ずっと使い続けていたスマートフォンから機種変更を行い、最新機種や今までよりも安い料金のキャリアスマホを使いたいと思っている人は多いでしょう。
機種変更を行うにあたって、iPhoneを利用する人であればデータのバックアップや移行など自分で行うべきことがいくつかあります。
本記事では、iPhoneからiPhoneへの機種変更を自分でするときの具体的な手順や注意点、よくある質問についてご紹介します。
iPhoneに機種変更時にメール設定を引き継ぐ方法|できない場合の対処法も解説機種 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
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本体 | ||||
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iPhoneの機種変更を自分でする方法
iPhoneへの機種変更を自分でする場合、以下の4ステップが必要です。
iPhoneの機種変更を自分で行うには、データのバックアップ・データ移行・SIMカードの入れ替え・iPhoneの初期設定といった大きく4つの手順を進める必要があります。
いずれの手順もポイントを押さえておけば、誰でも問題なく進めることができます。早速、次項からチェックしていきましょう。
手順1:iPhoneのデータをバックアップする
はじめに、機種変更する元のiPhoneに残っているデータをバックアップしましょう。
iPhoneのデータをバックアップは、iCloudまたはiTunesいずれかを使うと簡単に行うことができます。
パソコンがない人はiCloudを、パソコンがある人はiTunesを活用する方法が基本です。
iCloudでバックアップする方法
iCloudとは、Appleが提供するクラウドサービスのこと。インターネット上にデータを保存しておくことが可能です。
パソコンがなくても、Wi-Fi環境に接続できれば誰でも利用できる点が魅力といえます。
- iPhoneをWi-Fiへ接続する
- 「設定」をタップする
- 「ユーザー名」をタップする
- 「iCloud」をタップする
- 「iCloud バックアップ」をタップする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップする
注意すべき点は、無料で利用できるのは5GBまでだということです。
もし5GBで足りない場合は、以下のような有料プランへアップグレードする必要があります。
- 50GB:130円
- 200GB:400円
また、バックアップ中にWi-Fiの接続が切れると、バックアップも中断されるため注意しましょう。
iTunesでバックアップする方法
iTunesとは、Appleが提供するメディアプレーヤーのこと。iTunesを使えば、音楽や映像鑑賞だけでなく、大容量データを無料でバックアップしておくこともできます。
もしパソコンを持っているのであれば、iTunesを活用した方がスムーズでしょう。
iTunesを活用してバックアップを取るには、iTunesアプリとパソコンとiPhoneを接続可能なUSBケーブルが必要です。
- パソコンでiTunesをダウンロードする
- パソコンでiTunesを開く
- USBケーブルでパソコンとiPhoneを接続する
- iTunesでデバイスを選択する
- デバイスの「概要」をクリックする
- 「バックアップ」の「手動でバックアップ/復元」から「今すぐバックアップ」をクリックする
基本、iTunesを使ってのデータバックアップであれば、iPhoneにある全てのデータを保存することが可能です。
ただ、もしパソコンの残り容量が足りないなどの理由でバックアップし切れなかった場合は、外付けHDDを別途購入して活用する必要があるためチェックしておきましょう。
また、バックアップを行う際に「ローカルのバックアップを暗号化」にチェックを入れると、アカウントパスワードやヘルスケアデータなどもバックアップ取得ができます。
手順2:新しいiPhoneにデータを移行する
機種変更前のiPhoneのデータをバックアップしたら、新しいiPhoneへデータを移行しましょう。
もし機種変更のタイミングでキャリアへ下取りに出す場合、バックアップが取れていないとデータを復活させることができません。
あらかじめ再度データのバックアップが取れているかどうか確認しておきましょう。
クイックスタートでデータ移行する方法
クイックスタートとは、iPhoneの初期設定を行う機能のことです。パソコン不要で、機種変更前の端末と新しい端末さえ手元にあればすぐに実行できます。
iOS11以降、新旧のiPhoneをかざすだけで初期設定を完了させることができ、iCloudからの復元が可能となりました。
また、iOS12.4以降であれば、旧機種にてバックアップを取得しなくてもiPhone間へのデータ移行が可能となりました。
