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スマホのディスプレイというと、多くは液晶ディスプレイが採用されています。液晶はテレビやパソコンモニターにも広く使われているため、私たちにとって馴染み深いものです。

これに対して、有機ELディスプレイ(OLED)を採用しているスマホも度々登場します。iPhone Xもそのひとつです。

今はそれほどでもないですが、有機ELディスプレイを採用するスマホは積極的にそのことをアピールする時期もありました。そのため、有機ELディスプレイはすごいものだという印象を持っている方は多いかもしれません。

一方で、具体的にどういうものなのかまではわからないという方も、少なくないのではないでしょうか。このページでは、iPhone Xでも採用された有機ELディスプレイについて解説します。

有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違い


画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-pro/

はじめに、有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違いについて見ていきましょう。

有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの原理の違い

有機ELとは、有機化合物に電気を通すことで発光する物理現象のことをいいます。そして、発行する有機化合物をディスプレイにしたものを、有機ELディスプレイといいます。

つまり、有機ELディスプレイは、ディスプレイそのものが発光するものなのだと理解してください。

対して、液晶ディスプレイを構成する液晶組成物は、発光しません。液晶ディスプレイが明るく見えるのは、バックライトで照らしているからです。

有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの見え方の違い

自ら発光する有機ELディスプレイは、色合いや明るさが液晶ディスプレイより自然なものとなります。

液晶ディスプレイはバックライトで照らしている関係で、どうしても本来の色より白っぽかったり明るかったりしてしまいます。バックライトを消せば解決するかもしれませんが、今度は画面が光らないせいで見づらくなってしまいます(明りのない場所ではまったく見えなくなります)。

しかし自ら発光する有機ELディスプレイは元からバックライトを必要としませんので、自然な色合いかつ光って見やすいのです。

有機ELディスプレイは省エネ

有機ELディスプレイは液晶ディスプレイよりも省電力です。液晶ディスプレイがバックライトに使っている電力を有機ELディスプレイでは丸ごと省けるからです。

大体、有機ELディスプレイに必要な電力は、液晶ディスプレイの7割ほどといわれています。つまり3割減ですね。

スマホであれば、他はすべて同条件の場合、有機ELディスプレイにすれば稼働時間が3割伸びることになります。20時間稼働するスマホであれば、有機ELディスプレイにすることで26時間稼働することになる計算になりますね。

有機ELディスプレイは液晶ディスプレイより薄くて軽い!

有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイと比べて薄く、重量も軽いという特徴を持っています。これをスマホに採用すれば、スマホ自体をより薄くて軽い機種できますね。

有機ELディスプレイは曲げることができる


画像引用元:http://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-G-Flex-LGL23

有機ELディスプレイは、折り曲げることができます。以前、LGが内側に大きくカーブしたLG G Flexというスマホを出していましたが、あれは有機ELディスプレイだからこそ可能になったデザインです。

現在、Samsungなどがディスプレイを折りたたんだり開いたりできるスマホを開発中との話がありますが、それも有機ELディスプレイの成せる技術と見ていいでしょう。

有機ELディスプレイには欠点もある

ここまで紹介した有機ELディスプレイの特徴は、自然な色合いで、省エネで、薄くて軽く、ユニークな使い方もできるといいことだらけでした。しかし液晶ディスプレイより劣る部分もあります。

太陽の下では画面が見えにくくなる。

有機ELディスプレイは、直射日光の下では液晶ディスプレイより見づらくなってしまいます。

有機ELディスプレイにはバックライトがない点を利点としましたが、このバックライトがないせいで最高輝度が液晶ディスプレイほど高くならない場合がほとんどです。そのため、太陽光のような強い光の前には押されて見えなくなってしまうのです。

有機ELディスプレイは「焼き付く」

有機ELディスプレイにはしばしば「焼き付き」という現象が指摘されます。焼き付きとは、同じ箇所にずっと映っていたものが、消した後も跡のように画面上に残ってしまうというものです。

例えばスマホでは、電池残量や時刻等を表示するステータスバーはほとんど変化なく表示されっぱなしになりがちです。これが焼き付いてしまうと、他のものを映しているときにも、ずっとステータスバーの跡が画面上に残ってしまいます。しかも、一度焼き付いたら二度と戻らないとされています。

店頭の展示品のように本当に長時間つけっぱなしにしなければ大丈夫であるという意見も多いですが、焼き付きがリスクとして存在することは間違いありません。

有機ELディスプレイは寿命が短い

有機ELディスプレイの寿命は、液晶ディスプレイの約半分といわれています。ただし、それでも3万時間ほどあり、1日10時間使った場合でも8年保ちます。

スマホはどんなに使い続けても4年でしょうから、使用している途中で寿命を迎えてしまうことはなさそうですね。液晶ディスプレイと比較したら短いというだけであり、製品としては問題ありません。

有機ELを採用したスマホを紹介!

