ドコモオンラインショップでの手続きは、ドコモショップと比較して時間短縮・手数料節約など様々なメリットがあります。
一方でSIMカードの差し替えや開通手続きなど、実店舗なら店員が代行する作業を自身で行うため、操作方法がわからないなどの理由で困る方も多いようです。
- ドコモ開通手続きの期限
- 手続きができなかった場合をパターン別に紹介
- WEBと電話での開通方法
今回はドコモオンラインショップで購入した端末の開通手続きと、期限内に開通手続きができなかった場合の対処法などを解説します。
ドコモオンラインと店舗のメリット・デメリット比較|価格に違いはある?ドコモオンラインショップの開通手続きには期限がある
冒頭でも紹介した通り、ドコモオンラインショップで機種変更や新規契約をした場合「開通手続き」が必要です。
- ドコモの新規契約
- 機種変更
- 他社からの乗り換え(MNP)
他社からの乗り換えに限っては、放置しても自動開通されないため、作業が必要です。
以下の表にて、新規契約・機種変更・MNPそれぞれの開通手続きの期限を確認しましょう。
開通手続きの期限 | |
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新規(追加)契約の場合 | 商品出荷日から起算して15日以内 |
機種変更の場合 | |
他社から乗り換え(MNP)の場合 | 商品受取後1か月 (MNP予約番号有効期限に注意) |
新規契約と機種変更では出荷された日から起算するので、商品到着後は早めに開通手続きを行う必要があります。
また、特に気を付けておきたいのは乗り換え(MNP)の場合です。
乗り換え(MNP)の開通手続き期限は1か月と長いですが、発行したMNP予約番号有効期限は通常15日に設定されています。
MNP予約番号有効期限が切れると転出元のキャリアで再発行しなければならないため、なるべく有効期間内に開通手続きをすることをおすすめします。
ドコモオンラインショップで機種変更やMNPを行った場合、開通手続きをするまでは変更前のスマホ・回線をそのまま利用できます。
そのため設定やデータ引き継ぎの作業が面倒で開通手続きを後回した結果、開通手続きの期限が切れてしまう方が多い傾向です。
特に乗り換え(MNP)の場合は忘れずに開通手続きを行いましょう。開通手続きをしないとどのようなことが起こるのか、次の章で解説します。
ドコモオンラインショップの開通手続きを行わなかった場合はどうなる?
開通手続きの期限までに手続きを行わなかった場合、新規契約・機種変更・MNPでどうなるのか解説します。
期限を過ぎた場合の対応 | |
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新規(追加)契約の場合 | ドコモ側で自動的に開通手続きが行われる |
機種変更の場合 | |
他社から乗り換え(MNP)の場合 | 契約の申込みは取消し、端末代金が請求される |
新規・機種変更の場合は、ドコモ側で自動的に開通手続きが行われます。
開通手続きのタイミングは、原則開通手続き期間満了日(商品出荷から15日)の翌日ですが、事情により遅れる場合もあります。
ドコモオンラインショップで手続きしたのに「まだ端末が届いていない・受け取っていない」という場合でも、自動的に開通手続きが行われるので安心です。
MNP(他社から乗り換え)の場合は開通作業が手動
MNP(他社から乗り換え)の場合は必ず自分で開通手続きを行わなければなりません。
MNPで機種変更を行う場合、開通手続きをしないまま1か月経過すると乗り換え(転入/転出)の手続き自体が取り消しとなってしまいます。
手続きは取り消される一方で、端末代金は請求されるので注意してください。
MNPの場合は、とくに開通手続きのし忘れには気を付けましょう。
開通手続き自体が不要なケースもある
機種変更の場合に限り、開通手続き自体が不要なケースもあります。
基本的に、SIMカードの形状が変わらない機種変更であれば開通手続きは不要です。
SIMカードの形状が変わらない主な機種変更のパターンを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
5G対応スマホ→5G対応スマホへの機種変更の場合
ドコモで5G対応スマホから5G対応スマホへ機種変更する場合は、開通手続きが不要です。
このケースでは利用するSIMカードの形状が変わらないため、今まで使っていたSIMカードを新しい機種に差し込むだけで利用できます。
5G対応スマホは以下の通りです。
- iPhone12シリーズ以降のiPhone
- 5G対応スマートフォンと記載のあるAndroidスマホ
- タブレットなどの5G対応機種
iPhone12以降のiPhoneと「5G対応」と記載されているAndroidスマホ間の機種変更であれば、開通手続きは必要ありません。
ahamo契約中の機種変更でSIMカードが変わらない場合
ahamo契約中のユーザーがドコモオンラインショップで機種変更を行い、新しいスマホにSIMカードが同梱されていない場合は開通手続きが不要です。
ahamoはドコモが運営する格安料金プランのサブブランドであり、ahamoの契約そのままでドコモオンラインショップでの機種変更が可能です。
ドコモオンラインショップで購入したスマホにSIMカードが同梱されていない場合、これまで使っていたSIMカードを新機種に差し替えれば作業完了です。
iPhoneSE(第2世代)以前のiPhone・iPadに機種変更でSIMカードが変わらない場合
iPhoneSE(第2世代)以前のiPhoneやiPad(4Gのみ対応のApple製品)に機種変更し、SIMカードが同梱されていない場合は開通手続きが不要です。
