NifMo(ニフモ)は30GB、50GBなどの大容量プランも提供しているニフティが提供する格安SIMですが、解約方法が独特で注意が必要です。
この記事では、NifMoからahamoへ乗り換えるための注意点や、違約金がかからないタイミング、乗り換えのための手続き手順などを詳しくご紹介します。
他の格安SIMと同じと考えているとスムーズに乗り換えることが難しくなるので、この記事を参考にしてNifMoからahamoへの乗り換えにチャレンジしてみてくださいね。
NifMoからahamoへ乗り換える際の注意点
NifMoからahamoへの乗り換えをスムーズに行うために、まずは乗り換える際の注意点について詳しくチェックしましょう。
MNP予約番号の発行には、1~2日かかる
まず、NifMoからahamoへのMNPによる転出手続きにはMNP予約番号が必要です。
NifMoでのMNP予約番号発行はWEBの専用ページから申し込みが可能で、申し込みから1~2日程度でメールでMNP予約番号が届きます。
- WEBで「解除・MNP転出・解約の手続き」を開く
- 「電話番号そのまま乗り換える方」の「MNP転出のお手続き」をタップ
- @nifty IDとログインパスワードでログイン
- 注意事項を確認しMNP転出の手続きを行う
- メールでMNP予約番号が届く
また、MNP予約番号は発行日を含む15日間の有効期限が設定されていますが、ahamoでは10日間の有効期限が残っていないと無効になります。
MNP予約番号が発行されたら、できるだけ早めにNifMoからahamoへのMNP手続きを行いましょう。
解約月の月額料金は日割り計算されない
NifMoでは、月の途中で解除しても利用料金は日割り計算されず、解除月の利用料金についても1ヵ月分の料金が請求される点に注意しましょう。
月初めに解約するともったいないのでできるだけ月末近くに解約するのが通常ですが、NifMoの場合はあまりギリギリになるのはおすすめしません。
MNP転出による解約の場合、他社でのMNP転入手続きが完了したことをNifMoが確認した後、自動的に解除となる仕組みです。
解約手続きを行えばすぐに解約が完了する訳ではなく、転入が確認できた時点での解除になるので注意しましょう。
公式サイトに掲載されている情報では、一般的な解約の場合はNifMoの解除日はお申し込みから10日後となっているため、MNPの場合でもある程度の余裕をもっていおいたほうが安心です。
ahamoは料金プランを選べない
NifMoでは、3GBの小容量のプランから30GBや50GBの大容量プランまで選択できますが、ahamoは20GBのみのワンプランで料金プランを選べません。
ahamoも大盛りオプション(+80GB)で100GBまでは利用可能ですが、3GBや7GBなど小容量で十分な人はahamoへ乗り換えると持て余してしまうかもしれません。
NifMoにはぴったり20GBのプランや5分かけ放題のオプションなどは存在しないため、ahamoとの正確な比較は難しいですが、NifMoでは13GBで3,850円となっています。
- 7GB:2,530円
- 13GB:3,850円
- (20GB:2,970円/ahamo)
- 30GB:4,730円
- (100GB:4,950円/ahamo)
ahamoなら20GBで2,970円なので、7~20GB程度、あるいは30GBを超えて利用するならahamoのほうがお得です。
またahamoには、NifMoファミリープログラムなどの家族で利用できるオプションやシェアプランが無いため、現在NifMoで該当するサービスを利用している場合はよく検討して乗り換えましょう。
@nifty IDを解約しないと引き続き基本料金がかかる
他社でのMNP転入手続きが完了すればNifMoの契約は自動解除となりますが、別途@nifty IDも解約しないと引き続き@nifty基本料金(275円/月)がかかります。
NifMoだけを解除しても、@nifty ID解約の手続きをしていない場合は全てのサービスを完全に解約できたことにはなりません。
NifMoからahamoへの乗り換えが完了したら、全体を管理するための@nifty IDの解約手続きも忘れずに行うようにしましょう。
@nifty IDを解約するまでは@niftyメールやその他の接続サービスを利用可能となるため、@niftyメールをそのまま利用したい場合などは継続してもいいかもしれません。
MNP転出による解除手続き+@nifty IDの解約手続きが必要
解約時にSIMカードを返却する必要がある
NifMoでは、解約するときにSIMカードを返却する必要があり、返却にかかる費用は利用者負担となります。
返却しなくても罰金などの請求はされないと公式サイトに記載がありますが、基本的にSIMカードは貸与品なので返却しましょう。
ahamoへの乗り換えが完了したら、忘れずにSIMカードを返送先住所へ返送してください。
- 端末からSIMカードを取り出す
- 封筒にSIMカードを入れて封をする
- 所定の郵便料金分の切手を貼って郵便ポストに投函
〒230-0053
