格安SIMが台頭し、大手キャリアから乗り換える方が増えています。まさに今現在ソフトバンクから格安SIMに乗り換えようとされている方もいるのではないでしょうか。そこでこのページでは、ソフトバンクからのMNP転出で掛かる転出費用や、ベストな乗り換えタイミングについて解説していきます。
そもそもMNPとは?
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MNPとは、携帯電話番号ポータビリティといって、電話番号を変えずにキャリアを乗り換える方法になります。電話番号を変えてしまうと連絡先を知っている方々にいちいち電話番号変更のお知らせをしなければならず大変です。手間を考えるなら、キャリア変更はMNP転出で行うのが良いでしょう。
ソフトバンクのMNPの転出費用
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次にMNP転出に掛かる費用について解説します。MNP転出に掛かる費用は、ソフトバンクの場合3,000円か5,000円です。基本的には3,000円なのですが、例外的に5,000円掛かる場合があります。
具体的には、みまもりケータイ、シンプルスタイル、スマート一括、USIM単体での新規契約の後、3ヶ月以内に他社に変更する場合にはMNP転出費用が5,000円となります。
ただしこれはあくまでもMNP転出のみに掛かる費用なので、違約金等は別になります。3,000円か5,000円で電話番号を引き継ぐことができるので、手間と電話番号が変わる印象を考えたら数千円払う方がお得なのではないでしょうか。
ソフトバンクから他社にMNP転出する流れ
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ソフトバンクから他社にMNP転出するには、以下の窓口からMNP予約番号を取得するための連絡や手続きを行います。
- 携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口に電話する。
- 3Gケータイ版の場合My SoftBankから手続きを行う。
- 電話やインターネットから手続きしない場合はソフトバンクショップで手続きを行う。
以上の3通りの方法のいずれかによってMNP転出の手続きができます。
ソフトバンクでMNP転出の手続きを行ってから他社と契約するまでの期間は15日間と定められています。15日以内に乗り換え先とMNP転出の契約を行わないとソフトバンクと行ったMNP転出契約が無効になるのでご注意ください。
ソフトバンクMNP転出のベストタイミングとは?
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ソフトバンクのMNP転出でもっとも気にしなければならないポイントは、2年縛りです。MNP転出しなくてもソフトバンクを解約したら気にしなければならない点なのですが、MNP転出の際もそれは変わりません。
解約のタイミングを誤ると2年縛りの影響で違約金が掛かります。せっかくMNP転出のコストが安くても、2年縛りによる違約金が高いとお得感があまりありません。
この2年間を厳密に説明すると、24ヶ月間ソフトバンクを使用し続け、25ヶ月目か26ヶ月目に解約しないと違約金が発生します。その期間を過ぎると自動的に契約更新されるので、また2年縛りに入ります
契約更新月の確認方法は?
2年縛りによる違約金を回避するためには25ヶ月目か26ヶ月目に解約するということでしたが、そのタイミングを狙うためにはまず自分の契約更新月を把握する必要があります。
しかし、おそらく多くの方はすでに自分がいつソフトバンクと契約したかなど覚えておらず、結果的にいつが契約更新月なのかわからないのではないでしょうか。しかし、実は簡単に契約更新月を調べることができます。調べ方としては、MySoftBankを使用します。MySoftBankにアクセスしたら「料金プラン」の欄に「更新月」の欄がないかを確認します。
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「更新月」の欄があればそこに更新月が記載されており、ない場合は「料金プラン」の欄にそのまま更新月が記載されています。ほとんどの方は2年縛りで契約しているので更新月や料金プランの欄に更新月が記載されているのですが、稀に2年縛りなしで契約されている方もいます。
その場合契約更新月はないので、どこにも記載されていません。上記の方法で更新月の記載を確かめてみて、どこにも書かれていない場合更新月はないということです。つまりいつ解約しても違約金は発生しません。
締め日のチェック方法は?
