HUAWEI nova lite 2の評価レビュー|買う理由と買わない理由

  • 23.11.13
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

HUAWEI nova lite2は、2018年2月9日にSIMフリーとして発売されたスマートフォンです。従来機種であるHUAWEI nova liteは、普段使いにピッタリの程よい価格とスペックとして人気を集めました。

今回のHUAWEI nova lite 2は、HUAWEI nova liteの性能をあらゆる面で上回った、申し分のないスペックのスマートフォンとなっています。

価格も2万円台なので、他の機種に比べても買い求めやすい価格なのが特徴。大きめのディスプレイでスムーズな操作性が魅力のHUAWEI nova lite 2ですが、今回はメリットだけでなくデメリットも詳しくご紹介いたします。

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HUAWEI nova lite 2のスペック


HUAWEI nova lite 2のスペックは以下の通りです。

対応OS AndroidTM 8.0 Oreo/EMUI 8.0
CPU HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4×2.36GHz+4×1.7GHz)
サイズ 約150.1(H)×72.05(W)×7.45(D)mm
本体重量 約143g
ディスプレイ 約5.65インチ 18:9TFT 2160×1080ピクセル
内蔵メモリ容量 RAM 3GB/ROM 32GB
外部メモリ micro SDスロット 最大256GB対応
メインカメラ 有効画素数 約1300万画素+約200万画素
インカメラ 有効画素数 約800万画素
バッテリー容量 3,000mAh(内蔵電池)
通信速度 送信時(上り)最大50Mbps/受信時(下り)最大150Mbps
通信方式 FDD LTE:B1/3/5/7/8/19/20
WCDMA:B1/2/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
セカンダリーSIM:GSMの上記周波数(海外のみ)
インターフェース Micro USB
テザリング機能
SIM nano SIM×2
カラー ブルー、ブラック、ゴールド

HUAWEI nova lite 2のメリット


まずは、HUAWEI nova lite 2のメリットを詳しく見てみましょう。

縦横比率18:9のワイドビューディスプレイ

HUAWEI nova lite 2は約5.65インチの大きなディスプレイが特徴ですが、縦横比率が18:9と縦長のため持ちやすい横幅を実現しています。

さらに2.5D加工ガラススクリーンにはエッジラウンドが採用されており、大きめサイズなのに女性の手にも違和感なくフィットしますし、ポケットにもサッと収納しやすいサイズ感です。

従来機種のHUAWEI nova liteに比べるとディスプレイは大きくなっているのに、本体はさらに薄く、本体重量も約4gほど軽量化されるなど、嬉しい進化が詰まっています。

液晶の解像度が高いため、細かいところまで美しく表示されます。せっかくの大画面なので、ゲームや動画、映像などをキレイに楽しみたい方におすすめのスマートフォンです。

また、ナビゲーションキー(ホームボタンなど)が、オンスクリーンタイプなので、暗い場所で使うことが多い方もハッキリと見えて操作もしやすいですよ。

スムーズでサクサクな操作性の高さ


CPUには最新のHUAWEI Kirin 659(オクタコア)を採用しており、RAMは3GBでROMは従来機種のHUAWEI nova liteの2倍の32GBとスペックは高めとなっています。

複数のアプリや作業を同時に行ったり、データ量の多いダウンロードをいくつも行ったりしない限りは、動作に影響は出にくいです。そのため、3Dゲームなど多くの処理を必要とするゲームをたくさん楽しみたい方には若干不向きな面も。

極端なハード使いではなく、ネットやメール、ちょっとしたゲームなどを利用する場合にぴったりのスペックです。

メインカメラにダブルレンズカメラ搭載

HUAWEI nova lite 2には、1300万画素と200万画素のダブルレンズカメラが採用されています。ダブルレンズカメラは、2種類のカメラで異なるピントを捉え、こだわりの写真を撮ることが可能です。

