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最近話題の『ワンナンバーフォン』とは一体どんな端末なのでしょうか。ワンナンバーフォンが対応する『ワンナンバーサービス』はApple Watch Series 3の発売に併せて導入されたサービスですが、知らない人にとっては難しく思えるでしょう。

そこで、今回はワンナンバーサービスの解説をすると共に、ワンナンバーサービスの使い道、そしてワンナンバーサービスの対応機種をご紹介します。

2018年10月26日に発売されたAndroid対応ワンナンバーフォンが気になっている方、そもそもワンナンバーサービスがどういうものなのか分からない方は是非目を通してみて下さい。

ワンナンバーフォンってどんなもの?

ワンナンバーサービス

ワンナンバーサービスは簡単に言うと『ひとつの電話番号をスマホと子機の2つの端末で共有できるサービス』です。現在サービスを利用出来るのは対応する端末である『ワンナンバーフォン』のみとなっています。

そのため、使わなくなったスマホを現在使用しているスマホの子機として使う、というような用途には対応していません。ワンナンバーフォン対応機種以外を使用する場合はこれまで通り通常のプランを用いて契約を行うことになります。

ワンナンバーサービスの利用料は月額500円となっており、それ以上に料金が掛かることはありません。もちろん、カケホーダイ等のプランを利用せずに長時間の通話を行った場合は別途通話料が発生しますが、500円という利用料でスマホの子機を持てるのは破格でしょう。

ワンナンバーフォン


ワンナンバーフォンとは名前の通り『ワンナンバーサービス対応機種』のことを指します。最近は新しく発売されたAndroid対応ワンナンバーフォンが話題となっていますが、代表的なのはApple Watchでしょう。

というのも、そもそもワンナンバーサービスはApple Watchの機能をフル活用するためのサービスだったのです。導入時期は2017年で、単独での通話・通信機能を備えた『Apple Watch Series 3』の発売に併せてサービスが開始されました。

ただ、今回発売されたAndroid対応ワンナンバーフォンとApple Watchとでは用途に大きな違いがあるため、一括りに語るのは難しいでしょう。

厳密に言えばApple Watchもワンナンバーフォンと呼べる機種ではありますが、今後はAndroid対応のワンナンバーサービス対応機種のみがワンナンバーフォンと呼ばれる可能性もあります。

カードケータイとどちらを選ぶべきか

ワンナンバーフォンの購入・利用を検討する上で対抗馬となるのがNichePhone-SKY-01Lなどのカードケータイです。最低限の機能だけを搭載し、価格を抑えたカードケータイは確かにワンナンバーフォンと似たものに思えます。

しかし、カードケータイはビジネス用の携帯電話として使うといった電話番号を分けられる点が重宝されているのに対し、ワンナンバーフォンは逆に電話番号を共有できる点がメリットです。

そのため、用途さえしっかり決まっていればカードケータイとワンナンバーフォンのどちらを使うべきかで悩むことは無いでしょう。

また、カードケータイとワンナンバーフォンとでは料金プランにも大きな違いがあります。例えばカードケータイの場合はシンプルプラン+シェアオプションを利用したとしても料金は最低でも1912円/月となってしまいますが、ワンナンバーフォンなら500円/月で済みます。

どうしても『ビジネス/プライベートをはっきり分けたい』などのカードケータイでなければならない理由があるのなら別ですが、電話番号が共有できるかどうかにこだわりがないのなら月額料金の安いワンナンバーフォンを選んだ方がお得です。

ワンナンバーフォンの使い道

ID/パスワードを忘れた場合やロックがかかってしまった場合の対処法

スマホに慣れるまでの繋ぎ

ガラケーからスマホへ機種変更をした方にとって、スマホの操作は非常に難しく感じられるでしょう。タブレットなど似たようなガジェットを操作した経験が無いのなら尚更で、人によっては電話を掛けることすらままならないこともあります。

