ソフトバンクの新トクするサポートは、機種を48回の分割払いで購入すると機種代金が最大で半額になるお得なサービス。
2021年9月24日からは旧「トクするサポート+」から新トクするサポートに名称が変わった事で、新機種を購入しなくても特典が受けられるなどより使いやすくなっています。
ただし、新トクするサポートには罠、とまではいかないものの、利用するにあたっていくつかの注意点が存在します。
そこでこの記事では、新トクするサポートの注意点やデメリットについて解説。罠にかからないための使い方を紹介します。
【2022年6月】ソフトバンクの機種変更キャンペーン18種類|端末・月額の割引まとめソフトバンク「新トクするサポート」が罠と言われる理由

ソフトバンクの「新トクするサポート」が罠と言われる理由は、主に4点です。
- 旧機種をソフトバンクに返却する必要がある
- 特典を申し込んだ月の翌月末までにソフトバンクへ機種を返却しなければならない
- 端末代金が半額になるのは25ヶ月目に端末を返却した場合のみ
- 22,000円(不課税)の追加料金が発生する場合がある
旧機種をソフトバンクに返却する必要がある
大前提として、新トクするサポートの割引を受けるためには旧機種をソフトバンクに返却しなければなりません。
新トクするサポートに加入してもプログラムを利用せず端末を使い続ける事も可能ですが、その場合は割引が受けられないので注意してください。
特典を申し込んだ月の翌月末までにソフトバンクへ機種を返却しなければならない
新トクするサポートはプログラムを利用する際に返却期限があります。
返却期限は特典を申し込んだ月の翌月まで。例えば8月に特典を利用をした場合は、9月の末までにはソフトバンク側に端末を届けなければなりません。
端末の返却期限を過ぎてしまうと、新トクするサポートの割引が受けられなくなってしまうので注意してください。
端末代金が半額になるのは25ヶ月目に端末を返却した場合のみ

新トクするサポートは、端末を返却した時期によって割引額が異なります。
25ヶ月目に端末を返却した場合は端末料金が半額になりますが、26ヶ月以降になると割引額が減少していきます。
例えばソフトバンクのiPhone SE(64GB)の場合は、25ヶ月目に返却した場合は33,840円(税込)の割引が受けられます。
しかし、26ヶ月目以降に返却すると割引額は1ヶ月ごとに1,410円(税込)減少します。
そのため、割引額を多くしたい場合はできる限り25ヶ月目に機種変更を行いましょう。
22,000円の追加料金が発生する場合がある
新トクするサポートを利用してソフトバンクへスマホを返却する際、場合によっては別途で22,000円(不課税)の支払いが発生することがあります。
22,000円(不課税)の支払いが発生する具体的なケースは、以下の通りです。
- 電源が入らない
- 初期化がされていない
- 端末の改造など、メーカー保証の対象外な操作を行っている
- ガラスが破損している、または端末にひび割れなどがある
- 液晶画面に不具合があったり、タッチパネルが正常に動作しない
- カメラやボタン部分に破損している個所などがある
上記のような症状がある場合は22,000円(不課税)の支払いが必要になるので、注意してください。
ただし、「あんしん保証パック with AppleCare Services」「あんしん保証パックプラス」「あんしん保証パック」のいずれかに加入している場合は以下のように支払金額が減額されます。
新トクするサポート/別途支払いが必要なケース(不課税) | |
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査定基準を満たしていない | 22,000円 |
あんしん保証パック with AppleCare Services加入 ※iPhone/iPad対象 | 【ガラス・筐体破損】 3,740円 【その他故障など】 12,980円 |
あんしん保証パック with AppleCare Services ※Apple Watch対象 | 【本体破損】 9,200円 【バンドのみ破損】 2,000円 |
あんしん保証パックプラス」 「あんしん保証パック ※Pixel/スマートフォンなど | 5,000円 |
ソフトバンク「新トクするサポート」ってそもそも何?

