お得なサービスやクーポンが組み合わさったドコモの「いちおしパック」は、旧おすすめパックの内容を拡充して、2018年2月より提供がスタート。

ケータイショップなどの契約の条件になっていたりもしますが、最近はオンラインでも簡単に契約できますので、そんなオプションがあったことを知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、「いちおしパック」のお得なサービス内容を徹底解説します。機種変更や乗り換えの際に、月額500円のいちおしパックを付けるべきか否か、参考にしてみてください。また、契約時に加入していたけれど今は必要ないという方には、解約方法についても紹介しています。

ドコモのいちおしパックとは？

2018年2月28日より、旧おすすめパックのサービス内容が拡充され、新たに「いちおしパック」としてリニューアルされました。おすすめパックと同様に、以下の3つのサービスを月額500円で利用できます。

• スゴ得コンテンツ（月額380円）
• iコンシェル（月額100円）
• クラウド容量オプション プラス50GB（月額400円）

加えて、毎日抽選されるプレゼントやクーポン、ケータイ補償利用時に最大5,000ポイントのdポイントが受け取れるなど、新たな特典も追加されました。

パックに含まれるサービスの月額利用料金で考えても、380円分割安になりますので、サービス内容に魅力を感じるなら、いちおしパックに加入した方がお得です。また、初回31日間は無料で使えますので、お試しで使ってみるのもいいのではないでしょうか。

初回入会特典の無料クーポン

まずは「いちおしパック」の入会特典を見ていきましょう。「いちおしパック」に初めて入会した方には、2018年10月時点では初回特典としてローソンのプレミアムロールケーキ（150円）の無料クーポンが配られています。

毎日抽選されるプレゼント

毎日抽選プレゼントとして、曜日ごとに内容の違うクーポンを抽選で配布しています。カフェチェーン店のドリンクやコンビニのスイーツなど、ラインナップも豊富。当選した日はクーポンが配られるのはもちろん、少しラッキーな気分で1日過ごせます。

スゴ得コンテンツの加入者も平日の抽選には参加できますが、いちおしパック加入者は月曜日に2回抽選に参加でき、かつ土日はいちおしパック加入者のみの抽選になります。抽選できる回数が週に4回差があると、当選確率は意外と変わってきますので、いちおしパック加入者の方が優遇されています。

毎日もらえるお得なクーポン

画像引用元：いちおしパック｜ドコモ公式－スマホアプリならスゴ得コンテンツ

いちおしパック加入者は割引クーポンも使い放題で、グルメ・レジャー・エンタメなど2,000種類以上のクーポンが用意されています。スゴ得コンテンツ加入者は70種類となっていますので、こちらもいちおしパック加入者が優遇されていますね。

クーポンの内容も、これだけで月額料金の元が取れるものばかり。例えばエンタメであれば、イオンシネマ、MOVIX&松竹系映画館、テアトルシネマグループなどの映画観賞券が通常1,800円のところを1,300円で観ることができます。そのほか主な割引クーポンは以下の通りです。

人気のクーポンのみ紹介しましたが、ほかにも割引クーポンが多数用意されています。

修理代金サポートとしてdポイント5,000円分

「いちおしパック」に契約していて、かつ「あんしんパック」または「あんしんパックプラス」に加入していると、ケータイ補償サービスを利用して、電話機の交換や修理を受ける際、最大5,000ポイントのdポイントを受け取ることができます。

とくに修理代金が高額なiPhoneなどを購入する際は、「あんしんパック」に入る方もいると思いますが、そうした場合は一緒に入ると修理時に5,000ポイント分（5,000円相当）お得です。ただし、配布されたdポイントは「期間・用途限定」となっていますので、ドコモの利用料金には使えず、60日以内にdマーケットや買い物で使う必要があります。

お得ではありますが、この特典を目的に「いちおしパック」に入るほどの魅力を感じる方は少ないでしょう。また「あんしんパック」の後から「いちおしパック」に加入した場合は対象外となりますので、特典を利用できるタイミングも限られています。

「あんしんパック」/「あんしんパックプラス」とは？

「あんしんパック」も「いちおしパック」と同様にケータイショップなどの契約の条件になっていることがあります。その内容は以下の3点が月額720円（iPhoneは970円）で利用できるというものです。

