ドコモで契約中のスマホや携帯電話など、利用頻度が少なくなったりいらなくなった場合には毎月の利用料金がもったいないので解約を考えますよね。
しかし携帯の解約にっかる解約金や手数料など知りたいことは多いでしょう。
この記事ではドコモの解約に必要なもの(手数料、委任状など)、解約手順までまとめて解説していきます。
もし解約を悩んでいる方は、MNP予約番号を取得する際に手に入るドコモのクーポン情報をまとめている記事もあるので、こちらも是非チェックしてみてください。
ドコモを解約する前に確認すること4つ

まずは実際に解約時に困ることがないよう、解約を検討した時点で事前に確認すべきことをご案内します。
更新月の確認
まず確認すべきことは更新月の確認です。ドコモを契約しているほとんどの方は、2年単位の定期契約があるプランを契約しています。
2019年9月31日以前の2年定期契約ありのプランでは、更新月以外での解約に解約金が9,500円(税込10,260円)かかります。
※2019年10月1日より、解約金は1,000円に値下げされています。
更新月は契約満了月の当月、翌月と翌々月の3ヵ月間になります。
例えば2016年の3月に2年単位の契約をした場合は、2018年の3月が契約満了月となり、2018年の3月と4月と5月が更新月になります。
更新月に変更の申し込みがない場合は、さらに2年ごとの自動更新となります。
できれば解約金のかからない更新月に解約できるのが一番ですが、更新月過ぎてしまって解約金がかかってしまう場合でも、次の更新月を待つより早めに解約をした方がお得になることがあります。
例えば全然使っていないのに月々3,000円ほどかかっており更新月が6ヵ月先だった場合は、6か月分の料金=18,000円より解約金の9,500円を払ってしまった方が割安になります。
ここで注意したいのが、必ずしも「契約満了月=機種を購入してから2年」ではないということです。
機種変更は満了月以外でも解約金がかからず出来るため、機種の購入と2年定期契約のプランを契約した時期とずれてしまっていることがお多いです。
必ず契約内容を確認して、自分の更新月がいつなのか明確にしておきましょう。
更新月の確認方法
- ドコモショップ店頭で
- インフォメーションセンターで(0120-800-000)
- mydocomo(オンライン)で
スマホからの確認方法
- dメニュー
- Mydocomo(お客様サポート)
- 契約内容・手続き
- ご契約内容の確認・変更
- ネットワーク暗証番号もしくはdアカウントでログイン
- ご契約プランの欄で契約満了月が表示されます。
※表示されるのは契約満了月のため更新月は表示された月の当月と翌月と翌々月になります。
ドコモの解約・乗り換えでベストタイミングは?月末か月初か日割り?ポイントの利用
ドコモを解約する前に確認しときたいのが、dポイントが失効してしまわないかどうかです。
同じ請求グループにドコモに残る回線があればdポイントも残るので問題ありませんが、1つも番号が残らない場合はそのままにしておくとdポイントが失効してしまいます。
せっかく貯まったポイントなので使わないと損ですよね!
dポイントは以下の利用方法があります。
毎月の料金の支払いにあてる
dポイントは、毎月の料金の支払いに充当することができます。残念ながら、解約金や分割の清算に直接利用することはできませんが月々の基本料金分に利用することができます。
キャンペーンなどで取得したdポイントは利用できませんのでご注意ください。
ケースや充電器などのドコモ用品購入に使う
ドコモ商品でもケースや充電器などの形状は他社でも同じものが利用できる場合があるので、対応しているものがあればドコモでそろえて置くこともできます。
dポイントカードを使って、ローソンやマクドナルドで利用する
dポイントカードを利用すれば、主にローソンやマクドナルドなどの店頭でdポイントを利用することも可能です。dポイントカードはドコモショップ店頭で無料で発行することができます。
dショッピングサイトで利用する
ドコモが運営しているdショッピングサイトというオンラインショップでは日用品から電化製品まで様々な商品が販売されています。
品数はAmazonなどの大手と比べれば少ないですし、割高ではありますが会員登録も不要で手軽に利用ができます。
d払いに対応しているネットショッピングサイトで利用する
d払いという支払方法に対応しているネットショッピングサイトでの購入時にポイントを利用することも可能です。
主なところですと、メルカリや無印良品、ノジマオンラインなどでも利用ができます。
詳細なポイントの利用方法は、dメニュー→ポイント→つかうで確認ができます。
dアカウントの確認
ドコモを解約後もdTVなどのドコモのサービスを継続して利用したい場合や、ddポイントを貯めたり使ったりしたい場合は必ずdアカウントが必要になります。
dアカウントを発行していない方は事前に発行しておきましょう。
