格安SIM乗り換えガイド 楽天モバイル
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ECサイト国内最大手の楽天が運営する『楽天モバイル』は数ある格安SIMの中でも特に高い人気を誇るキャリアのひとつです。

今回はそんな楽天モバイルの中でも利用者の多い3GBのデータ通信が使える料金プラン『組み合わせプラン』について解説していきます。

同じく人気のプランであるスーパーホーダイとの比較もご紹介するので、どこの格安SIMに乗り換えようか悩んでいる方、楽天モバイルが気になっている方は是非参考にしてみて下さい。

独自のサービスで人気を集める楽天モバイル


画像引用元:楽天モバイル:安心・お得な格安スマホ(スマートフォン)/格安SIM
楽天モバイルは独自のサービスを展開していることで有名な格安SIMです。例えばスーパーホーダイの『通信制限中でも最大1Mbpsで通信できる』などのサービスは特に有名でしょう。

他にも10分までの通話が無料となる『10分かけ放題オプション』や組み合わせプランの『月の途中でもプランを変更出来る』などの他の格安SIMには無いサービスが魅力となっています。

格安SIMではネックになりがちな回線の質も良好であるため、楽天モバイルの独自サービスに魅力を感じるなら乗り換えを検討してみると良いでしょう。

3GBのデータ通信が使える料金プランとは?

データ容量・通話機能を自由に組み合わせられる

タイトルの『3GBのデータ通信が使える料金プラン』とは組み合わせプランを利用して音声通話機能付きSIM、3.1GBプランを選択した場合の料金プランを指します。

組み合わせプランは名前の通り通話オプションの有無やデータ容量を自分の好みで組み合わせられるプランのことで、他社の料金プランに比べて自由度が高いのが魅力です。

選べるデータ容量も高速通信を行わないベーシックプランから30GBプランまでと幅広いので、組み合わせプランを上手く使いこなせれば、他社では出来ないような自分に最適のプランを作ることも出来るでしょう。

データ通信のみのプランも選べる


組み合わせプランでは通話機能のないデータ通信のみのプランを選択することも可能です。データ通信のみのプランの料金は通話の出来るプランから700円引きとなっていることが多く、通話が出来ない分料金は割安です。

通話を多用する方、楽天モバイルで仕事/プライベート兼用のスマホを運用したい方にとっては向きませんが、サブスマホを楽天モバイルで運用するのならデータ通信のみのプランを選ぶことをおすすめします。

注意点として、データ通信のみのプランはドコモ回線限定のプランとなっているため、au回線を選んだ場合は利用することが出来ません。回線によってサービスの内容が大きく変わることはありませんが、念のため留意しておきましょう。

050データSIMが利用出来る

格安SIMでは珍しく、楽天モバイルでは050データSIMを利用することが出来ます。050データSIMとは名前の通り050番号を使って通話の発信、着信が出来るSIMのことで、通常の通話プランより割安で利用することが可能です。

ただ、050番号には110や119などの特殊な番号に電話を掛けられない他、非通知発信が出来ない他、運用できるスマホの種類が通常のプランに比べて減ってしまうなどのデメリットがあります。

そのため、データ通信のみのプランと同様に050データSIMを用いたプランをメインのスマホに適用するのはおすすめ出来ません。基本的に050データSIMはサブスマホで使うものだと考えておきましょう。

3GBのデータ通信が使える料金プランの特長


3GBのデータ通信が行える組み合わせプランはどのような特長を持っているのでしょうか。格安SIMを持つのは初めて、という方にも分かりやすいように解説をしていくので、楽天モバイルが気になっている方は目を通して見て下さい。

データ容量の繰り越しが出来る

格安SIMでは行えない、もしくはオプション扱いになっていることの多いデータ容量の繰り越しですが、楽天モバイルの組み合わせプランでは無料でデータ容量の繰り越しが行えます

繰り越せる量に上限は無く、3GBプランを契約していて1GB余った場合は翌月に1GBのデータ量を繰り越すことが可能です。もちろん下限も存在しないので、数百MBしか余らなかった場合でも余ったデータ量は翌月に繰り越されます。

データ繰り越しに加えて、高速データ通信のオンオフを切り替えられる『楽天モバイル SIMアプリ』も併用すれば、少ないデータ容量でも快適にデータ通信を楽しむことが出来るでしょう。

月の途中でプランの変更が行える


格安SIMに限らず、携帯キャリアのほとんどは一度契約してしまうと容易にはプランを変更できないシステムを採用しています。特に2年縛りプラン、4年縛りプランなどはその中でも代表的なものでしょう。

