キャリアから20GB3,000円程度の新料金プランが登場し、プラン変更を検討している方も多いでしょう。
そこで今回はソフトバンクの新プラン「LINEMO」へ機種変更する手順を解説していきます。
契約変更時の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。
LINEMO(ラインモ)のプラン概要

LINEMO | |
---|---|
月額 | 2,728円 |
データ通信量 | 20GB |
データ容量超過後の速度 | 最大1Mbps |
データ追加 | 550円/月 |
ネットワーク | 3G / 4G / 5G |
無料通話 | なし |
かけ放題 | 5分かけ放題:550円/月 かけ放題:1,650円/月 |
国際ローミング | オプション料金は無料 |
キャリアメール | なし |
eSIM | 対応 |
申し込み | オンライン |
その他特徴 | 一部LINE機能カウントフリー |
LINEMOは、月間データ利用量20GBで月2,728円という料金のプランです。
5Gにも対応しており、追加の通話オプションも利用することができます。
物理SIMとeSIMの両方に対応し、LINE機能の一部がデータ量消費なしで使えるなど独自の魅力も打ち出しています。
- 20GB3,000円以内で使えるコスパの高さ
- 追加で通話オプションが選べる
- LINE機能の一部がギガフリー&2021年夏からLINEスタンプ使い放題
- eSIMにも対応
LINEMO(ラインモ)の申し込み前に対象機種を確認

LINEMOの対象機種は2021年3月17日時点で下記のようになっています。
対象機種 | 物理SIM対応 | eSIM対応 |
---|---|---|
iPhone | 12,12 mini,12 Pro,12Pro Max SE(第2世代),11,11 Pro,11Pro Max XR,XS,XS Max,X,8,8Plus 7,7Plus,SE,6s,6s Plus | 12,12 mini,12 Pro,12Pro Max SE(第2世代),11,11 Pro,11Pro Max XR,XS,XS Max |
Android | Google Pixel 5 Google Pixel 4a (5G) Google Pixel 4a Xperia 5 II AQUOS zero5G basic AQUOS R5G ZTE Axon 10 Pro 5G LG V60 ThinQ 5G Reno3 5G Reno3 A arrows U ※キャリアはソフトバンク | Google Pixel 5 Google Pixel 4a (5G) Google Pixel 4a |
サービス提供開始当初では、上記の機種でしかLINEMOを利用することはできません。
ただ、今後動作確認の検証を幅広い端末で予定しているので、『こちら』をチェックしてみてください。
LINEMO(ラインモ)へ機種変更する前の準備
LINEMOに申し込むためには、対象に含まれている機種を利用する必要があります。
対象機種を持っていない人は、機種変更を行った上で申し込んでください。
対象機種を持っている人
iPhoneやソフトバンクキャリアのAndroidなど、LINEMOの対象機種を持っている方は、SIMロックを解除した上でLINEMOに申し込んでください。
ソフトバンクで購入したスマホであっても、SIMロック解除は必要です。
SIMロックの解除は『My SoftBank』から行えます。
対象機種を持っていない人
対象機種を持っていない人は、今使っているスマホからLINEMO対象機種に機種変更をする必要があります。
SIMフリー版の対象機種を購入するか、キャリアで対象機種を購入してSIMロックを解除した上でLINEMOに申し込んでください。
ソフトバンクで機種変更をする場合は、「ソフトバンクオンラインショップ」がおすすめです。
LINEMO(ラインモ)に申し込む手順8ステップ
LINEMOに申し込む手順を解説していきます。
大まかな手順は下記の通りです。
- LINEMOで利用するスマホを用意する
>ソフトバンク公式で機種を探す
- SIMロック解除をする(ソフトバンクで購入した端末も対象)
- 「LINEMO(ラインモ)公式サイト」の「今すぐ申し込む」をクリックする
- 使用するSIM(物理 or eSiM)や申し込み方法(MNP or 新規)を決める
- プラン内容やオプションを選択する
- 必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードする
- 申し込み完了後、審査に通過すればSIMカードが発送される
- SIMカードを端末に挿入(eSIMはファイルをダウンロード)し、初期設定を行う
これでLINEMOへの申し込みが完了します。
では、それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
LINEMOで利用するスマホを用意する
先ほど紹介した対象機種を用意してください。
SIMフリー版を新しく購入するか、お持ちの対象機種のSIMロックを解除します。
利用予定の対象機種が物理SIMとeSIMのどちらに対応しているかもチェックしてください。
LINEMO(ラインモ)へ機種変更するのにおすすめのスマホを厳選してランキングにしました。是非こちらもチェックしてみてください。
公式サイトの「今すぐ申し込む」をクリックする
LINEMOの「公式サイト」にアクセスし「今すぐ申し込む」というボタンをクリックします。
申し込み画面が開くので下記の手続きを進めていってください。
他社からLINEMO(ラインモ)に乗り換える際のMNP予約番号取得方法はこちらでまとめて確認できます。
使用するSIM(物理 or eSiM)や申し込み方法(MNP or 新規)を決める
まず最初に申し込み方法(MNP or 新規)を決めた上で、利用するSIMカードの種類(物理 or eSIM)を選択します。
eSIMを利用する場合は、パソコン・タブレットからの申し込みができないので、スマホから申し込み画面に記載されたQRコードを読み取って手続きを進めてください。
プラン内容やオプションを選択する
次に、プラン内容とオプションを選択します。
プランは「スマホプラン(20GB)」一択になっており、通話オプションは「なし」「通話準定額」「通話定額」の3つから選べます。
必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードする
利用者情報や支払い情報を記入していきます。
ソフトバンクまたはワイモバイルからLINEMOへの乗り換える場合は、ネットワーク暗証番号4桁の入力が必要です。
入力が終わったら本人確認書類をアップロードしてください。
- 運転免許証
- 健康保険証+補助書類
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード+補助書類
- パスポート
- 社会保険証+補助書類
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者手帳
- 療育手帳
eSIMで申し込む場合は「運転免許証」「運転経歴証明証」「マイナンバーカード」「パスポート」しか使えないので注意してください。
申し込み完了後、審査に通過すればSIMカードが発送される
申し込みが完了すると審査が行われ通過するとSIMカードが発送されます。
物理SIMの場合は、最短2営業日でSIMカードが発送され、eSIMでの申し込みだと最短1時間程度で「eSIMプロファイルダウンロードのお知らせ」というメールが届きます。
SIMカードを端末に挿入(eSIMはファイルをダウンロード)し、初期設定を行う
SIMカードが手元に届いたら、利用する端末に挿入して、初期設定を行います。APN設定を行い、再起動して画面上部のステータスバーに「LINEMO」と表示されていれば開通となります。
eSIMの場合は、送付されたメールに添付されている「eSIMプロファイル」をダウンロードしていきます。
LINEMOを利用する端末でファイルをダウンロードし、利用開始手続きを行った上で端末を再起動し、APN設定を行えば開通となります。
LINEMO(ラインモ)へ機種変更する際の注意点11個

LINEMOに機種変更する際の注意点は下記の11点です。
- キャリアメールが使えない
- 利用中のキャリア決済が解約される
- 申し込み・サポートはオンライン限定
- 契約はSIMのみで端末は自分で用意する
- 留守番電話サービスは未対応
- 口座振替による支払いは準備中
- 手持ちスマホを使う場合はSIMロック解除が必要
- 余ったデータ量の繰り越しはできない
- 家族割引は対象外
- Apple Watchのセルラーモデルは使えない
- PayPayとの連携は準備中
プラン内容に関する注意点や申し込む際の確認事項をチェックしていきましょう。
キャリアメールが使えない
LINEMOでは「〜@softbank.jp」といったキャリアメールに対応していません。
メールを使用するには「Gmail」や「Yahoo!メール」といったフリーメールを使ってください。
利用中のキャリア決済が解約される
ソフトバンクのキャリア決済「まとめて支払い」は、LINEMOでは利用できません。