美しく写真を撮るだけでなく、「ポートレートモード」といった自然に背景をぼかすボケ味の演出ができるため、雰囲気のある写真を撮りたい方におすすめです。

写真のボケ味は強弱を好みで調節することができ、ビューティーエフェクト機能で美肌に調節することで、わざわざ画像を他のアプリで加工しなくても十分綺麗な写真になりますよ。

HUAWEI nova lite 2のダブルカメラレンズはまるで一眼レフカメラで撮ったように、自然でありながら立体感のある仕上がりになるので、写真を上手く撮れないという方にも簡単に使用できます。

他にも、プロ写真モードや望遠モード、ナイスフードモードという食べ物をより美味しく見せるモードまであるので、カメラ機能を楽しめるスマートフォンです。

お気に入りの自撮りが撮れる


自撮りをする場合、スマートフォンを持ちながら本体のシャッターを押したり、セルフタイマーを設定したり、別途手元用のリモートシャッターを購入したりと不便な面も。

HUAWEI nova lite 2のインカメラは800万画素という高画質に加え、インカメラに手のひらを向けると画面上に手のひらマークが出て、その3秒後に自動撮影ができる「ジェスチャー機能」が非常に便利です。

また、ビューティーエフェクトは撮影をしながら10段階の細かい設定が可能なため、より自分好みの1枚を撮ることができますよ。もちろん、撮影後の写真も編集可能です。

さらに細かい部分を補正・演出することができるのですが、使い方も一目見てすぐに操作できるよう直感性に優れているので、複雑な操作は不要です。

手軽に使えるマルチスクリーン機能

HUAWEI nova lite 2には、ディスプレイ内に1度に2つのアプリを利用できるマルチスクリーン機能が搭載されています。YouTubeなど動画を見ながら、メールやニュースのチェックを行うなど、いちいちアプリを中断・終了せずに操作できるのは魅力的ですよね。

自分の利用したいアプリを選択してすぐに設定できるため、いつでもどこでもサッと利用できます。HUAWEI nova lite 2はワイドディスプレイなので、2つのアプリを起動しても見やすく快適ですよ。

2つの機器が同時に利用可能なデュアルBluetooth


一般的に、スマートフォンをBluetoothで繋げる場合は1度に1つの機器です。しかし、HUAWEI nova lite 2は1度に2つの機器とペアリングし利用することが可能。

例えば、Bluetoothを利用してスピーカーで音楽を聴いている時に、電話がかかってきてもBluetooth対応のワイヤレスイヤホンで通話ができます。

他にも、キーボードやパソコンに接続するなど、Bluetoothを使った複数の作業を同時に行うことが多い方にとっては有効な機能といえます。

指紋認証と顔認証


HUAWEI nova lite 2には、もともとは指紋認証のみ採用されていましたが、インカメラを使った顔認証も追加されました。

指紋認証は、本体の背面に指紋センサーがあるので指を押し当てるとロックが解除されます。顔認証は、画面を見るだけでロックが解除されるので指紋認証よりもさらにストレスフリーな認証機能といえます。

しかし、顔認証は周囲が暗くて顔がよく見えなかったりマスクをしたりする場合には、上手く認証できない可能性があります。

そのため、顔認証のみではなく指紋認証を併用することで、より便利にロック機能を使用できます。万が一、指紋認証も顔認証も認識ができなかった場合にそなえて事前に生体認証以外の解除方法を設定します。

解除方法は、パターン・PIN・パスワードの3つから選びます。ここで注意したいのが、絶対にパスワードや解除パターンを忘れてはいけないということです。

どうしても思い出せなかった場合は、本体を初期化しなければなりません。そうならないためにも、必ず自分で忘れない方法・英数字で設定しましょう。

また、指紋センサーについてはロック解除以外にも、指紋センサー長押しでカメラや動画の撮影・電話に出る・アラームを停止する、などジェスチャー機能を割り当てることができます。

