楽天カードを使う際に気になるのが締め日や支払日などの、料金の支払いに関する日程です。
これを把握しないことには、最悪のケースだと支払いの遅延が発生してしまうため、楽天カードを上手に使いたいのなら必ず把握しておかなければいけません。
今回はそんな楽天カードの締め日や料金確定日、支払日について解説していきます。
これから楽天カードを使い始める方も、楽天カードを既に使っているけれど料金に関する日程がよく分かっていない方も、是非目を通して見て下さい。
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楽天カードの支払いに関する日程
まずは締め日、料金確定日、支払日とは何なのか解説しましょう。締め日とは「クレジットカード利用額の合計を計算する日」のことです。
料金確定日は「締め日に計算された次回の支払い額が確定する日」、支払日は料金確定日に決まった支払い額を支払う日のことを指します。
締め日、料金確定日、支払日の3つは似ているようでまったく異なり、認識を誤ると思わぬトラブルを引き起こしてしまいかねません。
よくあるのが「締め日に支払い額をチェックして、口座振替用の銀行口座へお金を入れておいたのに、残高不足で引き落とされなかった」というトラブルです。
このトラブルは締め日と料金確定日を混同しているために起こったミスと言えるでしょう。
楽天カードにおいては締め日=料金確定日ではないため、締め日に確認した支払い額はまだ未確定のものとなっています。
適切な支払い額を把握するためには、締め日の後の料金確定日を待たなければなりません。
上記の例を見ても分かる通り、支払いに関する日程を誤認してしまったために起こるトラブルは非常に多いです。
そのため、楽天カードを使う際は支払いに関する日程の詳細を正しく理解しておく必要があります。
楽天カードの締め日はいつ?
15日締めなど中途半端なタイミングで締め日が来るクレジットカードもありますが、楽天カードの締め日は月末と分かりやすいタイミングに設定されています。
締めの期間は1日から当月末までです。例えば、1月の利用分は1月1日に計算がスタートし、1月31日に締められます。
1か月の利用分がまるまる締められる、と考えれば分かりやすいでしょう。
ただ、締め日は稀にズレてしまうことがあるため、必ずしも月末に締められるわけではありません。
というのも、月末利用分に関しては楽天側の都合により計算が間に合わず、締めの計算の対象外になってしまうことがあるのです。
この場合、翌月の支払いは本来支払うべき料金が繰り越されるために安くなりますが、その分翌々月の支払いは高額になるため注意しておきましょう。
締め日と料金確定日の違いは?
前述のように楽天カード以外のクレジットカードでは締め日=料金確定日となっていることもありますが、楽天カードでは締め日と料金確定日が分かれています。
具体的に説明すると、締め日は月末であるのに対し、料金確定日は毎月15日となっているのです。
また、料金確定日には仮確定日と呼ばれる日があり、毎月12日の仮確定日には名前の通り次回の支払いが仮確定します。
ここで決まった料金と締め日までに利用した料金に相違が無ければ、支払い額に変化は生じません。
しかし、締め日ギリギリでカードを使った場合など、仮確定日までに利用分の計算が間に合わなかった場合は15日の料金確定日にて支払い額が変更されます。
そのため、仮確定日に確定した支払い額はあくまで目安として考え、料金確定日までは油断してお金を使いすぎないようにしなくてはならないのです。
楽天カードの支払日
基本的に楽天カードでは支払い方法を口座振替に限定しているので、「支払い方法によって支払日が異なる」ということは無く、すべての方が27日に支払いを行います。
注意しておきたいのは口座振替のタイミングで、少なくとも前日までには口座に引き落としが可能なだけのお金を入れておかなければ正常に引き落としが行われません。
うっかり口座にお金を入れ忘れると支払い遅延と見なされ、クレジットヒストリーに傷がつくこともあるので、必ず支払日の前日までには充分なお金を入れておきましょう。
口座振替用の銀行口座を設定していない場合は銀行振込やコンビニ払いにて料金を支払うことも可能ですが、この方法は原則認められていません。
口座振替用の銀行口座を設定していなくとも問題なく楽天カードを使うことは出来ますが、利用限度額増枠の審査に通らないなどのデメリットが発生することがあります。
そのため、口座振替用の銀行口座を設定していない方は出来るだけ早く設定しておくようにしましょう。
また、銀行振込・コンビニ払いで料金を支払う場合も支払日は変わらず、27日に支払いをする必要があります。
支払日が土日祝日の場合は?
支払日、つまり27日が土日祝日と被る場合は翌営業日に引き落としが行われます。
例えば土曜日が支払日である場合は、土曜日・日曜日が休日であるために引き落としが行われず、月曜に引き落としが行われるのです。
支払日が早まるということは無いので、いつも通り27日までにお金を口座振替用の銀行口座に入れておけば問題なく支払いが完了します。
楽天カードの締め日でよくある疑問
引き落とされるのは何時ごろ?
