Huawei(ファーウェイ) 機種の評価・レビュー 機種変更
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HUAWEIは世界、そして日本国内でも注目を集める中国のスマートフォンメーカーです。そんなHUAWEIが2018年10月に発表したのは、同社のフラッグシップモデルとして名高いMateシリーズの4機種

Mateシリーズは単純なフラッグシップモデルとしてだけでなく、最新の技術が余すところなく投入されており他社のスマートフォンを圧倒する実力を兼ね備えています。今回は新たに発表されたMateシリーズの一つHUAWEI Mate 20 RSを、性能や価格・用途から徹底的にレビューしています。

他のMateシリーズも合わせてご紹介していますので、HUAWEI製スマートフォンが気になっているという方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

HUAWEI Mate 20 RSは2018年発表の新機種


画像引用元:PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS, Luxury AI phone | HUAWEI Global

HUAWEIは2018年10月16日にイギリス・ロンドンで行った新製品発表会で、「Mate 20」「Mate 20 Pro」「Mate 20 RS」「Mate 20 X」の4機種を発表しました。

この4機種は同社のフラッグシップモデルに位置付けられており、価格こそ違えど最新のCPUやトリプルレンズカメラの採用など多くの共通点を持っています。

ただし、11月28日に「ファーウェイ・ジャパン」が発表した国内取扱いモデルは「Mate 20 Pro」のみであり、現状では今回ご紹介する「Mate 20 RS」を含めた他の3機種の国内発売は未定となっています。

11月28日に先に海外で発表・発売されていた「HUAWEI Mate 20 lite」が国内発売となった例もありますから、今後未発売の3機種が「ファーウェイ・ジャパン」で取り扱われる余地も十分残されているのではないでしょうか。

Mateシリーズの最新機種

  1. HUAWEI Mate 20
  2. HUAWEI Mate 20 Pro
  3. HUAWEI Mate 20 RS
  4. HUAWEI Mate 20 X

HUAWEIスマートフォンは主に4シリーズ

2018年10月に発表されたMate 20 RSを含む4機種は、HUAWEIのフラッグシップモデルに位置付けられています。この他HUAWEIにはハイエンドモデルのPシリーズ、ミッドレンジモデルのnovaシリーズやhonorシリーズもあり、スペックと価格で幅広い選択肢があるのが魅力です。

シリーズごとの発表日・発売日も上手く重ならないように調整されており、毎年のように多数の新スマートフォンを発表しているのもHUAWEIの特徴だと言えるでしょう。

しかし、先にご紹介した「HUAWEI Mate 20 lite」は4万円を切る価格でありながら比較的高い性能が維持されており、単純にシリーズごとで分けるのは難しいものがあります。下記は各シリーズごとの特徴を簡単にまとめたものですが、一つの傾向として把握しておくと良いのではないでしょうか。

シリーズ特徴性能での位置づけ
Mateシリーズ広い画面サイズ
カメラ機能の強化
フラッグシップモデル
リーズナブルなlite版あり
Pシリーズ程よいサイズ感
カラーバリエーション豊富
ハイエンドモデル
リーズナブルなlite版あり
novaシリーズ平均的なスペック
手ごろな価格帯
ミッドレンジモデル
リーズナブルなlite版あり
honorシリーズコストパフォーマンスを重視ミッドレンジモデル

基本スペックと価格


画像引用元:PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS specifications |HUAWEI Global

続いてはMate 20 RSの基本スペックをチェックしてみましょう。前述の通りMate 20 RSは国内版の発表がされておらず、現状入手するためには海外版を購入するしかありません。

フラッグシップモデルという事でHuaweiスマートフォンに採用される中でも最新のCPUを搭載し、RAMは8GB+ROM256GB~512GBの大容量を備えます。

また、10月に発表された他のMateシリーズ同様トリプルレンズのカメラが搭載されており、撮影機能に特化したスマートフォンとなっているのも特徴的です。バッテリーは4,200mAhの大容量となっていますので、カメラやゲームなどを最高スペックで長時間楽しむ事が出来ます。

フラッグシップ+ハイエンドモデルとして登場したMate 20 RSは、他社のハイエンドスマートフォンと比較しても見劣りしない圧倒的な性能を持っているのです。

ちなみに発表時の価格はROM256GBで1,695ユーロ・ROM512GBで2095ユーロ、2018年12月時点での日本円に換算すると約216,700円・約268,000円となります。

