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大手携帯電話会社に加え、格安SIMが増えてきたことによりMNP(乗り換え)を考える方も増えてきています。しかし、解約と新規契約を行うということは、契約内容により契約解除料(解約金)がかかったり手続きが分かりにくかったりしますよね。

今回は、ワイモバイル(Y!mobile)から他社へMNP転出する場合の手順・注意点をご紹介します。格安SIMの最低利用期間は1年ほどのところが多い中、ワイモバイルはスマートフォンなどは2年・タブレットなどは3年などと異なる点も多いので注意が必要です。

注意点が多いように感じられますが、簡単に確認できる項目ばかりなので一つひとつ見ていきましょう!また、記事内で紹介する金額については全て税抜で表示しています。

ワイモバイルをMNP転出する場合の注意点


ワイモバイルから他社にMNP転出を行う場合、確認・注意をしておく点を見てみましょう。

契約期間・契約解除料を確認する

ワイモバイルは利用していた機器によって契約期間が異なります。契約期間を決めずに契約することもできますが、月々の基本料金が非常に割高になるためほとんどの方が契約期間が決まっているプランを利用しています。

携帯電話やスマートフォンの契約期間は2年毎、Pocket WiFiやタブレットの契約期間は3年毎となっています。それぞれ2年毎・3年毎に更新月があります。

契約更新月に解約を行うと契約解除料が発生することはないのですが、契約更新月を過ぎてしまうと自動更新となり、次に契約解除料がかからなくなるのは2年後・3年後となってしまうので必ず確認を。

契約解除料は、2年契約も3年契約も、9,500円です。さらに、スマートフォンなどワイモバイルが指定する機種の購入で月額割引という月々の一定額の割引が最大24ヵ月間または36ヵ月間自動適用されます。

もし、月額割引適用中に解約となってしまうと月額割引は前月利用分で終了し、当月(解約月)の割引は適用外となるので注意しましょう。

更新月の考え方

ひとことで契約更新月といっても、自分の契約更新月がいつなのか分かりにくいですよね。ここでは携帯電話・スマートフォンに適用される2年契約の契約更新月の考え方について詳しく見ていきます。

画像引用元:Y!mobile

上図に従って、2015年5月8日に契約したと仮定します。その場合は2年後の2017年5月8日を含む月、つまり2017年5月が契約の満了月となります。満了月という呼び名で契約が終了したようなイメージですが、この時点ではまだ契約解除料がかかるので注意!

その次の月の、2017年6月1日から7月31日までの2カ月間が契約更新月となり、この間であれば、契約解除料がかからず解約やMNP転出ができます。

契約更新月が2カ月あるので、余裕を持ってMNP手続きが行えますが、何らかのトラブルで手続きができなかったという可能性も考慮して、MNP転出に向けての事前確認(費用や必要書類など)を行っておくことをおすすめします。

契約更新月の確認方法

次に、契約更新月を確認する方法ですが、電話かMy Y!mobileです。もちろん、契約日を覚えている場合は起算してもいいのですが、念のため電話かMy Y!mobileで確認すると安心ですよ。

問い合わせ先 受付時間
オペレーターサービス 151
(ワイモバイルの携帯電話かスマートフォン)
0570-039-151
(他社の携帯電話や固定電話)
9:00~20:00(年中無休)
自動音声応答 116
(ワイモバイルの携帯電話かスマートフォン)
0120-921-156
(他社の携帯電話や固定電話)
24時間受付(年中無休)
My Y!mobile https://www.ymobile.jp/support/online/login/ 24時間受付(年中無休)

151・116の両方とも、ガイダンスに従いダイヤルボタンを押すことで契約更新月を確認できます。さらに、151は「0」を押すことで、オペレーターと直接通話をして契約内容を確認することが可能。

151・116ともに、本人確認のためにワイモバイルの契約時に決めた4桁の暗証番号の入力が必要です。

分割支払金が残っている場合


ワイモバイルで携帯電話やスマートフォンを購入する場合、一括と24回分割を選ぶことができます。分割支払金を全て支払う前にMNP転出をすると、残った分割支払金については毎月請求がくるため、今まで通り月々払い続ける必要があります。

希望によっては残った機種代金をまとめて一括で支払うことも可能です。ただし、一括払いの申請を行った後に、再度分割払いに戻すことはできないので注意が必要です。

ワイモバイルでの月額基本料金は満額請求

ワイモバイルでは、解約時は月額基本料が日割り計算となりません。そのため、MNP転出により解約する場合は、月初めに解約をしても月末に解約をしても同じ金額を支払うこととなります。

