花火を綺麗に撮影したい!おすすめのスマホ設定と撮り方

  • 23.01.18
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  • ※本記事は23.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。
花火を綺麗に撮影したい!おすすめのスマホ設定と撮り方

夏の風物詩といえばやっぱり夜空に大輪の花が咲く花火大会ですよね。

毎年各地で開かれる花火大会に浴衣を着て見にいくのを楽しみにしている人も多いと思います。

しかし目に映る幻想的な花火を思い出に残そうとスマホで写真を撮ってみたものの、全然綺麗に写らない……とガッカリしたことはないでしょうか。

そこで本記事では、スマホで綺麗に花火を撮影するための設定やポイントについて解説していきます。

花火の写真が綺麗に撮れずに苦労している人、スマホでプロのような写真を撮りたい!と思う人は本記事を参考にしてみてください。

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スマホで花火の撮影が難しい理由

花火を綺麗に撮る方法
スマホで花火の撮影が難しい理由

そもそも、どうしてスマホで花火を綺麗に撮影するのが難しいのでしょうか。

本格的な写真を撮影するとなれば、やはり一眼レフカメラなどで撮影するのがベストです。

まずはスマホで花火を綺麗に撮影するのが難しい理由について、一眼レフカメラとの違いから解説していきます。

取り込める光の量が少ない

物体を撮影するにあたり、取り込める光の量はカメラの心臓部であるセンサーの大きさによって決まります。

一眼レフカメラとスマホでは、言うまでもなくセンサーの大きさが全く違います。

近年は大きなセンサーを搭載したスマホも出ていますが、それでも一眼レフカメラには遠く及びません。

スマホは携帯性が重要ですから、これは仕方のないことでしょう。

ズーム方式が異なる

一眼レフカメラとスマホのカメラでは、ズームの方式が大きく違います。

一眼レフカメラでは「焦点距離(センサーとレンズの距離)」を変化させることで被写体を拡大する「光学ズーム」という方式でズームします。

これは遠くのものを双眼鏡で覗いているようなイメージで、ズームしても画質が悪くなることはありません。

一方スマホでは、いわば一枚の画像の一部をトリミングするような「デジタルズーム」という方式でズームします。

そのため、ズームすればするほど画質が悪くなってしまいます。

なおスマホにも光学ズームが可能なレンズを搭載しているモデルもあります。

例えば最新のiPhone14 Pro/Pro Maxに搭載されている望遠レンズを使用すれば、画質を劣化させずにズーム可能です。

ただしiPhone14 Pro/Pro Maxにおいては光学ズームは3倍までとなります。

カメラに特化したスマホではもう少し高性能なモデルもありますが、やはり一眼レフカメラと比較するとズームの倍率には限界があるといえるでしょう。

レンズを自由に選択できない

Xperia PRO-I
スマホはレンズを自由に選択できない

一眼レフカメラの最大のメリットは「撮影する対象・シチュエーションによってレンズを自由に選択できる」という点です。

そのため一眼レフカメラを愛用する人は、本体よりもレンズにお金をかけている場合も多いようです。

一方でスマホは搭載しているレンズだけで勝負するしかありません。

現在はスマホのカメラも高性能化しており、特にハイスペックモデルのスマホではトリプルカメラを搭載しているものも多いです。

それでも一眼レフカメラに匹敵するような細かい調整は難しいでしょう。

スマホで花火を綺麗に撮影する方法

Galaxy S22 Ultraのナイトグラフィー
スマホで花火を綺麗に撮影する方法

ここまで一眼レフカメラと比較してスマホのカメラで花火を綺麗に撮影するのが難しい理由を解説しました。

それでは、スマホで綺麗に花火を撮影するのはあきらめたほうが良いのでしょうか。

決してそんなことはありません。

スマホのカメラの弱点を知った上で、弱点を補う撮影テクニック設定方法を身につければ綺麗な花火の写真を撮ることは十分可能です。

ここからはスマホで綺麗な花火の写真を撮影するにあたってのテクニックや、気を付けるポイントについて解説していきます。

ブレないようにする

綺麗な写真を撮影するにはブレがないことが基本中の基本ですが、スマホは軽いためブレを抑えるのは意外と難しいものです。

そのためブレがない写真を撮るために三脚とカメラリモコンを用意することをおすすめします。

費用はかかってしまいますが、スマホ用の簡易的な三脚なら2,000円程度、カメラリモコンであれば百均でも入手できます。

撮影場所を決めておく

花火を綺麗に撮影するためには、撮影場所の選定がとても重要です。

プロのカメラマンも写真の構図を決めるのに何時間も費やしているほどです。

そのためできるだけ早い時間に会場へ行き、とっておきの撮影ポイントを確保しましょう。

先述のとおりスマホの光学ズームには限界があるため、なるべく花火に近い場所を陣取れると良いですね。

充電・空き容量に注意する

こちらも基本中の基本ですが、スマホの充電・データの空き容量には注意しましょう。

大丈夫と思っていても案外バッテリーを消費してしまったり、大量に写真を撮ってあっという間に容量を圧迫してしまうことも多いです。

そのためiPhoneであればできるだけ大容量モデルを持っていくか、事前にデータを整理しておきましょう。

Androidであれば大容量のmicroSDを用意しておくと安心です。

スマホで花火を綺麗に撮影するためのおすすめ設定

iPhone 11 proのカメラ