またdアカウントをすでにもっている方でも解約後はdアカウントの確認ができなくなりますので、事前に自分のdアカウントのIDとパスワードをしっかり確認しておきましょう。
dアカウントの発行方法
- Mydocomo(お客様サポート)
- 設定(メール等)
- dアカウントのID/パスワード確認・ロック解除
- dアカウントの発行
- ネットワーク暗証番号入力
dアカウントの確認方法
- Mydocomo(お客様サポート)
- 設定(メール等)
- dアカウントのID/パスワード確認・ロック解除
- dアカウントの確認
- ネットワーク暗証番号入力
- ID・パスワードが表示される
※dアカウントの発行・確認時はWi-FiをOFFにする必要があります。
SIMロック解除
こちらは必須ではありませんが、スマホ本体のSIMロック解除をしておくことで格安SIMを購入した際にそのまま利用することが可能です。
SIMロック解除手続きは、2015年以降に発売された機種と2011年4月~2015年4月までに発売された機種とでは、申し込み方法や条件が異なりますので注意が必要です。
2015年以降に発売された機種のSIMロック解除の条件
SIMロック解除に対応している機種であること
SIMロック解除に対応した機種であるかどうかは、ドコモホームページで確認ができます。スマホであればほとんどの機種は対応しています。
申し込み回線で機種を購入した履歴があること
ドコモでの購入履歴が必要になりますので、中古ショップ等で購入した機種は対象外になります。
購入してから100日以上経過していること
購入したばかりの機種はSIMロック解除できません。ただし以前同じ番号でSIMロック解除した履歴がある場合は、そこから100日以上経過していれば問題ありません。
また機種代金の支払いが終わっている場合は、100日経過していなくてもSIMロック解除できます。
※端末購入サポートがついている場合は、解除料金が必要になります。
解約してから100日以上経過していないこと
解約してから100日を経過してしまうと、対応機種でもSIMロック解除できなくなってしまいます。早めに手続きしましょう。
2015年以降に発売された機種のSIMロック解除の受付方法
手続き時期 | パソコン・スマートフォン (My docomo) | 電話 | ドコモショップ |
---|---|---|---|
解約前の手数料 | 無料 | 3,000円 | 3,000円 |
解約後の手数料 | 無料 | - | 3,000円 |
mydocomoからであれば、手数料無料で手続きできますので解約前に済ましておきましょう。
2011年から2015年4月までに発売された機種のSIMロック解除機種は、対象機種であれば特に受付の条件はありません。ただしドコモショップ店頭(手数料3,000円)のみの受付となります。
ドコモの解約にかかる費用4種類
続いて、ドコモの解約に時にかかる費用についてご説明していきます。
解約時には、契約内容に応じて費用が必要になってくる可能性があります。
基本的には、料金支払いの口座から引き落としになりますが窓口ですべて清算することも可能です。
解約金
更新月以外での解約の場合は、解約金が発生します。
2019年9月31日以前に契約した方の解約金は、2年定期契約の場合9,500円(税込10,260円)かかります。
※2019年10月1日以降の契約の方は、解約金1,000円に値下げされています。
解約月の利用料金
解約月の定額料金は日割計算になりません。月途中で解約した場合でも1ヵ月分の定額料金が発生します。
また、月々サポートなどの各種基本料金の割引は、解約した月の料金には適用されないので注意が必要です。
分割払い残金
購入した機種の分割代金が残っている場合は、分割残金の支払いが必要になります。
一括で残金を支払う場合は窓口での清算が必要です。そのまま継続して分割払いを続けることも可能です。
番号そのまま他社に乗り換えする場合の費用
ドコモから番号そのままで他社に乗り換えする場合は、MNP予約番号の発行が必要になります。
MNP予約番号の発行には、手数料が別途2,000円(税込2,200円)かかります。
番号そのままで他社に乗り換えする場合は、MNP予約番号を使って他社を契約した時点で自動的にドコモは解約になりますので解約のためにドコモショップ店頭で手続きをする必要はありません。
ドコモの解約に必要なもの

次に解約受付時に必要な持ち物ついてご紹介します。
実際の受付時に、不備があると再度ドコモショップに足運ばないといけなくなってしまいます。しっかり事前確認しておきましょう。
また、解約の手続きはドコモショップ店頭でしかできませんので注意しましょう。(MNP除く)
契約者本人が解約の手続きを行うのが一番楽ですが、事情があり契約者本人がドコモショップにいけない場合は代理人での受付も可能になっています。
それぞれの場合で必要な持ち物をご案内します。
契約者本人が解約手続きする場合
- 本人確認書類