• ケータイ補償サービス（月額500円）
• あんしん遠隔サポート（月額400円）
• あんしんセキュリティ（月額200円）

iPhoneの場合は、端末自体が高いこともあって価格が異なりますが、いずれもパックの方が380円お得です。なかでも「ケータイ補償サービス」は、端末が故障したり、紛失した際に電話機の交換や修理に割安で対応してもらえるサービス。紛失にも対応できる点でアップル公式のAppleCare＋より優れていますし、新しいiPhoneを買うときは加入しておいて損はありません。

電話でオペレーターに繋がる「あんしん遠隔サポート」と、スマートフォンのセキュリティを管理する「あんしんセキュリティ」については、スマホに慣れている方は必要ないこともあります。そういった場合は速やかに解約しましょう。また、購入した端末が低価格の端末であれば、ケータイ補償サービスのメリットが少ないこともありますので、そういった点も検討ポイントです。

ドコモのサービスをお試しできる

ドコモは有料コンテンツの充実にも力を入れています。月額400円で、FRIDAYや週間文春などの週刊誌、JJやnon-noのような女性誌、GetNaviやBRUTUSのようなライフスタイル系雑誌など、計200誌以上が読み放題になる「dマガジン」。

同じく月額400円で、リアルタイムで放送中なアニメから、少し前の名作までの2,600作品以上が楽しめる「dアニメ」などをお試しで利用できます。

こうした定額制の配信サービスが気になっていた方は、「いちおしパック」で一度試してみるのも良いでしょう。

「いちおしパック」のコンテンツはお得？

次に具体的なパック内容の、「スゴ得コンテンツ（月額380円）」「iコンシェル（月額100円）」「クラウド容量オプション プラス50GB（月額400円）」について見ていきましょう。

スゴ得コンテンツ

「スゴ得コンテンツ」は、いろいろな有料アプリが月額380円で使い放題となるサービス。いちおしパックの目玉の1つといえます。

キャリアが提供しているオプションにはあまり役に立たないものが多いイメージはありますが、「スゴ得コンテンツ」は有料アプリを使えばきっちり元が取れます。なかでも使い勝手の良いおすすめアプリを紹介しましょう。尚アプリの価格についてはAndroid準拠。iOSですと価格が若干異なる場合があります。

定番スケジュール管理アプリ「ジョルテ」

ジョルテは世界中で使われているスケジュール管理の定番アプリ。無料でインストールしている方も多いと思いますが、スゴ得コンテンツに含まれているのは有料プラン（月額300円）なので、高機能なジョルテを存分に生かすことができます。

カレンダーは、月表示、1週間表示、2週間表示、バーティカル表示などシステム手帳でお馴染みの表示方式から好きなものを選ぶことができ、そこに予定やToDoを登録して使用します。登録したスケジュールはGoogleカレンダーとの同期にも対応していますので、PCとスマホの両方からスケジュール管理が可能です。

有料プランは広告が非表示なのはもちろん、プライベートと仕事を使い分けるカレンダー追加や、ノートアプリのEvernoteと連携するなど使い勝手が向上していますので、一度使ってみる価値はあります。

詳細な天気予報が知れる「ウェザーニュースタッチ」

ウェザーニュースタッチは予報が当たると評判の天気アプリ。他の天気アプリよりも情報量が圧倒的で、地域ごとの1時間予報から1週間予報までカバー。天気予報士による詳しい解説も見ることができます。

さらに、スゴ得コンテンツに含まれるのは月額300円の有料プランなので、ユーザー間で投稿した周辺の空の様子を共有できるなど、SNSのように使える機能も搭載。そのほか災害情報やプッシュ通知も詳細に設定できるのでいざというときも安心です。

道案内アプリといえば「NAVITIME」

無料プランだと使えない機能があるNAVITIMEは、有料プランがスゴ得コンテンツに含まれています。Googleマップで事足りることもありますが、使っていて「こっちのが早い」と思うこともあるのでは？

その点NAVITIMEの有料プランは徒歩、電車、バス、車、フェリーなどあらゆるルートから最適ルートを探してくれますので、まず間違いありません。仕事柄目的地への道のりを検索することが多い方などは、非常にありがたいアプリです。

今晩のおかずに困ったら「クックパッド」

自炊しているかたなら一度はお世話になっている料理レシピサイトのクックパッド。スゴ得コンテンツに含まれる280円の有料プランでは、レシピの人気順や殿堂入りレシピから検索することができます。晩御飯のおかずはなるべくストレスなく考えたいですから、自分ではなかなか入らないクックパッドの有料プランがあるのは便利です。

