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MNPキャッシュバックと聞いて思い浮かぶことと言えば、携帯乗り換えでキャリアを変える時に付与されるメーカーからの現金還元なのではないでしょうか。

しかし、それも現在では総務省から規制がかかり、あからさまな見出しからキャッシュバックを謳っているキャリアは見かけなくなりました。

それでも、ネットの代理店や広告を見ると、MNPによるキャッシュバックでユーザーを囲う動きはまだまだあるように見受けられます。

現在MNPをしたくて乗り換え前の方にとって、キャッシュバックの詳細については把握しておきたい基礎知識の一つなのではないでしょうか。

そこで今回は、現在においてのMNPキャッシュバックの真相について迫っていきたいと思います。

キャッシュバックとは?キャンペーンにした結果の現在は?


キャッシュバックという言葉を簡単に説明すると、買い物の代金の一部が払い戻されたり、それ以降の購入をする時に割引がされたりする販売促進のためのマーケティング手法の一つです。

キャッシュバックは、読んで字の如く『現金が戻る』という意味になりますので、消費者に対してお得感を演出するためのものと言えます。やはり、その金額も大きければ大きいほどユーザーの目には魅力的に写ってしまうものでしょう。

そんなキャッシュバックを携帯関連各社で、より差別化を図るためのキャンペーンとして端末相当の値段に近い金額で乱発していた時期がありました。

大手3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)がMNPによって他社から顧客を引き込むキャンペーンの一つとしての現金還元という形。

それは、顧客獲得によってキャリアからインセンティブを得られる代理店に多く見受けられ、結果的に、利用者間で著しい不公平につながりかねないとして、2014年に総務省から規制される運びとなります。

携帯電話事業者にとって、顧客獲得は会社の命運を左右するもの。それが、キャンペーンとしてキャッシュバックを流用した結果、各子会社や代理店にまでコントロールが効かなくなり、現金還元などで公平さを欠く、行き過ぎたものになる結果となってしまったようです。

そんな過去の影響や背景もあって、今キャッシュバックキャンペーンと聞くとあまりいいイメージがわかない人もいるかもしれません。ですが、やはりキャッシュバックを謳ってキャンペーンを行うのもメリットがあるからこそ。

それでは、それらのキャンペーンによって実際にもたらされるものとはどんなものがあるのでしょうか。

キャッシュバックがもたらす効果

キャリアもユーザーにもあるメリット

キャッシュバックと聞くと、顧客の目線からして抱くイメージは『安い』というよりは、どちらかというと『お得』という方なのではないでしょうか。

一度支払ったものが、後になって戻ってくるという事実は、元の値段が変わって安売りしたところでその商品価値が感覚的に下がってしまうことを防ぐことが出来ます。(実際に企業の負担は変わらないのですが・・・)

『価値が下がって安いものを買った』よりは、『キャッシュバックされて現金が戻ってきた』の方が消費者からの企業イメージは良いものになるはずです。

一方で企業にとっては、販売価格を変えないでそのイメージを変えることが出来るので非常に大きいメリットがあるのだといえます。加えて、たとえ利益が縮小してしまうとしても、新たに顧客を獲得出来る(顧客情報を得られる)きっかけになるため、その先の販売へつなげていくことが出来ます。

キャッシュバックが引き起こすデメリット

キャッシュバックはその金額が高額であれば高額である程、消費者に強烈なインパクトを与えますが、一方でその印象とは裏腹に企業側の狙いをその顧客が察してしまった場合、非常に大きな負のイメージを抱かせてしまうことになります。

理解しておかなければならないのは、企業が掲げるキャッシュバック大きい程、その商品は高額であるということ。MNPでスマホを購入すると考えるなら、端末価格に加えて当然毎月通信料もかかりますし、付属するオプションの料金もその商品の一部です。

携帯キャリアとしては、利益を得られるギリギリラインを狙うのですが、それをユーザー側に見透かされてしまうと、どんどん値段を下げる(キャッシュバックであれば金額を上げる)価格競争になってしまうわけです。

当然ユーザー側としても、そういった対応をするキャリアに対する信頼感は感覚的に徐々に下がっていくというのが本音のところではないでしょうか。これは、顧客の絶対数が多い携帯業界では死活問題であり、一つのテーマでもあると言えるでしょう。

キャッシュバックの現在


総務省から規制が入り、3大キャリアのMNPによるキャッシュバックは一体どうなったのか?気になるところかと思います。ここでは、大手3大キャリアのキャッシュバックは現在に於いてどんな状況にあるのか、そして最近非常に増えてきているMVNOの動向も含めてそれぞれの視点から見ていきましょう。

ドコモ

現在のドコモですが、ネットの公式サイトの中では(オンラインショップも含め)一切のキャッシュバックというワード自体を排除している状況です。見る限り、キャッシュバックという文字は見受けられませんでした。

しかし、手を変え形を変えではないですが、キャンペーンでのポイント還元などがあるところを見ると、キャッシュバックそのものはdポイントカードへのポイントチャージという風に姿を変えて、『やってる』と言えそうです。

キャッシュバックと銘打っていないだけで、やっていることは変わらないわけですが、総務省で言うところの『行き過ぎたスマートフォンに係わる端末価格割引・キャッシュバック』にはあたらないということなのでしょうか。

そもそも、総務省が規制対象としているのも『スマートフォンの端末購入を条件にした割引・キャッシュバック等が、端末相当価格を上回るもの』とあるので、行き過ぎたものでさえなければ良いという見解も伺えます。

いずれにしても、ドコモに関して言えばキャッシュバックというのは、言葉そのものは一切使っておらず現在では現金還元ではなくポイントチャージなどの違った形で新規ユーザーに提供しているのが現状のようです。

【ドコモのMNPで主に行われているキャッシュバックに相当するキャンペーン(2018年7月現在)】

  • ご家族紹介特典→dポイント10,000ポイント進呈など

au

最近の傾向としてドコモも同じく、キャンペーンに利用されるのはプリペイドカードに還元される流れが多いようです。ドコモではdカードですが、auにおいてはau WALLET プリペイドカードとなります。現金還元に中るのはカードへのポイントチャージという形になります。

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