毎年9月に新しいモデルが発売されるiPhoneシリーズ。この時期になると魅力的なスペック・機能を備えた新型iPhoneに機種変更したくなりますが、いったいどのタイミングで機種変更するべきかは悩みどころです。
そこで今回は、iPhoneへ機種変更する時期ごとのメリット・デメリットを紹介し、機種変更のベストタイミングを探っていきます。最後には2018年の新型iPhoneの情報も載せていますので、機種変更の参考にしてみてください。
機種 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
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本体 | ||||
価格 | 70,392円~ | 78,384円~ | 89,880円~ | 112,392円~ |
特徴 | iPhone15シリーズを コスパで選ぶならこれ | 低価格で大画面の iPhoneならこれ | ハイスペックかつ コンパクトならこれ | 大画面でサクサク 使いたいならこれ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
iPhone機種変更のベストタイミングは?
まずは新型iPhoneへの機種変更のベストタイミングを見ていきましょう。
iPhoneの発売日【9月】
2017年のiPhone Xは発売が11月にずれ込みましたが、毎年9月は新型iPhoneが発売される時期。例年通りであれば、2018年の新型iPhoneは9月12日(水)に発表、翌週の9月21日(金)に発売される見込みです。
日本はとくにiPhoneのシェア率が高いので、毎年この時期にApple Storeに熱狂的なiPhoneユーザーが行列を作っているのは、秋の風物詩になりつつありますね。いち早く最新のiPhoneに触りたい方は、当然ながらこのタイミングでの機種変更がおすすめです。
◎最速で最新のiPhoneが使える
9月に新型iPhoneを購入するメリットは、当たり前ですが最速で最新のiPhoneが使用できる点です。iPhoneユーザーにとって、発売したばかりの新型iPhoneを買うワクワク感は何物にも代えがたいものがあります。話題性も抜群ですので、この時期に手に入れれば、職場はもちろん営業先の話のタネとしても使えます。
△機種代金が高め
端末価格が10万円を超えることもざらなiPhoneシリーズ。この時期に購入すると、年末年始や決算前の3月など、機種代金が割引される時期に比べて割高傾向です。
Apple Storeや家電量販店で購入するよりは、何かしらの端末購入補助が付くキャリアで購入した方が割安です。ドコモなら「月々サポート」、auなら「アップグレードプログラムEX」、ソフトバンクなら「半額サポート for iPhone」といった機種代金割引を利用しましょう。
割引される前年モデルもねらい目
その年の新型iPhoneが発売される9月に、前年度のモデルを購入するのもアリです。最新モデルが発売されると、アップルは前年のモデルを値下げして、それに合わせて各キャリアの方でも値下げが行われます。2017年9月のiPhone 8発売時、ドコモでiPhone 7へ機種変更した場合の実質価格は以下の通りです。
iPhone 7 | 32GB | 15,552円 |
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128GB | 27,216円 | |
256GB | 38,800円 |
2018年8月現在の価格と比べても、差額は5,000円程度。かなり求めやすい価格まで値下げされています。キャリア側としては、このタイミングで在庫をできるだけ捌いておきたいですから、ドコモに限らずauやソフトバンクでも同様の割引が行われます。
2018年も新型iPhoneの発売と同時に、前年度モデルのiPhone 8の大幅な値下げが予想されますので、最新のiPhoneでなくてもいいという方は前年度モデルのiPhone 8がねらい目です。
iPhoneが一番安い【2月~3月】
2月~3月は、企業にとっては決算前の年度末にあたり、スマートフォンが最も安くなる時期といわれています。
新型iPhoneも例外ではなく、この時期はキャンペーンなどで大幅に値引きされますので、新型iPhoneをできるだけ安く手に入れたい方にはおすすめです。新生活の準備期間でもあるこの時期に、スマートフォンを買う方も多いのではないでしょうか。
◎キャンペーンで安く購入できる
この時期のメリットはなんといってもキャンペーンでスマートフォンを安く購入できる点です。前年の秋に発売されたiPhoneも何らかの形で割引の対象となります。過去の各キャリアのiPhone割引例を見てみましょう。
2018年春のドコモのキャンペーン