楽天カードは引き落としを行うタイミングを開示していないため、引き落としされるタイミングを確かめることは出来ません。
しかし、ほとんどのクレジットカード会社は支払日当日の午前0時に引き落としの申請を行い、午前9時ごろに引き落としを行います。
そのため、楽天カードも他社と同様に支払日当日0時に引き落とし申請を、午前9ごろに引き落としを行っている可能性が高いです。
もちろん、午前0時時点で残高が不足している場合は正常に引き落としが行われません。
それに加えて、午前0時から午前9時の間に残高が料金を支払えない程減ってしまった場合も引き落とし不可となり、支払いの遅延が発生してしまいます。
引き落としに関するシステムはこのように複雑で分かりにくくなっていますが、支払日の前日までに入金をすれば問題なく料金の引き落としを行うことが可能です。
少しの遅れで支払いの遅延が発生してしまっては大きな損失を被りかねないので、ギリギリで入金を行うのではなく、余裕を持って引き落としを迎えるようにしましょう。
振込は何時までなら間に合う?
楽天カードを作ったばかりで口座振替の設定がまだ済んでいない場合などでは銀行振込やコンビニ払いで料金を支払わなければならないこともあるでしょう。
そんな時は何時までに入金すれば支払い遅れになることなく支払いを行うことが出来るのでしょうか。
結論から言うと、銀行振込やコンビニ払いで楽天カードの料金を支払う場合は、27日の午後3時までに支払いをしなければいけません。
銀行振込の場合は特に注意する必要があり、午後3時以降に受け付けた振込依頼は翌日に処理されるため、確実に支払いが遅れてしまうのです。
コンビニ払いだと午後3時を過ぎても遅れることなく支払える可能性もありますが、楽天側の処理が間に合わない場合は支払いが遅れたと判断されます。
そのため、やむを得ず銀行振込やコンビニ払いにて楽天カードの支払いを行う際は、遅くとも午後3時までには支払いを完了するようにしましょう。
支払いが遅れてしまった場合は?
支払日の前日までに入金が間に合わなかったケースでも、支払日当日の午前中までに口座にお金を入れておけば正常に口座振替が出来ることもあります。
ただ、口座振替が当日に行われるかどうかは賭けであるため、もし入金が間に合わないようであれば、素直に楽天カードへ連絡を入れた方が良いでしょう。
「支払いが遅れると怒られるのでは」と考える方は多いかもしれませんが、当日に支払いが出来るのならまず問題なく、1日、2日の遅れであれば怒られるようなことはありません。
しかし、支払いの遅れが常態化するようであれば、楽天カード側から「今後は注意するように」と言われてしまうこともあります。
また、1か月、2か月単位で支払いが遅れる場合は、必ず楽天カードに支払いが遅れる理由を説明しなければいけません。
数か月単位での支払い遅れが認められるかは、遅延の理由やこれまでの利用状況によって異なりますが、少なくとも連絡無しでの支払い遅れは避けましょう。
一切連絡をすることなく支払い遅延状態が続くと、最悪の場合ブラックリストに登録された後、今後一切クレジットカードを作ったりローンを組んだり出来なくなります。
利用限度額の更新はどのタイミング?
利用限度額が更新されるタイミングは、口座振替用の口座をどこの銀行に設定しているかで異なります。
具体的には、楽天銀行を口座振替用の銀行口座に設定している場合は支払日の当日もしくは翌日に利用限度額が更新されます。
その他の銀行を設定している場合は利用限度額が更新されるまでに時間が掛かり、3、4営業日ほど掛かってしまうことも少なくありません。
支払いをしたらすぐに利用限度額が戻らないと困る、というような事情があるのなら、口座振替用の銀行口座には楽天銀行の口座を使用するようにしましょう。
- 楽天カードの締め日は月末、料金確定日は毎月15日、支払日は27日
- 27日が土日祝日と被る場合は翌営業日に引き落とし
- 銀行振込やコンビニ払いの場合は、27日の午後3時までに支払う
- 支払いが遅れてしまった場合は楽天カードへ連絡をいれましょう
- 利用限度額の更新は口座振替用の口座をどこの銀行に設定しているかで異なる
料金に関する日程は必ず覚えておこう
画像引用元:価格.com – 楽天カード|クレジットカード比較
重ねてになりますが、料金に関する日程を覚え、こまめにチェックしておくことは非常に重要です。
例えば、締め日と料金確定日を混同してしまっては「思いの外カードを使いすぎて支払えなくなった」ということが起こります。
支払日を忘れるのはもっての外で、支払いを忘れたまま放置してしまうと楽天カードの利用を停止されてしまいかねません。
そのような事態にならないためにも、締め日や料金確定日はしっかりと頭に入れておき、使いすぎや払い忘れが無いよう心掛けましょう。