ソフトバンクの2018年夏モデルとしてDIGNO Jが7月上旬以降発売予定です。DIGNOは京セラが開発している国産スマホのブランドで、発売はソフトバンクからのみとなります。
このページでは、DIGNO Jについて紹介し、買う理由と買わない理由という視点から考察を行なっていきます。
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
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DIGNO Jのスペック
それでは早速、DIGNO Jのスペックを見ていきましょう。
DIGNO J | |
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OS |
Android™ 8.1 |
CPU | MSM8937(オクタコア)1.4GHz+1.1GHz |
サイズ | 約145mm(高さ)× 約72mm(幅)× 約8.4mm(厚さ) |
重さ | 約130g |
ディスプレイ | 約5.0インチ 1,920×1,080ピクセル(フルHD) |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
外部メモリカード | microSDXC(256GB)まで対応 |
背面カメラ | 約1300万画素 |
正面カメラ | 約500万画素 |
バッテリー容量 | 2,600mAh |
連続通話時間(静止時) |
4G LTE(FDD LTE):約1010分 3G(W-CDMA):約1360分 GSM:約780分 |
連続待受時間(静止時) | 4G LTE(FDD LTE):約640時間 4G(AXGP):約620時間 3G(W-CDMA):約720時間 GSM:約680時間 |
充電時間 | 約140分(USB Type-C Quick Charge 3.0対応 ACアダプタ) |
防塵・防水 | IP57 |
耐衝撃 | MIL-STD-810G Method 516.7:Shock-Procedure Ⅳ |
おサイフケータイ | 非対応 |
ワンセグ/フルセグ | 非対応 |
ハイレゾ | 非対応 |
生体認証 | 非対応 |
通信方式 | 4G LTE(FDD-LTE):900MHz/1.7GHz/2.1GHz 4G(AXGP):2.5GHz 3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz |
最大通信速度(下り) | 112.5Mbps |
最大通信速度(上り) | 37.5Mbps |
カラー | アクアブルー、チャコールブラック、パールホワイト |
価格 | 現時点では不明 |
DIGNO Jを買う理由
それではDIGNO Jを買う理由から述べていきます。
耐画面割れ・耐衝撃に対応
画像引用元:https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/digno-j/function1.html
DIGNO Jは強化ガラスの上にアクリルスクリーンを貼り付けるという高強度ディスプレイ「ハイブリッドシールド」を搭載しています。これは京セラ独自の技術です。
これによって、DIGNO Jは操作中などに不意に落としてしまったとしても故障しにくく、画面も割れづらくなっています。この耐衝撃性能は米国国防総省制定のMIL-STD-810Gに準拠しているため信頼度は高いです。
最近のスマホでも耐衝撃性能まで有している機種は少ないので、使用用途や環境によってはこれだけでも購入の決め手になるかもしれませんね。また、スマホそのものに耐衝撃性能があることで、別売りの画面保護フィルムやケースを買わなくていいというメリットも生まれます。
防塵・防水にも対応
画像引用元:https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/digno-j/function1.html
DIGNO Jには耐衝撃性能に加えて防塵・防水にも対応しています。そのため、DIGNO Jは総じて頑丈でタフなスマホを称することができます。
ただし、この防塵・防水の保護等級はIP57です。これは防塵の保護等級が5で、防水の保護等級は7であることを意味しています。
近年のスマホで防塵・防水といえばIP67かIP68のどちらかであることが多く、IP57というのは悪い意味で珍しいです。とは言え何の保護もないスマホと比べれば、IP57であっても保護されている分メリットであることは間違いありません。
防塵は等級6が最高
等級 | 種類 | 説明 |
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PI0X | 無保護 | 特に保護されていない。 |
PI1X | 50mmより大きい固形物に対する保護 | 直径50mmを超える固形物体が内部に侵入しない状態。 例えば手などが誤って内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。 |
