近年、格安SIMの人気もあり、日本国内でもキャリア以外から購入できるSIMフリー端末が充実してきました。
キャリアから販売されていない機種を使ってみたり、格安SIMへの乗り換えを考えてあらかじめSIMフリー端末を購入するのもひとつの選択肢です。
ドコモでは、SIMフリー端末を持ち込んで新たに契約できますので、2019年のドコモの学割でもSIMフリー端末を使用できます。
本記事では、ドコモの学割をSIMフリー端末に適用させる方法と、2019年2月時点でドコモでは取り扱っていないおすすめのSIMフリースマホを紹介します。
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2023年ドコモの学割を解説!条件と注意点・申し込み方法まとめ2019年のドコモの学割にSIMフリー端末は使えるのか?
画像引用元:ドコモの学割 | 料金・割引 | NTTドコモ
2019年のドコモの学割は、2018年12月1日~2019年5月31日の期間に条件を満たすと、以下の2つの特典が適用されます。
- 特典1:申し込み当月+12ヵ月間の利用料金から1,500円割引
- 特典2:シェアパック利用で最大3,500ポイントのdポイント還元
特典1の割引については、学割対象者本人に適用され、特典2のdポイント還元については、対象者が加入しているシェアグループ全員に適用されます。
また、特典2は2019年2月1日までに条件を満たすと早期契約特典として3,500ポイント、それ以降は2,500ポイントとなります。
特典2の早期割引は終了したので、2019年2月時点では2,500ポイントの還元になります。
学割が適用される条件は?
ドコモの学割が適用されるための条件は主に以下の2つです。
- 申し込み時点で利用者が25歳以下であること
- 新規契約(MNP含む)、契約変更(FOMA→Xi)、「カケホーダイ&パケあえる」へのプラン変更のいずれかの契約であること
若干わかりづらいですが、ドコモへの新規契約または乗り換え、ガラケーからスマホへの契約変更、旧Xiプランから新Xiプランへのプラン変更などが対象となります。
そのため利用者が25歳以下のユーザーであっても、機種変更だけの場合は適用されません。
加えて、学割対象者がシェアグループに加入している場合は、特典2のdポイント還元がシェアグループ内の全員に適用されます。
SIMフリー端末を利用する場合は?
2019年のドコモの学割の適用条件となっているのは、機種の購入ではなく契約内容なので、SIMフリー端末でも適用できるケースがあります。
ドコモショップで契約する場合は、SIMフリー端末とMNPの場合はMNP予約番号を持ち込んで契約すれば、ショップ側でドコモ回線が使えるようにしてもらえますので簡単です。
また、ドコモオンラインショップを利用する場合は、SIMカードを自分で差し替えて、必要な場合はAPN設定をすることで、ドコモ回線が使えるようになります。
ただし、動作確認や対応バンドの確認はあらかじめ自分で済ませておく必要がありますので注意しましょう。
本記事では、各機種の対応バンドについては記載していますので、参考にしてみてください。
SIMフリー端末を利用する場合も「ドコモの学割」が適応されます。その際は対応バンドの確認を忘れずに!
