Apple PayのSuicaにチャージする方法|モバイルSuicaとの違いとできない時の対処法

  • 24.03.13
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  • ※本記事は22.06.01に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

2016年に日本でもサービスが開始された電子マネー決済サービス「Apple Pay」。

Apple Payの導入により、iPhoneユーザーは気軽に電子マネー決済を利用できるようになりました。

Apple PayにSuicaを登録すれば、iPhoneひとつで交通機関を利用可能。ほかのクレジットカードと一括で管理できるのも便利です。

そこで本記事ではApple PayのSuicaにチャージする方法を紹介します。

モバイルSuicaとの違い・チャージできない時の対処法についても解説しているので、Suicaの活用方法をマスターしましょう。

Apple PayとSuicaの基本的な使い方


まずはApple PayとSuicaの基本的な使い方を確認しておきましょう。

Apple Payの使い方

Apple Payは「Wallet」アプリに対応する電子決済カードを追加することでiPhoneやApple Watchでカード不要で決済できるサービスです。

財布にカードを持ち歩かなくてもApple Payがあれば手軽に支払いができます。

今回紹介するSuicaだけでなく、PASMOやクレジットカード、ポイントカード、航空券などもWalletアプリに追加できます。

Apple PayでのSuicaの使い方

Apple PayでSuicaを使用するためには、あらかじめSuicaの登録などを済ませておく必要があります。

ここでは、各手順の進め方と注意点を説明しますので、確認しておきましょう。

Suicaの新規発行は「Wallet」アプリから行います。あらかじめApple Payにクレジットカードが登録しておく必要があります。

新しくSuicaを発行する方法
  1. 「+(追加ボタン)」をタップ
  2. 「交通系 IC カード」をタップ
  3. 「Suica」を選択して「続ける」をタップ
  4. チャージしたい金額を入力して「追加」をタップ
  5. 画面の指示に従いチャージした金額の購入手続きを完了させる

手持ちのSuicaの登録も「Wallet」アプリから行います。

手持ちのSuicaを登録する方法
  1. 「+(追加ボタン)」をタップ
  2. 「交通系 IC カード」をタップ
  3. 「Suica」を選択して「続ける」をタップ
  4. 「お手持ちのカードを追加」をタップ
  5. プラスチックカードの裏面に記載されているカード番号の下 4 桁を「カード番号」欄に入力
  6. SuicaにiPhoneを重ねて転送する

以上の簡単な手順で登録は完了です。

「Wallet」に最初に登録したSuicaはエクスプレスカードに設定され、改札にかざすだけで利用できるようになります。

Suicaを複数枚登録した場合は、どれか1枚に選び直すことも可能です。

Suicaが正常に反応しないときは「Wallet」→対象のSuicaカードの右上を選択→エクスプレスカードの設定でオンになっているか確認できます。

Apple PayのSuicaにチャージする方法

Apple PayのSuicaにチャージする方法は以下の3種類があります。

Apple PayのSuicaにチャージする方法
  • Apple Payでチャージ
  • モバイルSuicaからチャージ
  • オートチャージを利用する

Apple Payに登録しているクレジットカードがあれば、そのカードで決済してチャージできます。

モバイルSuicaでもアプリ上で登録したクレジットカードで決済してチャージします。

オートチャージの場合、SuicaビューカードをモバイルSuicaに登録していれば利用できるサービスです。

Apple Payでチャージ

Apple Payでチャージ
  1. Walletアプリを起動
  2. チャージしたいSuicaを選択
  3. [チャージ]をタップ
  4. 金額を設定し[チャージ]をタップ
  5. 決済したいクレジットカードを選択
  6. Touch ID/Face IDで認証

Apple Payにクレジットカードを登録している場合は、Walletアプリ上でチャージする方が簡単です。

モバイルSuicaからチャージ

モバイルSuicaからチャージ
  1. Suicaアプリを起動しログイン
  2. Suica一覧画面でチャージしたいSuicaを選択
  3. [入金(チャージ)]をタップ
  4. チャージする金額を選択
  5. 金額表示下のクレジットカードロゴとカード番号下4桁をタップ
  6. 内容が正しければ[入金(チャージ)]をタップ

モバイルSuicaでクレジットカードを登録している場合は、モバイルSuicaからチャージすることも可能です。

ただ、モバイルSuicaにアクセスする際は毎度ログインが必要なため、Touch ID/Face IDでパスコード管理をしていない場合は少々手間です。

オートチャージを利用する

オートチャージを利用すると、Suicaの残額が設定金額以下になった時に、改札入出場のタイミングで自動的に設定金額がチャージされます。

ただし利用できるエリアが限られているので、エリアはビューカードの公式サイトで確認してみてください。

オートチャージを利用するにはビューカードをモバイルSuicaに登録しておく必要があります。

ビューカードはJR東日本会社グループが発行しているクレジットカードなので、発行についてはきちんと検討してから決めましょう。

オートチャージを利用する
  1. Suicaアプリを起動しログイン
  2. Suica一覧画面でオートチャージ設定したいSuicaを選択
  3. [チケット購入・Suica管理]をタップ
  4. [オートチャージ設定]をタップ
  5. オートチャージ設定画面で[利用する]を選択
  6. 利用規約を確認の上[同意する]をタップ
  7. オートチャージ設定画面で設定金額を入力の上[決定]をタップ

