ほとんどの方が普段使っているメッセージアプリ「LINE」ですが、2021年3月に個人情報に関する重大な問題が発生しました。
この一連の出来事の中でLINEに関する不信感だったり、「今後もLINEを使い続けて大丈夫なの?」という思いがある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、LINEに変わるおすすめのメッセージアプリについて解説していきます。
おすすめのメッセージアプリ6選
LINEに取って代わるおすすめのメッセージアプリについて紹介していきます。
- Skype
- Messenger
- ハングアウト
- +メッセージ
- Slack
- Chatwork
Skype
- 全世界で広がっているため利用者が多い
- ビデオ通話が利用できる
- 写真やビデオの共有が可能
- 絵文字やスタンプが利用できる
- 既読機能をオフにすることも可能
パソコンで利用している方も多いであろうSkypeですが、スマホアプリでもチャットと通話が利用できます。
また全世界で広がっているメッセージアプリなので、LINEよりも多くの人とつながることができるのも特徴。
デフォルトでスタンプや絵文字、ステッカーなどが搭載されているので、フランクな会話も簡単に行うことができますよ。
スマホアプリでもPC版とほぼ変わらない機能を備えているので、LINEに変わるメッセージアプリとしてもおすすめです。
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Messenger
- グループチャットでミーティングができる
- スタンプやGIFアニメが使える
- 写真やビデオの共有が可能
- グループで無料通話や無料ビデオ通話ができる
- 位置情報の共有が可能
- Facebookのユーザーと簡単に繋がれる
Messengerは、Facebookを利用しているユーザーにピッタリのメッセージアプリです。
FacebookとMessengerを同期することでFacebookでつながる友達に簡単にメッセージを送れたり、通話することができます。
またLINEのようにスタンプやGIFアニメなどが搭載されているので、フランクな表現も簡単に行うことができるのも特徴と言えるでしょう。
Facebook上で多くの友達とつながっているという方は、是非とも利用したいメッセージアプリですね。
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ハングアウト
- テキストメッセージの送受信ができる
- スタンプやステッカーが使える
- 写真やビデオの共有が可能
- グループで無料通話や無料ビデオ通話ができる
- 位置情報の共有が可能
- Googleの他のサービスと連携している
ハングアウトは、Googleが運営しているメッセージアプリ、当たり前ですが、Googleアカウントとの連携が非常に優秀なアプリです。
ほとんどの人が持っているであろうGoogleのアカウント1つで多くの人とメッセージのやり取りを行うこともできますし、Gmailに保存されている連絡先を参照することで連絡先に登録されているアカウントであれば簡単につながることができます。
またパソコンでも操作も非常に手軽なのが魅力で、ブラウザで開いたGmailからボタン一つで起動することができたり、Chromeストアからデスクトップアプリを入手すると、デスクトップ最前面にアイコンが置かれるようになるので非常に便利です。
Googleのサービスと非常に連携が良いので、Googleをよく利用する人は入れておくといいでしょう。
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+メッセージ
- 電話番号だけで送れる
- グループでのやり取りが可能
- 写真やビデオの共有が可能
- 公式アカウントで簡単に手続きが行える
- スタンプストアで豊富なスタンプが入手可能
- 日本製で安心感がある
+メッセージとは、2018年5月にNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社が共同で立ち上げたメッセージアプリです。
メッセージアプリで絶大なシェアを誇るLINEの対抗馬として作られたこともあり、LINEと使い勝手や機能が非常に似ているのが特徴です。
例えばLINEでは多くの人がスタンプを購入して、相手とのやり取りに使っているのではないでしょうか。
+メッセージでもスタンプストアがあり、非常に多くのスタンプが購入できるのでLINEと同じ感覚でメッセージのやり取りが行えます。
また会員登録の必要がなく、電話番号1つですべてのやり取りが行えるのも魅力的な点。
SMSと同じような手軽さで、LINEのようなコミュニケーションが行えるのが+メッセージの特徴と言えるでしょう。
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Slack