スペックに対して価格が異様に高いようにも感じますが、これは次でご説明するHUAWEI 20 RSならではのデザイン面による所が大きいでしょう。

スペック比較(海外版)Huawei Mate 20 RS
OSAndroid9.0
CPUHuawei Kirin 980
RAM(メモリ)8GB
ROM(ストレージ)256GB/512GB
外部メモリNM card/256GB
本体サイズ約157.8×72.3×9.7㎜
重量187g
ディスプレイ約6.39インチ
有機EL
解像度3,120×1,440
アウトカメラ広角/約4,000万画素
超広角/約2,000万画素
望遠/約800万画素
インカメラ約2,400万画素
耐水・防塵耐水IPX8/防塵IP6X
NFC対応
Felica非対応
認証センサー指紋認証/顔認証
バッテリー容量約4,200mAh
イヤホン端子なし
UIM(SIMカード)nanoSIM/デュアル
価格(2018年12月時点換算)1,695ユーロ
216,700円
2,095ユーロ
268,000円

スーパースマホHUAWEI Mate 20 RSの特徴とは?

基本スペックと価格などをチェックした所で、続いてはHUAWEI Mate 20 RSの特徴を見ていきましょう。HUAWEI Mate 20 RSはハイエンドモデルとして十分すぎるほどの性能を持っていますが、先にご紹介した通り価格は非常に高額です。

この価格は同じくハイエンドモデルとして発売されたAppleのiPhone XsやiPhone Xs Maxをも上回っていますから、いくら高スペックスマホと言え敬遠する方が出て来ても無理はありません。この高い価格設定は、主にHUAWEI Mate 20 RSに施されたデザイン面にあると言えるでしょう。

HUAWEI Mate 20 RSはコラボモデル


画像引用元:PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS, Luxury AI phone | HUAWEI Global

HUAWEI Mate 20 RSの正式な名称は「PORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 20 RS」であり、その名の通りドイツの自動車メーカーであるポルシェとのコラボレーションモデルです。

基本的なスペック面は同時に発表されたHUAWEI Mate 20 Proを元にしていますが、ポルシェとコラボしたHUAWEI Mate 20 RSはデザイン面で大幅な仕様変更が施されています。最大の特徴は背面が革張り仕様に変更されており、高級スポーツカーのシートを思わせる作りになっている点です。

単純にレザーを被せたわけではなく、ガラスと融合するように組み込まれておりデザイン面と実用性が高いレベルでまとまっています。また、指紋認証はHUAWEI Mate 20 Proと同じく全面ディスプレイ内に備えられている他、インカメラによる顔認証にも対応しています。

ちなみにポルシェとのコラボレーションは本機種が初というわけではなく、2017年発売のMate 10や2018年3月発表のMate RSでも行われていました。

トリプルレンズを採用したカメラ性能


画像引用元:楽天モバイル:HUAWEI Mate 20 pro
今回ご紹介しているHUAWEI Mate 20 RSをはじめ、新たに発表されたHUAWEI Mateシリーズにはすべてトリプルレンズカメラが採用されています。

トリプルレンズカメラは同社のHUAWEI P20・P20 Proから実装されたもので、登場時はスマートフォンとしても初という事で幅広いユーザーから注目を集めました。

現在のハイエンドスマートフォンはHUAWEIのような性能別に複数のカメラを持つものと、Google PixelやiPhone XRのように単眼カメラでありながら主にAIによって撮影の補正を行うものの2つに分かれています。

HUAWEI Mate 20 RSにはHUAWEI Mate 20 Proに準拠した性能のカメラが搭載されており、AI処理による補正も相まってズームやボケ・暗所など様々なシーンで美しい撮影を可能としています。

また機能別にカメラを搭載した事で、単眼カメラでは難しい超広角撮影にも対応するなどトリプルレンズならではの強みを持っているのも特徴的です。

実機を触ってみないと実感が湧かないかもしれませんが、「一眼レフを使ったようなプロ並みの写真が比較的手軽に撮れる」と紹介するとカメラ機能の凄味が分かるのではないでしょうか。

ワイヤレス充電と独自規格のNMカード


HUAWEI Mate 20 RSにはワイヤレス充電機能が搭載されており、別売りのアダプターを用いる事でより手軽に充電を行う事が出来ます。

この機能は元となっているHUAWEI Mate 20 Proと共通ですが、他スマートフォンへの充電が無線で行える「ワイヤレス逆充電機能」は残念ながらHUAWEI Mate 20 RSにはありません。