しかし、ワンナンバーフォンがあればスマホの操作に慣れるまでの繋ぎとして使うことが可能です。Android対応ワンナンバーフォンの操作はガラケーと似ているため、スマホの操作が分からない方でも簡単に電話を掛けたり、受けたりすることが出来ます。

ただ、ガラケーからiPhoneに機種変更をした場合は少し面倒な準備が必要になります。というのも、iPhoneにはワンナンバーフォン設定用のアプリが存在しないので、別途Android端末にて初期設定を行わなければならないのです。

設定が簡単なものならApple Watchを選ぶという選択肢もありますが、Apple Watchの操作はガラケーほど簡単ではないため、余計に混乱してしまう可能性もあります。

iPhoneでワンナンバーフォンを利用するハードルはAndroid端末に比べて高いため、あまりスマホの操作に自信がないという方はスマホに詳しい家族や知人に初期設定をお願い出来ないか確認した上で購入した方が良いでしょう。

スマホを持たずに外出する際のお供


最近のスマホは重たいものが多く、ポケットに入れにくいバッグに入れて持ち運ぶと腕が疲れるといった問題を抱えています。そのために極力スマホを持ち歩きたくないと考えている方は少なくないでしょう。

とは言え、仕事の電話が頻繁に掛かってくるなどの事情がある場合『スマホを持たない』という選択肢を取るのは難しいです。そんな時にもワンナンバーフォンは役に立ちます。

初期のApple Watchなどは近くに親機であるスマホが無ければ通信を確立出来ませんでしたが、最近のワンナンバーフォンはどれだけ親機と離れていても通話をすることが可能です。

メールやLINEをする予定がある場合は別ですが、あまりスマホを携帯したくない方にとって、ワンナンバーフォンは手軽に持ち運べる第二の携帯電話として活躍してくれるでしょう。

また、よく運動をする方にもワンナンバーフォンはおすすめです。ランニング中などスポーツをしている時に重たいスマホを持つのは難しいですが、ワンナンバーフォンなら小さくかさばらないので運動中でも携帯することが出来ます。

特にiPhoneユーザーであればApple Watchを装着するという選択肢もあり、Apple Watchならどれだけ激しく動いてもまったく邪魔にならず、電話の着信やメール、LINEの受信を確認出来るので非常に便利です。

スマホのバッテリーを節約する

ワンナンバーフォンを持っていれば、ブラウジングや動画視聴はスマホで、通話はワンナンバーフォンで、と役割を分担することでスマホのバッテリー消費を抑えることも可能です。

最近のスマホはバッテリー容量が増加しているため充電切れの心配はない、と言われることもありますが、大画面化・有機ELディスプレイの採用などを鑑みればむしろバッテリー効率が悪くなっているケースもあります。

そのため、ワンナンバーフォンを持つのはスマホのバッテリーを節約するための手段としては賢い選択です。モバイルバッテリーのようにかさばらないのもメリットのひとつでしょう。

自分以外に持たせるのは推奨しない

家族カードの暗証番号は本会員カードと同じ
ワンナンバーフォンを子供や年配の方に持たせる、という使い方を推奨しているレビューや記事をいくつか目にしますが、ワンナンバーフォンの性質を考えると、これは推奨できるものではありません

例えば、自分が使っているスマホの子機としてワンナンバーフォンを契約し、子供に持たせたとしましょう。この場合、同一の番号同士で通話をすることは不可能なので、自分の側からも子供の側からも緊急時に連絡を取ることが出来ません

防犯目的や安全対策で携帯電話を持たせるにも関わらずお互いがお互いに連絡を取れないというのは不便どころか、携帯電話を持たせる意味が薄れてしまいます。

確かに電話機能しか持たないワンナンバーフォンはシンプルで子供にも年配の方にも使いやすいです。しかし、それだけであればカードケータイを持たせる、Webサイトの利用を制限した上でガラケーを持たせるなどの方法で充分対応できます。