【2019年度版】SIMフリーおすすめ機種
ここからは、ドコモでは取り扱っていないSIMフリー端末のおすすめ機種を紹介していきます。
Huawei(ファーウェイ)P20 lite
画像引用元:HUAWEI P20 lite | 携帯電話 | HUAWEI Japan
世界の端末出荷台数で見ると、Samsung(サムスン)、Apple(アップル)に次ぐ第3位のシェア率を誇るのがHuawei(ファーウェイ)です。
最高クラスのスペックを持つハイエンドモデルから、比較的低価格でコスパに優れたモデルまで幅広い端末を販売しており、国内では主にSIMフリー市場で人気を獲得しています。
ドコモからはP20 Proが国内では専売されていますが、最初に紹介するP20 liteは、同じP20シリーズの下位モデルにあたり、価格の安さとスペックのバランスに優れた機種です。
P20 liteは2018年SIMフリー端末一番の売れ筋
P20 liteは、全国のPOSデータを集計したBCNランキングで2018年SIMフリー端末の販売台数1位を獲得した人気の機種。
約5.84インチのディスプレイは、上部にノッチを配し、上下左右のベゼルが狭い流行のデザイン。
SoCはKirin 659、メモリは4GBを搭載し、普段使っていて性能面が気になる場面はほぼないでしょう。
ユーザーからは音ゲーとの相性の悪さが報告されているのでその点は注意が必要ですが、それ以外のアプリゲームであれば十分にプレイできます。
カメラは約1,600万画素と約200万画素のダブルレンズを採用しており、ハイエンドモデルと同じく背景をぼかした写真を簡単に撮影可能です。
対応バンドは、都市部で主に使用されているバンド1と3に対応し、プラチナバンドと呼ばれるバンド19にも対応していますので地方での使用も安心です。
スペック面に特にこだわりがないなら、ドコモでの運用もおすすめできる機種となっています。
おサイフケータイと実質負担金で選ぶならドコモ版P20 Pro
発売当時は31,980円でしたが、2019年2月時点では、価格.comの最安値が23,800円。通販サイト大手のAmazonも26,000円で取り扱っています。
ただし、ドコモで販売されているP20 Proは15,552円で、P20 liteが対応していないおサイフケータイも利用できますので、価格やおサイフケータイという部分で選ぶならドコモ版P20 Proの方がおすすめです。
P20 liteのスペック表
P20 lite | |
---|---|
発売日 | 2018年6月15日 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約149 × 71 × 7.4 mm |
重さ | 約145g |
ディスプレイ | 約5.84インチ(液晶) |
解像度 | 2,280 × 1,080(FHD+) |
OS | Android 8.0 |
CPU | Kirin 659 オクタコア |
メモリ(RAM) | 4GB |
ストレージ(ROM) | 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大256GB) |
バッテリー | 3,000mAh |
連続待受時間 | LTE:約433時間(Y!モバイル公表データ) |
アウトカメラ | 約1,600万画素 / F値2.2 約200万画素 |
インカメラ | 約1,600万画素 / F値2.0 |
対応バンド | FDD LTE:B1/3/5/7/8/18/19/26/28 TDD LTE:B41 WCDMA:B1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900 MHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.2with BLE(support aptX) |
生体認証 | 指紋認証 / 顔認証 |
おサイフケータイ | × |
ワイヤレス充電(Qi) | × |
防水・防塵 | × |
接続端子 | USB Type-C / イヤホンジャック |
カラー | ミッドナイトブラック、クラインブルー、サクラピンク |
価格(税抜き) | 31,980円 |
Huawei(ファーウェイ)Mate 20 Pro
画像引用元:楽天モバイル:HUAWEI Mate 20 pro
Mate 20 ProもP20 liteと同じくHuawei製のスマートフォンです。Mate 20シリーズは2018年11月に発売されたシリーズで、Mate 20 Proはその最上位モデルになります。
キャリアでは唯一ソフトバンクが取り扱っていますが、ドコモで使用したい場合はSIMフリー版を購入することで使用可能です。
アップルのiPhone XS/XS MaxやサムスンのGalaxy S9などと並んでも遜色のないハイエンドモデルを求めている方におすすめのSIMフリー端末といえます。
トリプルカメラが魅力の現行最高スペック機種
Huawei製のスマホといえばカメラ性能も魅力のひとつ。ドコモから販売されているP20 Proと同じく、世界的カメラメーカーのライカが監修したトリプルカメラを搭載しています。
カメラの構成はP20 Proの「カラーとモノクロの広角×2、3倍望遠カメラ」から、「広角カメラ、0.6倍超広角カメラ、3倍望遠カメラ」に進化。
高精度の背景ぼかしや鮮明な夜景撮影はそのままに、風景などの撮影に最適な超広角撮影が可能になりました。
もちろん、シャッターを切るだけで最適な設定で撮影してくれるAI撮影も健在。3つのカメラとフラッシュを合わせてスクエア型に配置したデザインも新鮮です。
ディスプレイ、処理性能もP20 Pro以上
P20 Proでは画面下部のベゼルに配置されていた指紋センサーは、ディスプレイ内に搭載され、Mate 20 Proは上部にノッチのある全面フルディスプレイを採用。
