Androidのおサイフケータイの設定方法と注意点|対応カードのポイントと使い方

  • 23.11.21
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

聞いたことや見たことはあるけど意外とまだ使っていない人が多い「おサイフケータイ」。何でもかんでもスマホだけでやっていたら何か起きた時に心配と思っていませんか?

実は「おサイフケータイ」はロックもかけられますし、使用停止も簡単にできてしまうのでむしろ安全です。しかもお得なポイントが得られる場合あります。

今回は、まだ「おサイフケータイ」のことが良く分からない人に向けて、設定方法や注意点を紹介します。

おサイフケータイ|スマホの決済で上手にポイント・キャッシュバック

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AndroidのおサイフケータイはDocomoが最初にスタート!その使い道とは?

駅やコンビニなどでスマホをかざして買い物などをすましている人を見かけることがあります。これが、これから紹介するおサイフケータイというシステムです。このシステムはAndroid限定のシステムで、iPhoneにはないシステムです。

まずはおサイフケータイがどんなものなのかを最初に紹介します。

おサイフケータイとは?Docomoが開発した電子マネー!

おサイフケータイという名前をよく耳にするのは最近かもしれませんが、もともとは2004年にDocomoが開発してサービスを開始したものです。現在ではDocomoの商標登録は行われていますが、その他のキャリアでも活用できるシステムになっています。

アプリに名前、住所、クレジットカード番号などを登録をしておくだけで買い物や乗り物に乗ったりすることがスマホをかざすだけで行える便利な機能です。

おサイフケータイという名前にしているように、お財布に入るものすべてをケータイに入れてしまっているサービスと思ってもらっても大丈夫です。みなさんもお財布にはお金以外も入れていると思います。

定期券、クレジットカード、会員証、クーポンなどいろいろなものをお財布に無理やり入れ込んでいませんか?そんな人にはこれから紹介するおサイフケータイがオススメです。

Apple Pay・NFC・Felica・おサイフケータイの違いは何?日本で便利なのは?

気になるおサイフケータイの使い道は主に3つ

おサイフケータイの使い道としては主に3つに分かれますのでここでは1つずつ紹介していきます。

1.お金をもっていなくても買い物ができる

あらかじめお金をおサイフケータイにチャージ(入れておく)して電子マネーにしておくことで、現金をもっていなくても簡単にかざすだけでコンビニやお店での支払いを行えます。買ったものに応じてお札や小銭の配分もいりませんし、何よりスピーディーに買い物ができます。

スマホ重視の生活を考えると、スマホをカバンから出す方がお財布をカバンから出すよりも早いでしょうし、スムーズです。

2.切符いらずで改札を通れるし、荷物が減る

おサイフケータイは乗り物に乗るときにも便利です。Suicaなどと同じでおサイフケータイは電車の切符の代わりになります。さらにはそれだけでなく飛行機のチケット代わりにもなります。

インターネットで購入した新幹線の切符や飛行機のチケットをわざわざ印刷して持っておく必要もなく、改札にかざすだけで入場できるので旅行前の荷物チェックもいりません。スマホだけもっていれば、すべて事足りるわけです。

旅行でチケットがなくて慌てて家に引き返すというようなことがなくなります。また、単純に持ち運ぶ荷物が減るのも嬉しいことですよね。いろいろなポイントカードにも対応しているのでスマホだけもっていれば、いろいろなことに対応できます。

おサイフケータイ|Suicaの登録方法と使い方・こんな場所でも利用可能

3.クーポンや会員証などにも使えて、残高や履歴の確認もOK

おサイフケータイはポイントカードやクーポンとしても利用できます。それだけでなく会員証としての役目を果たすこともあります。アプリ側での登録は必要ですが、それさえしておけば、その場でサイフやカードケースから該当するカードを取り出すことなく、かざすだけでポイントなどが使えます。

特にクーポンを持ち運ばない人は多いと思います。これも登録さえしておけば自動的にクーポンが対応して、割引などを行うことができます。わざわざカバンやお財布の中を探す必要がないのです。

