買い物や交通機関を利用する際、iPhoneをかざすだけで決済できる「Apple Pay」。
使用するためにはWalletに登録できるクレジットカードかプリペイドカードが必須ですが、なんのカードをメインに使うかは迷うところです。
数ある選択肢の中、ドコモユーザーの注目を集めているのが、決済するたびに1%のdポイントが貯まるdカード。
上手く活用して貯めたポイントは毎月の携帯利用料金や全国にあるdポイント加盟店で利用することができます。
本記事では、Apple Payでのdカードの使い方から、効率よくdポイントを貯めるコツまで幅広く解説します。
「Apple Pay」に聞き馴染みのないドコモユーザーの方も、チェックしてみてください。
dカードのポイント還元率|最大5%還元にする方法項目 | ![]() | ![]() |
年会費 | 永年無料 | 11,000円(税込) |
還元率 | 1% | 1% ドコモ料金:10% |
ケータイ補償 | 購入後1年間1万円 | 購入後3年間10万円 |
入会特典 | 最大4,000P | 最大21,000P |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |

特典・キャンペーンを見る
Apple Payとは?
Apple Payは、iPhoneシリーズでお馴染みのアップルによる電子決済サービス。
iPhoneに新たに追加されたandroidのおサイフケータイに相当する機能です。
電子マネーを取り扱っている店舗や交通機関の支払いは、リーダーにiPhoneをかざすだけで完了。ストレスのない新たな買い物方法を実現します。
決済にはアプリの「Wallet」にあらかじめ追加したクレジットカードやプリペイドカードを使用。
Apple Payの使えるiPhoneさえあれば、カードもパスケースも必要ありません。
3種類の電子マネーに対応
Apple Payは、「Suica」「iD」「QUICPay」の3種類の電子マネーに対応。本記事で紹介する「dカード」は「iD」での支払いで利用できます。
クレジットカードの登録は簡単で、アプリ「Wallet」でカードを追加するだけ。カードの番号などをカメラで認識し、登録完了です。
dカードの場合はiDの決済に自動で紐付けられ、すぐにiDを利用できるようになります。
Apple Payが使える機種・店舗
日本でApple Payが使えるようになったのは2016年。
比較的新しめなサービスのため、店舗や交通機関での電子マネー決済が使えるのは、iPhone 7/7 Plus以降の機種になります。
Apple Payが使える店舗は、Apple Pay、QUICPay、iDのいずれかのマークが表示されています。
マークはリーダーのあるレジ周りに表示されていることが多いです。dカードを使いたい場合は、iDを扱っている店舗を利用しましょう。
iD決済が使えるお店はセブンイレブンやローソンなどの大手コンビニエンスストアをはじめ、数えきれないほどあります。
以下のページから確認できますので、普段利用しているお店がないか探してみてください。
オンライン決済とアプリ内決済も可能
Apple Payは、iDとQUICPayを取り扱う店舗での支払いのほか、Suicaを登録すれば交通機関でも利用できます。
エクスプレスカードに設定すれば、改札にiPhoneをかざすだけで簡単。オートチャージやクレジットカードからのチャージに対応しています。
さらに、safariを使ったオンラインショッピングの決済、対応するアプリ内での決済もApple Payで支払うことができます。
セキュリティコードの入力の代わりに、Touch IDやFace IDを使えるので、片手で買い物できるのもポイントです。
Apple Payの使い方
Apple Payの使い方はシンプルで、Touch IDを利用する機種(iPhone 7/8)は、以下の2ステップで完了します。
- 店員に支払い方法を告げる
- Touch IDに指をおいてリーダーにかざす
Face IDを利用する機種iPhone X以降は、ステップ2で顔認証をする必要があるので、以下手順になります。
- 店員に支払い方法を告げる
- サイドボタンをダブルクリック
- インカメラに視線を合わせる
メインカード以外の使い方
iDとQUICPayの2つの電子マネーで、電子マネーを取り扱う店はほぼカバーできますが、どちらかしか使えないケースもあります。
その場合はメインカードからの切り替えが必要です。
カードの切り替えは「Wallet」の画面から行えます。
Touch IDに指を乗せずにリーダーにかざすか、アプリから「Wallet」を起動して、カードを切り替えましょう。
Face IDではサイドボタンのダブルクリックで起動します。
Apple Payでdカードを活用する
決済にクレジットカードが必須のApple Pay。ドコモユーザーならdカードを活用すればお得にApple Payを使えます。
ここでは、dカードの基本とApple Payでの使い方を確認しておきましょう。
dカードとは?
