LG V40 ThinQの評価レビュー|買う理由・買わない理由

  • 23.11.07
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

LG V40 ThinQは、10月4日に韓国で発表されたLGエレクトロニクスの最新スマホです。

執筆時点ではまだ不明ですが、LGはドコモやauですでに扱われているメーカーのため、日本でも発売も期待されています。

このページでは、LG V40 ThinQについてスペックを中心に見ていき、海外の情報も交えながら、レビューを行っていきます。

ドコモ LG style L-03Kの評価と辛口実機レビュー|docomo with対象

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LG V40 ThinQ はLG渾身のハイエンド機!

LG V40 ThinQは、高スペックを追求したハイエンド機となっています。海外ではすでに、Galaxy S9やiPhone XSにも負けないスマホとして認識されているようです。

スペック表 LG V40 ThinQ
OS Android 8.1 Oreo
LG UX 7.0+
CPU Android 8.1 Oreo
LG UX 7.0+
RAM 6GB
内部ストレージ 64GB
外部ストレージ microSD対応
本体サイズ 約158.8×75.7×7.6mm
重さ 169g
ディスプレイ 6.4インチ(有機ELディスプレイ)
解像度 1,440×3,120(537ppi)
アウトカメラ 1,200万画素の標準レンズ+
1,600万画素の広角レンズ+
1,200万画素の望遠レンズ
インカメラ 800万画素+500万画素
防塵・防水 IP68
生体認証 指紋認証・顔認証
バッテリー容量 3,130mAh

こうしてスペックを見ても、確かにうなずけます。

最高峰のCPUを搭載


画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA

LG V40 ThinQに搭載されるCPUは、Androidに搭載され得るものとして最高峰のSnapdragon 845です。これはGalaxy S9や、Pixel 3などと同じものです。

Snapdragon 845はAnTuTuベンチマークスコアで約27万を記録します。30万を超えるiPhone XSには敵いませんが、約24万のiPhone Xを上回る数字ですね。

このことから、LG V40 ThinQの動作は非常に快適と言えます。

6.4インチの有機ELディスプレイ


画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA

LG V40 ThinQのディスプレイは、6.4インチの有機ELディスプレイです。解像度は1,440×3,120で、537ppiです。

アスペクト比は19.5:9という流行りの縦長になっています。iPhone XS MAXと同じです。

まったく非の打ち所がないディスプレイですね。どこをとっても最高クラスです。

大きくても軽量なボディ


画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA

LG V40 ThinQは6.4インチの大型ディスプレイを有しているだけあり、本体サイズも約158.7×75.8×7.7mmと大きめです。

6.5インチであるiPhone XS MAX(約157.5×77.4×7.7mm)と非常に近い本体サイズです。デザイン自体もベゼルレスにノッチありと酷似していますね。

ただ、重量には大きな違いがあります。iPhone XS MAXは208gですが、LG V40 ThinQは169gしかありません。

このサイズでこの軽さというのは驚きです。これくらいならば重さがストレスになることはほとんどないでしょう。

高性能なトリプルレンズを搭載


画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA

LG V40 ThinQのアウトカメラは、1,200万画素の標準レンズ+1,600万画素の広角レンズ+1,200万画素の望遠レンズのトリプルレンズとなっています。

これまた素晴らしいものですね。カメラのレンズは単純に増やせばいいというわけではありませんが、LG V40 ThinQの場合は広角レンズと望遠レンズどちらも抑えているのが大きいです。

望遠レンズは2倍までは画質を落とさない光学ズームが可能です。さらにAIによる最適化機能も強化されており、ホワイトバランスなどを自動で調節してくれるそうです。

これまたディスプレイと同様、スマホとして最高クラスのスペックと言えます。

LG V40 ThinQはインカメラも800万画素の標準レンズ+500万画素の広角レンズのデュアルレンズとなっており、セルフィー撮影でも背景ぼかしが可能です。

インカメラまでデュアルレンズというのは珍しいですね。インカメラは顔認証にも使えます。

Pixel 3のインカメラもデュアルレンズですが、Galaxy S9やXperia XZ3、iPhone XSなど他にライバルとなりそうなスマホの多くはシングルレンズです。

音にもこだわり


画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA

LG V40 ThinQは音にもこだわりを見せており、次世代オーディオ機能として名高い32bit Advanced Hi-Fi Quad DACを搭載、ハイレゾ再生にも対応しています。

これにより、スマホでありながら純粋なオーディオ機器にも劣らない音質を可能とします。このあたりは前作LG V30でも非常に評判のよかった部分です。

最高クラスの防水性能に耐衝撃も


画像引用元:LG V40 ThinQ: Deals, Carriers, Specs & News – Pre-Order Now | LG USA

LG V40 ThinQは防塵・防水性能にも優れています。保護等級はIP68という最高等級となっています。

また、耐衝撃性能として、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストにもクリアしているとのことです。