- 電話機本体(SIMが入った状態)
契約者本人が、ドコモショップで手続きできる場合は上記の2点があれば問題ありません。万が一、電話機本体もしくはSIMをなくしてしまった場合でも本人確認書類があれば手続きできます。
代理人が解約手続きする場合
契約者確認書類のコピー
契約者の本人確認書類はコピーでもOKです。携帯電話本体(SIMカード)がある場合は、契約者の生年月日等の口頭確認でも受付してもらえます。
委任状もしくは店頭での電話確認
委任状はドコモショップでもらうかドコモホームページから印刷ができます。委任状に不備があった場合は受付してもらえません。
店頭での受付時に契約者に電話確認が取れる場合は、委任状は不要です。
代理人の本人確認書類
代理人(実際に来店する人)の本人確認書類は、原本が必要です。
電話機本体(SIMカードが入った状態)
電話機本体(SIMカード)を持参できない場合は、契約者の本人確認書類コピーが必須になります。
委任状記入の注意点5つ
- 契約者本人の自筆および捺印が押されてあること
- 記入した日付の記入
- 手続きする携帯電話番号と、委任する内容の詳細の記入(例:解約)
- 契約者本人の名前、生年月日、住所、連絡先の記入
- 代理人の名前、生年月日、住所、連絡先の記入
上記の項目を代理人の欄も含めてすべて契約者本人が記入する必要があります。
空欄があったり、委任内容に書いていない手続きはできません。
上記の項目がすべて記入されていれば、指定の委任状でなくても問題ありません。
しかし、指定の委任状の方が必要事項に書き漏れなど発生しにくいのでドコモのホームページから印刷するか、お近くのドコモショップで貰えるため指定の委任状を利用するのがおすすめです。
ドコモの解約でその他注意点4つ

- 解約の手続きが完了した後は、解約の取消はできません。
- 解約後は、ドコモのキャリアメールは使えなくなります。
- センターに残っているメールや留守電メッセージなどのデータは破棄されます。
- 一括請求グループやファミリー割引グループの代表番号になっている場合は、代表番号の入れ替えが必要になります。
代表番号を入れ替える際は、新しい代表者への電話確認が必要になります。また、口座設定の引き継ぎはされないため請求書払いに切り替わってしまいます。
口座引き落としやクレジットカード払いを利用する場合は、新しい代表者支払方法の再設定をする必要があります。
ドコモの解約手順3ステップ
ドコモを解約する方法は大きく分けて2通りあります。
使用していた電話番号を使わなくなる場合の「解約」と、番号をそのまま他社で利用する「MNP(のりかえ)」の2通りです。
「解約」と「MNP(のりかえ)」の手続き方法についてご説明していきます。
ドコモを解約する場合
他社へののりかえではなく、単純に電話番号を解約したい場合はドコモショップ店頭でのみ手続き可能です。
先ほどご紹介した必要なものを揃えてドコモショップで手続きをしましょう。
※2020年4月21日(火曜)~2020年5月31日(日曜)の緊急事態宣言時のみコールセンターで解約手続きが実施されていました。
2021年1月7日~の緊急事態宣言時の特別対応として解約手続きがコールセンターで実施されているような記載はなかったため現状はドコモショップ店頭でのみ手続きが可能なままと考えられます。
ドコモショップの予約方法はこちらから確認してください。
MNP(他社にのりかえ)する場合
MNP(のりかえ)は、まず他社で番号をそのまま利用するための手続きが必要となります。
- ドコモでMNP予約番号を取得
- 他社でMNP契約
- ドコモの契約は自動で解約
MNP予約番号という他社に乗り換えをする際に必要となる番号を取得する手続きは以下の方法があります。
- ドコモショップ店頭
- 電話:151または0120-800-800(受付時間9:00~20:00)
- mydocomo(ドコモオンライン手続き)
上記3つの窓口でMNP予約番号が取得できます。
MNP予約番号を取得したら新しく契約する携帯会社にMNP予約番号を伝えて契約をすると契約完了時にドコモは自動的に解約されます。
151へ電話をした際に乗り換えを防止するために、非常に高額なクーポンが発行される可能性もあります。
もしクーポンを利用してドコモの契約を継続したい方は、ドコモへ151で貰えるMNP引き止めクーポンの取得方法と注意点も是非チェックしてみてください。
解約を検討した時点で早めに準備することが大切
いかがでしたでしょうか?意外に必要なものや事前に確認すべきことが多いですよね。
気づいたら更新月がすぎてしまったり、何度も足を運ぶのが面倒でずるずると先延ばしになってしまったりするとその分余分な料金がかかっかかってしまうのでとてももったいないです。
解約時や解約後にあせることがないよう、早めに契約内容の確認や必要なものの準備をしておくことが大切です。
ぜひこのページを参考にしていただき、できるだけ解約の手間や費用を省いてください。