Apple PayのSuicaにチャージできない原因と対処法

上記の手順を活用してチャージをしても、Apple PayのSuicaにチャージできていない場合は以下の原因が考えられます。

Apple PayのSuicaにチャージできない原因
  • 「処理中の操作を継続しています、しばらくたってから再度操作をお願いします。」と表示される
  • ペアリングしたiPhoneとの通信不良により残高反映に時間がかかる

「処理中の操作を継続しています、しばらくたってから再度操作をお願いします。」と表示される

このメッセージが表示される場合は端末か通信において不具合が発生しています。

復旧処理を行う必要があるので、アプリを終了した上で端末を再起動させてください。

再度起動するとWalletアプリにチャージした金額が反映されています。

それでも表示されない場合はWalletに追加したSuicaの再登録や再発行が必要となります。

詳細はSuica公式サイトの問い合わせで確認できます。

ペアリングしたiPhoneとの通信不良により残高反映に時間がかかる

時折通信不良によって残高の反映に時間がかかっている場合があります。

その場合はヘルプモードを使って反映の応急処置を行います。

ヘルプモードでチャージした残高の反映を確認する
  1. Walletを起動
  2. 複数カードが設定されている場合、対象のSuicaを選択
  3. 画面右上のボタンをタップ
  4. [ヘルプモードをオンにする]をタップ
  5. Touch ID/Face IDを実行(約1分間ヘルプモード)

上記の設定で確認しても残高反映がされない場合、モバイルSuica上では正しい残高が反映されているか確認しましょう。

反映されている場合はApple Pay上での反映に不具合が考えられるので、Apple Careに問い合わせる必要があります。

Apple PayとSuicaに関してよくある質問

よくある質問
よくある質問

最後にApple PayとSuicaに関するよくある質問をまとめました。

Apple PayとモバイルSuicaの違いは?

どちらもiPhoneで利用できるアプリですが、Apple PayではモバイルSuicaに会員登録していなくてもカードを利用できます。

その分アカウント管理といった手間がないため、Walletアプリひとつで手軽にチャージや支払いができます。

ただ、モバイルSuica会員だと端末の故障時やアプリの不具合により使用できない場合でも、問題を解決出来る可能性があります。

また払い戻しやオートチャージの機能はモバイルSuicaでのみ取り扱っています。

Apple PayにSuicaを登録するとカードは使えなくなる?

一度登録した後は、登録したカードは使えなくなります。情報をカードに戻すこともできません。

カード作成時にデポジットで支払った500円はApple PayのSuica上に利用できる金額としてチャージされます。

また、記念カードなどのデザインはApple Pay上には引き継がれません。

Apple PayでもSuicaの定期券は使える?

通勤・通学(大学生以上)で使う定期券はApple Payでも利用できます。方法は以下の2つです。

  • 「Suica」アプリから新たに購入する
  • カード型のSuica定期券を「Wallet」アプリで取り込む

定期券は利用開始日の14日前から購入可能。また、「Suica」アプリから新たに定期券を購入する場合は、モバイルSuicaの会員登録が必要です。

アプリ内の「定期券」から購入する内容を入力して、決済すれば完了です。

通学定期券を新たに購入する場合は、証明書の提出等の手続きが必要になりますので、少し手順が増えます。手順は以下の通りです。

  1. 会員サイトの「通学定期券申込」から申し込む
  2. 申込書をダウンロード
  3. 通学証明書などを添付してモバイルSuicaコールセンターへ郵送
  4. 購入案内メールを受信
  5. 「Suica」アプリから購入手続き

払い戻しは利用できる?

Apple Payに登録したSuicaは、定期券を含めて払い戻しに対応しています。

「Suica」アプリの「チケット購入/Suica管理」から手続き可能です。

払い戻しには1枚あたり220円の手数料がかかり、2週間~1ヵ月程度でこちらが指定した金融機関口座に料金が払い戻されます。

利用明細は確認できる?

Suicaの利用明細は「Wallet」アプリと「Suica」アプリ、「モバイルSuica会員サイト」から確認できます。

「Wallet」と「Suica」のアプリは直近の履歴になりますので、詳しく確認したい場合は会員サイトを利用しましょう。

前日分までの100件を表示・印刷ができます。交通費の精算などが必要な場合に便利です。

尚、オートチャージサービスを利用すると利用明細を出力できないので注意しておきましょう。

Apple PayでSuicaを活用しよう

今回はApple PayのSuicaにチャージする方法やよくある質問についてまとめました。

移動時やコンビニなどでのちょっとした買い物時にSuicaは便利なので、持ち歩くiPhoneで更に便利な活用方法を試してみてくださいね。


この記事を書いた人
Sakura_Ooh
大手3キャリアでのイベントスタッフの経験を活かし、料金プランの選び方やおすすめスマホをどんどん紹介していきます。家やジムでも常に映画やドラマを見ていて、1日たりともスマホが手放せません。愛用スマホはiPhone12です。