月額500円で子機を持たせられるというのは魅力的ですが、防犯・安全に配慮し万全を期しておきたいのなら、ワンナンバーフォンを持たせるのはやめておいた方が良いでしょう。

ワンナンバーサービス対応機種

ワンナンバーフォン ON 01


画像引用元:ワンナンバーフォン ON 01 | ワンナンバーフォン | 製品 | NTTドコモ
ワンナンバーサービスが提供されて以降初となる本格的なワンナンバーフォン『ワンナンバーフォン ON 01』はスマホの子機に求められる必要最低限の機能のみを搭載したモデルです。

サイズは約54×7.0×110mmとSuicaなどのプラスチックカードを1、2回りほど大きくしたくらいで、重さは55g程度とかなり軽く、大きなスマホに比べると1/3程度と携帯性に優れます。

Androidに対応したワンナンバーフォンは現状ドコモではワンナンバーフォン ON 01のみとなるため、ドコモでAndroid端末を使っている方がワンナンバーサービスを利用する場合は必然的にワンナンバーフォン ON 01を持つことになるでしょう。

ワンナンバーフォン ON 01のスペック

 ワンナンバーフォン ON 01
SoCSnapdragon 210
メモリ512MB
ストレージ4GB
バッテリー548mAh
サイズ縦:110mm
横:54mm
厚さ:7.0mm
重さ55g
価格9,720円(税込)

SoCにはクアルコム製のエントリーモデル『Snapdragon 210』を搭載、メモリは512MB、ストレージは4GBのものを装備しています。SoCは低価格帯のスマホにも搭載される質の高いものが採用されていますが、メモリ・ストレージは必要最低限のものを装備するに留まりました。

しかし、モノクロディスプレイに最小限の情報しか表示させないワンナンバーフォン ON 01のコンセプトを鑑みれば、性能が不足しているとは言えないでしょう。むしろ、やや過剰なスペックですらあります。

バッテリー容量も同様で、スマホに比べると548mAhという容量はかなり心許ない数字ですが、バッテリー消費の激しいディスプレイが1.5インチと小さいネット接続をしないなどの事情を踏まえると充分な容量です。

総評として、ワンナンバーフォン ON 01を使うに当たってスペック不足を感じることは無いでしょう。経年劣化によるバッテリー性能の低下が懸念要素ではあるものの、相当使いこまない限りは1、2年で使えなくなるような事態にもなりません。

ワンナンバーフォン ON 01の機能

ワンナンバーフォン ON 01には前述のように4GLTE回線を用いての通話エリアメールショートメッセージ電卓アラームとスマホの子機として最低限の機能しか備えられていません。

比較されることの多いカードケータイ KY-01Lなどと比べるとテザリング機能やメモ帳、カレンダー機能等がありませんが、ワンナンバーフォン ON 01の用途を考えるとあまり必要無い機能であることが分かるでしょう。

唯一賛否が分かれるのはテザリング機能の有無についてで、携帯性に優れるWi-Fiルーターが欲しい方にとってワンナンバーフォン ON 01はおすすめ出来ない機種となります。

ただ、本来の用途である通話に関しては4GLTE回線によるクリアで音質の良い通話が可能であるため、純粋なスマホ子機として見た場合の使い勝手は充分に優れたものと言えるでしょう。

Apple Watch Series 4


画像引用元:Buy Apple Watch Series 4 – Education – Apple (CA)
Appleの製品のほとんどは『発売後にブラッシュアップして、1年スパンの短い間隔で新モデルを出す』という方式で販売されています。

日本ではあまり見られない手法であるために、『Appleの新製品は大抵失敗する』などと言われることもありますが、少なくともApple Watch Series 4に関しては完成の域に達したと言えるでしょう。

逆に言えば、これまでのApple Watchには様々な問題点がありました。特にSeries 3まではiPhone無しでの単独通信が行えないなどの問題のために『iPhoneの高価なオプションパーツ』として扱われていたのです。

