2018年2月より日本市場に参入した中国のスマホメーカーであるOppoですが、まだ国内での知名度は高くありません。しかし、スマホ出荷台数で見ると、世界では第4位、アジア圏では堂々の第1位の超大手メーカーです。
そんなOppoから日本向け第1弾として販売を開始したAndroidスマホ「R11s」では2,000万画素の前面カメラを搭載し、セルフィー好きといわれるアジア人の好みに合致させたスマホを発表。
その後も日本向けとしておサイフケータイへの対応や、ディスプレイの黒枠が少ないベゼルレス化に合わせ、カメラをスライド化させることで完全ベゼルレス化されたスマホ「Find X」を発表しています。
今後日本での知名度は上がっていくことが予想されるOppoですが、機種を購入した後のサポートについて不安視する意見が多いのも事実です。
今回はOppoのスマホを購入した場合の保証期間や、故障した場合の修理等について解説していきます。
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OPPO A73の評価レビュー|買う理由・買わない理由
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Oppoとは
画像引用元:価格.com – OPPO R15 Neo 3GBメモリー SIMフリー の製品画像
OppoはHuaweiやZTE、Xiaomiなどと同様、中国生まれのスマホメーカーです。
スマホ市場での競合である、HuaweiやXiaomiを抑えてのアジアNo.1の座を獲得したOppoのシェア率は世界的にみると、およそ8%を推移しています。
Oppoの市場での成長を成功に導いたのは、中でも広告戦略が挙げられます。首都圏だけでなく幅広い地域に渡り、実店舗などでの宣伝広告の他、多種多様な広告戦略を行う中で着実にユーザーへの認知を獲得してきました。
Oppoのスマホの特徴は、流行りの自撮りに力を入れたインカメラを高性能にしたり、独自開発をしている高速充電の技術を採用したバッテリーにあります。
また、OPPOのスマホはその本体デザインにも力を入れ他にはないスマートかつ先進的なフォルムでもユーザーを惹きつけています。
他者よりも早く、本体自体をキズなどから保護する構造を取り入れ、競合他者との差別化を意識したラインナップなどがユーザから高い支持を得ている大きな要因となっています。
代表的な機種には2013年に発売されたデザイン性にストレスレスの操作性で話題を集めた、「Find 5」。
初めて回転式のカメラユニットが搭載された「N1」、N1のカメラユニットの回転を自動制御へと昇華させた2015年発売の「N3」をはじめとして、本体フレームに強化アルミ合金を取り入れた頑強な設計などで話題をさらった「N5」。
現在ではスタンダードともなっている、ディスプレイの両側にカーブを持たせた技術もOppoが他社を差し置いて取り入れ、その後の市場を牽引している「R7 ・R7 Plus」にも見られるようにOppaは独自の戦略により、他社の一つ先を行くリードを続けているといった特徴を持つメーカーです。
Oppo アフターサービスについて
画像引用元:OPPOサポートにお問い合わせください – OPPOカスタマーサービスにお問い合わせください – OPPOアフターサービスにお問い合わせください | OPPO 日本
Oppo公式サイトにスマホ本体と付属品に関するアフターサービスについて説明が記載されているように、そのサービス内容を見てもしっかりとユーザーの事を考えている事が伺えます。
製品の修理保証期間
Oppoが設定している修理保証期間については購入日から起算し、携帯電話(内蔵バッテリーを含む)の修理保証期間は12ヶ月、イヤホン・マイクロUSBケーブル・充電器の修理保証期間は6ヶ月となっています。
12ヶ月の修理保証期間はどのメーカーでも設定している一般的な長さです。イヤホンや充電器などの付属品に対する修理保証期間は3ヶ月というメーカーもある中、決して短い期間ではありません。
また、購入日から14日以内が初期不良期間となり、初期不良期間内の機能・性能の故障等については、新品と交換対応が可能です。
初期不良期間を設定していないメーカーや、あったとしても1週間程度のメーカーも多く存在しますが、中には1ヶ月程度に設定しているようなメーカーもあります。
購入日から14日以内に申し出た初期不良に対し、新品との交換が約束されているのはまずまずの対応といえます。
初期不良期間を1日でも過ぎてしまうと、メーカーの対応にもよりますが、新品との交換ではなくリフレッシュ品(リニューアル品)との交換もしくは、修理対応になる場合がほとんどです。
