ドコモの「スグ電」をご存じでしょうか?画面に触れずにらくらく通話できる便利機能ですが、これまでになかった新しい機能であるため、具体的なイメージが浮かばないかもしれません。
そこで今回は、ドコモの「スグ電」でどのようなことができるのかをはじめ、対象機種や設定方法なども詳しく紹介します。
画像引用元:スグ電 | サービス・機能 | NTTドコモ
Android初期設定完全ガイド|絶対に世界が変わるオススメ便利機能5選
ドコモの「スグ電」とは?
画像引用元:スグ電 | サービス・機能 | NTTドコモ
ドコモのAndroidスマホに搭載されている「スグ電」は、タッチレスで電話を掛けられる便利な機能。
スマホに内蔵された「近接センサー」「重力センサー」「音声入力」などを応用したものです。
iPhoneの「シェイクで取り消し」Lineの「ふるふる」のように、画面操作不要で操作できます。
「スグ電」でできることの一覧
「スグ電」を使えば、以下のような操作がタッチレスで行えます。
- 通話開始:着信中のスマホを耳にあてるだけ
- 発信:ホーム画面で端末を1回振って耳に当てるだけ
- 通話終了:スマホを2回振るだけ
- 通話終了(対応機種のみ):特定ワードを言ってからスマホを耳から離すだけ
- 応答拒否・消音:スマホを下向きにして平らな場所に置くだけ
- 「スグ電」のメリットは「時短」と「簡単」
画面に触れずにらくらく通話できる便利機能の「スグ電」では、画面のタッチ操作が不要となるだけではありません。
従来のタッチ操作より、短い手順で電話を掛けることができるようになったのです。
たとえば電話が掛かってきたとき、これまでなら画面をタッチしてからスマホを耳に当てていましたが、「スグ電」ならスマホを耳に当てるだけでOKです。
通話を終了するときも、「スグ電」ならスマホを振るだけで完了するなど、片手でのワンアクションだけでさまざまな操作を行うことができます。
画面操作が不要なことから、手袋をしていたり手がぬれていたりしても問題ありません。
「スグ電」対応機種一覧
「スグ電」を使うことができる機種は、以下のとおりです。
【全動作に対応】
- 2019年発売機種
・arrows Be3 F-02L
・HUAWEI P30 Pro HW-02L
・LG style2 L-01L
・Galaxy Note10+ SC-01M
・Galaxy Note10+ Star Wars Special Edition SC-01M
・Galaxy A20 SC-02M
・AQUOS zero2 SH-01M
・AQUOS sense3 SH-02M
・AQUOS R3 SH-04L
・Xperia 5 SO-01M
・Xperia Ace SO-02L
・Xperia 1 SO-03L - 2018年発売機種
・Disney Mobile on docomo DM-01K
・arrows Be F-04K
・HUAWEI P20 Pro HW-01K
・V30+ L-01K
・JOJO L-02K
・LG style L-03K
・Galaxy Note9 SC-01L
・Galaxy S9 SC-02K
・Galaxy Feel2 SC-02L
・Galaxy S9+ SC-03K
・AQUOS sense2 SH-01L
・AQUOS R2 SH-03K
・Xperia XZ3 SO-01L
・Xperia XZ2 SO-03K
・Xperia XZ2 Premium SO-04K
・Xperia XZ2 Compact SO-05K
・M Z-01K - 2017年発売機種
・arrows NX F-01K
・MONO MO-01K
・Galaxy Note8 SC-01K
・Galaxy S8 SC-02J
・Galaxy S8+ SC-03J
・Galaxy Feel SC-04J
・AQUOS sense SH-01K
・AQUOS R SH-03J
・Xperia XZ1 SO-01K
・Xperia XZ1 Compact SO-02K
・XperiaTM XZs SO-03J
・XperiaTM XZ Premium SO-04J
【音声による切断に非対応】
- 2017年発売機種
・Disney Mobile on docomo DM-01J
・V20 PRO L-01J
・arrows Be F-05J - 2016年発売機種(2016年5月以降)
・arrows NX F-01J
・AQUOS EVER SH-02J
・XperiaTM XZ SO-01J
・XperiaTM X Compact SO-02J
・arrows SV F-03H
・MONO MO-01J
・Galaxy S7 edge SC-02H
・AQUOS ZETA SH-04H
・XperiaTM X Performance SO-04H - ドコモ らくらくホン
・らくらくスマートフォン4(F-04J)
・らくらくスマートフォン me(F-01L)
・らくらくスマートフォン me(F-03K)
「スグ電」を使えるようにするには
画像引用元:スグ電とは | サービス・機能 | NTTドコモ
画面に触れずにらくらく通話できる「スグ電」ですが、初期状態はOFFになっています。そのため「スグ電」を使うためには自分でONに設定する必要があるのです。
ここからは「スグ電」をONにするための一般的な流れを紹介しましょう。
「スグ電」の設定は電話アプリから
「スグ電」の設定は、電話アプリから行います。
- 電話アプリを起動
- メニューアイコンから「通話設定」をタップ
- 「スグ電設定」をタップ
- 「スグ電」利用に関する注意事項の「同意して利用する」をチェックして「OK」をタップ
