契約時の費用も月々の使用料も格安で、条件を満たせばデータ通信量が無制限になると何かと利点が多い楽天モバイル。
そんな楽天モバイルに、基本料金などが割引になる障害者割引はあるのでしょうか。
この記事では楽天モバイルの障害者割引について解説し、大手キャリアの障害者割引とも比較していきます。
障害者割引があるかどうかという点にも注目しながら、キャリア選びをしたいと考えている人はぜひ最後までご覧ください。
【2024年4月】楽天モバイルの機種変更キャンペーンまとめ|対象機種・割引額楽天モバイルに障害者割引はある?
障害者割引とは契約時に必要な確認書類を提示することで、基本料金が割引になるサービスです。
リーズナブルな基本料金が魅力の楽天モバイルにも、障害者割引があるのか気になるところ。
結論から言うと残念ながら2022年4月現在、楽天モバイルに障害者割引はありません。
そのため楽天モバイルを契約する際は、障害者割引がないことをふまえて検討する必要があります。
他社の障害者割引後の月額使用料と、楽天モバイルの月額使用料を見比べて検討するようにしましょう。
楽天モバイル以外の障害者割引を比較
現在、楽天モバイルには、障害者割引がないことがわかりました。では楽天モバイル以外の他キャリアは、どうでしょうか?
ここでは大手3キャリアの障害者割引について、キャリアごとに細かく見ていきます。
ドコモの障害者割引・ハーティ割引
ドコモには、ハーティ割引という障害者割引があります。
ハーティ割引に申し込みをすると、基本料金や各種サービスの月額使用料が割引になるほか、さまざまな特典があります。
- 毎月の基本料金の割引(プランごとの割引額はこちら)
- spモードや留守番電話などの月額使用料60%割引
- テレビ電話通信量の割引
- 新規契約※、名義変更※、機種変更、契約変更の手続き時にかかる手数料無料
- スマホやタブレットの初期設定サポート無料
- 電話番号案内104の通話料および番号案内無料
※新規契約と名義変更の手数料無料は、ハーティ割引の申し込みと同時に手続きした場合のみ適用。
ハーティ割引の対象プランは5G・Xi・FOMAで、ギガホプランやギガホライトプラン、はじめてスマホプランなども対象です。
ハーティ割引はオンライン、電話、ドコモショップで申し込みが可能です。
また申し込み時に、下記のいずれかの手帳または証明書の提出が必要になるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。
- 身体障害者手帳(赤い手帳)
- 療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
- 精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)
- 特定疾患医療受給者証※
- 特定疾患登録者証※
- 特定医療費(指定難病)受給者証※
- スマートフォン向け障害者手帳アプリ「MIRAIROID(ミライロID)」※店舗のみ利用可
※特定疾患医療受給者証、特定疾患登録者証、特定医療費(指定難病)受給者証は発行元によって名称が異なる場合があります。
ドコモではハーティ割引のほか、月額使用料無料の点字請求書サービスや、テレビ電話による応対サポートといったサービスもあります。
auの障害者割引・スマイルハート割引
auにはスマイルハート割引という名称の、障害者割引があります。
スマイルハート割引は申し込みをすると、基本料金などが割引になるサービスです。
- 基本使用料の割引
- auまたは一般電話への通話料50%割引※
- 他社携帯またはPHSへの通話料・SMS送信料20%割引※
- au電話へのSMS送信料50%割引
※スーパーカケホは通話料の割引対象外。
スマイルハート割引は、利用している基本プランによって割引金額が異なります。割引対応機種は3G、4G、5Gのスマホまたは携帯です。
家族割とスマイルハート割引は併用が可能で、一緒に申し込むと家族間の国内通話が24時間無料になります。
スマイルハート割引はau Styleまたはauショップで申し込みが可能です。
また申し込み時に、下記のいずれかの手帳または証明書の提出が必要なので、事前に準備しておくようにしましょう。
- 身体障害者手帳(赤い手帳)
- 療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
- 精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)
- 特定疾患医療受給者証※
- 特定疾患登録者証※
- 特定医療費(指定難病)受給者証※
- スマートフォン向け障害者手帳アプリ「MIRAIROID(ミライロID)」
※特定疾患医療受給者証、特定疾患登録者証、特定医療費(指定難病)受給者証は発行元によって名称が異なる場合があります。
上記の手帳または証明書のほか、契約者本人の確認書類も必要です。申込みの際は、忘れずに準備しましょう。
ソフトバンクの障害者割引・ハートフレンド割引
ソフトバンクの障害者割引は、ハートフレンド割引です。
ハートフレンド割引に申し込みをすると、基本料金やオプションが割引になったり、手数料が無料になったりします。
- 通話定額の基本使用料1,870円/月割引
- 契約事務手数料、機種変更手数料、契約変更手数料、譲渡承認手数料が無料
- WEB使用料、留守番電話プラス、割込通話、位置ナビ、電話帳バックアップの月額使用料60%割引
- Yahoo!プレミアム会員向けサービス利用可
通話定額プランのスマ放題とスマ放題ライトが、ハートフレンド割引の対象です。
スマホだけではなく、タブレットも割引の対象になります。
ハートフレンド割引の申し込み手続きは、ソフトバンクショップでのみ可能です。
また申し込みの際に、下記のいずれかの手帳または証明書の提出が必要です。
- 身体障害者手帳(赤い手帳)
- 療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
- 精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)
- 特定疾患医療受給者証※
- 特定疾患登録者証※
- 特定医療費(指定難病)受給者証※
- スマートフォン向け障害者手帳アプリ「MIRAIROID(ミライロID)」
※特定疾患医療受給者証、特定疾患登録者証、特定医療費(指定難病)受給者証は発行元によって名称が異なる場合があります。
ハートフレンド割引は月々の料金が安くなるだけではなく、Yahoo!プレミアムが利用できるソフトバンクならではのサービスです。
障害者割引なしでも楽天モバイルがお得!