スマホで花火を綺麗に撮影するためのおすすめ設定

ここからは花火を綺麗に撮影するおすすめの設定について解説していきます。

前項のポイントを押さえた上で、設定を進めていきましょう。

不要な機能はオフにする

花火を撮影するにあたり、最も簡単かつ重要なのが次の3つの機能の「オフ」です。

  • フラッシュはオフ
  • ズームはオフ
  • HDRモードはオフ

まずフラッシュについて、暗い中での撮影には有効と思いがちですが、フラッシュの光が届く範囲は数メートル程度のため、花火の撮影ではオフにしましょう。

続いてズームについて、前述のとおり一般的なスマホカメラのデジタルズームでは画質が悪くなります。

望遠レンズを搭載したスマホでも光学ズームの倍率には限界があるため、可能な限り花火の近くに場所取りすることが最も確実です。

最後にHDRモードについて、多くのスマホにはHDR(ハイダイナミックレンジ合成)モードが搭載されています。

これは1回のシャッターで同時に露出の異なる3枚の写真を撮影・合成することでよりダイナミックな写真に仕上がる機能です。

しかし花火のように動きがある被写体ではブレた写真ができてしまいますので、オフにするのが無難です。

露出・ピントを固定する

最近のスマホカメラの多くは自動で露出やピントを調整してくれるようになっています。

しかし動きのある花火撮影時にはなかなかピントが合わずかえって邪魔になります

こうした事態を避けるため、オートフォーカス機能をオフにして露出・ピントを固定しましょう。

カメラ起動時、画面中のピントを合わせたい場所をタップしたままにしておくと、以下が表示されます。

  • iPhoneの場合「AE/AFロック」
  • Androidの場合「AF,AWB,AEはロックされています」

これでピントが固定されます。

AF/AEロック
iPhoneの「AE/AFロック」

ISO感度は100以下にする

ISO感度とは、レンズから入ってきた光をカメラの中でどれだけ増幅させるかの値です。

iPhoneの標準カメラのISO感度は自動設定のため変更できませんが、Androidでは変更できる場合があります。

ISO感度についてはそこまで神経質にならなくても良いですが、花火の場合は100以上にはしないことだけ押さえておくと良いでしょう。

あまり上げすぎるとノイズの多い写真になってしまう可能性があります。

ホワイトバランスを太陽光にする

ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正する機能です。

こちらもiPhoneの標準カメラでは変更できませんが、Androidでは設定できる機種があります。

その場合は「太陽光」「昼光」などに設定しておくと良いでしょう。

撮影モードを「夜景」設定にする

夜景モードの写真
撮影モードを「夜景」設定にする

それぞれのシーンに合わせたモードで写真を撮影すると、スマホ側で色味やシャッタースピードを自動調整して簡単に綺麗な写真を撮ることができます。

iPhoneの場合は11シリーズから「ナイトモード」が設定できるようになりました。

そのほかAndroidでも「夜景モード」や「花火モード」などを設定できる場合があります。

iPhone12miniのナイトモード
iPhoneのナイトモード

それぞれの機種に搭載されている最も適したモードで撮影してみてください。

スマホで花火を綺麗に撮影するための小技

Galaxy Z Flip3で撮影
スマホで花火を綺麗に撮影するための小技

ここまで紹介した設定を使えば、今までよりもかなり綺麗な花火の写真が撮れるようになると思います。

最後に、さらにレベルアップするための小技をいくつかご紹介します。

とにかくたくさん撮る

ここまで解説した最適なカメラ設定をしたら、あとはたくさん写真を撮りましょう。

花火のように動きのある被写体はタイミングが1秒違うだけで全く異なる写真が撮影できます。

そのため、あれこれ考えず連写するのが良いかもしれません。

その場合は、前述したとおり空き容量にも注意してくださいね。

花火のタイプにこだわる

すべての花火をひたすら連写するのはさすがに大変……という人は、綺麗に撮りやすい花火のタイプにまとを絞っても良いかもしれません。

例えば「冠菊(かむろぎく)」「柳」などと呼ばれる、空から花火が垂れてくるタイプを狙うと撮りやすいでしょう。

これらの花火は盛り上がるため、クライマックスで打ち上げられることが多いです。

そのため、後半に集中して撮影するのも良いでしょう。

動画で撮影してスクショする

どうしても良いタイミングで撮れない人のための小技として、花火を動画で撮ってお気に入りのシーンをスクショするのもありです。

花火の写真はタイミングが命ですから、動画であれば間違いなくベストショットを残すことができます。

しっかり準備して思い出に残る一枚を撮影しよう!

AQUOS sense7のカメラ性能
しっかり準備して思い出に残る一枚を撮影しよう!

本記事では、一眼レフカメラと比較したスマホカメラの弱点を解説した上で、綺麗に花火を撮影できる方法や設定について紹介しました。

せっかくの花火大会ですから、記憶だけでなく写真にも綺麗に残しておきたいですよね。

今回紹介した方法はどれも簡単で取り入れやすいものですので、しっかりと準備してとっておきの写真を夏の思い出の一枚として残しておきましょう!


この記事を書いた人
あいこ
いかにQOL(生活の質)を下げずに固定費を下げるかを常に考えているwebライターです。 iPhone一筋でしたが記事を執筆するうちにAndroidに興味津々。 分からない事もこれを読めば解決!と思っていただけるような記事をご提供できるよう頑張ります。