Series 4ではそれらの問題のほとんどが解決され、iPhone無しでの単独通信Apple Payに対応するなど姿形の変わったスマホと言えるほどの機能を獲得してApple Watchは生まれ変わりました。

ワンナンバーフォン ON 01と比較した場合、価格・機能・デザインなどあらゆる点が異なるために、Apple Watchがワンナンバーフォンとされるのは違和感を覚えるかもしれません。しかし、Apple Watchもまた紛れもないワンナンバーフォンの一種です。

Android端末を持っている場合はワンナンバーフォン ON 01一択となりますが、iPhoneを持っているのなら2つのモデルをじっくり比較して、自分にはどちらが適しているのかじっくり考えてみると良いでしょう。

Apple Watch Series 4のスペック

 Apple Watch Series 4
CPUS4
ストレージ16GB
バッテリー最大18時間稼働
サイズ40mm・44mmモデル
重さステンレス/40mm 39.8g
ステンレス/44mm 47.9g

アルミニウム/40mm 30.1g
アルミニウム/44mm 36.7g
価格56,800円(税別)~

CPUにはApple Warch Series 3が採用したS3と比べて2倍高速になった『S4』を採用。ストレージは8GBモデルが廃され16GBモデル一択となりました。メモリに関してはiPhone等と同じく非公開です。

また、バッテリー容量もメモリと同じく非公開で、公称は最大18時間稼働することになっていますが、頻繁にApple Watchを操作する場合だと1日中充電が持たない可能性もあります

ワンナンバーフォン ON 01と比べると、やれることが多い分使われているパーツも高性能になっていることが分かります。しかし、Apple Watch Series 4の価格は56,800円(税別)とワンナンバーフォン ON 01の5倍以上になってしまいました。

使える機能が多い、高性能なパーツを搭載しているなどApple Watch Series 4ならではの魅力は多数ありますが、機能・性能に見合った価格かどうかは賛否が分かれるところでしょう。

Apple Watch Series 4の機能

Apple Watch Series 4は、通話機能はもちろん、メールやLINEの受信確認・閲覧・返信などスマホで出来るほとんどのことに対応しています。ただ、iPhoneやiPadに比べると使えるアプリは少数で、その点はスマホのようにはなりません。

ワンナンバーフォン ON 01と比較した際に最も注目が集まるのはApple Payが利用可能なことでしょう。Apple Watch Series 4もワンナンバーフォン ON 01も携帯性に優れ、親機となるスマホが手元に無くとも機能のすべてを使えことが出来ます。

しかし、ワンナンバーフォン ON 01に搭載された機能はご紹介したように最低限必要なものに留まっており、おサイフケータイを用いてコンビニやドラッグストアなどで支払いをする、というような用途に対応していません。

一方でApple WatchはApple Payに対応しているために、『ランニングに出かけた後、少し買い物をしてから帰る』などのシチュエーションにも対応出来る柔軟性を兼ね備えています。

他にも音楽を再生できるマップ機能が使えるリマインダーの確認・設定が行えるなどApple Watch Series 4はワンナンバーフォンとしての基本的な機能に加え、スマホのような利便性を実現しています。

ワンナンバーフォンでもより多機能なものが欲しい、と考えているのならワンナンバーフォン ON 01ではなくApple Watch Series 4の方がおすすめです。逆に、必要最低限の機能さえあれば良いのならワンナンバーフォン ON 01の方が適しているでしょう。

生活に取り入れられるなら購入するのも面白い


ワンナンバーフォンは非常に便利なものですが、万人受けするものとは言えないでしょう。少なくとも自宅でしかスマホを使わない方やスマホの携帯性に不満が無い方にとっては必要のないものです。

しかし、重たいスマホを持ち歩きたくない、スポーツをする時のお供に使いたいというように明確な使い道があるのなら、購入してみるのも面白いでしょう。『生活がより便利になる』と感じるのなら実際に手に取ってみることをおすすめします。

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