リフレッシュ品とはメーカーが新品同等と判断した製品で、販売用としてでは無く交換用に用意されたもので、付属品や化粧箱等も付いていない状態での交換となります。
購入してすぐに問題が確認された場合はすぐに購入した店舗に申し出るのが最良の手です。新品の化粧箱に入った製品と、交換用に用意されている箱にも入っていないような製品との交換では受け取る側もすっきりとしないのが現実です。
無償修理規定
製品の修理保証期間内に、取り扱い説明書とガイドブックに従った使用中の故障が発生した場合には、無償で故障部品を交換が可能です。すべての交換部品は、いずれもOppoが公式に提供する新品の純正部品との交換となります。
公式サイトでも「取り扱い説明書とガイドブック」が赤字で強調されていますが、通常の使用方法に沿った使用をしていたにも関わらず故障が起きた場合には、修理保証期間内であれば無償で保証が受けられますので、取り扱い説明書とガイドブックを熟読しておくことをオススメします。
また、修理保証期間内の無償修理サービスなどを受けるには、日本で購入された製品にのみ適用となりますので注意が必要です。
機種本体を国内で購入した場合でも、並行輸入品である場合は注意が必要です。AmazonなどでOppoシリーズの並行輸入品が販売されていますが、こちらは正規ルートを通った日本向け製品では無く別ルートからの輸入品扱いとなります。
このような製品は「並行輸入品」と呼ばれ、真正品ではあるものの保証や修理は本国である中国国内に限定されます。
並行輸入品が購入される理由としては、当初からSIMフリーであることや、標準でインストールされているアプリが少ないこと、さらにシステムアップデートが早いなどのメリットにあります。
しかし、国内キャリアの保証が受けられないなどのデメリットもありますので、その点を考慮した上で購入を検討しないと、いざという時に思わぬ出費に悩まされる結果となります。
無償修理で気をつけなければならない事が、修理保証期間内でも一定の事項に該当する場合は無償修理対処外となる事です。この場合には、補修費用を請求されてしまいます。
無償修理の対象外となる場合は以下の通りです。
- 製品購入日の確証(領収書、保証書等)をご提示いただけない場合。
- 領収書または保証書の重要な情報が記入されていない、または修正されている場合。
- 不適切な使用により発生した故障や損壊。
- 自ら行った分解や改造により発生した故障や損壊。
- 製品のシリアル番号が修正されている、または識別できない場合。
- 落下や外部からの圧力により発生した故障や損壊。
- 指定の充電器を使用しなかったことにより発生した故障や損壊。
- 火災、地震、風災、水害、落雷等の自然災害、または汚染、塩害、異常電圧等の事故により発生した故障や損壊。
- 劣悪な環境で使用し発生した故障や損壊。
- 製品の正常な使用において発生した自然な摩損、汚れ、擦過痕、さび等。
- 製品内部に水が入ったことにより発生した故障や損壊。
通常の使用状況下であれば修理保証期間内に故障が起きたとしても、無償修理対象外となることはありません。領収書や保証書は捨てずに残しておくことが重要となります。
故障が起きた場合の対応
故障が確認された場合には宅配修理サービスが利用可能です。
Oppoの公式サイトから申し込みが可能で、有償対応の場合となる場合には別途見積りの連絡がくる仕組みとなっています。その場合の支払いは、修理品の受け取りの際の代金引換のみとなります。
Oppo宅配修理サービス
宅配修理サービス利用の際の流れは以下の通りです。
1.Oppoコールセンターへ連絡
Oppoコールセンター | |
---|---|
電話番号 | 0120-03-6776 |
受付時間 | 10:00〜19:00(年中無休) |
support.jp@oppo.com |
2.問題箇所の確認
コールセンターにて問題箇所を確認後、修理センターへの発送についての案内があります。
3.Oppo製品宅配修理依頼書/同意書へ記入し、修理センターへ送付
下記URLから「Oppo製品宅配修理依頼書/同意書」がダウンロードできますので、プリントアウトして必要な箇所に記入を行い、修理品と同梱して送付できる準備をします。
修理品と、必要事項を記入した「Oppo製品宅配修理依頼書/同意書」を梱包して「送料着払い」で下記のOppo修理センターへ送付します。
送付前の注意点としては、SIMカードやSDカードを事前に抜いておくことや、データのバックアップは忘れないようにして下さい。
Oppo修理センター | |
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郵便番号 | 140-0002 |