「今日はクーポンを忘れたから買うのをやめよう」といったことがなくなります。単純にカードなどを探す時間も短縮できますし、快適に生活を行えます。さらに簡単に残高チェックができるのも便利です。

買い物をするときにお財布の中身をチェックするのが面倒な人は、スマホですぐに残高を確認できます。しかも、スマホの通信機能で先払い電子マネーなどによりいつでもどこでもチャージができるようになります。

わざわざ銀行やコンビニなどのATMに駆け込む必要もありません。さらに買い物をどれだけしたかもわざわざメモっていなくてもおサイフケータイの履歴を見れば分かるようにもなっており、家計簿などをつける際やちょっとした確認に活用できて便利です。

SIMフリースマホだと無理な場合も事前にチェックが必要


画像引用元:au公式

おサイフケータイは全てのAndroidスマホに対応しているわけではありません。Androidでおサイフケータイを使いたい場合には、事前におサイフケータイに対応したスマホであるかをチェックしておきましょう。

一般的にはキャリアで購入したスマホならおサイフケータイに対応している機種が多いのでオススメです。分からない場合には販売店の店員さんに聞いたら教えてくれますので必ず確認しましょう。後から追加できる機能ではありません。

特に注意しなくてはならないのが、SIMフリースマホです。SIMフリースマホの場合にはおサイフケータイ自体がそもそも最初からインストールされていませんし、使えない機種も多いのが現状です。

必ずSIMフリースマホを購入する場合には事前におサイフケータイ対応かを確認しましょう。また、海外生産のAndroidスマホもおサイフケータイが日本独自の文化であるために、対応していないので通販などで購入する場合には気をつけましょう。

おサイフケータイの設定方法と使い方

おサイフケータイの設定方法は普通にスマホを使ったことがる人なら誰でも簡単にできます。アプリをダウンロードして、各種情報を登録するだけです。それでは設定法ほと簡単な使い方を見ていきましょう。

まずはアプリを起動する


画像引用元:NTT Docomo公式

おサイフケータイのアプリをまずは起動させます。基本的にはホーム画面やアプリ一覧から見つけることができるはずですが、インストールされていない場合にはGoogle Playストアから探してダウンロードをしておきましょう。

アプリを起動すると現在登録されているサービスなどが表示されます。このおサイフケータイアプリはおサイフケータイで使えるサービス(ポイントカード、会員証など)を探したり、電子マネーの残高を確認することができます。

使いたいサービスを選択する


画像引用元:NTT Docomo公式

おサイフケータイのアプリを起動させると、画面に「マイサービス」が表示されます。最初は何もサービスがないので、「サービスを追加する」を選択します。そうすると、初回のみおすすめのサービスが表示されるのでその中から使いたいサービスを選択します。

初回以降はアプリを立ち上げると、現在使っている「マイサービス」の項目が開くので、その中から使いたいものを選びます。新しいサービスを探す場合にはおすすめをチェックしましょう。

サービスの初期設定をする

電子マネーやポイントカード、会員証、クーポンなどいろいろなサービスに対応しているので、まずは使いたいサービス、すべての初期登録を行いましょう。サービスごとに少しずつ設定方法は異なりますが、基本的には以下のようになります。

<初期設定方法>

①使いたいサービスのアプリをダウンロード

②名前や住所などの情報を入力

③設定完了

設定が終わったら、おサイフケータイのアプリを起動してみて、しっかりとマイサービスに追加されたかを確認しましょう。入っていれば設定完了です。

実際に使ってみる。アプリは立ち上げずかざすだけ!

結構誤解している人がいるんですが、おサイフケータイを使うときはアプリを立ち上げる必要はありません。ただ単にかざすだけです。かざし方はおサイフケータイのマークをお店の読み取り機にかざすだけで終わりです。音がなれば支払い完了です。

電子マネーの場合には購入の際におサイフケータイで支払うことを事前に伝えましょう。どの電子マネーで払うかもその際伝えます。ポイントカードやクーポンの場合には、店員などがその有無を聞いてきたタイミングでおサイフケータイを使用する旨を伝えれば対応してくれます。

おサイフケータイの電子マネーやポイントカードの種類はどれくらいあるの?


