昨今はスマホのカメラも大幅に向上し、カメラ性能を一番の売りにする機種も増えてきました。
特に2018年の最新スマホではカメラレンズの数を増やして、デュアルカメラやトリプルカメラなどと強調しているものも多々見られるます。
なぜ各社はデュアルカメラやトリプルカメラを競って採用していくのでしょうか?
レンズが2つ以上並んでいる様子を見ると、それだけで高性能な気がしなくもないですが、このページでは具体的にどんな性能差・メリットがあるのか紹介していきます。
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
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デュアルカメラとは
画像引用元:http://www.galaxymobile.jp/galaxy-note8/camera/
デュアルカメラとは、カメラユニットを2基並べて、1回の撮影のために2基のカメラユニットを同時に使うことができるものをいいます。
デュアルカメラは、デュアルレンズやダブルカメラなどとも呼ばれます。
では、カメラユニットを2基あることで撮影にどのような効果があるのでしょうか。
よりキレイな写真が撮れるデュアルカメラの搭載方法
画像引用元: https://consumer.huawei.com/jp/phones/mate10-pro/
カメラユニットの2基の内、1つをモノクロレンズにしたり明暗に強いイメージセンサーを搭載することで、明暗差をよりはっきりさせた写真を撮ることが可能となります。
例えばHUAWEI Mate10 Proですと、1,200万画素のカラーレンズと2,000万画素のモノクロレンズのダブルカメラになっています。
ソニーのXperia XZ2 Premiumも1つをモノクロレンズとすることで暗所での撮影に強みを見せています。
写真を撮る際、1,200万画素のカラーレンズで色を検知すると同時に、2,000万画素のモノクロレンズは明暗を検知するのです。
これによってカラーレンズしかないカメラよりも明暗差をはっきりと出すことができるのです。
一般的に人間の目は明暗に敏感といわれており、明暗差がはっきりした写真=キレイな写真と認識します。
ただし、デュアルカメラだからといって必ずしもモノクロレンズが搭載されているとは限りません。
ズームしても写真が粗くならないズームカメラの搭載
画像引用元:https://www.softbank.jp/mobile/iphone/iphone-x/products/?itemType=1&agncyId=sbm
スマホでは、ズームして撮影すると極端に粗い写真ができることが少なくありません。
しかしデュアルカメラの1つをズーム専用、もう一つを広角レンズ専用にすることでにすることによって、ズームしても粗くならず、広角も楽しめるカメラ構成にできます。
1基を望遠レンズとすることでズームに特化した撮影、1基を広角レンズにすることで画角が広い撮影が可能になります。
例えばiPhone Xであれば、3倍までは一切画質を落とさずに撮影できます。
ただし、デュアルカメラでも望遠レンズは備えていない場合はこの限りではありません。
デュアル以上で実現する背景をばかした写真が撮れる
写真撮影には「ぼかし」というテクニックがあります。
ぼかしとは、写真のメインである被写体を際立たせるために、背景をわざとぼかすというものです。
下の写真を見てください。
画像引用元: http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s9/camera/
これはぼかしのない普通の写真です。被写体の女性と一緒に背景もしっかり写り込んでいますね。
次にこの写真を見てください。
画像引用元: http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s9/camera/
これは先程の写真の背景をぼかしたものです。女性の背景がぼかされていることで、女性がよりはっきりと写っているように感じられるのがわかると思います。
これがぼかしのテクニックです。
こういった写真は、これまでは一眼レフカメラやミラーレスカメラのような本格的なものでなければ撮影できませんでした。
それがデュアルカメラの登場によって、スマホでも背景をぼかした撮影ができるようになりました。
カメラユニット2基を使うことによって、被写体の距離や位置を正確に把握し、それ以外はぼかすという調整が可能となったからです。
被写体を際立たせるぼかしはSNSへの投稿でも一目置かれそうですね。
ただし、デュアルカメラだからといって必ずしも背景ぼかしができるとは限りません。
デュアルカメラを搭載している機種をピックアップ!
