ソフトバンクには、機種変更の際のサービスとして、「半額サポート」と「機種変更先取りプログラム」というものがあります。
どちらもソフトバンクで機種変更することで機種代金がお得になるという内容なのですが、ではこの2つは何が違うのでしょうか。
このページでは、半額サポートと機種変更先取りプログラムについて説明し、その違いについて解説していきます。
ソフトバンクの半額サポートとは
画像引用元:https://www.softbank.jp/mobile/special/hangaku-support-android/
半額サポートとは、対象機種を割賦契約(48ヶ月)で購入すると、対象機種を13ヶ月目以降に引き渡すことで、最大24ヶ月分の支払いが免除されるというサービスです。
48ヶ月分の支払いのうち、最大24ヶ月分が免除されるわけですから、すなわち半額というわけですね。
半額サポートを受ける条件
半額サポートを受ける条件としては、
- 対象機種であること
- 48ヶ月の割賦契約であること
- 機種変更の際に旧機種をソフトバンクが回収すること
- 機種変更後も半額サポートまたは機種変更先取りプログラムに加入すること
などがあります。
「機種変更後も半額サポートまたは機種変更先取りプログラムに加入すること」というのが結構強い縛りですね。
昨今は格安SIMに流れてしまうユーザーも少なくないので、それを繋ぎ止めるための戦略だとソフトバンク店員が言っていました。
また、下取りプログラムとの併用はできません。ソフトバンクの機種変更で「下取りプログラム」が使えない?そのワケ
最大24ヶ月分の免除が受けられないケース
半額サポートによる支払い免除は「最大」24ヶ月分であり、23ヶ月分以下の免除しか受けられないケースもあります。
それは、25ヶ月分以降の代金を支払ってしまった場合です。
最大24ヶ月分の免除というのは、25ヶ月~48ヶ月分の免除ということであり、25ヶ月~48ヶ月分のうち支払ってしまった金額は返ってきません。
つまり、半額サポートを利用するなら、機種変更から25ヶ月目には新たに機種変更しないと損します。
ちなみに機種変更自体は、13ヶ月目から行え、その場合でも最大24ヶ月分の支払い免除を受けられます。
長く使うより早く機種変更したほうが得というのは斬新な感じですね。
半額サポートの対象機種
半額サポートの現在の対象機種は以下のようになります。
iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone XXperia XZ1
AQUOS R
AQUOS R compact
率直にいえば少ないですね。
ただ、人気の最新iPhoneがすべて対象なので、それで十分ということかもしれません。
Galaxyが対象でないのが残念といえば残念です。
半額サポートはどんな人に向いている?
画像引用元:https://www.softbank.jp/mobile/special/hangaku-support/
半額サポートがどのような方に向いているのかといえば、ずばり、iPhoneを2年単位で最新のものに機種変更していく人です。
実際公式でも、「2年ごとに最新iPhoneが持てる!」と強調しています。
逆に、ひとつの機種を3年目以降も大切に使うという方には向いていません。最大24ヶ月分の支払い免除を活かすことができませんので。
また、旧機種も取っておきたい方にもオススメできません。機種変更の際に旧機種はソフトバンクに回収されてしまうからです。
ソフトバンクの機種変更先取りプログラムとは
画像引用元:https://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/kisyuhen-sakidori/
機種変更先取りプログラムとは、12ヶ月間以上利用したユーザーが、対象機種を13ヶ月目以降に引き渡すことで、最大7ヵ月分の旧機種で残った分割金を免除するというものです。
細かな数字こそ違いますが、半額サポートと類似するサービスですね。
機種変更先取りプログラムを受ける条件
- 機種変更先取りプログラムを受ける条件としては、
- プログラム利用料月300円を支払うこと
- 対象機種であること
- 24ヶ月の割賦契約であること
- 機種変更の際に旧機種をソフトバンクが回収すること
- 機種変更の際に前倒し手数料2,000円を支払うこと
- 機種変更後も半額サポートまたは機種変更先取りプログラムに加入すること
などがあります。
半額サポートと違い、プログラム手数料や前倒し手数料など、機種以外の代金がかかってくるのが残念ですね。
ただこれらの代金は、機種変更先取りプログラムを実際に利用しない場合は支払わずに済みます(払っていたプログラム手数料の月額は返金されます)。
こちらも下取りプログラムとの併用はできません。
機種変更先取りプログラムの対象機種
機種変更先取りプログラムの対象機種は現在以下のようになっています。
iPhone X
iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 6s
iPhone 6s Plus
iPhone SE
iPhone 6
iPhone 6 PlusAndroid One S3
Xperia XZ1
AQUOS R compact
Xperia XZs
AQUOS R
AQUOS ea
DIGNO® G
HTC U11
Xperia XZ
STAR WARS mobile
AQUOS Xx3 mini
AQUOS Xx3
DIGNO® F
Xperia X Performance
Xperia Z5
Nexus 6P
AQUOS Xx2
AQUOS Xx2 mini
Xperia Z4
Galaxy S6 edge
AQUOS CRYSTAL 2
DIGNO® U
半額サポートと違って多いですね。Android端末も充実しています。
半額サポートと機種変更先取りプログラムの違い
機種変更先取りプログラムと機種変更先取りプログラムの違いをまとめます。
半額サポート | 機種変更先取りプログラム | |
---|---|---|
プログラム手数料 | なし | 月額300円 |
前倒し手数料 | なし | 2,000円 |
割賦契約 | 48ヶ月 | 24ヶ月 |
支払い免除 | 最大24ヶ月分 | 最大7ヶ月分 |
機種変更 | 13ヶ月目以降可能 | 13ヶ月目以降可能 |
対象機種数 | 6機種 | 32機種 |
下取りプログラムとの併用 | 不可 | 不可 |
次の機種変更が13ヶ月目以降に可能な点と下取りプログラムと併用できない点は同じです。
対象機種への機種変更なら半額サポート一択
ここまで、半額サポートと機種変更先取りプログラムを紹介してきましたが、対象機種が少ないことを除けばすべて半額サポートのほうが好条件です。
iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone XXperia XZ1
AQUOS R
AQUOS R compact
半額サポートの対象機種であるこれら6機種機種は、変更先取りプログラムでも対象機種ですが、どちらのサービスを受けるか迷うことはありません。
半額サポートを受けましょう。
わざわざ変更先取りプログラムのほうを選ぶ理由が見当たりません。
利用するならしっかり2年ごとに機種変更しよう
半額サポートはうまく利用すればその名の通り機種代が半額になるわけですが、そのためには支払いが13ヶ月目~24ヶ月目の間に機種変更する必要があります。
少なくとも24ヶ月分は支払う必要があるので、機種変更は25ヶ月目に行うのが一番お得です。
ただ実際にきっちり2年ごとに機種変更するというのは、案外辛く感じることも出てくるかもしれません。
例えば、あと3ヶ月待てば新型iPhoneが出るというような場合、きっと待ちたい気持ちが強くなると思います。しかし3ヶ月待ってしまうと、支払いが3ヶ月分増えてしまいます。
このようなジレンマに陥る可能性はあらかじめ想定しておきましょう。
半額サポートも機種変更下取りプログラムも利用しないというのもひとつの手です。