毎年秋に発売されるAppleのiPhoneシリーズですが、今年の新型iPhoneは深刻な半導体不足と20年ぶりの円安水準により、値上がりするのではと予想されています。
この記事では、どのくらいまでiPhone14が値上がりするのかを、これまでの歴代iPhoneが発売したときの販売価格と当時のレートとともにご紹介します。
iPhone14を最も安く購入するにはどうすればいいかもあわせて解説するので、購入を考えている方は参考にしてください。
機種 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
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本体 | iPhone SE3![]() | AQUOS wish![]() | arrows We![]() | AQUOS sense6![]() |
価格 | 34,615円~ | 22,001円~ | 21,068円~ | 32,430円~ |
特徴 | コスパの良さが魅力 Apple最新スマホ | 飽きずに長く使える カジュアルスマホ | 初心者でも使いやすい シンプルなスマホ | 初心者でも使いやすい バランススマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
iPhone14は円安でいくらに値上がるか予想

毎年秋の新型iPhoneの発表を楽しみに待つiPhoneユーザーにとって、この時期は次々にリークされるスペック情報を見ながら購入を検討する楽しみな時期でしょう。
しかし、今年は135円を超える記録的な円安のため、iPhone14が円安によってどれくらい値上がりしてしまうかという不安のほうが大きいのではないでしょうか。
早速、ネットでのiPhone14の価格予想をもとに、円安状況を考慮してiPhone14の日本での販売価格を予想してみましょう。
ネットでのiPhone14の価格予想
リーカーのAnthony氏(@TheGalox_)によると、iPhone14の価格はiPhone13とほぼ変わらないとされています。
iPhone 14 | 14 Max
– A15
– 6.1 | 6.7 inch 60hz notched Oled displays
– dual cameras
– 6/128gb base model$799 | $899
iPhone 14 Pro | 14 Pro Max
– A16
– 6.1 | 6.7 inch 120hz dual hole punch Oled displays
– New triple cameras
– 6/256gb base model*$1099 | $1199 pic.twitter.com/kGtkfzqIBb
— Anthony (@TheGalox_) June 5, 2022
新型のiPhone14は、iPhone14、iPhone14 Max、iPhone14 Pro、iPhone14 Pro Maxの4モデルで構成され、安価なiPhone miniは廃止となる見込みです。
また、iPhone14 Pro/Pro Maxはストレージ容量が258GB~になると予想されているため、上位機種も販売価格はiPhone13と変わっていません。
ただし、これはドルでの価格となっていて、為替レートをどこに設定するかによって、日本での販売価格はかなり変わってくるでしょう。
iPhone13の発売価格をもとに予想

続いては、日本でのiPhone14の販売価格が円安でいくらに値上がるかを、現在のレートで換算してみましょう。
販売価格(ドル) | 販売価格(円) | レート | |
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iPhone13(128GB) | 799ドル | 税込98,800円 | 110円 |
iPhone14 | 799ドル~(仮) | 税込118,651円~(仮) | 135円(仮) |
iPhone14 Max | 899ドル~(仮) | 税込133,501円~(仮) | |
iPhone14 Pro | 1099ドル~(仮) | 税込163,201円~(仮) | |
iPhone14 Pro Max | 1199ドル~(仮) | 税込178,051円~(仮) |
iPhone13(128GB)の発売当時の販売価格は799ドルで、日本では98,800円で販売されています。
発売された2020年9月頃のレートは110円程ですが、現在(6/21)のレートは135円となっています。
単純に計算した場合、同じ799ドルで発売されても価格は118,651円程と19,851円も値上がりする予想となります。
更にiPhone13でAppleが採用したレートは、単純計算すると112円で発売時期のレートよりも若干高くなっているのがわかります。
iPhone14の値上がりはネットでは2割程度と予想されていますが、レートは年内に1ドル=140円台になるという予測もあるため、更に価格は高くなるかもしれません。
歴代iPhoneが発売したときの円の価値まとめ

