現在ドコモではMNPの特典として、iPhone 8、iPhone 8 Plusが定価よりも格安で買えたり、家族を誘った分だけdポイントがもらえたりするといったサービスを実施しています。
しかし、それを目当てにMNPでドコモに移ろうとしたとしても、元の携帯電話会社から違約金・解約金を取られてしまっては結果マイナスということもありえます。
このページでは、au、ソフトバンクからドコモにMNPで移行する場合を想定して、違約金・解約金を払わずに済む方法について説明します。
ドコモに乗り換えで今ならAmazonギフト券5,000円分プレゼント!
違約金・解約金ってなんだ!?
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアでは、いわゆる「縛り」契約をユーザーに結ばせているケースが非常に多いです。「2年縛り」なる言葉を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
この縛りの最中に契約を解約すると、違約金・解約金などという形で支払い義務が発生してしまいます。MNPでの他社への移行でも同様です。
この違約金・解約金に不意を付かれるユーザーは後を絶たず、時には総務省まで動き出すほどの複雑な契約となっています。「知っていたつもり」のユーザーに、思いがけない高額請求が来ることもある、それが違約金・解約金問題です。
違約金・解約金を回避するには、自分の契約がどうなっているのかを確認する必要があります。
- ドコモの利用料1,000円に付き10%還元
- 最大10万円のケータイ補償などメリットが豊富
- 1枚無料で発行できる家族カードがお得
- 全国・ハワイの空港ラウンジが無料
- マツモトキヨシなどでポイント最大4%還元
auからの移行で違約金・解約金が発生するケース
画像引用元:料金・割引 | スマートフォン・携帯電話 | au
それでは最初に、auからドコモにMNPで移行することを想定して、違約金・解約金が発生するケースを見てみましょう。ちなみにau公式では、違約金・解約金のことを「契約解除料」と表現しているので、ここでもそれに統一します。
現在のauの基本プラン
画像引用元:基本料金・料金プラン一覧
はじめに、現在のauの基本プランを見てみましょう。
スマートフォン(4G LTE)
- auピタットプラン
- auフラットプラン
- スーパーカケホ
- カケホ
- スーパーカケホ(a)
- LTEプラン
ケータイ(4G LTE)
- スーパーカケホ(ケータイ)
- カケホ(ケータイ)
- VKプランS
- VKプランM
- VKプラン
- ダブル定額(ケータイ)
- ダブル定額Z(ケータイ)
- データ定額サービス(ケータイ)
- LTEプランS(※SHF31専用プラン)
ケータイ(3G)
- カケホ(3Gケータイ)
- カケホ(3Gケータイ・データ付)
- プランZシンプル
- プランSSシンプル
- プランEシンプル
- プランSシンプル
- ダブル定額スーパーライト
スマホ(3G)
- カケホ(3Gケータイ)
- カケホ(3Gケータイ・データ付)
- プランZシンプル
- プランSSシンプル
- プランEシンプル
- プランSシンプル
- ダブル定額スーパーライト
- ISフラット
ジュニアスマートフォン
- ジュニアスマートフォンプラン
ジュニアケータイ
- ジュニアケータイプラン
- プランEシンプル
他にも「mamorino Watch」や「タブレット」などのカテゴリがあるのですが、スマホ・ケータイの枠から外れるのでここでは割愛します。それでも数多くのプランがあるわけですが、さて、契約解除料が発生し得るプランはどれでしょうか。
auの場合は、契約解除料の有無は、基本プランで決まるものではありません。同じ基本プランでも、解約金が発生するユーザーとしないユーザーが存在します。
それでは、契約解除料の有無は、何で決まるのでしょうか。
契約解除料の原因は「2年契約(誰でも割)」
画像引用元:【2年契約】契約解除料はどのようなときに発生しますか? | よくあるご質問 | サポート | au
契約解除料が発生するとしたら、その原因となっているのは「2年契約(誰でも割)」です。どのプランを選んだかではなく、「2年契約(誰でも割)」を適用していると契約期間中の解約に対して、解約解除料が発生してしまいます。
「2年契約(誰でも割)」とは?