ただ、初期設定済みの端末にてデータ移行のみを目的としてクイックスタートを利用することはできません。
- 旧iPhoneでBluetoothをオンにする
- 新iPhoneの電源を入れて旧iPhoneの近くに置く
- 旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」と表示される>「続ける」
- 旧iPhoneにカメラのファインダー、新iPhoneに丸いアニメーションが表示>ファインダーに丸いアニメーションを収める
- 「新しいiPhoneの設定を完了」と表示される
- 新iPhoneへ旧iPhoneのパスワードを入力する
- 生体認証・Apple IDなどの設定を進める
- 「デバイス間でデータを転送する」を選択する
- 転送完了後、新iPhoneは再起動され利用可能となる
- アプリの再ダウンロード+インストール完了後に使い始められる
手順3:iPhoneのSIMカードを入れ替える
新iPhoneへのデータ移行を完了したら、iPhoneのSIMカードを入れ替えましょう。
iPhoneのSIMカードとして「SIMカード」と「eSIM」といった2種類が存在します。
SIMカードの場合
- iPhoneの電源を切る
- SIMトレイの穴にピンを差し込み取り出す
- 旧SIMカードを取り出す
- 新SIMカードをセットして電源を入れる
SIMカードの入れ替えは、SIMカードを取り出して新しいSIMカードを入れるといった簡単な手順です。
eSIMの場合
- 旧iPhoneと新iPhoneの電源を入れて近づける
- 新iPhoneの「設定」>「モバイル通信」>「モバイル通信プラン」をタップする
- 任意のモバイルデータ通信プランをタップする
- 旧iPhoneに表示された画面を確認し「転送」をタップする
- 新iPhoneに表示されるバナー>「続ける」をタップする
eSIMの場合は物体を入れ替えるわけではなく、旧eSIMから新たに発行したeSIMを転送する必要があります。
手順4:新しいiPhoneの初期設定をする
SIMカードの入れ替えが完了したら、新しいiPhoneの初期設定を行いましょう。
初期設定として行うべきことは、バックアップしたデータの復元や言語、Wi-Fiの設定が主です。
バックアップしたデータは、初期設定時以下のようにデータの復元方法を選ぶことができます。
- iCloudバックアップから復元
- iTunesバックアップから復元
iPhoneの機種変更を自分でする際の注意点
以上で解説した手順以外にも、iPhoneの機種変更時に注意すべき点はいくつかあります。
ここからは、iPhoneの機種変更を自分でする際の注意点についてご紹介します。
データ引き継ぎが個別で必要なサービスもある
まとめてデータ移行できるとはいえ、以下のように個別でデータの引き継ぎを行う必要のあるアプリも多くあります。
- LINE
- Googleアカウント
- Suica
- Apple Pay
- ゲーム
機種変更を行う前に、個別でデータ引き継ぎが必要かどうか確認しておくとスムーズです。
バックアップ前に空き容量を確認する
データのバックアップを行う前に、データ移行先の空き容量を確認しておきましょう。
もし空き容量が不足していた場合、全てのデータをしっかりと保存しきれず、新しいiPhoneへ機種変更した際もデータの引き継ぎを完了できない可能性があります。
空き容量が足りない場合には、iCloudなどのオンラインストレージを活用したり、パソコンや外付けHDDを導入したりすることをおすすめします。
IDやパスワードを忘れずに控えておく
新しいiPhoneへ機種変更する前に、各種サービスのIDやパスワードを全て控えておきましょう。
サービスやアプリによっては、一度IDやパスワードを入力したきりで保存しているままという場合も少なくありません。
その状態で機種変更してしまうと保存されていたIDやパスワードも全て解除されてしまうので、再度入力が必要となります。
新しいiPhoneでもスムーズに各種サービスを利用できるよう、登録しているサービスやアプリのアカウント情報はあらかじめメモなど控えておくとよいでしょう。
iPhoneの機種変更を自分でする際によくある質問
最後に、iPhoneの機種変更を自分でする際によくある質問についてご紹介します。
SIMカードを差し替えるタイミングはいつ?
データのバックアップにはどのくらいかかる?
クイックスタートでデータ移行するとどのくらいかかる?
自分でiPhoneの機種変更を行ってスマホ代をお得に!
今回は、自分でiPhoneからiPhoneへ機種変更の手続きを行う手順や注意点についてご紹介しました。
データのバックアップをはじめとしたデータ管理をしっかりと行うことで、自分でもスムーズに機種変更を進めることができます。
最新スマホや格安スマホへの機種変更を検討中の人は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。