ここまでデュアルの機能について紹介してきました。
次に、実際にデュアルカメラを搭載している機種のうち代表的なものをいくつかピックアップしていきます。
機種選びのご参考になれば幸いです。
iPhone X
iPhone Xは広角レンズと望遠レンズのデュアルカメラとなっています。
iPhone Xのデュアルカメラは「ポートレートライティング」という機能を有しており、被写体の背景や明るさを調整することができます。
ポートライティングには5つのモードがあります。
- 自然光……顔に焦点を合わせて背景をぼかす。
- スタジオ照明……自然光と比べて強く顔を照らし、背景をぼかす。
- 輪郭強調照明……顔に影をつけるように照らして輪郭を強調し、背景をぼかす。
- ステージ照明……背景が黒くなり、顔にスポットが当たる。
- ステージ照明(モノクロ)……ステージ照明の効果をモノクロで撮影する。
望遠レンズによるズームに加えて、ポートライティングによるぼかしも可能ということですね。
iPhone Xの機種としてのスペックは以下のようになります。
スペック表 | iPhone X |
---|---|
OS | iOS11 |
CPU | 64ビットアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ ニューラルエンジン 組み込み型M11モーションコプロセッサ |
RAM | 3GB |
内部ストレージ | 64GB/256GB |
外部ストレージ | 非対応 |
大きさ | 約143.6mm(高さ)×約70.9mm(幅)×約7.7mm(奥行き) |
重さ | 174g |
ディスプレイ | 5.8インチ(有機EL) |
解像度 | 2,436×1,125 |
背面カメラ | 有効約1,200万画素(デュアルレンズ) |
正面カメラ | 有効約700万画素 |
防水 | IP67 |
生体認証 | 顔認証 |
ヘッドフォンジャック | なし |
バッテリー | 2,716mAh | 通信方法 | FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66) TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42) TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A) CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900、2,100MHz) UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz) GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz) |
値段 | 112,800円(税抜)/129,800円(税抜) |
iPhone 8 Plus
iPhone 8 PlusもiPhone Xと同様のカメラ性能を持ち、ポートライティングに対応しています。
ただしカメラは同じでもディスプレイの解像度がiPhone Xのほうがきめ細かく、しかもiPhone Xは有機ELディスプレイのため、撮れる写真は同じでもiPhone Xのほうがキレイに見えることはありえます。
iPhone 8 Plusの機種としてのスペックは以下のようになります。
スペック表 | iPhone 8 Plus |
---|---|
OS | iOS11 |
CPU | 64ビットアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ ニューラルエンジン 組み込み型M11モーションコプロセッサ |
RAM | 3GB |
内部ストレージ | 64GB/256GB |
外部ストレージ | 非対応 |
大きさ | 約158.4mm(高さ)×約78.1mm(幅)×約7.5mm(奥行き) |
重さ | 202g |
ディスプレイ | 5.5インチ |
解像度 | 1,920×1080 |
背面カメラ | 有効約1,200万画素(デュアルレンズ) |
正面カメラ | 有効約700万画素 |
防水 | IP67 |
生体認証 | 指紋センサー(ホームボタン) |
ヘッドフォンジャック | なし |
バッテリー | 2675mAh | 通信方法 | FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66) TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42) TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A) CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900、2,100MHz) UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz) GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz) |
値段 | 89,800円(税抜)/106,800円(税抜) |
HUAWEI Mate 10 Plus
1,200万画素のカラーレンズと2,000万画素のモノクロレンズによるデュアルカメラを搭載し、それによって明暗差がよりはっきりした写真が撮れます。