dカードはNTTドコモが発行しているクレジットカード。
一般カードの「dカード」と年会費1万円がかかる「dカード GOLD」の2種類を展開しており、ブランドはVISAとマスターカードから選択可能です。
通常のdカードの年会費は1,250円ですが、初年度は無料。
2年目以降は1度でもdカード決済を利用すれば年会費が無料になりますので、実質年会費はかかりません。
ドコモの支払いや加盟店で1ポイント=1円のdポイントが貯まるのが特徴で、ポイント還元率は最低1%、特約店なら5%以上の還元率もあります。
dカード GOLDならドコモへの支払い額の10%還元
dカード GOLDは、10,800円の年会費が必要です。
dカード GOLDに加入すれば、毎月のドコモの携帯料金やドコモ光の利用料金の10%のポイントが付与されます。

新規入会でキャッシュバック
dカードに新規入会でキャッシュバックを受けられます。
dカードで最大6,000円分、dカード GOLDで最大11,000円分のキャッシュバック。
常時開催の入会特典をはじめ、キャンペーンが開催されていることも多いので、ぜひチェックしておきましょう。
Apple Payへの登録手順
Apple Payでdカードを使うには、まず「Wallet」アプリにカードを登録します。登録の手順は以下の通りです。
- Walletアプリから「カードを追加」を選ぶ
- カードの種類を選び、カメラでカードを撮影する
- 認識したカード情報を確認し、有効期限とセキュリティコードを入力する
- カード認証の方法を選び、送られてきた認証コードを入力する
- カードの追加とアクティベートが完了する
登録したカードによって、自動で「iD」「QUICPay」のどちらかと紐づけされ、電子マネーを使えるようになります。
dカードを登録した場合は「iD」が使用可能です。
メインカードに設定
Suica含め、複数枚カードを登録している場合は、メインカードを設定しておきましょう。支払いの度にカードを選ぶ手間がなくなります。
メインカードの設定は「設定」→「WalletとApple Pay」→「メインカード」から設定可能です。
dカードをメインカードに設定したら、あとはiDで支払うだけ。買い物のたびにdポイントが貯まっていきます。
メインカードのdカードとSuicaのほか、サブカードも2~3枚登録して、ポイント還元率などに応じて使い分けるのがおすすめです。
dポイントを上手に貯めるコツ

ここからはApple Payを利用して効率的にdポイントを貯めるコツを解説します。dポイントの基本を理解して、上手に活用していきましょう。
dポイントとは?
dポイントは無料で入会すれば誰でも貯めて、使うことができるポイントサービス。
ローソンやマクドナルドなどのdポイントの対象となる店舗や、ネットショッピングで利用可能です。
会員はポイント獲得数に応じて5つのステージが適用され、ステージごとの特典を受けられます。
ドコモユーザーは「ずっとドコモ割プラス」に申し込めば毎月ステージに応じたdポイントを受け取れるので、よりdポイントの活用法が広がります。
ローソンで決済1%+提示1%還元
dポイントを上手に貯めるコツは、まずは日々の買い物の支払いにdカードを使うことです。
Apple Payの登場で、iPhoneユーザーもiD決済が使いやすくなりました。積極的にiD取扱店舗を利用して、dポイントを貯めましょう。
特にコンビニのローソンでdカードを使用するとお得。支払い時dカード掲示で1%が付与され、更にdカード支払いで1%付与されます。
とはいえ、dカードを掲示してからiPhoneをかざすのも手間なので、ローソンはそのままdカードで支払う方が簡単かもしれません。
また、iD決済やApple Pay対象のキャンペーンもありますので、キャンペーン時はApple Payを使うなど、使い分けるのがおすすめです。
その他のdカード特約店
dカードにはdカード特約店としてお得なポイント還元を受けられる店舗があります。
特約店ではiDあるいはdカード決済に対して、dポイントが上乗せされます。
対象となる決済に応じて、iDとdカード払いそれぞれ使い分けましょう。主な特約店を以下に掲載しますので、ぜひ活用してみてください。
なお、ポイント還元率は通常の決済ポイントの1%を加えた値です。
ジャンル | 特約店 | ポイント数(税込) | 支払い方法 |
---|---|---|---|
NEW | SOLATO | 100円ごと1% | dカード |
割引があるお店 | ノジマ | 100円ごと1% +3%割引 | dカード |
おそうじ本舗 | 100円ごとに1% +10%割引 | dカード | |
カーライフ | ENEOS | 200円ごと1.5% | dカード iD |
オリックスレンタカー | 100円ごと4% | iD | |
旅行 | JAL | 100円ごと2% | dカード |
JALパック | 100円ごと2% | dカード | |
JTB | 100円ごと3% | dカード | |