そのため、サービスなどの支払い方法で「まとめて支払い」を登録している場合、LINEMOに乗り換えた時点で解除されてしまいます。
月額制のサービスをキャリア決済で利用している方は注意してください。
申し込み・サポートはオンライン限定
LINEMOの申し込みやサポートは全てオンライン限定となっており、店舗での受付はしていません。
サポートに関しても公式サイト上の「よくある質問」「チャット」「LINE」による対応しかしていないので、スタッフの方に直接話を聞いて理解したいという人には不向きです。
契約はSIMのみで端末は自分で用意する
LINEMOでは、SIMのみの契約で端末の販売を行っていないため、利用するスマホは自分で用意しなければなりません。
プラン加入と同時に端末を購入するといったことはできないので、自分でSIMフリー版の対象機種を購入するか、お手持ちの対象機種のSIMロックを解除してから申し込んでください。
留守番電話サービスは未対応
LINEMOは留守番電話サービスに対応していません。
通話をあまり利用しない人にとっては大きなデメリットではありませんが、通話メインでスマホを利用している方には不便になってしまいます。
口座振替による支払いは準備中
LINEMOの支払い方法は2021年3月17日時点でクレジットカードのみ対応しています。
口座振替は準備中ということで、今後太陽していくことが発表されています。
手持ちのスマホを使う場合はSIMロック解除が必要
お手持ちのスマホをそのままLINEMOで使う場合は、事前にSIMロック解除をしなければなりません。
ソフトバンク・ワイモバイルのスマホであってもSIMロック解除が必要なので、手続き方法などを確認しておきましょう。
余ったデータ量の繰り越しはできない
LINEMOは月20GB使えるプランですが、余ったデータ量は翌月に繰り越しできないので注意してください。
どのような利用状況でも月20GBというのは変わらず、通信量がオーバーすると最大1Mbpsの速度制限がかかってしまいます。
家族割引は対象外
LINEMOは、ソフトバンクスマホの家族割やおうち割光セットの対象外となっています。
そのため、ソフトバンクからLINEMOに乗り換えると、適用していた割引が無くなって家族のスマホ代が高くなってしまう可能性があるでしょう。
また、ソフトバンクの料金プランに含まれていたYahoo!プレミアムも解除されてしまいます。
Apple Watchのセルラーモデルは使えない
LINEMOはApple Watchのモバイル通信サービスに非対応となっています。
そのため、セルラーモデルのApple Watchを使って、LINEMOのデータ通信を利用することはできないので注意してください。
PayPayとの連携は準備中
PayPayとの連携機能も提供開始時点では利用できません。
連携による還元率アップもできないため、PayPayを利用されている方はよく確認しておきましょう。
LINEMO(ラインモ)に乗り換えない方がいい人は?
LINEMOは、これまでのソフトバンクのサービス内容とは異なる点が多々あるため、向き・不向きがはっきりとしています。
そのため下記のような人は、LINEMOに乗り換えない方がいいでしょう。
- 店舗を定期的に利用している人
- 家族割引で通信費を節約している人
- 新しいスマホ(LINEMO対象外)を買ったばかりの人
LINEMOは申し込みやサポートがオンライン限定で店舗受付を行っていません。
そのため、問題が起きた時も店舗を頼ることはできず、チャットサービスなどしか使えないため、定期的に店舗を利用されている方には不向きです。
LINEMOでは家族割引などの適用がなくなるため、割引込みで通信量を節約してきた人にとっても、どちらがお得になるか確認した上で申し込む必要があります。
また、LINEMO対象外の機種を新しく買ったばかりの人がLINEMOに申し込むには、また新しいスマホを購入しなければならないため、余計な出費がかさんでしまうでしょう。
20GB2,728円というコスパの高さは魅力的ですが、注意点をしっかりと把握した上で申し込みを行ってください。
LINEMO(ラインモ)の注意点を理解した上で申し込もう!
LINEMOへの申し込み方法や注意点について解説していきました。
キャリアメールやキャリア決済、留守番電話といったサービスに対応しておらず、対象機種も限定的なため、焦って申し込むのではなく、サービス内容をきちんと確認してください。
既存の料金プランやサービス内容とは全く異なる特徴を持っているので、自分に合うかどうかをしっかりと判断した上でLINEMOに申し込んでみましょう。