そもそもソフトバンクの「新トクするサポート」は一体どのようなサービスなのでしょうか。
新トクするサポート | |
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サービス開始 | 2021年10月13日(水) ※2021年9月24日以降に「トクするサポート+」に加入した方も対象 |
概要 | 対象機種でプログラムを利用すると分割支払金(最大24回分)の支払いが不要となる |
オプション | 機種購入を1か月目として13ヵ月目から24ヵ月目にプログラム利用可能(1年くりあげオプション) |
条件 | ①対象機種を48回払いで購入、かつプログラムに加入 ②プログラム加入後、25ヶ月以降にソフトバンクにスマホを返却する ※端末を購入しなくてもプログラムの利用は可能 |
対象機種 | 48回払いで購入できる機種 |
注意点など | ・回収・査定する機種が故障などしていると別途料金が発生する可能性がある |
新トクするサポートは、最終的に購入した端末をソフトバンクに返却する事で機種代金が最大で半額になるサービスです。
最新のスマホは非常に高性能ですが、その分価格設定も非常に高めです。
ですが新トクするサポートを利用することで48回の支払いのうち、最大で24回分の支払いが不要になるので、うまく利用すれば大変お得になります。
また新トクするサポートにはプログラムへの加入料金などは一切発生しないので、端末の返却を考えていなくてもとりあえず加入して、時期が来たら考えるという使い方もできます。
「新トクするサポート」の条件
ソフトバンクの新トクするサポートを利用するためには、いくつかの条件があります。
- 旧端末をソフトバンクに返却後、査定が完了する
- 端末料金の支払いに未納がない
- 新機種購入時点で新トクするサポートを解約していない
まずは旧端末をソフトバンクに返却後、査定が完了している必要があります。
査定の結果追加料金の支払いが必要になったり、新トクするサポートが利用できない場合もあるので注意してください。
その他にも、端末料金を未納せずしっかりと支払っていること新機種購入時点で新トクするサポートを解約していないことなども条件になります。
ただし、旧「トクするサポート+」のソフトバンクにて対象の機種を購入する条件は撤廃されているので、使いやすくなったと言えます。
1年で機種変更することも可能
新トクするサポートでは、機種を購入して1年経過した時点で端末を返却する、「1年くりあげオプション」も用意しています。
1年くりあげオプションを利用することで端末購入後13ヶ月以降であればいつでも端末を返却して割引を得ることができます。
すぐに気になった機種に買い替えたい場合も前倒して割引を受けることができるのは魅力的です。
ただし、13ヶ月~25ヶ月目に端末を返却しても免除されるのは25ヶ月目以降の支払金のみです。
1年間は旧端末と新しい端末両方の代金を支払う必要があるので注意しましょう。
ソフトバンクの新トクするサポートってどう?おすすめな人を徹底解説ソフトバンク「新トクするサポート」のデメリット
端末料金が大幅に割引されるソフトバンクの新トクするサポートですが、もちろんデメリットも存在します。
- 機種の返却が必須
- 機種の返却タイミングを逃すとプログラム利用不可の可能性もある
- 新トクするサポートを利用するよりも中古品として売却したほうがお得になる場合も
機種の返却が必須
先ほども解説したように、新トクするサポートを利用するためには端末の返却が絶対条件です。
ソフトバンクで新しい端末を購入したけど古い端末もまだ使えるからサブ機として手元に置いておきたいなどの場合もあるかと思います。
しかし、もちろん旧機種の支払いは継続して行う必要があるので、その点は注意してください。
機種の返却タイミングを逃すとプログラム利用不可の可能性もある
新トクするサポートは、プログラム申し込み月の翌月までに端末の返却を行う必要があります。
また、申し込み月の翌月までに査定を完了させている事もプログラム利用の条件です。
返却+査定に最低でも1週間程度かかると想定し、余裕を持ってプログラムを利用しましょう。
新トクするサポートを利用するよりも中古品として売却したほうがお得になる場合も
新トクするサポートは最大で端末料金の半額が割引になる非常にお得な制度ですが、利用する時期や端末によっては、旧機種を中古品として売却したほうがお得になる場合もあります。
特にiPhoneシリーズは発売から時間が経過しても買取価格が高めとなる傾向にあります。
少しでもお得に旧機種を売却したい場合は手間はかかりますが新トクするサポートを利用する前に中古での買取価格を調べておくといいでしょう。
「新トクするサポート」の罠にかからないためには?

最後に、新トクするサポートの罠にかからずお得に利用する方法について紹介します。
- なるべく25ヶ月目に新トクするサポートを利用する
- 下取りプログラムを利用して機種変更を行う
- 端末をケースに入れるなど、できるだけ故障や破損のリスクを下げる
なるべく25ヶ月目に新トクするサポートを利用する
新トクするサポートの割引が一番お得になるのは、端末の半額分が支払い免除になる25ヶ月目です。
25ヶ月目以降を過ぎると過ぎた分だけ割引額が少なくなってしまうので、新トクするサポートを利用する際は25ヶ月目での利用がおすすめです。
下取りプログラムを利用して機種変更を行う

25ヶ月目の返却がお得といっても、今の端末が気に入っているのでそのまま使い続けたい、という場合もあるかと思います。
そんな時には新しい端末を購入した時期に合わせて旧端末を中古品として売却する方法もありますが、より手軽な方法としてソフトバンクの下取りプログラムを利用するという手段もあります。
下取りプログラムは対象端末を下取りに出すことで新しい端末の割引、もしくはPayPayボーナスでの還元が受けられるサービスです。
新トクするサポートとは異なり、端末を使用した期間にかかわらずその時の下取り端末の価値によって下取り額が決まります。
そのため端末の購入から4年が経過して新トクするサポートが使えなくなっても、下取りプログラムを利用する事でお得に機種変更できる可能性があります。
ソフトバンクの下取りを解説!送る方法と期限が過ぎた場合の対処法端末をケースに入れるなど、できるだけ故障や破損のリスクを下げる
新トクするサポートは、端末を返却する際に端末に不具合や大きな破損があると別途22,000円(不課税)の追加料金が請求されるケースがあります。
せっかくお得なキャンペーンも追加料金が請求されてただ同然で引き取り、ということになりかねません。
新トクするサポートを利用する際には端末をケースなどに入れて破損や故障のリスクをできるだけ下げましょう。
それでも端末の扱いに不安がある、という方は、「あんしん保証パック」など保証サービスへの加入がおすすめです。
対象機種 | 対象サービス | 月額料金(税込) |
---|---|---|
iPhone/iPad | ・あんしん保証パック with AppleCare Services ・あんしん保証パック(i)プラス | 715円~1,309円 ※機種により異なる |
Apple Watch | あんしん保証パック with AppleCare Services(Apple Watch) | 398円~498円 ※機種により異なる |
スマートフォン ケータイ タブレットなど | あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック) | あんしん保証パックプラス:715円 あんしん保証パック:550円 |
フォトビジョン みまもりケータイ/キッズフォン みまもりGPSなど | あんしん保証パックライト | 330円 |
「新トクするサポート」の注意点を理解してお得に利用しよう
ソフトバンクの新トクするサポートはいくつかの注意点がありますが、きちんと理解して利用すれば非常にお得なサービスです。
2022年はiPhoneシリーズやハイスペックAndroidの人気がさらに高まっているため、月々の負担を下げられる新トクするサポートは重要です。
そのため、この記事に書いてある注意点を確認して、お得に新トクするサポートを利用しましょう。