また、キャリア版以外はデュアルSIM対応となっている点やHUAWEI独自規格のNMカード(ナノメモリ)が採用されている点も同じです。

NMカードはnanoSIMと同サイズのメモリーカードですが、発表されたばかりという事もあり採用しているスマートフォンは現状HUAWEIのみですし日本国内では取り扱っている店舗も多くありません。

独自規格となっているため人によっては使いにくいかもしれませんが、HUAWEI Mate 20 RS自体256GB~のROMを備えているため容量に困るような事はないはずです。

ちなみに過去のHUAWEI製品はキャリアから発売される際SIMロックがかけられデュアルSIMが使えないようになっていましたので、HUAWEI Mate 20 RSが国内向けに発売される際はそのような仕様変更があるかもしれません。

他のMateシリーズとの違い


冒頭でもご紹介しましたが、HUAWEI Mate 20 RSと同時に発表されたMateシリーズは「Mate 20」「Mate 20 Pro」「Mate 20 X」の3機種があります。

どの機種もフラッグシップモデルとしてトリプルレンズカメラを採用しており、スペックに共通する点が多いのも特徴です。しかし、詳細に比較してみるとそれぞれ微妙な違いがある事が分かります。

ここではHUAWEI Mate 20 RSの元となっているHUAWEI Mate 20 Proも含めて、4機種のスペックや価格の違いをチェックしてみましょう。

スペックでの比較


画像引用元:HUAWEI Mate 20 X, Large Screen, Kirin 980, Intelligent phone | HUAWEI Global
新たに発表されたMateシリーズを基本スペックで比較すると以下のようになります。HUAWEI Mate 20 Proのみ国内版が発売されていますので合わせてスペックを載せていますが、その他3機種はすべて海外版のスペックとなっています。

元になっているというだけあり、HUAWEI Mate 20 RSとHUAWEI Mate 20 Proのスペックは共通している点が多い事が分かります。しかし、HUAWEI Mate 20 RS のROMの容量は512GBまで用意されており、コラボレーションモデルとして多少の仕様変更が施されているのです。

HUAWEI Mate 20はHUAWEI Mate 20 Proの下位モデルに位置付けられており、スペックも若干低めです。

大容量バッテリーが採用されたHuawei Mate 20 Xはスマートフォンというよりも最早タブレットと言った方が良いのではないかというデザインをしており、大きさも重量も今回発表されたMateシリーズの中では最大となっています。

Huawei Mate 20 Xは4機種の中でも特に独特の位置づけであり、内部の冷却性能が強化されている事や大容量のバッテリーから特にゲームプレイに適した機種として発表・発売されています。

また、手書き入力に対応した「M-Pen」も利用可能になっており、見た目通りタブレットのように使えるのも面白いポイントです。

Mateシリーズ
スペック比較
Huawei Mate 20 RS
(海外版スペック)
Huawei Mate 20 Pro
()内は海外版
Huawei Mate 20
(海外版スペック)
Huawei Mate 20 X
(海外版スペック)
OSAndroid9.0Android9.0Android9.0Android9.0
CPUHuawei Kirin 980Huawei Kirin 980Huawei Kirin 980Huawei Kirin 980
RAM(メモリ)8GB6GB
(6GB/8GB)
4GB/6GB6GB/8GB
ROM(ストレージ)256GB/512GB128GB
(128GB/256GB)
128GB128GB/256GB
外部メモリNW card/256GBNW card/256GBNW card/256GBNW card/256GB
本体サイズ約157.8×72.3×9.7㎜約157.8×72.3×8.6㎜約158.2×77.2×8.3㎜約174.6×85.4×8.15㎜
重量187g189g188g232g
ディスプレイ約6.39インチ
有機EL
約6.39インチ
有機EL
約6.53インチ
液晶
約7.2インチ
有機EL
解像度3,120×1,4403,120×1,4402,244×1,0802,244×1,080
アウトカメラ広角/約4,000万画素
超広角/約2,000万画素
望遠/約800万画素
広角/約4,000万画素
超広角/約2,000万画素
望遠/約800万画素
広角/約1,200万画素
超広角/約1,600万画素
望遠/約800万画素
広角/約4,000万画素
超広角/約2,000万画素
望遠/約800万画素
インカメラ約2,400万画素約2,400万画素約2,400万画素約2,400万画素
耐水・防塵耐水IPX8/防塵IP6X
IP68準拠
耐水IPX8/防塵IP6X
IP68準拠
IP53準拠IP53準拠
NFC対応対応対応対応
Felica非対応非対応非対応非対応
認証センサー指紋認証/顔認証指紋認証/顔認証指紋認証指紋認証/顔認証
バッテリー容量約4,200mAh約4,200mAh約4,000mAh約5,000mAh
イヤホン端子なしなしありあり