画像引用元:iD公式

おサイフケータイの種類には大きく分けて、電子マネーとそれ以外のポイントカードや会員証などに分かれますので、それぞれで代表的なものをいくつか紹介します。

電子マネー

おサイフケータイの最大のメリットが財布を出さずにお買い物ができることです。いろいろな会社から少しずつ異なったサービスやポイント制があるので自分にあったものを選びましょう。

基本的にはどれも同じような運用方法です。一番の違いは決済方法で後払いか先払いかの違いになるので、事前にそこは確認しましょう。ほとんどのものが先払いシステムです。

サービス名称会社サービス内容
iDDocomoDocomoが提供するサービスで、ポストペイとプリペイド両方のシステムに対応しており、利用できるシーンが多い。
ローソン、マクドナルド、マツモトキヨシ、セブンイレブン、ファミリーマートとかなり多岐にわたっています。
楽天Edy楽天Edy初回エントリーで600ポイント(1ポイント1円)もプレゼントがもらえる。
楽天市場だけでなく全国のコンビニエンスストアなど50万ヶ所以上の加盟店あり。
モバイルSuicaJR東日本誰もが知っているSuicaのモバイル版です。
首都圏のみならず、全国各地の路線で利用できます。
ショッピングも対応店舗で行えますし、新幹線の予約、グリーン券の購入もできます。
もちろん街中でも対応しているお店でお買い物ができます。
モバイルWAONイオンリテール支払いはスマホをかざすだけではなく、電源がOFFでも支払いが可能です。
キャンペーンポイントなどのセンター預かりポイントもスマホで受け取り可能。
どこでもチャージ可能かつ残高も確認可能。
ポイントをマイルへの変更も可能ですし、クレジットチャージでさらに200円ごとに1マイルが貯まります。
nanacoモバイルセブン・カードサービス前払いシステムなので使い過ぎずに安心。
自分で簡単にポイントからマネーへの交換可能。
利用状況もいつでも確認可能。
入会無料。
QUICPayジェーシーピー使う人ほど得をするシステムになっているチャージのいらない電子マネーです。
クイックペイの由来として、「簡単」、「スピーディー」、「お得」な後払い方式のサービスです。
持っているクレジットカードの利用代金として請求がきます。

各種ポイントカード、会員証

お買い物をする際におサイフケータイを使うことで、知らず知らずのうちにポイントが貯まっており、お金に還元したり、他の商品を買えたりするのがおサイフケータイの嬉しいポイントです。

ここではもっともよく使われているポイントカードなどを紹介します。

サービス名称会社内容
ローソンモバイルPontaローソンローソンでの買い物でポイントを貯められる。
レシートスタンプで購入数に応じて、スタンプを貯めて特典をゲット。
毎日アプリを立ち上げて「スター」を集めるだけでゲームにチャレンジしてプレゼントを狙える。
ゴールドポイントカードヨドバシカメラヨドバシカメラの買い物で11%ポイント還元。
店頭でポイントカードとしても利用可能。
ヨドバシカメラで使えるクーポンあり。
dポイントカードDocomoDocomoのスマホ通信量を貯めるだけでなく、dポイント加盟店での買い物やネットショッピングでポイントを貯められる。
そして貯めたポイントはスマホ料金の支払いにも使える。
マツキヨポイントアプリマツモトキヨシマツモトキヨシでのお買い物でポイントが貯まる。
クーポンもあり。
クーポンと入手できる特典つきゲームなどもあり。
処方箋を送信して、待ち時間を短縮する機能あり。
モバイルTカードTSUTAYATsutayaでのお買い物にポイントが溜まるだけでなく、ファミリーマートやサンクスなどのコンビニなどでのお買い物でもポイントが貯まるのでとても便利。
クーポンもあり。

おサイフケータイ|主要クレジットカード会社別対応状況とお得な使い方

おサイフケータイの注意点

ここまでおサイフケータイの便利な面ばかり紹介してきましたが、実は注意しなければならないこともあるのでご紹介します。当然、便利なシステムであるために注意が必要なことがあるので事前に知っておきましょう。

勝手におサイフケータイが起動する!?