クラブメッド | 5%割引+100円ごと4% | dカード | |
ショッピング | メルカリ | 200円ごと2.5% | dカード |
髙島屋 | 200円ごと1.5% | dカード | |
ジェイアール名古屋タカシマヤ・タカシマヤゲートタワーモール | 100円ごと2% | dカード | |
髙島屋グループのショッピングセンター・レストラン街 | 100円ごと2% | dカード | |
マツモトキヨシ | 100円ごと3% | dカード iD |
|
サツドラ | 200円ごと1.5% | dカード iD |
|
丸善ジュンク堂書店 | 200円ごと1.5% | dカード iD |
|
タワーレコード | 100円ごと2% | iD | |
タワーレコードオンライン | 100円ごと2% | dカード | |
紀伊国屋書店 | 100円ごと2% | iD | |
洋服の青山 | 100円ごと2% | iD | |
THE SUIT COMPANY | 100円ごと2% | iD | |
第一園芸 | 100円ごと2% | dカード iD |
|
多慶屋 | 100円ごと2% | dカード | |
リンベル | 100円ごと5% | dカード | |
dカード ポイントUPモール | サービスにより1.5~10.5倍 | dカード | |
ショップジャパン | 100円ごと2% | dカード | |
kikito | 100円ごと3% | dカード | |
ドコモオンラインショップ | 100円ごと2% | dカード | |
dショッピング | 100円ごと2% | dカード | |
d fashion | 100円ごと2% | dカード | |
dブック | 100円ごと2% | dカード | |
日経ビジネス/日経WOMAN | 100円ごと3~5% | dカード | |
プレジデント社 | 100円ごと3% | dカード | |
レストラン・カフェ | スターバックス カード | 100円ごと4% | dカード |
Starbucks eGift | 100円ごと3% | dカード | |
ドトール バリューカード | 100円ごと4% | dカード | |
伊達の牛たん本舗 | 100円ごと3% | dカード iD |
|
引っ越し | サカイ引っ越しセンター | 100円ごと4% | dカード |
レジャー | ビックエコー | 100円ごと3% | iD |
交通 | 東京無線タクシー | 100円ごと2% | dカード iD |
チェッカーキャブ | 100円ごと2% | dカード iD |
|
さわやか無線センター | 100円ごと2% | iD | |
でんき・ガス | ENEOSでんき | 200円ごと1.5% | dカード |
ENEOS都市ガス | 200円ごと1.5% | dカード | |
コスモでんき | 100円ごと2% | dカード | |
サミットエナジー | 100円ごと2% | dカード | |
イデックスでんき | 200円ごと0.5% | dカード | |
ギフトがもらえるお店 | 東京海上グループ/イーデザイン損保 | 1,500円相当の素敵なギフト 100円ごとに 1% | dカード |
ドトールやサカイ引っ越しセンターが高還元率。ショッピングから引っ越しまで特約店も幅広いので、dポイントを貯めやすいですね。
携帯の支払いをdカードで
dカード GOLDに加入していれば、ドコモの携帯電話と家庭用光回線「ドコモ光」の利用料金の内、10%のポイント還元が受けられます。
注意点としては、dカード GOLD会員の特典部分にあたる9%分のポイントは、dポイントクラブのステージ判定の対象ポイントにはなりません。
ちなみに、一番上のプラチナステージの条件は、ドコモ回線の利用期間が15年以上か、直近6カ月間の獲得dポイント10,000ポイント以上。
その他、海外・国内旅行保険や年間利用額に応じたクーポンなどのGOLD会員特典もあるので、dカード GOLDの方がおすすめです。
dポイントの使い道
特約店やキャンペーンをフル活用して、Apple PayのiD決済などで貯めたポイントは、ドコモサービスやdポイント加盟店で使用できます。
対象となる店舗はコンビニや飲食店から、美容店まで実に幅広いです。
dポイントが使える加盟店は以下のページで確認できるので、気になる方はチェックしてみてください。
Apple Payとdカードの組み合わせでどんどん貯まる
これまで電子マネー決済に対応していなかったiPhoneに、満を持して搭載されたApple Pay。
Touch IDとFace IDとの相性も良いので、より快適に買い物を楽しめます。
「Wallet」に登録するクレジットカードは、ドコモユーザーにはdカードがおすすめ。
「iD」のマークが表示された店舗やオンラインの買い物の支払いに使えて、決済ごとに1%以上の高還元率でdポイントが貯まっていきます。
買い物時はdカード特約店を利用すればより効率的です。Apple Payとdカードを連携させて、賢くdポイントを運用していきましょう。