高性能のiPhoneですが、契約のデータ通信量上限を超えてしまうと通信速度が極端に遅くなり、使い物にならなくなってしまいます。
そこで、月額使用料を抑えながらデータ通信量を確保したいという方におすすめしたいのが、どこでも使えるポケットWi-Fi。
ここからは、iPhoneと一緒に使いたいポケットWi-Fiをご紹介します。
モバイルデータ通信とは|オフにするとどうなる?簡単にわかりやすく解説機種 | iPhone15 | iPhone15 Plus | iPhone15 Pro | iPhone15 Pro Max |
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本体 | ||||
価格 | 70,392円~ | 78,384円~ | 89,880円~ | 112,392円~ |
特徴 | iPhone15シリーズを コスパで選ぶならこれ | 低価格で大画面の iPhoneならこれ | ハイスペックかつ コンパクトならこれ | 大画面でサクサク 使いたいならこれ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
iPhoneのデータ通信量はWi-Fiで節約
契約しているデータ通信量によっては、月末に通信制限が掛かってしまい、動画などが止まってしまったりとなにかと不便です。
しかたなく割高なデータチャージを利用したり、データプランをアップグレードしたりしますが、それでは月額使用料金が高額になってしまいます。
そのため、データをたくさん消費するアプリのアップデートや大容量ファイルのダウンロードなどは、Wi-Fiを使ってデータ残量をやりくりしているという方が多いはずです。
でもフリーWi-Fiは信頼できない
フリーWi-Fiとは、コンビニやカフェのほか公共の場で誰でも無料で利用できるWi-Fiスポットで、データ通信量を節約できる強い味方といえます。
けれども電波が混み合っていることが多く、通信の安定性はイマイチです。
さらにセキュリティにも不安があるため、正直いってフリーWi-Fiは信頼しきれません。そこでおすすめしたいのが、ポケットWi-Fiです。
ポケットWi-Fiとは?
ポケットWi-Fiとは、モバイルWi-Fiルーターのことです。
「モバイルWi-Fi」「モバイルルーター」とも呼ばれているもので、無線のインターネットを受信したポケットWi-Fiから、無線でiPhoneにデータをつなぐという仕組みになっています。
これさえあればいつでもどこでもWi-Fi接続が可能で、データ通信量を気にすることなくiPhoneを使うことができるのです。
もちろんiPhoneだけでなく、iPadやゲーム機、パソコンにも接続OK。パスワードを入力して使用するため、セキュリティも万全です。
ポケットWi-Fiは固定回線不要
自宅のWi-Fiは無線で利用していますが、もとは固定回線です。固定回線では、ネット回線とプロバイダの両方と契約する必要があります。
けれどもモバイル回線を利用するポケットWi-Fiでは、そもそも固定回線は不要です。つまり、ポケットWi-Fiの提供業者と契約するだけでOKで、工事も必要ありません。
ポケットWi-Fiはもともとワイモバイルの商品名
画像引用元:おトクに機種変更するならワイモバイルスマートフォン | Y!mobile
ポケットWi-Fiは、もともとワイモバイルが提供しているモバイルWi-Fiの商品名「Pocket WiFi」からきています。
現在多くの会社が販売しているポケットWi-Fiですが、ワイモバイルの前身であるイーモバイルが先駆けて発売していた関係で、ポケットWi-Fiの名前が有名になっていきました。
つまりポケットWi-Fiは、商品名が一般名詞化したセロテープやポストイットと同じような立ち位置のものとなります。
「WiMAX」や「どこでもWiFi」もポケットWi-Fi
画像引用元:【公式】GMO とくとくBB|UQ WiMAX(ワイマックス)が月額2,170円(税抜)〜
ポケットWi-Fiは多くの会社が販売していますが、使用しているWi-Fiの回線は大きく分けて以下の2パターンです。
- LTE回線
- WiMAX回線
LTE回線は、キャリアが提供しているモバイル機器専用の通信回路のことです。つまりドコモ・au・ソフトバンクや格安SIM(MVNO)が使用している回線を指しています。
「WiMAX」の回線は、auの関連会社であるUQコミュニケーションズが提供しているものです。キャリアとは別の独自回線ですが、auのau4GLTEも使用できます。
「どこでもWiFi(正式名称・どんなときもWiFi)」はクラウドSIMによってキャリアの3回線を通信環境に合わせて最適な回線を自動で選択してくれます。
「クラウドSIM」とは、SIMカードを通信端末ではなくクラウドサーバーで管理する通信技術で、SIMカードに制限されることなく通信回線を切り替えることができるのです。
iPhoneと一緒に選びたいモバイルWi-Fiとは?