MNPの転出先によりますが、多くの場合、新規契約時は月額の基本料金が日割り計算になります。その場合、できれば月末にMNP転出を行ったほうが無駄な出費を抑えられるので、新しく契約する携帯電話会社の契約内容を確認しましょう。

ただし、月末近くのMNP転出は、トラブルなどで契約更新月が過ぎてしまった場合には契約解除料がかかるので、ある程度の余裕をもって手続きをしましょう。

ワイモバイルで購入したスマホははSIMロックがかかっている


ワイモバイルで契約したスマートフォンをMNPをした他社で利用しようと考えた場合、SIMロックの解除が必要となります。しかしSIMロック解除をするには注意点があります。

SIMロック解除ができるのは2015年5月以降に発売された機種で、各携帯電話会社ごとに条件があります。ワイモバイルでは、購入日より101日目以降にSIMロック解除が可能です。

ただし、機種の本体代金を一括払いしているなど条件を満たした場合に限り100日以内でもSIMロック解除できる場合があるので確認が必要です。

SIMロック解除を行うには、My Y!mobileまたはワイモバイルショップでの手続きが必要。SIMロック解除手数料は、My Y!mobileでは0円、ワイモバイルショップでは3,000円です。

費用がかからないのでMy Y!mobileからのSIMロック解除がおすすめですが、解約したあとにSIMロック解除を申し込む場合はワイモバイルショップのみの受付になります。

また解約日から90日以内でないとSIMロック解除ができなくなるので、解除したい場合は早めに行うことをおすすめします。

下取りプログラムの確認


画像引用元:Y!mobile
ワイモバイルでは、新規契約や機種変更の際に以前利用していた機種を下取りして、毎月の通信料金を割り引く下取りプログラムがあります。

機種によって割引額が異なりますが、24回の分割での割引のため、24回すべての割引を適用する前に解約すると割引も終了します。そのためMNP転出をする可能性のある方は、下取り分の金額や本体が戻ることはないので注意しましょう。

メールアドレスが使えなくなる

MNPの転出先には電話番号のみ乗り換えるので、メールアドレスは引き継がれません。ワイモバイルではパソコンなどからも利用できる@yahoo.ne.jpと、いわゆるキャリアメールである@ymobile.ne.jpがあります。

MNPで解約となった場合、2つとも利用できなくなります。混乱しがちですが、フリーメールである@yahoo.co.jpは利用できます。メールで連絡を取り合う方には、MNP転出前にメールアドレスが変更になる旨を伝えましょう。

MNP転出は同一名義で行う


自分の携帯電話やスマートフォンは自分名義のものを利用することが原則ですが、色々な理由で家族が契約したスマートフォンを使っている場合もありますよね。

MNPでは転出元と転出先での名義は同一でなければなりません。そのため、現在の名義とMNP転出後の名義が変わる場合は名義変更の必要があります。

この場合、ワイモバイルで名義変更を行いMNP転出手続きをするのがおすすめです。大手携帯電話会社であれば転出手続き後に自分の名義に変更することもできますが、格安SIMの場合はそもそも名義変更の受付自体がない可能性があります。

ワイモバイルでの名義変更は、ワイモバイルショップでの受付となっており、1回線あたり3,000円の手数料が新しく名義となった方に請求されます。

ワイモバイルから他社へMNPする場合の手順


注意事項の確認ができたら、ワイモバイルから他社へのMNP転出の手順を詳しく見ていきましょう。

ワイモバイルでのMNP転出手数料

ワイモバイルから他社にMNP転出する際に必要になるのがMNP予約番号です。MNP予約番号を発行するときに必要なMNP転出手数料は以下の通りです。

・新規契約月~6ヶ月以内:6,000円
・新規契約月~7カ月以降:3,000円

MNP転出手数料は、転出した月の携帯電話の利用料金と合わせて請求されます。ただし、MNP予約番号を発行しても、予約のキャンセルや有効期限内にMNPをしなかった場合は手数料を請求されません。

MNP予約番号を発行する方法

ワイモバイルでMNP予約番号を発行する際には、電話・My Y!mobile・ワイモバイルショップのいずれかの方法があります。

電話の場合は以下の通りです。

問い合わせ先 受付時間
116
(ワイモバイルの携帯電話かスマートフォン)
0120-921-156
(他社の携帯電話や固定電話)
9:00~20:00(年中無休)