おサイフケータイアプリは、スマホの反応精度が上がってしまっていることで、勝手に起動する場合があります。Suicaなどに近づけただで画面が切り替わったりすことがあるのです。

ただし、そこで電子マネーの消費などはおきませんし、おサイフケータイの設定を変更して自動読み取りをできないようにオフにすれば問題ありません。

設定は簡単で、おサイフケータイを起動して、メニューアイコンから「ICカード残高自動読み取り設定」を選択するだけです。これで勝手な起動はなくなります。

バッテリーがなくなれば使えなくなる!?充電必須!

当たり前ですが、スマホそのものの電源が入っていなければおサイフケータイは使えません。最近のスマホは電池がすぐ切れてしまうので充電できるようにモバイルバッテリーなどを常に持ち歩くように日頃から心がけましょう。

当然、スマホが故障してしまっていても使えなくなります。スマホの画面が消えているようなスリープ状態などは何も気にせずおサイフケータイを使うことはできます。電池切れだけは気をつけましょう。

最大の弱点は機種変更の面倒くささ!全て設定し直し!

機種変更による手続きがおサイフケータイの最大の弱点です。今はデータ移行などは簡単にできるようになったスマホですが、おサイフケータイはそうはいきません。通常のアプリなどと同じようにデータ移行をしても、おサイフケータイの残高などは自動的に引き継がれません。

おサイフケータイに登録しているサービスごとに、個別に設定変更の必要があり、大変面倒です。とはいえ、しっかりと引き継がないと古いスマホの個人情報がスマホに残って悪用される可能性もあるので、しっかりと引き継ぎましょう。

使ってるおサイフケータイのサービスによっては、機種変更する前にいろいろとやっておかなければならないものがあるので、事前に機種変更の際に手順は頭に入れておきましょう。

旧スマホからデータの預け入れを行い、新スマホで受け取る方法

旧スマホの電子マネーなどのデータをサービス会社のサーバーに一時的に預けます。その後、機種変更をして、預けたデータを新しいスマホのおサイフケータイで受け取ります。

<対応しているサービス>

楽天Edy
モバイルSuica
iD
WAON
nanaco
QUICPay

旧スマホから情報を削除して、新スマホから再設定が必要な場合

旧スマホからサービス会社に登録した全ての会員情報を削除する。その後、機種変更をして、新しいスマホのおサイフケータイで会員情報を再度設定し直す。

<対応しているサービス>

ANAスマートフォンSkipサービス
JALタッチ&ゴーサービス
ゴールドポイントカード
ローソンモバイルPonta

事前準備なしで新スマホで再度設定するだけでよい場合

これが一番簡単です。旧スマホ側では何もせずに放置でOKです。機種変更をしたら、その新しいスマホであらたにおサイフケータイを設定し直すだけです。

<対応しているサービス>

マクドナルド
モバイルスターバックスカード
ticket board

便利な機能が好きな人にはオススメのおサイフケータイ

おサイフケータイはスマホ1つでいろいろなことができる便利なアプリです。お財布は落としたらお金を取られてしまう可能性がありますが、おサイフケータイにはロック機能があります。

もしも、スマホをどこかに忘れたり、紛失してもおサイフケータイをロックしておけばお金を失うことはありません。もしロックし忘れてもサービス会社に利用停止を連絡することでロックすることもできます。

これからどんどんスマホは便利になっていくと思うので、今のうちからおサイフケータイのような便利な方法には慣れておきましょう。

Apple Payとおサイフケータイ対応で後悔しないクレジットカード選びのコツ


この記事を書いた人
スマホのススメ編集部
スマホやケータイの最新情報や、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに関する総合情報メディア「スマホのススメ」の制作を監修。スマホのレビューやドコモのお得クレジットカードdカード GOLDについても解説しています。スマホ関連の「分かりづらい内容を分かりやすく」することを目標に、誰でも簡単にお得にできるようにユーザー目線で記事を配信しています。