2018年春のドコモは、3月20日~4月2日までの間で大幅な割引キャンペーンを実施しました。iPhone 8/8 Plusは1月からの「端末購入サポート」に加え、新規・乗り換え(MNP)で契約した方は「春のiPhoneデビュー割」も適用され、iPhone 8の64GBモデルが一括22,680円(月額945円)まで割引。機種変更でも31,104円で購入できるようになりました。
こちらは新規・乗り換え(MNP)に限られますが、11月に発売されたばかりのiPhone Xも64GBモデルが125,064円→68,040円の大幅割引。
ドコモの春のキャンペーンは、「端末購入サポート」の対象機種や割引額を一時的に拡大する形で大幅な割引が実施されるので、年に一度の機種変更チャンスです。
ドコモの最新キャンペーンを確認するにはこちら
→ ドコモオンラインショップの新規・MNPで使えるキャンペーン
2018年春のau・ソフトバンクのキャンペーン
auとソフトバンクは料金プランや学割が中心の割引でした。店舗ごとに割引が実施されていたので、オンラインショップより店舗で探すと割引案件が見つかります。ただし、実店舗は契約プランが限られていたり、オプション加入が条件だったりする場合もありますので、契約の内容を精査が必要です。
オンラインショップから機種変更するなら「アップグレードプログラムEX」や「半額サポート」などを利用して購入するとおトクです。こちらも条件が若干複雑なので、プログラム内容はしっかり確認しまししょう。
ソフトバンクの最新キャンペーンを確認するにはこちら
→ ソフトバンクオンラインショップの新規・MNPで使えるキャンペーン
auの最新キャンペーンを確認するにはこちら
→ auオンラインショップの新規・MNPで使えるキャンペーン
△機種変更は対象外なことも
やはり新規・乗り換え(MNP)が優遇されることが多いので、機種変更は割引機種から外れていることもあります。そうした場合は、キャリアにこだわりがなければ、機種変更に伴う乗り換え(MNP)も選択肢のひとつです。
乗り換えの際は、契約解除料がかからない更新月の確認が必要ですが、総務省の指導によりいわゆる「2年縛り」は緩和傾向で、各キャリアが更新月の期間を長くしたりと対応に追われています。今後はより乗り換えを利用しやすい環境になるのではないでしょうか。
現在の機種の分割払いが終わったら
スマートフォンの機種代金は、24回払いであることが多いので、その分割払いが終了してから乗り換えるというのも一般的です。このタイミングで機種変更すると、機種代金が二重で請求されることもなく、各キャリアの機種代金割引をフルに生かすことができます。
◎月額の割引をしっかり受けられる
ドコモの「月々サポート」、auの「毎月割」、ソフトバンクの「月月割」といった月額で割引されるタイプの端末割引は、各キャリアに用意されており、24回の機種代金の支払いそれぞれに割引が効くようになっています。
auは2017年から始まった新料金プラン「ピタットプラン/フラットプラン」で「毎月割」が適用されなくなり、ソフトバンクは9月の料金プラン改訂で「月月割」の提供を終了するなど、ドコモ以外で月額タイプの割引が適用されるケースが少なくなりつつありますが、au・ソフトバンクでもまだまだ加入者は多いはずです。
その場合はやはり、購入した端末を2年以上は使用した方がおトクになります。なぜなら「月々サポート」のような月額タイプの割引は、機種変更した時点で割引が終了し、残りの月数は機種代金のみを支払わなければならないからです。
△おトクな時期に機種変更できない場合も
2年ごとに限ってしまうと、おトクな時期に機種変更できない場合があります。そういった場合は、iPhoneの前年度モデルが値下がりする9月や、機種代金が割引される3月まで待った方が良いです。分割払いが終わり、かつiPhoneが割引されている時期が機種変更のベストタイミングではないでしょうか。
契約更新月とは関係なし
よく勘違いされがちですが、機種変更は契約更新月とは関係ありません。契約解除料が必要になるのは、キャリアを解約して、他社へ移る場合ですので、機種変更はいつでも自由に行えます。
ただし、対象機種を購入で割引が受けられるドコモの「端末購入サポート」は、「開通日の翌月1日から起算して12か月」という規定利用期間が定められており、期間中に機種変更や条件から外れるようなプラン変更を行った場合、高額な解除料が発生します。
端末購入サポートはiPhoneの割引にもよく使われるので、利用期間には注意しましょう。
ドコモの月々サポートと端末購入サポートの違いは何?|機種変更とMNP別
年末年始あたりからおトクな案件が【12月~1月】
9月に発売された新型iPhoneは年末年始あたりから徐々に割引対象になっていくことが多いです。2018年のドコモでは、iPhone 8/8 Plusが12月末から端末購入サポートの対象機種に追加され、新規・乗り換え(MNP)限定ではありますが、事実上の割引となりました。
また、ドコモショップの方でも、店舗単位でおトクな案件も見かけるようになります。3月ほどではありませんが、年末年始も掘り出し案件を見つければ、かなり安く新型iPhoneを入手可能です。
どのiPhoneに機種変更する?