PI2X | 12.5mmより大きい固形物に対する保護 | 指先、または長さが80mmを超えない指先類似物が内部の充電部や可動部に接触する恐れがない。 直径12.5mmを超える固形物体が内部に侵入しない。 |
PI3X | 2.5mmより大きい固形物に対する保護 | 直径または厚さが2.5mmを超える工具やワイヤなどの固形物体が内部に侵入しない。 |
PI4X | 1.0mmより大きい固形物に対する保護 | 直径または厚さが1.0mmを超えるワイヤや鋼帯などの固形物体の先端が内部に侵入しない。 |
PI5X | 防塵形 | 粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。 |
PI6X | 耐塵形 | 粉塵が内部に侵入しない。 |
防水は等級8が最高
等級 | 種類 | 説明 |
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PIX0 | 無保護 | 特に保護されていない。 |
PIX1 | 滴下する水に対する保護 | 1ミリメートル毎分の水を10分間鉛直落下しても有害な影響を受けない。 |
PIX2 | 15°傾斜したとき落下する水に対する保護 | 正常な取付位置より15°以内の範囲で傾斜したとき、 3ミリメートル毎分の水を各方向から2.5分間ずつ、計10分間鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。 |
PIX3 | 噴霧水に対する保護 | 鉛直から60°以内の角度で、 0.07リットル毎分の水量で10分間噴霧上に落下する水によって有害な影響を受けない。 |
PIX4 | 飛沫に対する保護 | いかなる方向から0.07リットル毎分の水量で5分間水が飛沫しても有害な影響を受けない。 |
PIX5 | 噴流水に対する保護 | いかなる方向から12.5リットル毎分の水流水を外皮表面積1平方メートルあたり1分間、 合計3分間以上直接噴流させても有害な影響を受けない。 |
PIX6 | 波浪に対する保護 | 波浪またはいかなる方向から100リットル毎分の水流水を外皮表面積1平方メートルあたり1分間、 合計3分間以上直接散水しても有害な影響を受けない。 |
PIX7 | 水中への浸漬に対する保護 | 水深1メートルの水槽に機器を30分間没しても浸水しない。 |
PIX8 | 水没に対する保護 | 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造。 |
ぬれた手や手袋でも操作できるディスプレイ
画像引用元:https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/digno-j/function1.html
DIGNO Jはぬれた手や手袋の状態でも操作できるタッチパネルディスプレイとなっています。これによってキッチンやアウトドア、寒い日の外出時などでも不便なくスマホを操作することができます。
こういった地味ながらも日常生活に役立つ仕様は日本製らしいですね。iPhoneやHUAWEIといった海外製スマホには中々ない配慮です。
3日間以上使える!?長持ちバッテリー
京セラ曰く、DIGNO Jのバッテリーは省電力設計により3日間以上使える電池の持ちを実現しているそうです。3日間以上というのは驚きですね。
バッテリー容量自体は2,600mAhです。これは多いと言えば多いですが、3,000mAh以上のバッテリーのスマホもある中では特筆すべきとまでは言えません。
京セラの省電力設計というものの詳細については、公式サイトにも載っていなかったのでわかりかねますが、流石に3日間以上というのは大げさな気がします。よほど通話やメール以外では使用しない方を想定しているのでしょう。
ですが2,600mAhならインターネット閲覧や動画視聴をしたとしても1日は持つ量です。
スマホ初心者でも安心の「かんたんビギナーホーム」
画像引用元:https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/digno-j/function1.html
DIGNO Jには「かんたんビギナーホーム」という独自のモードがあります。これは、よく使う機能などを大きなショートカットアイコンにしてホーム画面に配置などすることによって、初心者でもひと目でわかりやすくするモードです。
また、文字の入力画面を従来の携帯電話のようなデザインに変更できる「ケータイ入力」も搭載しています。このような機能によってDIGNO Jはシニアユーザーでも使いやすいスマホになっています。
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microSDXC(最大256GB)まで挿入できる
DIGNO JのROM(内部ストレージ)は32GBで、これは少ないです。しかし、最大256GBまでのmicroSDXCを挿入することができます。
これによってDIGNO JのROMは実質288GBまで拡張することができます。これだけあれば、容量で困ることは滅多にないでしょう。