楽天モバイルの場合はそんな一般的なキャリアとは違い、月の途中でもプランを変更できる仕組みとなっています。ただ、すべてのプランがプラン変更に対応しているわけではありません。

月の途中でのプラン変更自体は組み合わせプランでもスーパーホーダイでも可能ですが、変更できるのはデータ容量に関する部分のみとなっており、通話に関する部分を変更することは不可能です。

この仕様にはSIMカードの仕組みが深くかかわっています。というのも、SIMカードはプランに応じて使える機能が異なるために、通話プランを選択している方がSIMカードの交換無しにデータ通信のみのプランや050データSIMを使うプランに変更することは出来ないのです。

前述のようにデータ容量に関してはいつでも変更することが可能なので、契約時に深く悩む必要はありませんが、通話機能については契約時に必要かどうかしっかり考えておく必要があります。

データシェアオプションに対応

ドコモ回線限定ではありますが、組み合わせプランはデータ容量を他の人に分けることが出来るデータシェアオプションに対応しています。

残念ながらデータの繰り越しサービスとは違い、データシェアオプションは有料となってしまいますが、料金は100円(税抜)/月と格安です。家族で楽天モバイルを使っているのなら入っておいて損は無いでしょう。

また、データシェアオプションはシェア出来る人数こそ5人に限られてしまうものの、大手キャリアのシェアパックなどとは違い、家族だけでなく友人ともデータ量をシェア出来ます。

そのため、家族で楽天モバイルを利用している方だけでなく、既に友人が楽天モバイルを使っているという方や、恋人と一緒に楽天モバイルへ乗り換えようと考えている方にもデータシェアオプションはおすすめです。

スーパーホーダイとの比較


2018年6月に既存プランをリニューアルする形で登場したスーパーホーダイは組み合わせプランと同じく楽天モバイルで人気の料金プランです。

スーパーホーダイの特長は10分以内の国内通話が掛け放題、データの繰り越しが行えるなど一部の仕様は組み合わせプランと似通っていますが、実際のところどちらを選んだ方がお得に使えるのでしょうか。スーパーホーダイと組み合わせプランを比較してみましょう。

選べる回線が異なる

組み合わせプランの場合はau回線とドコモ回線の2種類から好きな方を選ぶことが出来ますが、スーパーホーダイの場合はドコモ回線しか選ぶことが出来ません

前述のようにどの回線を選んでも得られるサービスにはほとんど違いが無いため、この点はそこまで大きな問題とは言えないでしょう。

しかし、auで購入した端末を楽天モバイルに持ち込んで使用するつもりなら注意しておかなければいけません。というのも、auで購入した端末の一部はau回線でしか快適に使えない可能性があるのです。

特に注意しておきたいのは、スマホ側の対応周波数帯がドコモの得意とするBand3やBand19などに対応していないケースで、スーパーホーダイで使う予定のスマホがこの周波数に対応していない場合、山間部や地下などでの通信が困難になってしまいます。

Band3やBand19に対応していないスマホでも大手キャリアの全てがメインの周波数として扱っているBand1にさえ対応していれば通信がまったく行えないということはありませんが、やはり快適性は損なわれてしまうでしょう。

そのため、auで購入したスマホをスーパーホーダイで利用する際は必ず前もって対応周波数を確認し、Band3やBand19に対応していないのなら他のスマホを使うか、セット購入などで別のスマホを用意することをおすすめします。

料金設定はほぼ同じ


サービスの内容に若干の差がある組み合わせプランとスーパーホーダイですが、料金設定に大きな差はありません。例えばスーパーホーダイの2GBプランだと料金は1,480円(税抜)/月、組み合わせプランの3GBプランだと1,600円(税抜)/月となります。

ほとんど同じ料金であるにも関わらずスーパーホーダイの料金は1,480円と割高に思えますが、組み合わせプランには無い10分以内の国内通話が掛け放題という特典があることを考えれば妥当な料金設定でしょう。

また、組み合わせプランの特長である月の途中でプランを変更できるサービスはスーパーホーダイでも利用することが可能です。

ただし、組み合わせプランからスーパーホーダイというように契約しているプランを丸ごと変更することは出来ず、変更出来るのは組み合わせプランと同じくデータ容量に関する部分のみとなっています。

結局どっちがお得なの?

