1GBまでなら無料、3,278円で無制限利用できる楽天モバイルのデータ通信は、安さが魅力です。
そんな楽天モバイルの格安料金プランに惹かれて、ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えを検討しているという人も、多いのではないでしょうか。
本記事ではソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順や費用、注意点などについて詳しく解説していきます。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順
- 端末のSIMロック解除が必要な場合がある
- MNPの際に発生する費用はない
- 楽天モバイル回線エリアを事前に確認しよう
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリット

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えると、以下のような7つのメリットがあります。
ここからは各メリットについて、1つずつ解説していきます。
月々のスマホ代が安くなる
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える最大のメリットは、月々のスマホ代が安くなる点です。
楽天モバイルは1回線目であればデータ通信が1GB以下の場合0円、最大3,278円で無制限利用できます。
ソフトバンクのミニフィットプラン+は1GBで3,278円であることを考えると、楽天モバイルはかなりお得だと言うことがわかります。
専用アプリを使うと無料で通話かけ放題
楽天モバイルにはRakuten Linkアプリという、音声通話・SMS用のアプリがあります。
このアプリを使うと、国内通話は何分使っても無料、AndroidならSMSの送受信も無料です。
アプリの基本使用料などもないので、通話品質にこだわりがなければ、通話などの追加費用を抑えることが可能です。
楽天ポイントが貯まる・使える
楽天モバイルを利用すると、楽天ポイントを貯めることもできます。
貯まった楽天ポイントは対象店舗での支払いに使えるほか、スマホの購入や月々の支払いに使うことも可能です。
新型iPhoneが安い
楽天モバイルにはソフトバンクをはじめ大手キャリアよりも、端末を安く購入できるというメリットもあります。
機種・容量 | ドコモ (いつでもカエドキプログラム適用時) | au (スマホトクするプログラム適用時) | ソフトバンク (新トクするサポート適用時) | 楽天モバイル (アップグレードプログラム適用時) |
---|---|---|---|---|
iPhoneSE3 64GB | 65,230円 (33,310円) | 65,335円 (34,615円) | 67,680円 (33,840円) | 57,800円 (28,896円) |
iPhoneSE3 128GB | 75,097円 (38,257円) | 75,190円 (39,790円) | 74,880円 (37,440円) | 63,800円 (31,896円) |
iPhoneSE3 256GB | 94,248円 (47,688円) | 93,720円 (49,680円) | 90,000円 (45,000円) | 76,800円 (38,400円) |
iPhone SE3などの新型iPhoneも、購入サポート適用前・適用後ともに大手キャリアより支払い総額が安いという、うれしいメリットがあります。
わかりやすい料金プラン
楽天モバイルの料金プランは、データ通信量に応じて料金が変わるRakuten UN-LIMIT VIのみです。
ワンプランなのでわかりやすく、データ通信の量で料金が変わるので、月によってデータ使用量が変わるという人にもピッタリです。
楽天回線エリア内なら、データ無制限
楽天回線エリア内での利用なら、楽天モバイルはデータ無制限利用が可能です。
料金も最大3,278円なので、データ通信量を気にせず気軽に利用できる点も、楽天モバイルの魅力です。
国際通話・海外での利用も安い
月々のスマホ代が安く、楽天回線エリア内ならデータ無制限利用が可能な楽天モバイルには、海外での利用も安いというメリットがあります。
Rakuten Linkアプリを使って海外から日本に電話をかけた場合の、通話料金は無料。
さらにRakuten Linkアプリ同士の通話なら、海外と日本間での通話が発着信ともに無料になります。
Androidなら日本からの電話を海外で受ける場合の、通話料金も無料です。
またデータ通信も海外指定66の国と地域なら、2GBまで無料で利用が可能です。
ただし海外利用に対応している端末でなければ、海外で使うことができないので対応端末かどうか事前に調べるようにしましょう。
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ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるデメリット

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えには多くのメリットがある反面、いくつかのデメリットも存在します。
あとから後悔しないためにも、デメリットについても事前に確認しておくようにしましょう。
それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきたいと思います。
楽天モバイル回線エリアは限られている
楽天モバイルでは主に、楽天モバイル回線を利用します。
しかし2022年5月現在まだ、楽天モバイル回線エリアは限定的です。
楽天モバイルはデータ通信を無制限利用できますが、楽天モバイル回線エリア内でなければ無制限での利用はできません。
楽天モバイル回線エリア外では、パートナー回線のau回線を利用することになりますが、楽天モバイル回線とau回線では通信速度が異なります。
そのためスマホを利用する場所が、どちらのエリア内であるか事前確認をしておく必要があります。
自宅や職場、通勤エリアなど、よく使う場所が楽天モバイル回線エリア内であるかを必ず確認してから利用するようにしましょう。
キャリアメールをそのまま使うには年間3,300円が必要
2021年12月より他キャリアに乗り換えても、キャリアメールを利用できるメールアドレス持ち運びサービスがスタートしました。
ソフトバンクのメールアドレスをそのまま利用したい場合は、年間3,300円のメール持ち運びサービスに申し込むことで継続利用が可能です。
現在は年額料プランしかありませんが、2022年夏ごろより月額330円プランがはじまる予定。
メール持ち運びサービスは有料オプションなので、割高になってしまうところが難点です。
ソフトバンクのメールアドレスでなくてはいけない理由がなければ、フリーメールなどを活用するようにしましょう。
ソフトバンクのセット割が使えなくなる
ソフトバンク利用時に家族割やソフトバンク光とのセット割が適用されていた場合、楽天モバイルに乗り換えた時点でセット割適用外になります。
ソフトバンク光を継続して利用する場合、少し割高に感じるかもしれませんが、月々のスマホ料が安くなる割合の方が大きいのでデメリットに感じる必要はありません。
しかし家族割を利用していて、自分以外の家族がソフトバンクを利用し続ける場合、割引額が変わってくるので注意が必要です。
その場合、家族のトータル支払額と利用方法を確認の上、乗り換えを検討することをおすすめします。
パートナー回線エリアでの利用は5GBまで
楽天モバイルは楽天回線エリア内であればデータ無制限の利用が可能ですが、パートナー回線エリアでの利用は5GBまでという制限があります。
普段利用するエリアがパートナー回線のエリアだった場合、日常的に動画サイトなどを見ることが難しくなるので注意が必要です。
利用場所によっては繋がりにくくなる場合がある
楽天モバイル回線での利用は、どの時間帯でも安定した通信速度でデータ通信を利用することができます。
通信速度 | 朝(8:00) | 昼(12:00) | 夜(20:30) |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 19.06Mbps | 26.40Mbps | 31.42Mbps |
しかしパートナー回線を利用する際は格安SIMと同様に、通信が混雑する時間帯の利用は通信速度が遅くなってしまう可能性が高いです。
そのため利用場所や利用する時間帯によって、繋がりにくかったり速度が遅くなったりしてしまうことがあるので注意しましょう。
通常通話のかけ放題プランがない
楽天モバイルではRakuten Linkアプリを使うと無料で通話することができますが、通常通話については10分通話かけ放題のオプションしかありません。
Rakuten Linkアプリでの通話は通常通話と比べると、どうしても通話品質が劣ってしまいます。
通話品質にこだわって通話をしたい場合は、ソフトバンク利用時より通話代金が高くなる可能性があります。
店舗数がソフトバンクより少ない
楽天モバイルはソフトバンクよりも店舗数が少ないという点も、デメリットのひとつです。
立ち寄りやすい範囲内に店舗がない可能性もあるので、店舗で相談したい派の人は近くに楽天モバイルの店舗があるか調べるようにしましょう。
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ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えにかかる費用

ここではソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える際にかかる費用を、ソフトバンクに支払う費用と楽天モバイルに支払う費用の2つに分けて紹介していきます。
ソフトバンクに支払う費用

個人契約の場合ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えする際に、ソフトバンクで発生する費用はありません。
2022年2月より2年契約プランの契約解除料が免除になり、MNP転出料も無料になりました。
そのため2022年5月現在、手数料無料でソフトバンクからの転出が可能です。
楽天モバイルに支払う費用

通常、新規契約の際に契約事務手数料として3,300円の支払いが必要ですが、楽天モバイルは契約事務手数料0円で契約が可能です。
以上のことから、ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換え時に、楽天モバイルに払う費用もありません。
- 2022年2月より2年契約プランの契約解除料が免除になった
- 乗り換えの際にかかる費用はない
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える注意点

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える場合、2つの注意したい点があります。
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
家族割を利用している場合、割引額が減る可能性がある

ソフトバンクには、対象プランを契約している家族の人数に応じて割引額が変わる、新みんな家族割があります。
ソフトバンク新みんな家族割の概要 | |
---|---|
割引額(税込) | 【データプランメリハリ無制限】 2人:660円 3人以上:1,210円 【データプランメリハリ/データプラン50GB+/データ定額 50GBプラス】 2人:550円 3人:1,650円 4人以上:2,200円 【データ定額 50GB】 2人:1,650円 3人:1,980円 4人以上:2,200円 |
条件 | ・「データプランメリハリ無制限」「データプランメリハリ」「データプラン50GB+」「データ定額 50GBプラス」「データ定額 50GB」のいずれかに加入していること ・同一の「家族割引」のグループ内で対象の料金プランに加入している回線が2回線以上あること |
注意点 | ・家族回線のカウントのみで割引対象外の料金プランがある ・加入できるのは最大10回線まで |
家族の中で1人だけ楽天モバイルに乗り換える場合、残りの家族のスマホ代が高くなる可能性があるので注意しましょう。
また、ソフトバンクには家族割に加入している家族間の通話や、メールが無料になる特典があります。
しかし楽天モバイルに乗り換えた回線は、そういった家族割の特典も対象外になってしまいます。
端末代金の残金は、払い続ける必要がある
分割払いで購入したスマホの支払いがソフトバンクに残っている場合は、分割金を支払い続ける必要があります。
またトクするサポート+を使ってスマホを購入している場合、端末の返却と買い替えをしなければトクするサポート+は適用されません。
そのため現在使っているスマホをそのまま楽天モバイルで使う場合、48回分まで分割払いが続くので注意が必要です。
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ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える手順