気になるニュースを最速で入手「朝日・日刊スポーツ」

朝日新聞と日刊スポーツの最新ニュースが届けてくれるアプリが朝日・日刊スポーツ。ニュースに限らずプロ野球やサッカーの試合速報など、日刊スポーツならではスポーツ速報も充実。記事は写真満載でスマホからも読みやすいです。通常380円のアプリですが、「いちおしパック」ではもちろん使い放題になります。

クラウド容量オプション プラス50GB

電話帳や写真、メールなどいろいろなデータをクラウド上で保存できるドコモクラウド。初期状態で5GBまでは無料で使うことが可能です。クラウド容量50GB追加は通常400円かかりますが、これも「いちおしパック」のなかに含まれています。

スマホのデータが消えても大丈夫なように、フォトコレクションで写真などをクラウドに保存しておくと、写真をたくさん撮る方は意外とすぐに容量がいっぱいになってしまいます。そんなときも、50GBあればさすがに安心です。

注意点としては、自宅にWi-Fi環境がないとすぐにデータ通信量を使い切ってしまいますので、50GBもデータを預けることができません。LTEなどのモバイル通信を使ってのデータの保存には気を付けましょう。

クラウドサービスとは？

クラウドサービスは、スマホに保存した情報をインターネット上で保管しておくことができるサービスです。スマホが壊れてしまったときのためのバックアップとしてデータを保管しておいたり、あるいはパソコンなどのスマホ以外の端末からアクセスして、同じデータをダウンロードしたりすることができます。

データを預けるアップロードと、データを受け取るダウンロードのどちらにもデータ通信を使用しますので、自宅のWi-Fi通信でバックアップなどに使うのが主流です。一方、出先で容量の大きい動画をやり取りしたりするのデータ容量を食いますので向いていません。

my daiz / iコンシェル

画像引用元：my daizチャレンジキャンペーン

iコンシェルはガラケー時代からお馴染みのユーザーサポート機能ですが、その機能もアップデートされ、my daiz（マイデイズ）としてリニューアルされました。my daizではAIがユーザーの出発するタイミングや、現在位置に応じて役に立つ情報を教えてくれます。また、最近CMなどでもよく見るスマートスピーカーのように、音声での操作にも対応しています。

たとえば、以下のような場面ではmy daizが活躍します。

• 現在地や自宅で雨が降りそうなときに教えてくれる
• 鉄道に遅延が発生しているときなど早めにアラームで知らせてくれる
• 現在地から目的地までのルートを調べることができる
• 家事中など両手がふさがっている場面での操作できる

my daiz/iコンシェルは月額100円ですが、ユーザーの行動を先読みしてサポートしてくれる便利な機能です。

「いちおしパック」の解約方法

「いちおしパック」に入っているコンテンツや、クーポンなどに魅力を感じない場合は、解約して問題ありません。契約時にスタッフの勧められて加入して、そのままになっていることもありますので、一度利用明細などで確認してみてください。

月途中での解約でも日割り計算になりますので、必要ないと感じたら速やかに解約するのが良いでしょう。

電話から解約する

電話で解約する場合は、ドコモのインフォメーションセンターに電話して解約します。ドコモの携帯電話からが151、それ以外の電話からは0120-800-000で繋がります。

多少待たされるかもしれませんが、繋がったら「いちおしパック」を解約したい旨を伝えましょう。受付時間は午前9時～午後8時となっています。

Webから解約する

Webから解約する場合は、My docomoにログイン後、メニューの「契約内容・手続き」>「ご契約内容の確認・変更」に「いちおしパック」の項目がありますので、そこから解約できます。PCからのアクセスにはIDとパスワード、スマホからのアクセスにはネットワーク暗証番号が必要です。

「いちおしパック」で月額500円の元を取るのは簡単

ショップ店員からのおすすめや、割引の条件として加入することも多い「いちおしパック」ですが、その内容は決して損するものではありません。毎日利用できる割引クーポンや、スゴ得コンテンツの中に入っている有料アプリケーションだけでも、簡単に元を取ることが可能です。

ですが、内容を見て魅力を感じないようであれば、当然解約した方が月額利用料が500円も安くなります。既に加入している方や、加入を勧められた方はじっくりサービス内容を吟味して契約の有無を決めましょう。

トップ画像引用元：いちおしパック｜ドコモ公式－スマホアプリならスゴ得コンテンツ