またAIによる被写体や撮影シーンの認識が行われ、色や明るさなどを自動的に調整してくれる機能を持っています。背景ぼかしも可能です。
HUAWEI Mate 10 Plusの機種としてのスペックは以下のようになります。
HUAWEI Mate 10 Pro | |
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OS | Android. 8.0 |
CPU | HUAWEI Kirin 970 オクタコアCPU (4 x 2.36 GHz A73 + 4 x 1.8 GHz A53) + i7 コプロセッサ / Mali-G72 12コア GPU / NPU: Neural Network Processing Unit |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
外部ストレージ | 非対応 |
サイズ | 約154.2mm(高さ)× 約74.5mm(幅)× 約7.9mm(厚さ) |
重さ | 約178g |
ディスプレイ | 約6.0インチ(有機EL) |
解像度 | 2,160×1,080 |
背面カメラ | 1,200万画素カラーセンサー+2,000万画素モノクロセンサー |
正面カメラ | 800万画素 ƒ/2.0 |
防水・防塵 | IP67 |
生体認証 | 指紋認証(背面) |
ヘッドフォンジャック | なし |
通信方法 | FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32 TDD LTE: B34 / 38 / 39 / 40 / 41 (2545-2655 MHz) 受信時 2CCA / 3CCA 対応 WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 TD-SCDMA: B34 / 39 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz セカンダリーSIM: LTE, WCDMA, GSMの上記周波数 |
バッテリー | 4,000mAh |
値段 | 89,800円(税抜) |
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Galaxy S9+
Galaxy S9+は広角カメラと望遠カメラを備えたデュアルカメラです。
カメラの絞り値をF1.5とF2.4とで自動的に切り替える「デュアルアパチャー」や960フレームの「スーパースローモーション撮影」、「デュアル光学手ブレ補正」等など独自の機能を多数搭載しています。
暗いところでもノイズを抑えて被写体を鮮明に撮ることも可能です。
Galaxy S9+の機種としてのスペックは以下のようになります。
スペック表 | Galaxy S9+ |
---|---|
OS | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSD (最大400GB) |
サイズ | 約158mm(高さ)×約74mm(幅)×約8.5mm(奥行き) |
重さ | 187g |
ディスプレイ | 6.2インチ(有機EL) |
解像度 | 2,960×1,440 |
背面カメラ | 有効約1,200万画素(デュアルレンズ) |
正面カメラ | 有効約800万画素 |
防水・防塵 | IP68 |
生態認証 | 指紋認証(背面) |
ヘッドフォンジャック | あり |
バッテリー | 3,500mAh |
通信 | au版:最大受信速度958Mbps docomo版:最大受信速度988Mbps Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) Bluetooth® v 5.0, |
値段 | ドコモ版111,456円(税込)/au版112,320円(税抜) |
AQUOS R2
AQUOS R2は約2,260万画素の静止画用カメラと、約1,630万画素の広角の動画用カメラを備えたデュアルカメラです。
最大135度の動画用カメラは「ドラマティックワイドカメラ」と名付けられ、デュアルカメラ機種の中でも特に動画撮影に長けた機種となっております。
しかも、動画撮影中にAIが自動的に写真も撮影する「AIライブシャッター」というユニークな機能もついております。
AQUOS R2の機種としてのスペックは以下のようになります。
スペック表 | AQUOS R2 |
---|---|
OS | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSD (最大400GB) |
サイズ | 約156mm(高さ)×約74mm(幅)×約9mm(奥行き) |
重さ | 181g |
ディスプレイ | 6.0インチ |
解像度 | 3,040×1,440 |
背面カメラ | 約2,260万画素の静止画用+約1,630万画素の動画用 |
正面カメラ | 約1,630万画素 |
防水・防塵 | IPX5/IPX8 / IP6X |
生体認証 | 指紋認証(ホームボタン) |
ヘッドフォンジャック | あり |
バッテリー | 3,130mAh |
値段 | ドコモ版95,904円(税込) ソフトバンク版93,120円 au版95,040円(税抜) |
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Xperia XZ2 Premium
Xperia初のデュアルカメラ搭載となったXperia XZ2 Premiumは、世界初(ソニー調べ)の4K HDR対応機種となりました。
HDRとはHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の頭文字を取った略称であり、従来よりも映像の明暗を自然のままはっきりと写すことができます。
4K又はHDRの一方だけ対応しているスマホはこれまでも存在していました。しかし、4KかつHDRに対応するのは、ソニー曰く世界初とのことです。
カメラは約1,920万画素のカラーカメラと、約1,220万画素のモノクロカメラの組み合わせとなっています。
Xperia XZ2 Premiumの機種としてのスペックは以下のようになります。
スペック表 | Xperia XZ2 Premium |
---|---|
OS | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 |
RAM | 6GB |
内部ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSD (最大400GB) |
サイズ | 約158mm(高さ)×約80mm(幅)×約11.9mm(奥行き) |
重さ | 約234g |
ディスプレイ | 5.8インチ |
解像度 | 3,040×1,440 |
背面カメラ | 約1,920万画素(カラー)+約1,630万画素(モノクロ) |
正面カメラ | 約1,320万画素 |
防水・防塵 | IPX5/IPX8 / IP6X |
生体認証 | 指紋認証(ホームボタン) |
ヘッドフォンジャック | あり |
バッテリー | 3,400mAh |
値段 | 未定 |
デュアルカメラでも何を備えているかは機種による
HUAWEI Mate 10 Proにはモノクロレンズがあって明暗のはっきりしたキレイな写真が撮れると紹介しましたが、iPhone 8 Plusのような望遠レンズはありません。
逆にiPhone 8 Plusにはモノクロレンズがありません。
このようにデュアルカメラと一口にいってもすべて同じわけではないのです。
購入の際は、デュアルカメラでもその機種は何ができるのか、自分はどんな機能を求めているのかをしっかり把握して選ぶ必要があります。
また、やはり高額のハイエンド機ほど優れたカメラ性能を備えているもので、格安のデュアルカメラ搭載端末では背景ぼかし撮影ができないなど機能的な欠点を抱えていることが多いですね。
デュアルの上をいくトリプルカメラとは
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-pro/
トリプルカメラとは、カメラユニットを3基並べて、1回の撮影のために3基のカメラユニットを同時に使うことができるものをいいます。
HUAWEI P20 Proは世界初(HUAWEI調べ)のトリプルカメラ搭載スマホとなります。
トリプルカメラのメリット
カメラユニットを3基も搭載するわけですから、デュアルカメラよりさらに機能を足すことができます。
HUAWEI P20 Proであれば、「4,000万画素カラーレンズ」「2000万画素モノクロレンズ」「800万画素ズームレンズ」という3基のカメラユニットが搭載されています。
同じHUAWEI製で比較すると以下のようになります。
カラーレンズ | モノクロレンズ | ズームレンズ | |
---|---|---|---|
HUAWEI Mate 10 Pro | 1,200万画素 | 2,000万画素 | なし |
HUAWEI P20 Pro | 4,000万画素 | 2,000万画素 | 800万画素 |
HUAWEI Mate 10ではそもそもなかったズームレンズ(望遠レンズ)が足されているのがわかりますね。
このようにカメラユニットを増やすことでカメラ機能を増やし向上させることができるのです。ただ、トリプルカメラがこれから増えれば、やはり機種によって機能・性能は異なることになるでしょう。
最近話題のHUAWEI P20 Proを辛口レビュー|ハイエンドは買いか?
HUAWEI P20 Proのトリプルレンズの最大の特徴を生かした機能がAIアシスト機能です。
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-pro/
シチュエーションや状況に応じて、3つのレンズをどのように組み合わせればより綺麗な写真が撮れるのをAI判定してくれるので、常に満足のいく仕上がりとなります。
レンズの数だけで判断しないこと!
デュアルカメラ、トリプルカメラを採用したスマホは、カメラ性能が優れている場合が多いです。
しかしながら、レンズの数が同じなら性能もすべて同じというわけではありません。
画素数の差もそうですが、備わっているレンズは何であるのか、「カラーレンズとモノクロレンズの組み合わせ」なのか、「広角レンズと望遠レンズの組み合わせ」なのかなども把握しておきましょう。
その上で、明暗差がはっきりしたキレイな写真を撮りたいなら例えばHUAWEI Mate 10 Proを、ズームでも画質を落とさず撮りたいならiPhone Xをというふうに選択しましょう。
どちらも重視したいならトリプルカメラのHUAWEI P20 Proですね。
また、カメラ性能もやはり価格に比例するところが大きく、格安のデュアルカメラ端末には機能的な欠点がある場合が多いです。
購入の際は一度しっかりと各機種の詳細を確認しましょう。
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/mate10-pro/