画像引用元:2年契約(誰でも割) | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
2年契約(誰でも割)とは、auを2年使うことを条件に、毎月使用料から割引を受けられるというものです。割引額はプランによって変わります。
毎月1,500円(税抜)割り引かれるプラン
- auピタットプラン
- auフラットプラン
- スーパーカケホ
- カケホ
- スーパーカケホ(a)
- スーパーカケホ(ケータイ)
- カケホ(ケータイ)
- カケホ(3Gケータイ)
- カケホ(3Gケータイ・データ付)
毎月1,000円(税抜)割り引かれるプラン
- ジュニアスマートフォンプラン
- ジュニアケータイプラン
- シニアプラン(2018年1月31日受付終了)
毎月50%割り引かれるプラン
- LTEプラン
- VKプランS
- VKプランM
- VKプラン
- LTEプランS
- プランZシンプル
- プランSSシンプル
- プランEシンプル
- プランSシンプル
このように、ただ2年契約するだけで毎月の割引を受けことができます。そして、2年契約中に解約をする場合に発生するのが、契約解除料なのです。
契約解除料は一律9,500円(税抜)
2年契約中の契約解除料ですが、これは一律9,500円(税抜)となっています。この契約解除料9,500円(税抜)というのが、auにおける解約料金・違約金の正体となります。
「2年契約(誰でも割)」を適用しているユーザーは、本人にそのつもりはなくても、契約解除料が発生する契約を結んでいるというわけです。
解約金がかからないのは2年に一度の更新月のみ
画像引用元:【2年契約】契約解除料はどのようなときに発生しますか? | よくあるご質問 | サポート | au
それでは解約金をかけずに解約するには、どうすればよいのでしょうか。それは、2年契約の更新月に解約することです。
2年契約の契約満了月が24ヶ月目、契約更新月は25~26ヶ月目の2ヶ月間です。例えば2018年1月に契約した場合、更新月は2020年2月~3月となります。この間の解約のみ、契約解除料を発生させずに行うことができます。
2年契約が終わったのに縛りが続いている!?
2年契約を理解していたつもりのユーザーの多くが陥ってしまう落とし穴があります。それは、2年契約が満了しても、何もしなければ自動的に新しい2年契約が結ばれてしまうことです。
実際に、「契約から2年以上経っているから、縛りは終わっている」と勘違いして解約し、契約解除料を請求されてトラブルになるケースが後を断たないそうです。
2年契約を結んだauユーザーが、契約解除料を発生させずに解約できるのは、あくまで契約更新月のみです。それが2年に1度のチャンスとなります。
「2年契約(自動更新なし)」なら3年目以降は契約解除料なし
画像引用元:【2年契約】契約解除料はどのようなときに発生しますか? | よくあるご質問 | サポート | au
auには「2年契約(自動更新なし)」という2年契約もあります。これは、3年目以降は契約解除料がかからないというものです。しかし「2年契約(誰でも割)」と比べると、月々の割引額が300円(税抜)低くなっています。
この契約に心当たりのあるかたは、ご確認ください。
「2年契約(自動更新なし)」の対象プランと割引
基本プラン | 割引額 |
---|---|
auピタットプラン auフラットプラン スーパーカケホ カケホ スーパーカケホ(a) スーパーカケホ(ケータイ) カケホ(ケータイ) カケホ(3Gケータイ) カケホ(3Gケータイ・データ付) |
1,200円(税抜) |
しかし「2年契約(自動更新なし)であっても、2年待たずに解約する際には、契約解除料9,500円(税抜)が発生します。
auで自分の契約更新月を調べる方法
画像引用元:各種お手続き窓口 | サポート | au
auの契約更新月は、電話での問い合わせか、My au で調べることができます。
電話で調べる場合
以下の方法によって、電話で問い合わせすることができます。
- auの携帯電話から「157」にかける。
- その他の電話から「0077-7-111」にかける。
- 上記の番号が利用できないときは「0120-977-033」にかける。
いずれも無料です。
My auで調べる場合
画像引用元:2年契約/1年契約の「更新月/更新期間」を確認したい(契約解除料が発生しない期間の確認) | よくあるご質問 | サポート | au
My auにアクセスしログインすることで、契約更新月を調べることもできます。
「スマートフォン携帯電話」→「ご契約内容手続き」→「ご契約情報」とタップしていくと、「料金割引サービス」の欄の「誰でも割」に契約更新月が表示されていることが確認できます。
ソフトバンクからの移行で違約金・解約金が発生するケース
画像引用元:料金プラン | モバイル | ソフトバンク
続いて、ソフトバンクから移行する場合を見ていきましょう。
現在のソフトバンクの基本プラン
まず、ご自身がどの契約を結んでいるのか確認してください。
iPhone・スマートフォン | 月々の料金(税抜) |
---|---|
スマ放題(2年契約) | 3,000円 |
スマ放題 | 4,500円 |
スマ放題ライト(2年契約) | 2,000円 |
スマ放題ライト | 3,500円 |
ケータイ | 月々の料金(税抜) |
---|---|
スマ放題(2年契約) | 2,200円 |
スマ放題 | 3,700円 |
スマ放題ライト(2年契約) | 1,200円 |
スマ放題ライト | 2,700円 |
この他、「iPad・タブレット」というカテゴリもあるのですが、この場では割愛しています。
さて、基本プランの表のうち、赤字にしているプランがあります。赤字になっているものが、契約解除料が発生し得るプランです。
整理すると、すべてのプランの「2年契約」で契約解除料が発生することがあります。
ソフトバンクの契約解除料も9,500円(税抜)
ソフトバンクの契約解除料も9,500円(税抜)と、auと同額となっています。
ソフトバンクでも「2年契約」で契約解除料が発生しないのは更新月のみ
画像引用元:[用語集]「契約解除料」とは何ですか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
auと同様、ソフトバンクの「2年契約」でも、契約解除料を発生させずに解約できるのは2年に一度の契約更新月のみです。
そして契約更新月もauと同じで、契約から25~26ヶ月目の2ヶ月間が該当します。
契約更新月の締め日に注意!