現在ドコモオンラインショップでは4Gのみ対応の新品iPhoneは販売していませんが、ドコモ認定リユース品として4G対応iPhoneを販売しています。
そのため現在4G対応スマホのユーザーがドコモ認定リユース品に機種変更する際に、開通手続きが不要になる場合があります。
ドコモオンラインショップで開通手続きの手順と方法
次に、実際に開通手続きを行うための手順・方法を紹介します。
開通手続きの方法は以下の2通りです。
下記にて、それぞれの方法について詳しく解説します。
WEBで開通手続きをする場合
WEBで開通手続きをする場合は、以下の情報が必要です。
- 受付番号
- 連絡先電話番号
- 暗証番号
申込み時に入力した連絡先電話番号と暗証番号、申し込み後に表示された受付番号が必要になるのであらかじめ控えておきましょう。
機種変更の場合は、dアカウントでのログインも可能です。
開通手続きの手順は以下の通りです。
- ドコモオンラインショップにアクセスし「購入履歴」を選択
- 受付番号・連絡先電話番号・暗証番号を入力※dアカウントでのログインも可
- 「切り替え(開通)のお手続きへ」を選択
- 「開通前のご確認事項」を確認し、受付確認メール送信先を指定
- 内容を確認し「ご注文を確定する」を選択
新規契約・機種変更の開通手続きは24時間受け付けています。
一方で、乗り換え(MNP)の場合は午前9時から午後9時までなので、必ず受付時間内に手続きしましょう。
電話で開通手続きを行う場合
電話での開通手続き方法は新規契約・機種変更の場合と乗り換え(MNP)の場合で若干異なります。
それぞれ解説します。
新規契約・機種変更の場合
新規契約の場合、購入した機種と一緒にSIMカードが送られてきます。SIMカードを端末に挿した後に切替専用ダイヤル「1580」に電話しましょう。
受付時間は24時間なので深夜や早朝にも手続きは可能です。なお切替専用ダイヤルは購入した機種以外からは繋がらないので注意してください。
必要なものはドコモ契約時に設定した4桁の「ネットワーク暗証番号」です。
基本的には音声ガイダンスに従って数字をプッシュするだけなので、簡単に開通手続きを済ませられます。
新規契約の場合は絶対に開通手続きが必要ですが、機種変更の場合は不要になることもあります。
入力が必要な情報の量をふまえると、新規契約・機種変更はWEBよりも電話で開通手続きした方が簡単かもしれません。
新規契約・機種変更の場合 | |
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切替専用ダイヤル | 携帯電話から(局番なし)1580(通話料無料) ※購入した機種以外からは繋がらない |
受付時間 | 24時間 ※システムメンテナンス時間を除く |
手続きに必要なもの | ・ネットワーク暗証番号(今回手続きした電話回線のもの) ・新しいドコモSIMカードを挿入した機種 |
MNP(他社から乗り換え)の場合
他社から乗り換えた方が電話で開通手続きする際に必要なものは以下の通りです。
- ドコモのSIMカードを挿している端末
- ネットワーク暗証番号
上記2つを準備し、ドコモインフォメーションセンターへ電話しましょう。
- フリーダイヤル:0120-800-000※ドコモ携帯からは151
- 受付時間:9:00〜20:00
番号はフリーダイヤルですが、オペレーターが対応するため受付時間が限られています。
電話が繋がりにくい場合もあるので、MNPの場合はドコモオンラインショップから開通手続きをした方がスムーズでしょう。
MNP(他社から乗り換え)の場合 | |
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切替専用ダイヤル | ドコモ インフォメーションセンター 一般電話などから0120-800-000 ※一部のIP電話からは接続できない場合がある |
受付時間 | 午前9時~午後8時(年中無休) |
手続きに必要なもの | ・ネットワーク暗証番号(今回手続きした電話回線のもの) ・新しいドコモSIMカードを挿入した機種 |
ドコモオンラインショップの開通手続きはお早めに!
今回はドコモオンラインショップで契約した際の開通手続きについて紹介しました。
開通手続きの方法はWEBか電話の2種類です。契約によって手続きに必要なものや手続き方法が異なるため、自分の契約状況に合わせて選びましょう。
- 新規契約・機種変更:電話
- 乗り換え(MNP):WEB
なお機種変更は開通手続きが不要なケースもあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。
契約種別によって開通手続きの期限は異なりますが、どの契約形態にせよ早めに開通手続きを行いましょう。
開通手続きの期限 | |
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新規(追加)契約の場合 | 商品出荷日から起算して15日以内 |
機種変更の場合 | |
他社から乗り換え(MNP)の場合 | 商品受取後1か月 (MNP予約番号有効期限に注意) |
特に乗り換え(MNP)に関しては自動的に開通手続きが行われず、1か月を過ぎると契約が破棄され端末の支払いだけが残ります。
乗り換え(MNP)の方は忘れずに開通手続きをしてください。
期限を過ぎた場合の対応 | |
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新規(追加)契約の場合 | ドコモ側で自動的に開通手続きが行われる |
機種変更の場合 | |
他社から乗り換え(MNP)の場合 | 契約の申込みは取消し、端末代金が請求される |
どちらにしても放置はせず、早めに対応することをおすすめします。