価格での比較

Mateシリーズ4機種を価格で比較すると以下のようになります。上記のスペックと同じように、HUAWEI Mate 20 Proは海外版+国内版・その他3機種は海外版の発表時価格を掲載しています。

発表時の価格だけで見ても、他3機種が100,000円前半となっているのに対して唯一200,000円越えのHUAWEI Mate 20 Proはお世辞にも安いとは言えません。

Mateシリーズ発表時の価格がヨーロッパ向けのものだったため日本国内では若干安くなっていますが、仮に国内版が発売されるにしてもHUAWEI Mate 20 Proは飛び抜けて高いと言えます。

近年ではAppleのiPhone XsやiPhone Xs Maxなども高価格となっていますが、他スマートフォンと比較してもHUAWEI Mate 20 Proは高すぎる部類に入るでしょう。

コラボレーションのプレミアムモデルですので仕方がないと言えますが、日本国内版が登場するのであれば価格が下がる事に期待したい所です。

価格/取り扱いキャリアなどHuawei Mate
20 RS
Huawei Mate
20 Pro
Huawei Mate
20
Huawei Mate
20 X
価格
(2018年12月時点換算)
ROM216GB/
1,695ユーロ
(約216,700円)
ROM512GB/
2,095ユーロ
(約268,000円)
RAM6GB/
1,049ユーロ
(約134,000円)
RAM4GB/
799ユーロ
(約104,000円)
RAM6GB/
849ユーロ
(約110,000円)
RAM6GB/
899ユーロ
(約115,000円)
国内版価格
(取り扱いサイトにより異なる)
-RAM6GB
SIMフリー/
109,198円
ソフトバンク/
120,960円
--
カラーバリエーション2色展開5色展開
(国内版は2色)
5色展開2色展開

HUAWEI Mate 20 RSは実用的?


高級車メーカーのポルシェとのコラボレーションを謳っているだけあり、HUAWEI Mate 20 RSは他のスマートフォンにはない質感と高級感を味わう事が出来ます。しかし、ハード面を除けばスペックはHUAWEI Mate 20 Proに準じたものですし、何より非常に高額である事がネックとなります。

また、これまでHuaweiではポルシェとコラボレーションしたモデルが定期的に発表されていますが、そのどれもが日本国内では未発売です。この点を含めて考えると、仮に購入するとしても現状では海外版を入手するしか選択肢が無いという事になります。

どうしても欲しいという方以外は、他のMateシリーズのスペックでも十分満足できるのではないでしょうか。

他のMateシリーズも十分実用的

HUAWEI Mate 20 RS以外の選択肢では、元となっているHUAWEI Mate 20 Proなどが挙げられるでしょう。スペックはほぼ共通しており独自の機能として「ワイヤレス逆充電」も備え、何よりハイエンドスマートフォンとしては妥当な100,000円台に収まっているのも魅力的なポイントです。

また、スペックは多少劣りますが下位モデルのHUAWEI Mate 20や価格が非常に安いHUAWEI Mate 20 liteなどもラインナップしていますから、それらのモデルでまずMateシリーズの使い勝手を試すというのもおススメです。

コレクション用途以外でHUAWEI Mate 20 RSの購入を検討しているなら、どのように使っていくのかしっかりと検討してからの方が良いのではないでしょうか。

スーパースマホHUAWEI Mate 20 RSはプレミアムモデル

いかがだったでしょうか。今回は2018年10月に発表されたHUAWEIのフラッグシップモデルMateシリーズのうち、最高スペック&最高価格のHUAWEI Mate 20 RSについてご紹介させて頂きました。

新たに登場した4機種の中でも最高ランクのスペックを誇り、ポルシェとのコラボレーションも話題となったHUAWEI Mate 20 RS。一方価格も最高ランクであり、2種類の容量に関わらずどちらも200,000円越えとハイエンドモデルとしても非常に高額です。

同時に発表されたHUAWEI Mate 20 Proでもハイエンドモデルとして十分な機能を味わえますから、無理をしてまでHUAWEI Mate 20 RSを入手するのは考え物です。

もちろん、このような「高級路線スマートフォンを待っていた」という方であれば海外版SIMフリー機の購入や国内版の発売を待っても良いのではないでしょうか。

近年ハイエンドスマートフォンは高級路線化が進んでいますから、今後はHUAWEI Mate 20 RSのような高価格帯のモデルが続々と登場してくるのかもしれません。

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