更新月の概念やその確認方法は上記の通りですが、ソフトバンクの場合他にも注意しなければならないポイントがあります。それは締め日です。
ソフトバンクの締め日は10日、20日、末日、と3つに分かれているのですが、自身がどの締め日なのか把握されていない方も多いのではないでしょうか。
更新のタイミングを逃すようにわざとバラバラにしているのではないかと疑ってしまうほどの罠です。更新月末日までに解約手続きすれば良いと思っていたら、いつの間にか契約更新されていた、なんてことになってしまいかねません。
このようにややこしいプランにしている方が悪いと言いたいところですが、文句を言ってもきちんと契約を把握していなかった契約者の方に落ち度があることになっているのです。仕方がないので締め日も確認しておきましょう。
確認方法は簡単で、MySoftBankにログインし、「サービス一覧」から「ご請求書(内訳)の確認」を選択します。そうすると「請求締日」の欄に締め日が記載されています。
損をせずに解約するための一つ一つの手順は簡単なのですが、それが複数あるとどこか抜け落ちたり、知らない部分があって結局損をしてしまう人が後を絶ちません。ソフトバンクの思うつぼなのでしょうか。
違約金はいくら掛かる?
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上で説明してきた通り、契約更新月を逃すと転出費用とは別に違約金が掛かります。せっかく転出費用が3,000円もしくは5,000円と安くても、違約金が掛かるとお得感がありません。
では具体的に契約更新月以外の解約による違約金はいくら掛かるのでしょうか。その金額は以下になります。
iPhone、SoftBankスマホ、ケータイ、iPad/タブレット、モバイルデータ通信、みまもりケータイ、その他製品
フォトビジョン
つまり、フォトビジョン以外は9,500円、フォトビジョンのみ9,334円です。いずれにしても税抜で10,000円弱、税込だと10,000円を超えるということです。
MNP転出よりも明らかに金額が高いので、違約金はなるべく回避したいところです。しかし、契約更新月まで待つのが厳しい方もいるでしょう。
その場合もったいないですが、違約金を支払って解約するのも一つの手かもしれません。
機種をそのまま使用することも可能
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ソフトバンクと解約してMNP転出したら、SIMカードは使用できなくなります。SIMカードとはスマホに入っている小さなカードのことで、あれがあるからこそそのスマホで通話したりできます。
ちなみにインターネット等は3Gや4Gではなくインターネット回線で利用することが可能なので、SIMカードがなくてもできます。そのためネットサーフィンやLINE通話は可能なのですが、電話はできないということですね。
このようにソフトバンクと解約したらSIMカードは使えないのですが、本体端末自体はそのまま使用できます。Wi-Fi回線でのみ使用するような使い方も可能ですし、他社と契約することもできます。
他社と契約したら新たにSIMカードが発行されるので、それをスマホに入れる必要があるのですが、実はSIMロックというものが掛かっていて、そのままだとソフトバンク以外のSIMカードが使えません。
要するに、うち以外の会社のSIMカードを勝手にうちの端末に入れるなよ、というソフトバンクからの制約のようなものです。ソフトバンクは2年縛りだけでなくこのようなSIMロックの呪縛も掛けているのですが、実はSIMロックは解除することが可能です。
SIMロックの解除方法
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SIMロックを解除する前に、まずは使用している機種がSIMロック解除に対応しているかどうか調べる必要があります。しかし、SIMロック解除に対応しているかどうか判別する方法は簡単です。具体的には以下になります。
以上の条件に当てはまればSIMロックを解除できます。まず2015年5月よりも前に購入した機種に関しては、残念ながらSIMロック解除できません。新しい機種に買い替えるしかありません。次に具体的な解除方法について解説します。
- MySoftBankにアクセスする。
- 製造番号(IMEI番号)を入力する。製造番号は電池パックにシールで貼られています。シールがない場合は電話を掛ける画面から「*#06#」と入力するとIMEI番号が表示されます。
- 製造番号(IMEI番号)と機種名を確認したら、「解除キーを発行する」を選択する。
- SIMロック解除キーが発行されるので、これをメモ等で控える。
- 転用後使用するSIMカードを機種に挿入して電源を入れる。
- SIMロックキー入力画面が表示されるので、解除キーを入力してロック解除を押す。
以上でSIMロックの解除から新しいSIMカードの使用ができます。手順としてはそれほど難しいものではなく、ほとんどフォームに従って入力作業等行うだけです。
SIMロック解除の方法は簡単ですが、そもそも現在使用している機種がSIMロックに対応していない方も多いでしょう。ドコモやauに比べてソフトバンクのSIMロック解除要件は厳しめなので、解除できないかもしれません。
SIMロック解除できない場合機種を買い替えることになります。
結局乗り換えタイミングはいつがいい?