液晶よりも発色に優れ、高精細な有機ELの性能を存分に引き出しています。
SoCには新たにKirin 980を搭載。Huaweiによれば、現行Androidのハイエンドモデルに搭載されているSnapdragon 845よりも22%処理性能が高いということで、あらゆる場面での快適な動作が期待できます。
対応バンドもバンド3、プラチナバンドのバンド19にも対応していますので、都市部と地方のどちらでの使用も問題ないでしょう。
価格は111,880円とハイエンドモデルらしい値段ですが、ショップでの価格は9万円台で販売しているところもあるようです。
Mate 20 Proのスペック表
Mate 20 Pro | |
---|---|
発売日 | 2018年11月30日 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約157.8 × 72.3 × 8.6 mm |
重さ | 約189g |
ディスプレイ | 約6.39インチ(有機EL) |
解像度 | 3,120 × 1,440(2K+) |
OS | Android 9(Pie) |
SoC(CPU) | Kirin 980 オクタコア |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
外部メモリ | NM Card(最大256GB) |
バッテリー | 4,200mAh |
連続待受時間 | LTE:約496時間(mineo公表データ) |
アウトカメラ | 約4,000万画素 / F値1.8(広角) 約2,000万画素 / F値2.2(超広角) 約800万画素 / F値2.4(望遠) |
インカメラ | 約2,400万画素 / F値2.0 3Dセンサー |
対応バンド | FDD LTE:B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32 TDD LTE:B34/38/39/40/41 WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900 MHz |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 顔認証(3D)/ 指紋認証 |
おサイフケータイ | × |
ワイヤレス充電(Qi) | 〇(リバースチャージ対応) |
防水・防塵 | IP68 |
接続端子 | USB Type-C |
カラー | ミッドナイトブルー、トワイライト |
価格(税抜き) | 111,880円 |
ASUS(エイスース)ZenFone Max Pro(M1)
画像引用元:ZenFone Max Pro (M1) (ZB602KL) | スマートフォン
ASUS(エイスース)は台湾に本社を置くメーカー。国内ではノートPCやモニターなどで知られており、スマホとしてはZenFoneシリーズを展開しています。
特にZenFone Maxシリーズは圧倒的なコスパが魅力の機種で、外でスマホを使うのはSNSやブラウジングがメインというライトユーザーにとって十分選択肢に入るスマホです。
加えて、29,800円という価格も魅力的。さらに価格を落としたZenFone Max(M1)もSIMフリー機が販売されていますので、よりコスパを求めるならそちらもおすすめできます。
十分な性能と大容量バッテリーが備わった機種
SoCにはミドルレンジ向けのSnapdragon 636、メモリー(RAM)は3GB、ストレージは32GBを搭載。カメラもデュアルカメラ搭載と普通に使える性能が備わっています。
さらにZenFone Maxシリーズの売りは大容量のバッテリー。5,000mAhとスマホではあまり見かけない容量が搭載されており、4G通信時で最大約35日間待受けを実現。
他の機器に充電できるリバースチャージ機能も搭載していますので、2台目のスマホとしても活躍が期待できます。
対応バンドはドコモのほかキャリアの主要バンドに対応。SIMフリー機ながらキャリアの回線を問わず使えるので、格安SIMなどほかのキャリア回線への乗り換えを考えている方にもおすすめです。
ZenFone Max Pro(M1)のスペック表
ZenFone Max Pro(M1) | |
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発売日 | 2018年12月21日 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約159 × 76 × 8.4 mm |
重さ | 約180g |
ディスプレイ | 6.0インチ(液晶) |
解像度 | 2,160 × 1,080(FHD+) |
OS | Android 8.1 |
CPU | Snapdragon 636 オクタコア |
メモリ(RAM) | 3GB |
ストレージ(ROM) | 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大2TB) |
バッテリー | 5,000mAh |
連続待受時間 | VoLTE:約840時間 |
アウトカメラ | 1,600万画素 / F値2.0 500万画素 |
インカメラ | 800万画素 / F値2.2 |
対応バンド | FDD LTE:B1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 TDD LTE:B38/39/41 WCDMA:B1/2/3/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900 MHz |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 指紋認証 / 顔認証 |