画像引用元:ソフトバンクの請求締め日はいつですか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
auでは契約更新月の締め日は月末なので問題ありませんでしたが、ソフトバンクでは「末日」「10日」「20日」の3通りがあります。
ご自身の契約の締め日はいつなのかは、請求締め日によります。公式サイトのページからご確認ください。
請求の締め日が「末日」なら契約更新月の締め日も「末日」といった具合になります。
「2年契約(フリープラン)」なら3年目以降は契約解除料なし
画像引用元:[スマ放題/スマ放題ライト]2年契約(フリープラン)はどのようなプランですか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
ソフトバンクには「2年契約(フリープラン)」という2年契約もあります。これは、3年目以降は契約解除料がかからないというものです。しかし通常の「2年契約」と比べると、月々の割引額が300円(税抜)低くなっています。
この「2年契約(フリープラン)」に心当たりのある方は、確認してみてください。
- 2年契約……月々1,500円(税抜)割引
- 2年契約(フリープラン)……月々1,200円(税抜)割引
しかし、「2年契約(フリープラン)」であっても、2年待たずに解約する際には契約解除料9,500円(税抜)が発生します。
スマ放題では2年契約なしでも契約解除料のかかる可能性
スマ放題の場合は、2年契約なしでも3ヶ月目までは契約解除料がかかります。
- 1ヶ月目で解約:9,500円(税抜)
- 2ヶ月目で解約:7,250円(税抜)
- 3ヶ月目で解約:5,000円(税抜)
- 4ヶ月目以降は解除料不要
「標準プラン」の契約解除料
2018年6月27日(水)に新規受付を終了しているプランですが、「標準プラン」の契約解除料についてもまとめておきます。
- 1ヶ月目で解約:9,500円(税抜)
- 2ヶ月目で解約:7,250円(税抜)
- 3ヶ月目で解約:5,000円(税抜)
- 4ヶ月目以降は解除料不要
ソフトバンクで自分の契約更新月を調べる方法
画像引用元:お問い合わせ先一覧
ソフトバンクの契約更新月は、電話での問い合わせか、My SoftBankで調べることができます。
電話で調べる場合
以下の方法によって、電話で問い合わせすることができます。
- ソフトバンクの携帯電話から「157」にかける。
- その他の電話から「0088-919-0157」にかける。
これらは無料ですが、有料ならば次の番号にも問い合わせできます。
- 東日本地域なら「022-380-4380」にかける。
- 関西地方なら「06-7669-0180」にかける。
- 中国・四国・九州・沖縄地域なら「092-687-0010」にかける。
My SoftBankで調べる場合
画像引用元:契約内容確認 | My SoftBank | ソフトバンク
My SoftBankにアクセスしログインすることで、契約更新月を調べることもできます。
「メニュー」→「契約・オプション管理」→「料金・支払い管理」とタップしていくと、「更新期間」を確認できます。これが契約更新月を示しています。
乗り換えるなら絶対に契約更新月に!
違約金・解約金を払わずにau、ソフトバンクからドコモに乗り換える方法は、ずばり契約更新月に乗り換えることです。
例えドコモへのMNPで特典を得たとしても、前の携帯電話会社に違約金・解約金を払うはめになってしまっては台無しですよね。今は9,500円(税抜)を払っても余りあるような特典はあるとは言えないので、なおさらです。
慌てずに、更新月まで虎視眈々と待機して、更新月になったら満を持して乗り換えましょう。
また、違約金・解約金とは別にauから他社にMNPする場合はMNP転出手数料2,000円+事務手数料3,000円(いずれも税抜)が、ソフトバンクから他社にMNPする場合はMNP転出手数料3,000円+事務手数料3,000円(いずれも税抜)がかかってしまいます。
つまり、更新月に乗り換えても5,000~6,000円(税別)はかかるということで、その点も注意してください。これに違約金・解約金の9,500円(税抜)が加わったら14,500~15,500円ですからね。
消費税も加えたら、ただMNPでドコモに移行するだけで最大16,740円にも及んでしまうわけです。慌てたら損です。
ドコモへ乗り換えるならdカード / dカード GOLD(ゴールド)の利用も検討しよう
せっかく、ドコモへ乗り換えるならドコモに特化したカードを利用した方がもっとお得にポイント活用できます。
月々の携帯料金からの10%という高いポイント還元、万が一のときのケータイ補償とメリットは十分です。
マツキヨやローソン、他にもたくさんの店舗でもdポイントを貯めることも、使えることもできるのでライフスタイル次第では年間かなりのdポイントが貯まる可能性もあります。