いつの間にか契約データ量が残り少なくなっていたり、通信制限が掛かってしまったりするけど、そんなにiPhoneを使っていないはずなのに…そんな方も多いと思います。
実はiPhoneを操作していないスリープ状態でも、iPhoneはバックグラウンドでデータ通信や位置情報取得などが行われているのです。
だからこそいつでもメールやSNSが届いたり、いつでも最新のニュースや天気予報を確認したりすることができるのですが、当然データ容量はどんどん減ってしまいます。
iPhoneとなら通信制限なしのWi-Fiを選びたい
データ容量の残りを気にせずいつでも快適にiPhoneを使いたい!そんな方にとって、ポケットWi-Fiに通信制限があることは「意味不明」だと思います。
iPhoneと一緒に使うならぜひ、通信制限なしのWi-Fiを選びたいところでしょう。以下に主なポケットWi-Fiのスペックを比較してみたので、ご覧ください。
プラン名 | WiMAX2+
UQ Flatツープラス ギガ放題(2年) |
ワイモバイル
Pocket WiFiプラン2 アドバンスオプション |
どこでもWiFi(どんなときもWiFi)
データ放題プラン |
月間通信容量 | 上限なし | 上限なし | 完全無制限 |
月額料金 | 4,380円 | 4,380円 | 3,480円 |
下り最大通信速度
( )はルーター機種名 |
1,237Mbps
(Speed Wi-Fi NEXT W06) |
612Mbps
(Pocket WiFi 603HW) |
150Mbps
(D1) |
注意!完全無制限は「どこでもWiFi」だけ
画像引用元:WiFi(ワイファイ)ってなに?|【公式】どんなときもWiFi
肝心の月間通信容量ですが、完全無制限となっているのは「どこでもWiFi」だけ。実は「WiMAX2+」と「ワイモバイル」は、3日間で10GB以上利用すると速度制限が掛かってしまいます。
これは「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」によるもので、一部のヘビーユーザーが通信帯域を占有することによって全体の通信速度が低下してしまうことをさけるために取られる措置です。
速度制限が掛かるのは、10GBを超えた翌日の18時〜26時までで、この期間は通信速度が1Mbpsにまで落ちてしまいます。
iPhoneと一緒に選びたいのは「どこでもWiFi」
速度制限のないどこでもWiFiですが、デメリットもあるんじゃない?と不安になる方もいるのではないでしょうか。
繋がりやすさや料金、デメリットについても紹介していきます。
「どこでもWiFi」の速度は遅くない?
先に紹介したスペック比較を見て、「どこでもWiFi」の通信速度は遅いのでは?と思われたかもしれません。
実際の数値を見ると少し不安に感じられるかもしれませんが、最大速度はあくまでも理論上のもので、実際に使用するときの速度とは異なるものです。
「どこでもWiFi」の通信速度で動画の視聴を行っても、画像が途中でとまってしまうようなことはないので安心して利用できます。
「どこでもWiFi」のつながりやすさは?
モバイルWi-Fiは当然無線で接続するため、地域や場所によってはつながりにくいところがあるようです。
「どこでもWiFi」がつながる地域は、ドコモ・au・ソフトバンクがつながるところのすべて。
その理由は先ほど解説した「クラウドSIM」によるもので、利用する地域や場所で最もつながりやすい回線を選んで接続してくれるためです。
先ほど通信速度について解説しましたが、実際にiPhoneを使用するときには速度以上につながりやすさが重要。
さらには海外のネット回線でも接続可能で、「どこでもWiFi」と呼ばれているのは伊達ではないということでしょう。
「どこでもWiFi」のプランと料金は?
「どこでもWiFi」のプランはとてもシンプルで、2年契約のデータ放題プランだけしかありません。
クレジット払いなら月額3,480円で利用でき、先に主なポケットWi-Fiのスペックを比較した表からもわかるように、他の2社と比べて900円もお得です。
とはいえ、3,480円で利用できるのは2年割が効いている期間だけで、3年目からは3,980円になってしまいます。
口座振替払の場合は3,980円、3年目からは4,410円となるので、クレジット払いで契約されることをおすすめします。
なお、契約期間中に解約してしまうと以下のように契約解除料が発生することにもご注意ください。
契約期間 | 解約金 |
0〜12カ月目 | 19,000円 |
13〜24カ月目 | 14,000円 |
25カ月目 | 無料 |
26カ月目以降 | 9,500円 |
「どこでもWiFi」の海外での利用料金
「どこでもWiFi」は、海外でも利用できます。
事前申請の必要はなく、海外で端末の電源をONにすれば即利用可能になりますが、海外利用の場合は以下のように別料金が発生します。
1日の区切りは現地時間ではなく、日本時間の午前9:00~翌午前8:59までですが、電源をOFFにすれば海外使用料は掛かりません。
なお、海外ギガプランエリア1の対応エリアはアジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米、エリア2の対応エリアは中東・中南米・アフリカとなっています。
1日あたりの料金 | 1日あたりのデータ利用制限 | |
海外ギガプラン エリア1 | 1,280円 | 1GBまで |
海外ギガプラン エリア2 | 1,880円 | 1GBまで |
「どこでもWiFi」のデメリットは?
ここまでみてきてモバイルWi-Fiでは「どこでもWiFi」が最強のように感じられたと思います。
とはいえ「どこでもWiFi」も完全無敵というわけではなく、デメリットがあるのです。それは、モバイルルーターはレンタルとなり、解約時に返却しなければならないという点。
レンタル料は無料ですが、解約した月の翌月5日までに指定された住所に郵送する必要があるのです。
もし返却期日を過ぎてしまったり、端末が故障してしまったりすると、端末弁償金として18,000円(税抜)が発生するのでご注意ください。
なおレンタルされるモバイルルーターは新品で、1年のメーカー保証付き。保証期間内の自然故障なら無償で修理・交換してもらえます。
- 完全無制限は「どこでもWiFi」だけ
- 「どこでもWiFi」は、ドコモ・au・ソフトバンクがつながるところのすべてでつながる
- 「どこでもWiFi」はクレジット払いで月額3,480円
- 海外のネット回線でも接続可能
iPhoneと一緒に選ぶなら「どこでもWiFi」が一押し
画像引用元:iPhone – Apple(日本)
今のところデータ通信量が完全無制限となっているモバイルルーターは「どこでもWiFi」だけです。
月額料金もお手頃なうえつながりやすさも抜群、制限はあるものの海外でも特別な手続きは不要で使えます。
いつでもどこでもiPhoneを自由に使いたいという方には、「どこでもWiFi」をぜひ一緒に選ばれることをおすすめします。