おサイフケータイ | × |
ワイヤレス充電(Qi) | × |
防水・防塵 | × |
接続端子 | microUSB / イヤホンジャック |
カラー | メテオシルバー、ディープシーブラック、スペースブルー |
価格(税抜き) | 29,800円 |
Motorola(モトローラ)Moto G6
画像引用元:moto g6 | モトローラ公式オンラインストア
Motorola Mobility(モトローラ・モビリティ)は、日本では馴染みのないアメリカのスマホメーカー。
現在は香港に本社を置くLenovo(レノボ)の子会社として日本のSIMフリー市場に参入しています。
Moto G6は、28,800円と本記事でおすすめするSIMフリー端末で最安値。それでいて、メインのスマホとしても使えるスペックが備わったコスパに優れた機種です。
上位モデルのMoto G6 Plusが38,800円(税抜き)、下位モデルのMoto E5が18,500円(税抜き)で同時に発売されていますので、使い方に合った機種を選ぶこともできます。
スペックはミドルレンジ相当
SoCのSnapdragon 450はエントリーモデル向けなので、ZenFone Max Pro(M1)のSnapdragon 636よりも下位のモデル。
とはいえ、メモリは4GB、ストレージは64GBを搭載しており、ライトユーザーが普通に使う分には問題ない性能です。
ドコモの取り扱い機種では、LG style L-03Kも同じSoCが搭載されていますので、使用感は近いかもしれません。
ディスプレイ下部のmotorolaの文字と背面のMのロゴは、なかなか見かけることがありませんので、こうしたレアな機種を使えるのもSIMフリー端末ならではです。
モトローラの最新モデルとしてMoto G7が2019年に発売予定と言われていますので、それを待ってみても良いかもしれません。
Moto G6のスペック表
Moto G6 | |
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発売日 | 2018年6月8日 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約153.8 × 72.3 × 8.3 mm |
重さ | 約162.5g |
ディスプレイ | 5.7インチ(液晶) |
解像度 | 2,160 × 1,080(FHD+) |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 450 オクタコア |
メモリ(RAM) | 3GB |
ストレージ(ROM) | 32GB |
外部メモリ | microSDXC(最大128GB) |
バッテリー | 3,000mAh |
連続待受時間 | 約時間 |
アウトカメラ | 1,200万画素 / F値2.0 500万画素 / F値2.2 |
インカメラ | 1,600万画素 / F値2.2 |
対応バンド | FDD LTE:B1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 TDD LTE:B38/40/41 WCDMA:B1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900 MHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
生体認証 | 指紋認証 / 顔認証 |
おサイフケータイ | × |
ワイヤレス充電(Qi) | × |
防水・防塵 | × |
接続端子 | USB Type-C / イヤホンジャック |
カラー | ディープインディゴ |
価格(税抜き) | 28,800円 |
- Huawei(ファーウェイ)P20 lite …2018年SIMフリー端末の販売台数1位を獲得した人気の機種。P20シリーズの下位モデルにあたる。おサイフケータイと実質負担金で選ぶならドコモ版で取り扱っているP20 Proも視野に。
- Huawei(ファーウェイ)Mate 20 Pro…Mate 20 ProはP20シリーズの最上位モデル。アップルのiPhone XS/XS Maxと並んでも遜色のないハイエンドモデルを求めている方におすすめ。
- ASUS(エイスース)ZenFone Max Pro(M1)…ZenFone Maxシリーズは圧倒的なコスパが魅力の機種。さらに価格を落としたZenFone Max(M1)もSIMフリー機が販売されていますので、よりコスパを求めるならそちらもおすすめ。
- Motorola(モトローラ)Moto G6…スペックはミドルレンジ相当。日本では馴染みのないアメリカのスマホメーカーMotorola Mobility(モトローラ・モビリティ)の製品。レアな機種を使えるのもSIMフリーならでは。
コスパに優れたモデルに魅力的な機種が多数!
今回はドコモからは購入できないおすすめSIMフリースマホを紹介しました。やはり、30,000円前後のコスパに優れたモデルに魅力的なスマホが多数販売されています。
SIMフリー端末を使ったドコモへの新規契約や乗り換えで、2019年のドコモの学割も適用されますので、25歳以下のユーザーは積極的に活用したいところです。
学割対象外の方でも、ゆくゆくは格安SIMへの乗り換えを検討しているという方には、乗り換えが簡単なSIMフリー機がおすすめ。
また、プリインストールアプリが多く入っているキャリア版よりも、SIMフリー版の方が使い勝手が良いという方も多いでしょう。
学割対象者のようなスマホに慣れている世代は、この機会にキャリア回線をSIMフリー端末で運用という方法もぜひ検討してみてください。