最近のハイエンド機ならIP68の防塵・防水性能を備えているものは珍しくありませんが、耐衝撃まで備わっているスマホは中々ありません。

LG V40 ThinQは頑丈さ、壊れにくさという点で他のハイエンド機よりもリードした存在であると言えます。

LG V40 ThinQ 対 iPhone Xs MAX


画像引用元:LG V40 vs iPhone XS Max Speed Test, Camera Test & Speakers! – YouTube

海外では、すでに実機を使ったスピードテストが行われています。それが以下の動画です。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=R04EUnil9l8?ecver=2]

内容は、LG V40 ThinQとiPhone Xs MAXのアプリ起動スピードなどを直接見比べるというものです。スピードはアプリによっても異なりますが、どちらかと言えばLG V40 ThinQのほうが優勢なようにこの動画では見えます。

さすがSnapdragon 845と6GBのRAMを積んだハイエンド機といったところでしょうか。これなら使っていてストレスはほとんどないでしょうね。

この動画に寄せられたコメントを見ても、LG V40 ThinQに対する賞賛や期待の声が多数見受けられます。

LG V40 ThinQの欠点を探す

学割スーパーフライデー
ここまでLG V40 ThinQの良い点をまとめてきました。本当にどこをとっても素晴らしいスマホで、これといった欠点が見当たりません。

ただ、それでも強いて挙げるのであれば、以下の点がやや気になります。

  1. Snapdragon 855が近々出てきそう
  2. 価格は高額になりそう

Snapdragon 845は今さらか?


LG V40 ThinQに搭載されるSnapdragon 845は、現時点では最高峰のCPUです。ただ、これは2018年前半には他のスマホに搭載されていました。

そして、すでに次期Snapdragon 855の詳細が近々明らかになると予測されています。もう2018年も終わりに近づいてきたこの時期にSnapdragon 845というのは、ややインパクトに欠けてしまいます。

同じ理由で、来月発売するPixel 3も一部では「出るのが遅い」という指摘がされています。

確かにもう数カ月後にはSnapdragon 855が世に出ることを思うと、Snapdragon 845は今さらかもしれません。買ったばかりなのにすぐ型落ち、なんてことにならないことを祈るばかりです。

10万円超えは確実か


LG V40 ThinQの価格は、予想では他のハイエンド機と同様、日本円にして10万円前後になるだろうとされています。

それが当たっているなら、「今さらSnapdragon 845」問題と合わせて考えると、購入は躊躇してしまいますね。7万円代くらいで買えるのでしたら全然話は違ってくるのですが、こればかりは詳細を待つしかありません。

LG V40 ThinQ は日本で発売される?されない?


LG V40 ThinQが日本でも発売されるのかですが、発売される可能性は十分にあると思います。

SIMフリー版は恐らくなし


キャリアに縛られないSIMフリー版の有無も気になるところですが、日本でのSIMフリー版の発売は99%ないと言えます。

LGは現在、既存の機種を含めてSIMフリー版の発売は日本ではしておりません。日本語の公式ページがあるにも関わらず、です。

LG V40 ThinQも同様にされないと考えるのが自然です。

iPhoneならApple Storeから、PixelならGoogle公式ストアから購入できるように、より多くのスマホがSIMフリーで購入できるようになってくれたら嬉しいのですけどね。

パーフェクトと言えるほど完成度の高いスマホ!


画像引用元:LG V40 Pre-Order Deal: Free SD Card & DJI Gimbal* | LG USA

LG V40 ThinQは現時点で間違いなく、トップクラスの中のさらにトップに近いところに位置する、一流のハイエンド機です。今出ている中で、LG V40 ThinQより確実に上と言い切れるスマホはないのではないでしょうか。

日本でも発売されることになったら、LGの知名度をさらに上げることになりそうです。迷ったらこれを選べばいいと思えるくらい非の打ち所がないスマホです。

ただ一方で、今夏に出ていたらすごい注目を集めたろうに、という気持ちもあります。搭載CPUのSnapdragon 845は現状最新ですが、近々次期CPUが出ると見られています。

せっかくLG V40 ThinQを出しても、すぐに「型落ち」になってしまいそうなところが残念でありません。機種としての欠点を挙げるなら、本当にその一点です。

日本で発売するならばドコモかau、あるいは両方からでしょう。秋・冬モデルとしては他にPixel 3やGalaxy Note9、Xperia XZ3など強力なライバルも多いです。

LGのハイエンド機が日本でどうなるのか、注目です。


この記事を書いた人
友田 万葉
何かと複雑なスマホ情報を、わかりやすく紐解いて解説することが目標です!自身はソフトバンクユーザーで、昨年iPhone7からiPhone12に機種変更しました。時代の流れに反してソフトバンクで一番大容量の料金プランを選択し、在宅勤務の影響で毎月余らせています。人に解説する前に、まず自分の料金プランを見直したい!