「スグ電」機能は個別に設定できる
上記の操作で「スグ電設定」が表示されるので、それぞれの機能を確認しながら個別にON/OFFしていきましょう。
【応答設定】
- 「スグ電設定」で「応答」をタップ
- 設定をONにして完了
- 【切断(モーション)】
- 「スグ電設定」で「切断」をタップ
- 設定をONにする
- 「モーション」をタップします。
- 「設定する」を押せば完了
【切断(音声)】
- 「スグ電設定」で「切断」をタップ
- 設定をONにする
- 「音声」をタップ
- 「設定する」を押して設定完了
【発信設定】
- 「スグ電設定」で「発信」をタップ
- 設定をONにする
- 「右耳」または「左耳」をタップ
- 発信先に設定したい連絡先をタップ
- 「OK」をタップしして完了
※右耳と左耳のそれぞれの設定で、誰に電話をかけるかを設定することもできます。
【消音・拒否の設定】
- 「スグ電設定」で「消音・拒否」をタップ
- 設定をONにする
- 「消音」「切断」「拒否してSMS送信」のいずれかをタップすれば完了
【着信時名前非表示を設定】
- 「スグ電設定」で「着信時名前非表示」をタップ
- 設定をONにして完了
「音声終話」は方言にも対応
2017年夏モデルから搭載された「音声終話機能」で通話終了するときの特定ワードとしては、以下のようなものに対応しています。
これらのほかにスグ電アプリをアップデートすることで、関西地方の「ほなな」や東北地方の「せばな」などの方言にも対応できるようになるところもユニークです。
【対応終話キーワード(標準語)】
- じゃあね
- バイバイ
- しつれいします
- バイビー
- おやすみなさい
- おやすみ
- またね
- しつれいいたします
【対応終話キーワード(方言)】
- 北海道
・したっけ
・したっけね - 東北地方
・せばな
・へばな
・まずな
・んでね - 中部地方
・ほんなら
・ほなね
・またね - 関西地方
・ほなな
・ほなね
・ほんならね - 中国地方
・ほいじゃあの
・ほいじゃあね
・ほれじゃあね - 四国地方
・ほいたらね
・ほなの
・ほんならな - 九州地方・沖縄
・ならね
・ほいならな
・ほんじゃあね
・んじゃあね
なお「スグ電」で電話を切るためには、終話キーワードを言ったあと電話を耳から離す必要があります。
このときに近接センサーが反応しないと動作しないので、ヘアスタイルやスマホカバーによっては電話が切れないこともあるのでご注意ください。
「スグ電」を使う時に必要は注意事項
「終話キーワード」で軽くふれましたが、「スグ電」は使い方によって動作しないことがあります。
ここで、「スグ電」を使用するにあたって気を付けたいことをあげてみましょう。
「スグ電」が動作しない
- スピーカホン利用時
- イヤホン、ヘッドセット利用時
- 通話機能を持つBluetooth機器と接続中の場合
- 通話中にさらに発信/着信を行う場合
- 寝ている体勢の場合
- 走っている場合や階段を上り下りしている場合
- ブックタイプのスマートフォンケースでディスプレイを覆っている場合
「スグ電」は黒いものが苦手
「スグ電」のタッチレス操作では、近接センサーの働きがとても重要です。けれども近接センサーは黒いものがあると反応しにくいという特性を持っています。
たとえば応答のさいに、髪の毛の上から電話口をあてているようなケースでは、髪の毛の黒い色によってセンサーの働きが悪くなり電話に応答できなくなることもあるのです。
このようなときには、耳に直接スマホが当たるようにしてください。また、切断や消音・拒否する際に黒い机などの上では動作しない場合があります。
このようなときにはスマホを直接机などに置かず、机などから1cm程度浮かせるようにするとうまくいきます。
予期しない動作が起きることも
着信中に画面ONのままカバンやポケットにいれると、「スグ電」によりモーションが行われたとみなされて応答または切断されることがあります。
また、「スグ電」の切断をONにしてモーションが実行されると、以下のようなケースでは通話が切断されます。
- 相手が保留中
- 伝言メモ起動中(応答メッセージの再生中や伝言メモの録音中)
- その他の注意点
「スグ電」での発信は、ホーム画面中もしくはロック画面中のみ可能です。また、パターンやPINなどのセキュリティロック設定時には、ロック画面中の発信はできません。
なお、「音声による切断」では、発声方法によって認識されないこともあります。
「スグ電」の通知とステータスバーへの常駐を表示しない方法
片手だけで操作が完結する便利な「スグ電」ですが、ステータスバーへの常駐は外したいという声も聞かれます。
そこでここからは、「スグ電」の通知をOFFにする手順を紹介しましょう。
「スグ電」の通知を非表示にする手順
- Androidの設定を開く
- 「アプリの通知」をタップ
- 「すべてのアプリの通知」を表示
- 一覧から「スグ電」をタップ
- 「通知を表示」をOFFすれば完了
これでステータスバーからスグ電の常駐を消すことができます。
なお、アプリ一覧に「スグ電」が表示されない場合はメニューボタンをタップしてから「システムアプリを表示」をタップすれば、「スグ電」がアプリ一覧に表示されます。
【2021年1月】ドコモの機種変更キャンペーン21種類を徹底解説ドコモの「スグ電」でタッチレスの便利さを体験しよう
画像引用元:スグ電とは | サービス・機能 | NTTドコモ
電話を掛けるときや受けるとき、片手がふさがっていたり手袋をしていたりすると厄介です。
けれどもドコモの「スグ電」を使えば、本当に片手のみで通話操作ができます。
記事を参考に「スグ電」をONに設定して、この便利さをぜひ体験していただければと思います。