2022年4月現在、障害者割引があるのはドコモ、au、ソフトバンクの3社のみです。
いずれも基本料金が割引になり、その他の特典などもあるので、障害者割引を活用するとグッとお得になります。
一方料金プランがシンプルな楽天モバイルは、もともと月々の支払い金額がかなり安めです。
楽天モバイルの基本料金
データ使用量 | 1回線目 | 2~5回線目 |
---|---|---|
1GBまで | 無料(0円) | 1,078円 |
3GBまで | 1,078円 | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 | 2,178円 |
無制限 | 3,278円 | 3,278円 |
楽天モバイルは1回線目なら1GBまで無料、3,278円でデータ通信を無制限で利用できるので、障害者割引がなくても充分お得です。
大手キャリアと比較
キャリア(プラン名) | 割引名 | 割引適用後のプラン料金 |
---|---|---|
docomo (5Gギガホプレミア) | ハーティ割引 | 5,808円 |
au (使い放題MAX 5G/4G) | ・スマイルハート割引 ・家族割※ | 5,808円 |
楽天モバイル (Rakuten UN-LIMIT VI) | なし | 3,278円 |
大手キャリアの割引適用後の金額と比較してみると、月額使用料が安いということがわかります。
以上の点をふまえ、楽天モバイルも選択肢に加えることをおすすめします。
楽天モバイルで端末代0円・1円で購入できるスマホを比較楽天モバイルを障害者割引なしでおすすめできる理由
基本料金が安い楽天モバイルは、障害者割引がなくてもお得です。ここでは楽天モバイルをおすすめできる理由について解説します。- 割引がなくても料金が安い
- 楽天回線エリア内なら無制限までデータ通信が使える
- 楽天ポイントが貯まる
データ通信を頻繁に利用しても、楽天モバイルの基本料金は3,278円が上限。
通話やオプションを利用しない限り、これ以上費用が発生することはありません。
また楽天モバイルは、月々の利用料金に応じて楽天ポイントが貯まります。
たまったポイントは楽天市場でのショッピングはもちろん、コンビニやファストフードでも使えます。
また楽天回線エリア内であれば、データ通信を無制限で利用できます。
以上のような理由から、下記のどれかに当てはまる人は楽天モバイルがおすすめです。
- 楽天回線エリア内に住んでいる人
- 楽天ポイントを普段から貯めている人
- データ通信を頻繁に行う人
楽天モバイルを障害者割引なしでおすすめできない理由
続いて障害者割引なしの楽天モバイルを、おすすめできない理由も見ていきましょう。- 楽天回線エリア外は、データ通信容量が5GBまでになる
- 使い方次第では割高になる
- 大手キャリアに比べると店舗数が少ない
楽天モバイルは楽天回線エリア外でデータ通信を利用する場合、au回線を利用して通信を行うことになります。
au回線を利用してのデータ通信は、5GBまでしか利用できません。
また大手キャリアでは障害者割引が適用になると、通話料金が割引になったり、オプション料金が割引になったりします。
楽天モバイルでは通話料金やオプション料金の割引サービスがないので、利用の仕方次第では大手キャリアの方が費用が安くなる場合があります。
直接聞きたいことが聞ける店舗は、契約の際に安心感が高い場所です。
しかし店舗数が少なめな楽天モバイルは、近くにショップがない可能性もあります。
以上の理由から下記に当てはまる人は、楽天モバイルの利用をひかえた方が良いかもしれません。
- 楽天回線エリア外に住んでいる人
- データ通信はあまり使わず、通話やSMSを頻繁に使う人
- 店舗での申し込みを希望する人
楽天モバイルの最大の魅力は、月々の料金が安くデータ通信が無制限で利用できることです。
そのためデータ通信を頻繁に使う必要があり、楽天エリア外に住んでいる人は不向きです。
かけ放題オプションがなく、通話料金の割引もないので、通話を頻繁に使う人は大手キャリアの方が良いと言えるでしょう。
楽天モバイルを契約する上で注意すること
楽天モバイルのメリットとデメリットを知った上で、契約すると決めた時に注意したい点がいくつかあります。
- 住んでいる地域が楽天回線エリアかどうか
- 利用中のスマホが楽天モバイルに対応しているか
楽天モバイルは楽天回線エリア外でも、au回線での利用が可能です。楽天回線エリア外での利用は通信速度が異なるため、利用しやすさに差が出ます。
楽天モバイルを契約する際は、事前に自分の住んでいる地域が楽天回線エリア内かどうか調べるようにしましょう。
他社から楽天モバイルに乗り換える場合は、現在利用中のスマホが対応端末かの事前確認も必要になります。
割引なしでも楽天モバイルは月々の負担金額が少ない
ここまで楽天モバイルや大手キャリアの障害者割引について、解説してきました。
通話を多く使ったり、多くのオプションを付けたりしない限り、楽天モバイルを利用すると月々の費用を抑えることができます。
この記事を参考に、スマホの利用用途に応じてのキャリア選びをしてみませんか。