画像引用元:iPhone 8 | iPhone | NTTドコモ
機種変更する時期が決まったら、どのiPhoneに機種変更するか決める必要があります。ここでは、2018年の新型iPhoneと、値下げが予想される2017年モデルのiPhone 8/8 Plus/Xの特徴を解説していきます。
iPhone 8/8 Plus/Xのデザインとディスプレイ
iPhone 7を踏襲したデザインのiPhone 8/8 Plusに比べ、iPhone Xはホームボタン廃止、ベゼルレスの全面ディスプレイなど従来モデルとは一味違った革新的なデザインを採用。これまでの液晶ディスプレイから最先端の有機ELディスプレイに変更されました。
iPhone X | iPhone 8 Plus | iPhone 8 | |
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ディスプレイ | Super Retina HD (有機EL) | Retina HD (液晶) | |
大きさ | 5.8インチ | 5.5インチ | 4.7インチ |
解像度 | 2,436 × 1,125 | 1,920 × 1,080 | 1,334 × 750 |
コントラスト比 | 1,000,000:1 | 1,300:1 | 1,400:1 |
最大輝度 | 625cd/m2 (標準) | ||
サイズ (高さ/幅/厚さ) | 143.6/70.9/7.7 mm | 158.4/78.1/7.5 mm | 138.4/67.3/7.3 mm |
重量 | 174g | 202g | 148g |
ホームボタン | × | 〇 |
画面の大きさや解像度で選ぶならiPhone X。有機ELディスプレイの特徴ともいえるコントラスト比が大幅に向上しており、よりはっきりと文字や画像を表示できます。使いやすいサイズ感なのはiPhone 8。お馴染みのiPhoneのサイズに十分すぎるスペックが備わっています。
スペックは同等、iPhone Xはデュアルカメラ搭載
画像引用元:iPhone X | iPhone | NTTドコモ
CPUには各モデル共通してA11 Bionicチップを搭載し、iPhone 7のA10 Fusionチップに比べ、最大70%高速な処理が可能です。iPhone 8/8 Plus/Xのスペックはほぼ同等で、処理速度の指標となるベンチマークでもかなり近いスコアを記録しました。
iPhone X | iPhone 8 Plus | iPhone 8 | |
---|---|---|---|
CPU | A11 Bionicチップ | ||
容量 (GB) | 64 / 256 | ||
背面カメラ(構成) | デュアルカメラ (広角:F値1.8+望遠:F値2.4) |
デュアルカメラ (広角:F値1.8+望遠:F値2.8) |
シングルカメラ(F値1.8) |
背面カメラ(画素数) | 1,200万画素 | ||
ビデオ | 4K(最大60fps) |
カメラ性能は、画素数でみると1,200万画素と同等ですが、iPhone XとiPhone 8 Plusは広角と望遠のデュアルカメラ仕様。ポートレートモードによる背景ぼかしが使えるほか、望遠レンズにはF値2.4の明るいレンズが搭載しているので、iPhone 8/8 Plusよりも暗所の撮影に強くなっています。
その他の機能・端末価格
そのほか、防水防塵やApple Payには3モデルともに対応。生体認証はホームボタンがない関係で、iPhone Xには新たにFace ID(顔認証)が搭載されました。
iPhone X | iPhone 8 Plus | iPhone 8 | |
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防水防塵 | 〇 | ||
生体認証 | Face ID | Touch ID | |
Apple Pay | 〇 | ||
連続通話時間 | 21時間 | 14時間 | |
ネット利用時間 | 12時間 | 13時間 | 12時間 |
価格(64GB/256GB) | 112,800円/129,800円 | 89,800円/106,800円 | 78,800円/95,800円 |
※価格は2018年8月時点のApple Storeの税抜き価格。
キャリアで割引を利用して購入すれば、半額に近い価格で購入できます。また、9月の新型iPhone発売と同時に、1万円程度の値下げが予想されますので、後は価格とスペックのバランスを考慮して、購入するモデルを決めましょう。
3モデルが発売される2018年の新型iPhone
2018年の新型iPhoneは、iPhone Xのデザインを引き継いだベゼルレス&有機ELのiPhone XS2機種と、液晶ディスプレイを搭載した廉価モデルiPhone XRがリリースされる見通し。おおむね判明しているスペックは以下の通りです。
iPhone XS(5,8インチ) | iPhone XS(6.5インチ) | iPhone | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 5.8インチ有機EL | 6.5インチ有機EL | 6.1インチ液晶 |
解像度 | 2,436 × 1,125 | 2,688 × 1,242 | 1,792 × 828 |
CPU | A12チップ | ||
メモリ | 4GB | 3GB | |
容量 (GB) | 64 / 256 / 512 | 64 / 256 | |
カメラ | デュアルカメラ | シングルカメラ | |
Apple Pay | 〇 | ||
ワイヤレス充電 | 〇 | ||
価格 | 899~949$(約10万円) | 999$~(約11万円) | 699~749$(約8万円) |
9月12日に開催されることが発表されるとともに、当初はiPhone XS/XS Maxと思われていた機種名は、両方ともXSで統一され、新色としてゴールドが登場する、という新たな情報も明らかになりました。またiPhone XSは、iPhone Xの後継機ながら価格は10万円程度と予想されています。
注目点としては、スマートフォンのCPUとしてはモンスタースペックとなるA12チップにより、大幅な処理速度の向上が見られるようです。
新型iPhoneへの機種変更は「9月」or「3月」が有力候補
まもなく発売となる2018年の新型iPhone。9月12日(火)に発表イベントの開催が正式に決定し、恐らく翌週の21日(金)に発売される見通しです。最新モデルの発売と同時に、アップルの正規店でも前年度モデルが割引されるので、1世代前のiPhoneでも良い方は9月がねらい目な時期です。
もちろんその年の最新モデルを最速で買うのも良いですが、年度末の3月にはiPhoneを取り扱う各キャリアでの割引が実施される可能性も高いので、お財布と相談して機種変更のベストタイミングを見極めて、iPhoneを手に入れましょう。