さらに指紋センサーで指を下にフリックすると通知パネルが表示されるので便利ですよ。このジェスチャー機能では事前に登録した指以外でも利用できます。

モーションコントロールで直感操作

モーションコントロールとは、本体を動かしたり特定のジェスチャーをすることで直感的にスマートフォンを利用するという機能です。

HUAWEI nova lite 2のモーションコントロールも簡単に設定が行えるようになっています。本体の画面を伏せると消音となるので、いちいちアプリを開いて設定したりボタンを押したりする必要がありません。

また、一般的なAndroid端末のスクリーンショットは、複数のボタンを同時に押すなどタイミングが合わないとスクリーンショット取得を失敗することもあります。

しかし、HUAWEI nova lite 2には「3本指でスクリーンショットを取得」という機能もあり、その名の通り3本指で画面を上から下になぞるだけでスクリーンショットが完了。

さらに、画面をダブルタップするだけで、画面の点灯・消灯も可能に。本体を持ち上げる必要もなく、置いたままで操作できるので便利です。

HUAWEI nova lite 2のデメリット


メリットの多いHUAWEI nova lite 2ですが、注意しておきたい点もいくつかあるので見ていきましょう。

au回線では利用できないので注意

一番注意しておきたいのが、HUAWEI nova lite 2はau回線(au VoLTE、CDMA2000)には対応していない、ということです。

au回線だけでなく、格安SIMなどでHUAWEI nova lite 2を利用しようと考えている方は、au系の回線が使われているのか必ず確認をするようにしましょう。

ちなみにドコモ回線やソフトバンク回線では利用可能なので、ドコモかソフトバンク系の格安SIMであればHUAWEI nova lite 2に対応しています。

DSDSに対応していない


DSDSとは、「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」という意味で、2枚のSIMを1つの端末で同時に利用できる機能のことを指します。HUAWEI nova lite 2にはnano SIMが2枚利用できるようにSIMスロットが用意されていますが、1つはGSMといって海外対応のもののため海外に行った際にDSDS機能が利用できます。

そのため、日本国内ではnano SIMは1枚のみ利用可能となっています。ただし、このSIMスロットはSDカードスロットも兼ねているため、普段使いとしてはmicroSDカードを挿入して利用することをおすすめします。

DSDSに対応している端末も増えてきているため、DSDS機能が付いているというだけですぐさま購入するのではなく、自分の求める使い方に対応しているかの確認を忘れずに。

カメラ機能があと一歩

メリットで、HUAWEI nova lite 2のカメラ機能についてお伝えしましたが、カメラ機能を重視する方にとっては少し気になる点があります。

HUAWEI nova lite 2のカメラには手ブレ補正機能が搭載されていますが、光学式手ブレ補正(OIS)ではなく電子式手ブレ補正です。

電子式手ブレ補正は、簡単に言えば1枚の写真を撮る間に複数枚の写真を撮影し、その中で手ブレが少ない部分を合わせて1枚の写真として仕上げます。

一方、光学式手ブレ補正は、カメラのレンズや内部のセンサーが移動することによって手ブレを補正します。そのため、電子式手ブレ補正に比べ、より自然に手ブレが補正された写真を撮ることができます。

また、HUAWEI nova lite 2の一方のダブルレンズが200万画素と若干低めなのも気になる所です。もちろん、普段使いとしては全く問題ありませんし、HUAWEI nova lite 2の価格やスペックを見比べても妥当ではあります。

しかし、より美しく自然な写真が撮れるカメラ性能を求めている方は、価格は多少上がることもありますが上位機種の性能も確認してみるのもおすすめです。

防水・おサイフケータイ非対応


不要な方にとっては気になりませんが、今まで使っていたスマートフォンには防水機能・おサイフケータイ機能が搭載されていた、という方には悩む点ですよね。

特に、おサイフケータイ機能がなくなると、その分カードを持ち歩かなければならず、カバンや財布から探す手間も増えます。また、水濡れはスマートフォンなどの精密機器にとっては致命的なため、屋外でよく利用するなど防水機能がないと不安な方は避けた方がよいかもしれません。