電話をかけて自動音声が流れたら、音声ガイダンスに従いダイヤルボタンを押して、ワイモバイルの契約時に決めた4桁の暗証番号を入力すればMNP予約番号が発行されます。

MY Y!mobileでは、スマートフォンやパソコンから、TOPページ(https://My.ymobile.jp/muc/d/top)からID・パスワードを入力してログイン。

「契約内容の確認・変更」から「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」で発行します。受付時間は9:00~21:30です。何らかの理由でMNP予約番号が発行できない場合は、電話かショップでの手続きが必要となります。

ワイモバイルショップでMNP予約番号を発行する際は、ショップスタッフにその旨を伝えて手続きを行います。契約者確認のために、本人確認書類を持参しましょう。

MNP予約番号の有効期限に注意


MNP予約番号は、発行した日を含め15日間が有効期限となります。約2週間あるので余裕を持ってMNP転出できそうですが、注意すべき点があります。

MNP転出先によっては「有効期限が〇日以上あるもの」と条件を出している場合があります。特に格安SIMでは、有効期限が長く残っていることを求められる傾向があります。

そのため、まずはMNP転出先でMNP予約番号の有効期限の取り扱いがどのようになっているか、ホームページや電話などで確認しておきましょう。

どのような場合ににも対応できるように、ワイモバイルでMNP予約番号を発行したら、すぐに手続きができるように準備しておくのがおすすめ。

MNP転出先である他社の携帯電話会社で必要なもの

MNPとはいわゆる乗り換えですが、MNP転出先で新しく契約を行うため、新規契約と同等の扱いになります。そのため、以下の必要なものが揃っていないと手続きを進めることができません。

・MNP予約番号
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)
・クレジットカードや通帳と印鑑(キャッシュカード)

ここでは一般的なMNP転入の際に必要なものを紹介しましたが、用意したものによりそのままでは受付できない場合があります。例えば健康保険証の場合は住民票(発行から3カ月以内)などの本人確認補助書類が必要となります。

さらに、多くの格安SIMでは、クレジットカード払いのみ受付ということもあるので、必ず自分のMNP転入する通信事業者のホームページなどで確認をしましょう。

ワイモバイルからソフトバンクはお得


画像引用元:softbank
格安SIMとして有名なワイモバイルですが、大手携帯電話会社のソフトバンクの同列会社でありサブブランドです。そのため、ワイモバイルからソフトバンクへのMNPには番号移行プログラムという他社にはない特典があります。

まず、ワイモバイル転出時特典として契約解除料と番号移行手数料(MNP転出手数料)が無料です。それに加えてソフトバンクへの転入時特典として新規契約事務手数料も無料になります。

また、iPhone5以降のiPhoneまたはソフトバンク4Gスマートフォンを利用することで、通信料金から1,000円×24ヵ月の最大24,000円割引。

9,500円の契約解除料と3,000円の番号移行手数料と3,000円の新規契約事務手数料、さらに24,000円の割引で、合計最大39,500円の特典を受けることができます。

これらの特典は2017年4月1日からのキャンペーンとしていますが、終了時期は未定です。(2018年6月現在)

MNPは事前確認が大切


ワイモバイルから他社へ転出する場合の注意点と手順を紹介しましたが、どの点においても前もって確認しておくということが大事です。MNPをしようと思ってすぐに手続きを始めてしまうと、思わぬところで手続きができなくなってしまう可能性があります。

もちろん、MNPが難しいというわけではありません。一つひとつの項目を注意し、用意をすることでスムーズに手続きを進めることができます。

そのためには、MNP転出元とMNP転出先のホームページを見たり、電話や直接ショップに行ってスタッフに教えてもらったりすることをおすすめします。

また、ホームページではMNP転出ではなくMNP転入について、たくさんのページやスペースが利用されている場合がほとんどです。自社を解約する方より新しく契約する方への案内を優先するのは当然ですよね。

しかし、解約の場合は注意点が多いのも事実。分からないことがあれば遠慮せずに聞いて疑問を解決しましょう。ワイモバイルの場合は電話やショップの他に、チャットサポートがあります。

ワイモバイルの公式ホームページから利用でき、受付時間は10:00~24:00です。個人情報などは取り扱えませんが、一般的な契約や手続きについての確認は手軽にできますよ。

大手携帯電話会社以外にも格安SIMの登場で、利用者としてはMNPが当たり前となってきています。今回はワイモバイルについてお伝えしましたが、MNPを検討する場合にはしっかり事前確認を行うことで、ストレスなく乗り換えをしましょう!

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