- グループ間でのメッセージのやり取り、通話が手軽
- 会話をトピックやプロジェクトに分けて整理することができる
- 写真やビデオの共有が可能
- 高度な検索機能がある
- GIF動画でリアクションを取ることが可能
- ステータスを変更して自分の状態を知らせることができる
Slackは、ビジネスの場でよく使われているメッセージアプリです。
基本はワークスペースというグループを作成、さらにチャンネルという小グループを複数作成して運用するような形になリます。
ワークスペースは会社全体、チャンネルは各部署と考えるとわかりやすいかもしれません。
ビジネス用のメッセージツールということもあり、ビジネスには嬉しい機能が多数搭載されています。
例えば高度な検索機能を活用することで特定の相手のメッセージなどを簡単に検索することができますし、ステータスを変更することでメッセージを送らなくても自分の状態をメンバー全員と共有することができます。
もちろん、ダイレクトメッセージ機能を使うことで1対1のコミュニケーションを行うことも可能です。
個人対個人のコミュニケーションというよりも、グループとしてコミュニケーションを取りたい方におすすめのメッセージアプリと言えるでしょう。
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Chatwork
- 個人へのメッセージの送信が可能
- タスク管理機能でタスクが整理できる
- 写真やビデオの共有が可能
- メッセージ検索が便利
- 絵文字でリアクションを取ることができる
- 日本製で安心感がある
Chatworkは、メッセージアプリとしては珍しい日本製のアプリとなります。
こちらも主にビジネスの用途で使われることが多いメッセージアプリで、ビジネスシーンで嬉しい機能が多く搭載されています。
特にChatworkで便利なのがタスク機能。
内容の設定はもちろん、担当者の選択や期限の設定、時間指定も簡単に行えるので、タスクを多くの人が目に見える形で詳細に共有することができます。
また投稿されたメッセージをタスク化することも可能です。
メッセージ右下のオプションからタスクを選択することで簡単にタスクを設定できる点ので非常に手軽に行なえます。
既読機能は無いものの、簡易な絵文字でリアクションを取ることができるので返信も便利です。
「ビジネスでLINEを使うのは不安」という方にも、Chatworkは便利で安心して使えるアプリと言えるでしょう。
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LINEの件は何が問題なの?
今回のLINEの問題は、大まかに言うとLINEのユーザー情報が充分な説明もないまま韓国のデータセンターに保管され、中国の関連会社がそこにアクセスできる状態にあったということです。
これの何が問題なのかについては筆者の考えになってしまいますが、やはり中国企業がLINEユーザーの個人情報を閲覧できてしまっていた、という点にあるでしょう。
中国には「中華人民共和国国家情報法」という法律があり、いかなる組織及び個人も国家諜報活動に協力しなければならないという記述があります。
つまり、中国政府がLINEの個人情報を持っている中国企業に対して「LINEの個人情報を提供しなさい」という命令をすれば企業は中国政府に対して個人情報を提供しなければならないんですね。
こうなると、LINEユーザーの個人情報が中国政府に漏洩してしまう恐れが出てきます。
LINEは今や官公庁や市役所などでの行政サービスにも使われているので、特にそういった場所での情報が中国政府に漏洩していしまうのは非常にまずい事態だというのがわかると思います。
これからLINEを使っても大丈夫なのか
ではそんなLINEをこれからも利用して大丈夫なのかという点ですが、これについてはそこまで警戒しなくてもいいのではないかと思います。
今回の件では個人情報が漏洩したという事実はありませんし、LINEも中国からのアクセスを遮断、データも2021年6月までに日本国内に移転するとしています。
特に普段メッセージのやり取りにLINEを利用している程度の方であれば、そこまで気にする必要もないでしょう。
ただしビジネスなどでLINEを利用している方は、今回の件を不安に思う方もいるかも知れません。
ビジネス用途であればLINEよりも便利なアプリは多数存在しているので、これを機にメッセージアプリを移してもいいかもしれませんね。
LINEに取って代わるアプリは様々ある
今回はLINEに取って代わるおすすめのメッセージアプリについて、またそこからLINE自体の安全性についても解説しました。
今回の1件をどう思うかは人によっても違うと思いますので、不安に感じる方はこの機会に他のメッセージアプリに乗り換えるということも1つの方法です。
中にはLINEにはない様々な便利な機能を搭載しているメッセージアプリもあるので、自分の用途にあった、使いやすくて安全なメッセージアプリを探してみてくださいね。