Wi-Fi機能はIEEE802.11ac非対応

HUAWEI nova lite 2のWi-Fi機能は、最新規格である高速通信可能なIEEE802.11acに対応していません。

もちろん、HUAWEI nova lite 2もWi-Fi接続はできますが、Wi-Fi接続がメインで高速通信が必要な方にとっては価格やスペックが近いHUAWEI P10 liteがおすすめです。

ジャイロセンサー搭載なし

HUAWEI nova lite 2には、加速度・コンパス・環境光・近接・指紋認証のセンサーが搭載されていますが、ジャイロセンサーはありません。

ジャイロセンサーとは、本体の回転や向きなどの角度を検出し測定する角速度センサーのことです。このジャイロセンサーが必要となるのは、ARアプリやVRアプリなどです。

身近なアプリで言えば「ポケモンGO」が有名ですよね。ポケモンGOの場合、ジャイロセンサーがないからといってプレイできないことはないのですが、ARモードはオフにして利用することとなります。

USB端子がType‐Cではない


スマートフォンを充電する際のUSB端子は、最近のスマートフォンでは端子の裏表が関係なく挿入できるType-Cが主流となってきています。しかし、HUAWEI nova lite 2のUSB端子はmicro USBを採用。

裏表の区別があるので挿入方向を間違えると、故障や破損の原因になる可能性も。夜には就寝中に充電をする方も多いですし、バッグの中でモバイルバッテリーに接続したいときなど、手元が暗いシーンでは使いにくいことがあります。

HUAWEI nova lite 2の購入方法


HUAWEI nova lite 2は、MVNOやキャリアでももちろん購入できますが、2018年6月1日から、家電量販店やオンラインショップでSIMフリーの単体端末としても購入することができるようになりました。

ヨドバシカメラ・ヤマダ電機・ビッグカメラ・ノジマなど全国にある家電量販店で購入可能で、エディオンなどはウェブサイトや一部店舗のみの取り扱いとなっている場合もあります。

また、AmazonやNTT-X Storeやムラウチドットコムなど有名なショッピングサイトでも、HUAWEI nova lite 2の単体購入が可能です。

SIMフリーの単体で購入して、どこのSIMを購入するのかを使い方や好みで決めることができるので、より自分に合うHUAWEI nova lite 2を利用することができますね。

手ごろな価格で高スペックなスマートフォン


HUAWEI nova lite 2はSIMフリーのスマートフォンの中でも、手軽に利用したい初心者だけでなく、ディスプレイやカメラなど各性能やスペックにこだわりがある上級者でも使い勝手がよいのが魅力。

HUAWEI nova lite 2のメリット・デメリットについて見てきましたが、総合的に見てもSIMフリー端末を探している方にとって、価格面・機能面ともに選択肢の1つとなり得る端末です。

ただし、デメリットで述べた通り、自分が使いたい機能が付いているか・制限があるのか、という部分に関してはしっかりと確認が必要です。

常に新しさやトレンドを取り入れ、独自機能も進化させるHUAWEIのnova lite 2は、HUAWEIユーザーだけでなく、初めてHUAWEI端末を使う方にも、十分な性能を搭載した使いやすいスマートフォンと言えます。

トップ画像引用元:HUAWEI


この記事を書いた人
スマホのススメ編集部
スマホやケータイの最新情報や、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに関する総合情報メディア「スマホのススメ」の制作を監修。スマホのレビューやドコモのお得クレジットカードdカード GOLDについても解説しています。スマホ関連の「分かりづらい内容を分かりやすく」することを目標に、誰でも簡単にお得にできるようにユーザー目線で記事を配信しています。