参考にこれまで発売されてきた歴代iPhoneの販売価格と当時のレートをご紹介しましょう。
※2019年10月以前は消費税率が8%でわかりにくいため、税抜となっています。
発売年 | 機種 | 販売価格(ドル) 販売価格(円) | レート |
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2014 | iPhone6 | 649ドル~ 税抜67,800円~ | 108円 |
2015 | iPhone6s | 649ドル~ 税抜86,800円~ | 121円 |
2016 | iPhone7 | 699ドル~ 税抜72,800円~ | 103円 |
2017 | iPhone8 | 999ドル~ 税抜78,800円~ | 112円 |
iPhoneX | 999ドル~ 税抜112,800円~ | 112円 | |
2018 | iPhoneXS | 999ドル~ 税抜112,800円~ | 112円 |
iPhoneXR | 749ドル~ 税抜84,800円~ | 111円 | |
2019 | iPhone11 | 699ドル~ 税抜74,800円~ 税込82,280円〜 | 106円 |
iPhone11 Pro | 999ドル~ 税抜106,800円~ 税込117,480円〜 |
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iPhone11 Pro Max | 1099ドル~ 税抜119,800円~ 税込131,780円〜 |
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2020 | iPhoneSE(第2世代) | 399ドル~ 税抜44,800円~ 税込49,280円〜 | 107円 |
iPhone12 mini | 699ドル~ 税抜74,800円~ 税込82,280円〜 | 105円 | |
iPhone12 | 799ドル~ 税抜85,800円~ 税込94,380円〜 |
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iPhone12 Pro | 999ドル~ 税抜106,800円~ 税込117,480円〜 |
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iPhone12 Pro Max | 1099ドル~ 税抜117,800円~ 税込129,580円〜 |
||
2021 | iPhone13 mini | 699ドル~ 税抜78,910円~ 税込86,800円〜 | 110円 |
iPhone13 | 799ドル~ 税抜89,819円~ 税込98,800円〜 |
||
iPhone13 Pro | 999ドル~ 税抜111,637円~ 税込122,800円〜 |
||
iPhone13 Pro Max | 1099ドル~ 税抜122,545円~ 税込134,800円〜 |
||
2022 | iPhone SE(第3世代) | 429ドル~ 税抜52,020円~ 税込57,800円〜 | 119円 |
iPhoneは性能も価格も大幅に上昇してきているイメージでしたが、ドルでの販売価格自体はほぼ変化していないことがわかります。
iPhone14もドルでの販売価格は同程度と予想されていることから、価格がどれだけ値上がりするかは円安がどうなるかにかかっています。
一般的に商品の販売価格は発売時のレートではなく、数カ月前のレートをもとに価格決定が行われます。
Appleでもこれまでの価格をみると、だいたい発売前の5月~7月頃のレートが基準となって価格が決定されているようです。
iPhone14の販売価格も、現在のレートである135円前後の価格が基準になる可能性が高いでしょう。
iPhone以外の人気スマホも円安で値上がる?

歴史的な円安によって値上がりするのは、iPhone以外の人気スマホも同様です。
現在はほとんどのスマホが海外で作られているため、円安になれば海外で生産されるスマホへの影響は大きいでしょう。
例えば、ゲーミングスマートフォンとして人気のRedMagicのスマホでは、4月の発売直後に価格が改定される事態となっています。
商品名 | 改定前(税込) 2022年4月18日発売 | 改定後(税込) 2022年5月9日改定 |
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REDMAGIC 7 12G+128G Obsidian | ¥91,000 | ¥99,000 |
REDMAGIC 7 18G+256G Supernova | ¥116,000 | ¥128,000 |
このようにiPhone以外の人気スマホであっても、今後は急激な円安の影響で値上がりする可能性が高いでしょう。
国産スマホなら影響を受けないのか?

それでは、国内で生産を行っている国産スマホの価格は円安の影響を受けないのかを考えてみましょう。
スマホの価格には、円安だけでなく原材料の値上がりや輸送費のコスト、人件費の上昇なども関係してきます。
国内で生産を行う国産スマホであっても、原材料の全てを国産に頼ることはできないため円安の影響は出てくるでしょう。
特に世界中で半導体の需要が高まっているため、今後も半導体の値上がりは必須です。
更に、2022年に入ってからはロシアやウクライナの情勢により、製造工程で使うガスや希少金属の価格高騰も懸念されています。
例えばスマホのボディによく利用されるアルミも、2月時点で国際価格が13年半ぶりに過去最高値を更新しました。
国産スマホであっても原材料や輸送コストの値上がりにより、価格は上昇すると予想できます。
iPhone14を最も安く購入するにはどうすればいいか

高額になると予想されるiPhone14を安く購入するには、各キャリアで提供されている端末購入プログラム等を上手に利用して購入するのがおすすめです。
最近は回線契約なしでキャリアからスマホを購入可能ですし、スマホを返却する必要はありますが、毎回2年ほどでスマホを乗り換えているなら問題はないでしょう。
iPhone14の各キャリアでの販売価格はまだわからないため、iPhone13(128GB)の価格でどの程度お得に購入できるかをチェックしてみましょう。
ドコモのいつでもカエドキプログラム