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ソフトバンクの契約更新月や締め日の確認方法、タイミングを逃すとどのくらいの費用負担になるのかということを紹介してきました。基本的には違約金の掛からない契約更新月に契約更新した方が良いのですが、乗り換えを検討するタイミングによっては2年近く待たなければいけない可能性もあります。
たしかに10,000円程度の違約金はもったないのですが、そのために1年以上待つのはあまり得策ではないかもしれません。ソフトバンクユーザーの多くは携帯の月額料金で8,000円~10,000円程度は掛かっていることでしょう。
このまま1年間契約を続けたとして、トータルでは100,000円掛かることになります。違約金10,000円を回避するために年間100,000円支払うのはあまり良い判断ではないかもしれません。
契約更新月まで後半年という場合も、契約更新月を待っていると50,000円程度掛かってしまいます。格安SIM業者に乗り換えればだいたいの目安として年間30,000円~60,000円程度には抑えられるので、違約金とのバランスで考えると良いです。
更新月がまだまだ先なのに違約金を回避するために待ってもかえって費用負担が大きくなるので、契約更新月が半年程度先なら違約金を支払って乗り換えた方がお得になるケースが多いです。
ただし契約更新月が1,2ヶ月先であるにも関わらず知らずに解約して違約金を支払うのは非常にもったいないので、事前に契約更新月や締め日は確認し、契約更新月が近ければ待つ、遠ければ違約金を支払って解約する、という方法がおすすめです。
ラストチャンスかもしれないキャッシュバック
現在のキャッシュバックは総務省の指導の抜け道を利用したもので、いつ禁止されてもおかしくはない状況です。
実際に業界内でもそういう噂は出ているようです。キャッシュバックを大きく言わなくなった業者もあります。
なので近く契約が切れるドコモ、auユーザーにとって、今年はソフトバンクで得するラストチャンスになるかもしれません。
予定があるなら、違約金がかからない期間に早めにMNPすることをオススメします。
MNPキャッシュバックを比較|おすすめオンラインショップと注意点
乗り換えがおすすめの人とは
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乗り換え時の費用負担に関しては、タイミングによって違約金が掛かったりそうでなかったりしますが、結局のところ最大でも15,000円程度です。これが安いというわけではありませんが、大変な金額が掛かるというわけでもないでしょう。
乗り換える掛かる金額がわかったところで、次に考えるべきことは自分はソフトバンクからの乗り換えに向いているのかどうかです。というのも、格安SIM業者等に乗り換えると、コストを抑えられる反面回線速度やつながりやすさはある程度妥協が必要です。
普段からスマホを頻繁に利用する方や、ポケットWi-Fi等持ち歩かない方にはデメリットもあります。逆に、スマホをあまり使用しない、動画再生やゲームなど処理の重い作業を行う際はインターネット回線で接続する、ということであれば格安スマホへの乗り換えは非常におすすめです。
乗り換えタイミングは自由
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ソフトバンクからMNP転出する際の注意点や費用について紹介してきました。MNP転出の際の注意点としては、まず契約更新月のことを考慮し、違約金を払って解約するのと待つのはどっちが得か考えることです。
絶対に違約金を払うのが損というわけではないので、契約更新月を知ったからといって必ずしもそれを待つ必要はありません。MNP転出に掛かる費用については、3,000円、もしくは5,000円、そして違約金が掛かる場合はそれにプラスして10,000円程度ということでした。
回線や利用方法的にそもそも自分は乗り換えた方が良いのか、契約更新月と月額料金の兼ね合いから更新月を待った方が良いのか、これらをバランス良く検討してください。