ソフトバンクから楽天モバイルへの乗り換えは、下記のような流れで手続きを進めます。
ここからは、それぞれの手順について詳しく解説します。
【手順1】利用しているスマホのSIMロックを解除

ソフトバンクで使用していたスマホを、そのまま楽天モバイルで使う場合は、スマホのSIMロックを解除するようにしましょう。
端末のSIMロックを解除することで、現在利用中のスマホを楽天モバイルに乗り換えても使えるようになります。
【手順2】ソフトバンクのMNP予約番号を取得

ソフトバンクで利用中の電話番号を楽天モバイルでそのまま使うために、MNP予約番号を取得しましょう。
ソフトバンクMNP予約番号取得の流れ
- My SoftBankへログイン
- 「契約・オプション管理」→「お客様情報」→「MNP予約番号の照会・キャンセル」の順に進む
- SMS認証を行い、数字4桁の暗証番号を入力
- 内容を確認の上「転出費用に了解して進む」をタップ
- 注意事項を確認し「サービスの注意事項に了解して進む」をタップ
- 注意事項を確認し「MNP予約の注意事項に了解して進む」をタップ
- 「サービスの注意事項に了解して進む」をタップ
- 内容を確認の上、必要事項を選択または記入し「MNPのお手続きを進める」をタップ
- 内容に間違いがないか確認し「MNP予約番号を発行する」をタップ
- 表示されるMNP予約番号を控え、終了
ソフトバンクでは上記の手順で、オンラインでのMNP予約番号の取得ができます。
しかし契約状況によっては、オンライン手続きができない場合があります。
その場合はソフトバンクのスマホから「*5533」へ電話、またはソフトバンクショップでMNP予約番号の取得をしましょう。
【手順3】楽天モバイルで申し込み手続きをする

楽天モバイルの申し込み時、MNP予約番号の有効期間が7日以上残っている必要があります。
そのためソフトバンクでMNP予約番号の取得ができたら、早めに楽天モバイルの申し込み手続きを進めるようにしましょう。
楽天モバイル申し込み手続きの流れ
楽天モバイル公式サイトから申し込みページへアクセス
- 「プランを選択する」をタップ
- オプションサービスを選択し、「この内容で申し込む」をタップ
- 楽天IDでログインする
- 本人確認書類をアップロードし、「次へ進む」
- 「他社からの乗り換え」にチェックを入れ、電話番号・MNP予約番号・有効期限を入力
- 受け取り場所・日付・支払い方法を選択し、「申し込む」をタップ
ここで紹介した手順は、ソフトバンクのスマホをそのまま楽天モバイルで利用し、SIMカードのみ申し込む場合の手順です。
楽天モバイルでスマホもセット購入する場合は、購入時に機種の選択を行う必要があります。
【手順4】SIMカードが届いたら、回線切り替えの作業をする
楽天モバイルからSIMカードが届いたら、以下の手順でMNP開通手続きを行いましょう。
回線切り替え作業の流れ
- my楽天モバイルへアクセスし、お申し込み履歴を選択
- 該当の申込番号を選択
- 「MNP転入する」をタップ
MNP開通の手続きを行うのは24時間いつでも可能ですが、21:01~翌8:59に行った場合、開通が翌日9:00以降になるので注意が必要です。
開通手続きが終わって楽天モバイルの回線に切り替わったら、SIMカードをスマホに挿入しましょう。
【手順5】初期設定を行う

SIMカードをスマホに挿入したらデータ移行や、OSのアップデート、キャリア設定アップデートなどの初期設定を進めましょう。
なお楽天回線対応端末を利用する場合、APN設定は自動的に設定されるのでAPN設定を行う必要はありません。
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えでよくある質問

リーズナブルさが魅力の楽天モバイルへ乗り換えしたい気持ちが強いけど、まだ疑問や不安があるという人もいるのではないでしょうか。
そんな気持ちを解消するべくソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えに関する、よくある3つの質問について解説します。
ソフトバンクで利用しているスマホを楽天モバイルで使える?
乗り換え手続きにかかる日数はどのくらい?
SIMカードが自宅に届きMNP転入手続きをするまで、ソフトバンク回線を利用できるので乗り換えによるスマホを利用できない時間は発生しません。
今までソフトバンクで貯めていたポイントは、どうなるの?
ソフトバンクポイントは、1ポイント=1円でPayPayポイントに交換が可能です。
乗り換え手続き前にPayPayポイントに交換しておくようにしましょう。
ただしTポイントからソフトバンクに交換したポイントは、PayPayポイントに交換できないので注意が必要です。
ソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えで、スマホ代を節約

ここまでソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換える手順や費用、注意点などについて紹介してきました。
楽天モバイルは利用場所によって繋がりにくい場合があるなどの注意点もありますが、最大3,278円でデータ量無制限と格安な料金が魅力です。
ソフトバンクのスマホ代が高いと感じている人は、本記事を参考に楽天モバイルに乗り換えることでスマホ代を節約してみてはいかがでしょう。