ドコモのいつでもカエドキプログラムは、返却を条件に機種代金を安くできる残価設定型のプログラムです。
23か月目に利用すれば残価の支払いが不要となりますし、1~22か月目での利用でも早期利用特典があるため早めに機種変更したいというユーザーにもおすすめです。
例えば、ドコモのいつでもカエドキプログラムを最大限に利用すると、iPhone13(128GB)は111,672円が実質負担額56,232円と約半額で利用できます。
いつでもカエドキプログラムの概要 | |
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概要 | 残価設定型のプログラム。 スマホ返却で支払24回目(残価)のお支払いが不要 |
適用条件 | 以下の①②を両方満たす場合 ①dポイントクラブに加入し、対象機種を残価設定型24回払いで購入するとともに本プログラムに加入 ②dポイントクラブを継続し、利用の対象機種を返却 |
期間 | 2021年9月24日〜 |
対象端末 | ・iPhone SE3 ・iPhone13シリーズ ・Galaxy Z Flip3 5G ・Galaxy Z Fold3 5G ・Xperia 5 III ・AQUOS sense6 |
auのスマホトクするプログラム

auのスマホトクするプログラムは、分割払い購入した対象機種を購入した月から13~25ヶ月目に返却すると、25ヶ月目以降の支払いが免除されるプログラムです。
いつでもカエドキプログラムと同じく残価設定型で、人気機種であるほどお得にスマホを購入できます。
auのスマホトクするプログラムを最大限に利用すると、iPhone13(128GB)は115,020円が実質負担額62,100円で購入可能です。
au スマホトクするプログラムの概要(税込) | |
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概要 | ・au、au取扱店で対象機種を24回払いで機種を購入する ・購入機種の2年後の買取価格を残価(=最終回支払分)として設定 ・毎月の負担額が安くなる&13か月目〜25か月目までに機種の返却をすれば最終回支払分の支払いが不要 ・機種を返却しない場合最終回支払分を再度24回払いor一括払いで継続可能 |
適用条件 | ①購入した機種を12か月間利用 ②13か月目〜25か月目に機種を返却 |
利用料 | 無料 |
注意点 | ・故障している場合は故障時利用料22,000円(不課税)が必要 |
ソフトバンクの新トクするサポート

ソフトバンクの新トクするサポートは、48回払いで購入した対象機種を5ヶ月目に端末を返却すると最大で半額になるお得なプログラムです。
新トクするサポートの場合は残価設定ではなく、48回払いのうちの最大24回分の支払いが不要になります。
ソフトバンクの新トクするサポートを最大限に利用すると、iPhone13(128GB)は115,920円が半額になり、実質負担額57,960円で利用することができます。
新トクするサポート | |
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サービス開始 | 2021年10月13日(水) ※2021年9月24日以降に「トクするサポート+」に加入した方も対象 |
概要 | 対象機種でプログラムを利用すると分割支払金(最大24回分)の支払いが不要となる |
オプション | 機種購入を1か月目として13ヵ月目から24ヵ月目にプログラム利用可能(1年くりあげオプション) |
条件 | ①対象機種を48回払いで購入、かつプログラムに加入 ②プログラム加入後、25ヶ月以降にソフトバンクにスマホを返却する ※端末を購入しなくてもプログラムの利用は可能 |
対象機種 | 48回払いで購入できる機種 |
注意点など | ・回収・査定する機種が故障などしていると別途料金が発生する可能性がある |
楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラム

楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラムは、48回払いで購入した対象機種を5ヶ月目に端末を返却すると最大で半額になるプログラムです。
内容はソフトバンクと同じですが、楽天モバイルの強みはiPhone本体価格が4モバイルの中で最安値という点です。
楽天モバイルのiPhoneアップグレードプログラムを最大限に利用すると、iPhone13(128GB)は96,470円が半額になり、実質負担額48,216円で購入できます。
楽天iPhoneアップグレードプログラム 詳細 | |
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概要 | iPhoneの対象機種でプログラムを利用すると分割支払金(最大24回分)の支払いが不要 |
適用条件 | ①対象機種を48回割賦で購入 ②楽天iPhoneアップグレードプログラムに加入 ③25ヶ月目にスマホを返却 ※楽天回線の申し込みは不要 |
注意点 | ・返却時に事務手数料3,300円(税込)かかる ・対象年齢が18歳以上 ・支払い方法は楽天カードのみ ・年間通算で新規申し込み台数が2台まで |
円安で値上がり予定のiPhone14もお得に購入しよう

記録的な円安と半導体不足、更にはコロナ渦とウクライナ情勢により、iPhone14の価格はこれまでにないほど値上がりしそうです。
ただし、各キャリアが提供している端末購入プログラムを利用すれば半額程度で購入することができるのでおすすめです。
値上がり予定の新型iPhoneも、お得に購入して楽しみましょう。