの引き継ぎ前行いましょう。手順は以下のとおりですが、引き継ぎはトークごとに行うことが必要です、

【旧端末での操作】

  1. バックアップしたいトークを選択して、画面右上のアイコンをタップ
  2. 「トーク設定」→「トーク履歴をバックアップ」をタップ
  3. バックアップ方法が表示されるので「すべてバックアップ」をタップ
  4. 「はい」→「確認」→「LINE Keep」をタップ
  5. トーク履歴の保存先を設定して完了

ここまでで、トーク履歴はLINEのストレージサービス(Keep)に保存されました。

【新端末での操作①】

  1. 新端末でLINEにログイン
  2. 「友だち」ページ内の自分の名前をタップし、「Keep」をタップ
  3. ダウンロードしたいデータを長押しして「保存」をタップ
  4. 新端末の「Download」フォルダにトーク履歴が保存される

【新端末での操作②】
トーク履歴のデータが端末のフォルダに保存されていても、それらのデータを適切なフォルダに移動させなければ新端末にトーク履歴を復元できません。

そこで、トーク履歴のファイルを「Download」フォルダから「LINE_Backup」フォルダに移動させます。トーク履歴を復元したい友だちとのトークルームを表示させてから操作を開始しましょう。

  1. 画面右上のアイコンをタップして「トーク設定」をタップ
  2. 「トーク履歴をバックアップ」→「すべてをバックアップ」→「いいえ」をタップ
  3. 端末の「内部ストレージ」から「LINE_Backup」を選択
  4. フォルダ内のファイルを長押しして削除
  5. 内部ストレージに戻り「Download」フォルダをタップ
  6. フォルダ内のファイルを長押しして「…へ移動」をタップ
  7. 移動先フォルダに「LINE_Backup」を選択し、「貼り付け」をタップ
  8. LINEに戻り、復元したいトークルームを表示して右上のアイコンをタップ
  9. 「トーク設定」→「トーク履歴をインポート」の順にタップ
  10. インポート画面のアラート表示を確認して「はい」をタップ

このあとインポートが開始されトーク履歴の引き継ぎが完了します。

LINEデータをスマホ変更で引き継ぐ方法|トーク履歴やスタンプなど

Androidならデータ移行はほとんど自動化できる


Androidスマホでデータ移行を簡単にするコツは、できるだけGoogleアカウントでデータを管理するようにすること。Googleをうまく利用すればデータの管理はほぼ自動化できます。

Google以外のデータのバックアップや復元で使用する「JSバックアップ」の画面はとてもシンプルでわかりやすく、直感的な操作が可能です。LINEのデータ移行が少し面倒に思えるかもしれませんが、やってみるとそれほどでもありません。

データ移行を簡単にできるようになれば、もっと気軽にスマホを買い替えられるようになりますよ。

スマホ機種変更時のデータ移行・バックアップ完全ガイド

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