では、ここからは実際に有機ELを採用したオススメ機種を紹介していきます。

iPhone X


画像引用元:https://www.apple.com/jp/iphone-x/?afid=p238%7CsmwgIyh9Z-dc_mtid_20925qtz40402_pcrid_221005131259_&cid=wwa-jp-kwgo-iphone-slid-

iPhone XはiPhoneの中でも今のところ唯一有機ELディスプレイを採用している機種です。

ただ有機ELというだけでなく、解像度もiPhone 8 Plusの1,920×1,080に対してiPhone Xは2,436×1,125ときめ細かく、ディスプレイ性能にこだわり抜いた力作です。画面上部の特徴的なノッチも新しいことへの挑戦の表れですね。

また、有機ELディスプレイで懸念される焼き付きリスクについてもiPhone Xは対策しております。

これもまた予想されることで、「残像」や「焼き付き」など、画面に新しい画像が表示された後も前の画像がかすかに残って映るといった現象も、起きるようになる場合があります。極端な例になると、高コントラストの同じ画像が長い時間表示され続けることもあります。Super Retina ディスプレイの開発にあたっては、こうした OLED の「焼き付き」現象の低減という点でも、業界最高を目指しました。

焼き付きが起こらないとはいっていませんが、しっかり問題を認識した上で、焼き付きにくいディスプレイ(Super Retina ディスプレイ)を開発したということですね。

ディスプレイ以外にも、広角カメラと望遠カメラのデュアルカメラを採用しているなど、最先端のハイエンド機となっています。

指紋認証から顔認証への移行やホームボタン廃止の是非など賛否両論の声が聞こえるiPhone Xですが、これからのスマホ進化の道を示したような、新しい体験をさせてくれる素晴らしい機種です。

iPhone Xのスペック

スペック表 iPhone X
OS iOS11
CPU 64ビットアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ
ニューラルエンジン
組み込み型M11モーションコプロセッサ
RAM 3GB
内部ストレージ 64GB/256GB
外部ストレージ 非対応
大きさ 約143.6mm(高さ)×約70.9mm(幅)×約7.7mm(奥行き)
重さ 174g
ディスプレイ 5.8インチ(有機EL)
解像度 2,436×1,125
背面カメラ 有効約1,200万画素(デュアルレンズ)
正面カメラ 有効約700万画素
防水 IP67
生体認証 顔認証
ヘッドフォンジャック なし
バッテリー 2,716mAh
通信方法 FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、66)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42)
TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A)
CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900、2,100MHz)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
値段 112,800円(税抜)/129,800円(税抜)

本当に使ってわかるiPhone Xの良い点・悪い点|レビュー

Galaxy S9/Galaxy S9+


画像引用元:http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s9/?cid=jp_ppc_google_s9_20180518

SamsungのフラッグシップモデルGalaxyも有機ELディスプレイです。Samsungの有機ELディスプレイへの力の入れようは他とは一線を画します。

実をいうと、iPhone Xが搭載している有機ELディスプレイは、Samsung製のものなのです。そして今後もAppleは有機ELディスプレイの供給をSamsungに頼ると予想されています。

そんな有機ELディスプレイの大元であるSamsungのGalaxyですから、これが有機ELディスプレイなのは当然の流れといえますね。しかも解像度は2960×1440とiPhone Xを上回っています。

そんなGalaxy S9/Galaxy S9+はGalaxyブランドらしいハイエンド機です。今回はカメラ性能とSNS映えがテーマになっています。特にGalaxy S9+は広角カメラと望遠カメラを備えたデュアルカメラです。高性能のカメラで撮った写真や動画を、高性能の有機ELディスプレイで確認するのは楽しいでしょうね。

Galaxy 9のスペック

スペック表 Galaxy S9
OS Android 8.0

CPU Qualcomm Snapdragon 845

RAM 4GB

内部ストレージ 64GB

外部ストレージ microSD (最大400GB)

サイズ 約148mm(高さ)×約69mm(幅)×約8.5mm(奥行き)

重さ 161g

ディスプレイ 5.8インチ(有機EL)

解像度 2,960×1,440

背面カメラ 有効約1,200万画素(デュアルレンズ)

正面カメラ 有効約800万画素

防水・防塵 IP68

生態認証 指紋認証(背面)

ヘッドフォンジャック あり

バッテリー 3,000mAh

通信 au版:最大受信速度958Mbps
docomo版:最大受信速度988Mbps

Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4/5GHz)

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