住所 | 東京都品川区東品川2-5-8天王洲パークサイドビル9F |
宛先 | OPPO JAPAN株式会社 アフターサービス部 |
Oppo認定修理店、2019年1月より開始
保証期間内であれば宅配修理サービスを利用し、メーカーに修理を依頼するべきですが、公式サイトでは修理期間として、「原則修理品が到着してから5営業日」と記載がありますので、それなりに時間はかかります。
そこでOppoでは認定修理店の展開を2019年1月より開始する予定としています。
全国のショッピングセンターなどで既に展開しているスマホの修理を専門に扱う「スマホ修理工房(ユウソリューションズ株式会社)」がOppoの認定修理店として、故障品の受付を行います。
認定修理店を利用するメリットとしては純正品を扱っていますので、例えば液晶パネルにヒビが入りパネルの交換をした場合に、純正品ではないものでは以前と比べ色合いが変わったり、明るさが落ちたりする場合があります。
純正品を使用することでそうした症状が出る心配がありません。さらに、修理の技術についてもメーカーによる指導を受けていますので、安心です。中でも一番のメリットはその日のうちに修理が完了する事で、最短であれば申し込んだ当日には戻ってきます。
やはり利用者にとって一番うれしいのは修理完了までのスピードにあるのは間違いありません。
全国で展開するOppo認定修理店の店舗は以下の表の通りです。
Oppo認定修理店一覧 | ||
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店舗名 | 住所 | 電話番号 |
スマホ修理工房 札幌4丁目プラザ店 | 〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西4丁目 4丁目プラザ6F | 011-211-1291 |
スマホ修理工房 仙台フォーラス店 | 〒980-8546 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目11−15 仙台フォーラス3F | 022-264-8007 |
スマホ修理工房 渋谷モディ店 | 〒150-0041 東京都渋谷区 神南1-21-3 渋谷モディ6F | 03-4336-8204 |
iPhone修理工房 池袋P'パルコ店 | 〒170-0013 東京都豊島区 東池袋1-50-35 P’パルコ3F | 03-5927-8544 |
スマホ修理工房 秋葉原店 | 東京都千代田区外神田3丁目13−3 | 03-5244-4915 |
スマホ修理工房 横浜マルイシティ店 | 〒220-0011 神奈川県横浜市西区 高島2-19-12 マルイシティ横浜6F | 045-534-7395 |
スマホ修理工房 名古屋パルコ店 | 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目31−10 名古屋パルコ東館4F | 052-264-8513 |
iPhone修理工房 大阪梅田 西日本本店 | 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田2丁目3−23 メイプル ビル 芝田 4F | 06-6147-2688 |
スマホ修理工房 広島パルコ店 | 〒730-0034 広島県広島市中区 新天地2−1 広島パルコ新館3F | 082-241-5533 |
スマホ修理工房 福岡パルコ店 | 810-0001 福岡県福岡市 福岡市中央区天神2-11-1 福岡パルコ新館B1 | 092-235-7191 |
キャリアによる保証
メーカーの修理保証期間が12ヶ月に設定されているのは各メーカーで共通していますが、スマホを販売しているキャリアにおいてもメーカー保証とは別に独自の修理保証期間を設けている場合があります。
月額料金が発生する場合が多いですが、不慮の事故等に備え検討しておくことも一つの手です。
NifMo あんしん保証/あんしん保証プレミアム
画像引用元:スマホの故障に対応!NifMo あんしん保証 | 格安SIMのNifMo(ニフモ)
Oppo製品の契約を扱う@niftyが提供している格安SIMサービスであるNifMoには月額500円の「あんしん保証」と月額980の「あんしん保証プレミアム」があります。Oppoスマホに限ったサービスではなく、NifMoが販売しているスマホ全てに対応した有償の保証サービスです。
保証内容の詳細は以下の表の通りです。
保証名称 | あんしん保証 | あんしん保証プレミアム |
---|---|---|