安心して画像や動画などをスマホで保存できます。また、機種変更の際にも新しいスマホにmicroSDXCを挿せるなら、それだけで保存していたデータを移すことができて楽チンです。
DIGNO Jを買わない理由
それでは次に、DIGNO Jを買わない理由について述べていきます。
CPUの性能が低い
DIGNO Jに採用されているCPUはMSM8937というもので、これは「Snapdragon 430」の別名です。このCPUは性能を抑える代わりにコストを抑えるためのもので、ずばり言うと安物のCPUです。
その性能に多くのものは期待できません。スマホとして最低限の性能が確保されている程度だと考えておくべきです。
ゲームアプリなどをするにはまったく向いていません。普段の操作もサクサク動くとはいかないでしょう。
Snapdragon 430ですとミドルレンジ機と呼ぶのもためらわれるレベルです。それこそ本当に従来の携帯電話と同じようにしか使わないユーザー向けです。
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おサイフケータイに対応していない
DIGNO Jはおサイフケータイに対応していません。これはかなり残念かつ意外にも思えます。
iPhoneやHUAWEIのような海外製スマホが対応していないのは致し方ない面もありますが、国産のDIGNO Jが対応しなかったのはなぜでしょうか。これまでおサイフケータイを使っていた方や使おうとしていた方は買うべきではありません。
ワンセグ・フルセグにも未対応
DIGNO Jはワンセグ・フルセグにも未対応となっています。これも国産スマホとしては珍しいですね。
これについては必要としているユーザーが少ないのかもしれませんが、逆に対応していれば海外製スマホとの差別化になって買う理由になり得ただけに残念です。
ディスプレイやカメラ性能に特筆すべきとこがない
DIGNO Jのディスプレイは約5.0インチの液晶ディスプレイです。解像度は1920×1080ピクセルのフルHDと悪くありません。
しかしそれだけです。無論、DIGNO Jのディスプレイは京セラ独自のハイブリッドシールドによって割れにくいので、それが長所ではありますが、見やすいとか表示がキレイというような特徴はありません。
カメラも背面のものが約1,300万画素、正面のものが約500万画素と、これまた平凡です。最近のスマホはSNS映えを意識してカメラに注力している機種が多いので、DIGNO Jは遅れを取っている印象を受けます。
最低限の性能のものを付けたというだけで、京セラとしてはこだわるポイントだとは考えていないのでしょう。
価格はまだわからない
これは買う理由でも買わない理由でもありませんが、DIGNO Jはまだ価格が公表されていません。価格によってDIGNO Jの評価は大きく左右されることになります。
頑丈なことを除けばスペックのかなり低い機種ですので、価格も相当抑えてくれることに期待したいです。具体的には1万円代で購入できるようにしてもらいたいです。
それでしたら、頑丈ながら格安なスマホとしてオススメできます。もしも3万円前後などするようでしたら残念ながらオススメはしません。
従来の携帯電話のように使うなら十分の頑丈スマホ
画像引用元:https://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/digno-j/function1.html
まとめますと、DIGNO Jはスマホとしてはスペックの低い機種です。ゲームアプリで遊ぶなどヘビーな使い方にはまったく向いていません。
しかしながら、DIGNO Jには頑丈さという他スマホには中々ない長所があります。従来の携帯電話のように使うだけのユーザーでしたら余計なスペックはいりませんし、頑丈であることを理由に選ぶ価値があります。
ぬれた手や手袋でも操作できたり「かんたんビギナーホーム」のようなモードがあったりすることも、地味ですがユーザーによっては嬉しい配慮です。総じて、シニアユーザーを想定したスマホと言えるでしょう。
ただし価格は非常に気になるところです。1万円代で購入できるのなら割安と言えますが、2万円代半ばを超えるようですと割高に感じます。価格によって評価は大きく変わってきます。
同じく頑丈を売りにしているスマホとして、ドコモの2018年夏モデルであるarrows Be F-04Kがライバルになりそうですが、そちらはdocomo with対象機種であることで他機種よりも月々の料金が安くなることも武器にしています。
docomo withは本当にお得?詳しい割引内容とメリット
ソフトバンク内の2018年夏モデルの中で比較すると、HUAWEI nova 2 lite(恐らく25,000円前後で発売)よりも安いか否かがポイントになりそうです。
トップ画像引用元:https://www.softbank.jp/mobile/products/smartphone/digno-j/
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