神奈川県横浜市鶴見区大黒町5-24 1F 7バース
NifMo SIMカード返却センター
NifMoからahamoへ乗り換えで違約金のかからないタイミング
NifMoの場合は全てのプランで最低利用期間がなく、違約金は発生しないのでいつでも乗り換えることが可能です。
- 全てのプランで違約金は0円
- ただし、利用開始月と同月に解除するとNifMo基本料金の全額を請求
ただし、契約したばかりの利用開始月に解約すると、月額料金は日割り計算されずに全額請求されるので注意しましょう。
MNP転出手数料も無料となっているので、自分のタイミングにあわせてahamoへの乗り換え手続きを行いましょう。
- データ容量を5GB増量
- 最大10万円のケータイ補償などメリットが豊富
- 1枚無料で発行できる家族カードがお得すぎる
- 全国・ハワイの空港ラウンジが無料
- マツモトキヨシなどでポイント最大4%還元
今使っているスマホのままNifMoからahamoに乗り換える手順
今使っているスマホのままNifMoからahamoに乗り換える場合、ahamoでSIMのみ契約を行います。
SIMのみ契約では利用中のスマホをそのままahamoでも利用するので、端末を購入するための初期費用がかからず済みます。
NifMoはもともとドコモ回線を利用した格安SIMのため、NifMoで利用できていた端末なら問題なくahamoでも利用できるでしょう。
ahamoのSIMのみ契約ではSIMカードかeSIMかを選択することが可能ですが、この記事では差し換えるだけで面倒な設定が必要ないSIMカードの申し込み手順でご紹介します。
SIMカードは申込後3日ほどで届きますが、SIMカードが届く際に本人以外が受け取る場合はオンライン本人確認(eKYC)が必須なため、カメラ付き端末で申し込みましょう。
- 本人確認書類
- メールアドレス
- MNP予約番号
- クレジットカードや銀行口座
- dアカウント
- 利用予定の端末
- ahamo公式サイトで「申し込み」をタップ
- docomoを契約していない方の「SIMのみを購入」を選択
- 「他社からの乗り換え(MNP)」を選択
- データ通信量・オプションを選択
- ahamo対応端末を確認する
- MNP予約番号などを入力して申し込み
NifMoからahamoに乗り換える際に機種変更もする手順
NifMoからahamoに乗り換える際に機種変更もする場合は、ahamo公式サイトで販売している端末を購入することになります。
現在ahamoでは、AQUOS wish2の1機種のみが直接公式サイトで販売されています。
1機種のみというのはあまりにも少ないと感じるかもしれませんが、ahamoはドコモオンラインショップでの機種変更が可能です。
ただし、ドコモオンラインショップでは端末購入とahamoへの乗り換え手続きが同時にできないため、乗り換えと同時に機種変更したい場合はahamo公式サイトのみとなります。
もしahamo公式取扱機種以外を希望する場合は、ahamo乗り換え後にドコモオンラインショップで機種変更するか、ドコモへ乗り換え後にahamoへ料金プラン変更しましょう。
- 本人確認書類
- メールアドレス
- MNP予約番号
- クレジットカードや銀行口座
- dアカウント
- ahamo公式サイトで「申し込み」をタップ
- docomoを契約していない方の「スマホとSIMをセットで購入 」を選択
- 「他社からの乗り換え(MNP)」を選択
- 「新品スマホ」か「リユース品」かを選択
- 購入したい機種を選択
- データ通信量・オプションを選択
- MNP予約番号などを入力して申し込み
自分で購入した端末でNifMoからahamoに乗り換える手順
自分で購入した端末でNifMoからahamoに乗り換える場合も、購入前にahamo対応端末かどうかをしっかり確認しましょう。
現在はSIMロックがかかっている端末は少ないですが、他社の中古端末を購入した場合は必ずSIMロックが解除されているかもチェックしましょう。
ドコモの販売端末ならahamoでも利用できますが、他キャリアで販売している端末はメーカーによって他社回線用の対応バンドになっている場合があります。
利用できない訳ではありませんが回線が繋がりにくくなることもあるため、購入予定の端末はドコモ回線のバンドに対応しているものを選びましょう。
- 本人確認書類
- メールアドレス
- MNP予約番号
- クレジットカードや銀行口座
- dアカウント
- 利用予定の端末
- ahamo公式サイトで「申し込み」をタップ
- docomoを契約していない方の「SIMのみを購入」を選択
- 「他社からの乗り換え(MNP)」を選択
- データ通信量・オプションを選択
- ahamo対応端末を確認する
- MNP予約番号などを入力して申し込み
NifMoからahamoへ乗り換えてお得に使おう
NifMoは小容量プランもあり魅力的ですが、データ容量を10GB以上使うならahamoのほうが月額料金が安くなります。
大容量をお得に利用したいなら、NifMoからahamoへの乗り換えを検討してみてくださいね。