月額料金(税別) | 500円 | 980円 |
故障 / 破損 / 水没を保証 | ◯ | ◯ |
紛失 / 盗難を保証 | ー | ◯ |
期限 | 36ヶ月(自動延長無し) | なし(無制限) |
サービス詳細 | 貸出機 / 交換 | 貸出機 / 交換 |
特典 | 2年間無事故の場合、機種変更時に3,000円相当の値引き | ー |
「あんしん保証プレミアム」では、2018年11月16日(金)から12月17日(月)までキャンペーンとして12ヶ月間200円の月額料金割引を実施しています。
2つの保証プランの違いは表の通りですが、紛失や盗難まで保証し、保証期間が無期限である「あんしん保証プレミアム」のメリットは大きいといえます。どちらの保証も電話一本で利用者の指定先へ交換機を発送してくれるのは、うれしいサービスです。
NifMoで販売しているOppoシリーズについて、交換対応となった場合の費用について見ていきます。あんしん保証・あんしん保証プレミアム、どちらの保証サービスでも料金は変わりません。
機種 | 1回目の交換 | 2回目の交換 | 3回目の交換 |
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Oppo R15 Pro | 15,000円 | 20,000円 | 通常販売価格 |
Oppo R15 Neo | 5,000円 | 10,000円 |
クロネコヤマトのサービスとして、東京23区内で別途料金がかかりますが、交換機を2時間以内に届けてくれる宅配サービスもあります。
利用者にとってスマホが利用できない不便な状態が短時間で解消される便利なサービスで、受け取りの際にセールスドライバーに交換費用の支払いをして受け取りとなります。
連絡先 | 電話番号 | 営業時間 |
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クロネコあんしん保証ニフティ事務局 | 0120-123-221 | 9:00〜18:00(年中無休) |
楽天 スマホ修理・新機種交換保証
画像引用元:楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ(スマートフォン)/格安SIM
「Oppo Find X」を販売している楽天でも保証サービスが用意されています。
保証サービスの内容は以下の表の通りとなります。
月額料金(税別) | 500円 |
サービス内容 | 1.水没・破損・全損・故障となったスマートフォン、タブレット・モバイルルーターを修理 2.修理不可の場合は、セット端末の価格による指定機種を機種変更価格の20%相当で交換 |
利用回数 | 保証開始日から1年ごとに2回まで |
対象端末 | 楽天モバイルで新規契約時にセットで購入したスマホ・タブレット・モバイルルーター |
保証期間 | 加入日からサービス解約まで |
保証開始日 | 保証日の翌日0時から |
楽天の特徴としては、格安キャリアでありながら全国にショップを展開していますので、ショップに足を運ぶことですぐに申し込みが行え、その場で代替え機を無償で借りることが可能です。
月額費用の負担もそれほど大きくなく、保証を解約するまで保証サービスが受けられるあんしんサービスとなっています。
利用者の負担 | |
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修理の場合 | 無償 ※修理上限金額24,000円(税込)まで ※上限を超えた場合はメーカー再生品の提供(無料)で修理完了 |
交換の場合 | 機種変更価格(店頭価格を参照)の20% ※機種変更価格が90,000円以上の場合は20%を超える負担金が発生 ※割引キャンペーンは適用外 |
「Find X」は90,000円を超える高額なスマホのため、交換の場合には20%以上の交換費用が発生する点には注意が必要です。
普段手放せないスマホには、もしものために安心できる保証を
Oppoシリーズは機能の割に価格が安く、アジア圏では人気の高いスマホでしたが、「Find X」の登場によりハイスペックな上位機種も登場しています。価格も10万円に迫る価格で修理となると高額な修理費用が発生してしまいます。
初期不良にはメーカー保証で対応できますが、落下による破損など不慮の事故に備え、保証サービスを利用することで、日頃のあんしんを担保する事が可能となります。
スマホユーザーの3人に1人は何らかの修理対応に迫られるケースに直面しているという調査結果もありますので、メーカーの保証だけでなくキャリアが提供している保証などへの加入をオススメします。