スーパーホーダイも組み合わせプランも非常に優れた料金プランではありますが、万人受けするのは組み合わせプランの方でしょう。というのも、組み合わせプランはスーパーホーダイに比べて自由度が高いために無駄のない料金プランを組みやすいのです。

例えば、スーパーホーダイの特長のひとつである『10分以内の国内通話が掛け放題』というサービスは一見便利に思えますが、音声通話をあまり行わない方にとっては必要のない機能となります。

また、通信制限を受けても1Mbpsでデータ通信が行るというサービスも、予め適切なデータ容量を選んでおけば通信を防げること、プラン変更によって緊急時でもデータ容量を増やせることを考えるとあまり活用の機会がありません。

スーパーホーダイは音声通話を掛けることが多い方や、通信制限を受けてもお金を掛けずにデータ通信をしたい方にとっては最適なプランですが、使い勝手や料金の安さを重視するなら組み合わせプランの方がお得な料金プランと言えるでしょう。

通信制限中の速度


組み合わせプランでは通信制限になってしまうと、データ通信速度は最大200kbpsにまで落ちてしまいますが、スーパーホーダイの場合だとデータ容量を使い切っても最大1Mbpsでデータ通信を行うことが出来ます。

最大1Mbpsもの通信速度があれば、軽いWebサイトの閲覧やメッセージのやり取り程度なら通信制限をされていない状態とほぼ同等の使い勝手でデータ通信を行うことが可能です。

動画視聴や重たいWebサイトの閲覧をする場合でも快適とまではいきませんが、通常の通信制限のようにまったく表示されないというような事態にはなりません。

ただ、月の途中でデータ容量に関するプランを変更できるサービスがあるにも関わらず、わざわざ1Mbpsで通信をする必要はあまりないでしょう。

通信制限が緩和される機能は独自性の高い優れたサービスと言えますが、いつも通りの使い勝手でデータ通信を行いたいのなら、多少お金は掛かってもプラン変更での対応をおすすめします。

3GBのデータ通信が使える料金プランの注意点


組み合わせプランは上手く使いこなせばお得にスマホを運用できる料金プランとなっていますが、利用する際はいくつかの注意点を知っておく必要があります。

注意点を知っておかなければ思わぬトラブルが起きてしまうこともあるので、楽天モバイルへ乗り換える前に下記の注意点をしっかり確認しておきましょう。

ドコモ回線からau回線に移行することは出来ない

新たに楽天モバイルと契約する方はドコモ回線、au回線のうちどちらか好き方を選ぶことが出来ますが、既にドコモ回線で契約をしている方がau回線に移行することは出来ません

また、同じようにau回線を契約した後、ドコモ回線へ移行することも不可能となっています。前述のように回線によって提供されるサービスが変わることはありませんが、スマホを楽天モバイルへ持ち込む場合は周波数の確認を事前にしておきましょう。

1年間の縛りがある


格安SIMのほとんどは縛り契約を行っておらず、いつでも解除料を支払うことなく契約を解除することが可能です。しかし、最近は縛り契約をする代わりに割引をしたり、料金を抑えたりする格安SIMが増えつつあります。

楽天モバイルもそんな縛り契約を行うことで格安料金を提供している格安SIMのひとつです。組み合わせプランを選択した場合はデータ容量に関わらず、回線の開通月から数えて12か月目までに解約をすると契約解除料が掛かってしまいます。

契約解除料は9,800円(税抜)と高額なので、一度契約したら最低でも12か月間は契約を解除しないようにした方が良いでしょう。

ただ、050データSIMや通話の出来ないデータSIMを契約した場合は縛り契約扱いにはならず、いつでも契約を解除することが可能です。

プラン変更出来るのは月に1度まで

データ容量を変更出来るプラン変更制度は非常に便利なシステムですが、利用出来るのは月に1度までとなっています。そのため、データ容量が足りずにプラン変更を申請する際は、よく考えて変更先のプランを決めなければいけません。

よくあるミスとしては『3Gプランから6Gプランへ変更したが、結局データ容量を使い切ってしまった』というものが挙げられます。

スーパーホーダイと違い組み合わせプランの通信制限ではデータ通信速度が最大200kbpsとなるため、データ通信を行う際はかなりストレスを感じるでしょう。データチャージを利用してデータ容量を補う方法もありますが、1GB当たりの料金は980円(税抜)と割高です。

このような事態にならないためにも、プラン変更をする際は本当に最適なデータ容量を選べているか、プラン変更の申請をする前によく確認するようにしましょう。

組み合わせプランなら通信制限も怖くない


データの繰り越しや月の途中でのプラン変更に対応している組み合わせプランなら、スマホユーザーの多くを苦しめる通信制限も怖くありません。特に家族間でデータをシェアしている場合などは尚更でしょう。

毎月のデータ通信量が一定ではない方や、融通の利くプランを選べる格安SIMを探しているという方は是非この機会に楽天モバイルの利用を検討してみて下さい。楽天モバイルなら料金を抑えつつ、快適なデータ通信を楽しむことが可能です。

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