日本でのスマホ市場におけるiPhoneのシェア率は実に7割といいます。
そんなiPhoneの使い心地にひかれて、同じApple社が開発・販売しているパソコン、Macに興味を持ったユーザーも多いのではないでしょうか。
もしくは、すでにMacを購入したものの、あまり使いこなせていないという方もいるかもしれません。
このページでは、iPhoneユーザーがMacを使いこなすために必要なiCloudの同期と、それに関する便利な機能について紹介していきます。
なお、説明はすべて、OSを最新にアップデートしていることを前提とします。OSのアップデートはAppleが強く推奨しているものですので、是非しておいてください。
iPhoneとMacをiCloudで同期させる
まずは早速iPhoneとMacをiCloudで同期させてみましょう。
方法は簡単です。
同じApple IDで、MacとiPhoneにサインインする。
これだけです。
なので、すでにできている方も多そうですが、ここではApple IDの作成の仕方からサインインの方法まで説明します。
わかっている方は、機能紹介まで飛ばして頂いて大丈夫です。
Apple IDを作成する方法
それでは、肝心のApple IDを作成する方法について見てみましょう。
Apple IDは、新しいAppleのデバイスやiTunesなどのサービスを初めて利用する際に作成が求められます。
なので、iPhoneのユーザーであれば意識せずとも半ば強制的に作ることになったはずです。
ここでは、Apple公式サイトから作成する方法を紹介します。
Apple IDのサイトにアクセスする
まだApple IDを持っていない方はApple IDのサイトにアクセスして下さい。
サイト右上の方の「Apple IDを作成」をクリックします。
すると以下の設定を求められます。
・Apple ID のユーザー名として使う有効なメールアドレス。
・強力なパスワード。
・生年月日。
・本人確認用の 3 つのセキュリティ質問とその答え、修復用メールアドレス。パスワードをリセットする際もこの情報を使えます。
手順に従って入力していればApple IDの作成が完了します。
Apple IDで端末にサインインする
作成したIDを使って、iPhone・iPad・iPod touchといったモバイル端末にサインインしてみましょう。
iPhone・iPad・iPod touchにサインインする方法
手順1 「設定」をタップする。
手順3 「デバイスにサインイン」をタップする。
手順3 Apple IDとパスワードを入力する。
手順4 アカウントを 2 ファクタ認証で保護している場合、6 桁の確認コードを入力する。
これでiPhone・iPad・iPod touchにサインインできます。
次に、MacにApple IDでサインインしましょう。
Macにサインインする方法
手順1 Macの画面左上のリンゴマークをクリックする。
手順2 「システム環境設定」をクリックする。
手順3 「iCloud」をクリックする。
手順4 Apple IDとパスワードを求められるので入力する。
これでMacにサインインできます。
細かい設定を求められる場合がありますが、内容を確認しながらご自身が望むように選択して構いません。
iPhoneとMacにサインインするApple IDは同一のものを使うこと
ここで大切なのは、iPhoneとMacにサインインする際、Apple IDは同一のものを使うということです。
これが別々のApple IDでは同期されませんのでご注意ください。
iPhone・iPad・iPod touchにサインインしたApple IDを確認する方法
自分がどんなApple IDでiPhone・iPad・iPod touchにサインインしたか忘れてしまった方は、端末の「設定」をタップしてください。
するとすぐ上に登録した自分の名前が出てきます。そこをタップすれば登録したメールアドレスが表示されます。それがサインインしているApple IDです。
MacにサインインしたApple IDを確認する方法
Macの画面左上のリンゴマークをクリックして、「システム環境設定」から「iCloud」を選択します。
すると登録した自分の名前とメールアドレスが表示されます。それがサインインしているApple IDです。
このApple IDがiPhone・iPad・iPod touchと同一のものであれば、それらとMacはすでにiCloudで同期しているということになります。
iCloudで同期しているとこんなに便利!すごい機能を紹介
さて、Apple IDを作成し、iPhoneなどのモバイル端末とMacの同期も行ったところで、今度は同期によって利用できる機能を紹介したいと思います。
特に、日常的に使う便利なものに絞って取り上げますので、是非ご活用ください。
「Safari」のブックマーク・リーディングリストが同期できる
「Safari」はiPhone及びMacにて標準ブラウザに設定されているAppleのインターネットブラウザです。
iCloudで同期していると、例えばiPhoneのSafariでブックマークしたページが、MacのSafariにも自動的にブックマークされます。
外出中にスマホでいいサイトを見つけたけど、家に帰った後にパソコンからゆっくり見たいというようなとき、iPhoneでひとまずブックマークしておけば、Macで改めてサイトを探す必要はありません。
逆にMacでブックマークしたページもiPhoneに反映されます。
地味ですが、非常に便利で、これだけでも同期の価値が十分にあるといえます。
「メモ」が同期できる
Macで「メモ」に打ち込んだテキストをiPhoneでも確認したり編集したりすることもできます。逆も然りです。
会議や授業などではMacを広げてメモして、移動中にiPhoneでチェックというような使い方ができます。
ふとしたスキマ時間にiPhoneで文章作成を進めておくことや、ちょっとしたメモを書いておいて、本格的な作業はMacで行うなどすれば効率は格段に上がりますね。
これも本当にオススメの機能です。
「連絡先」が同期できる
iPhoneを使っている方なら「連絡先」に他人の電話番号やメールアドレスといった情報が入っていると思いますが、そのような情報を別端末にも入力して登録するというのはかなりの手間ですよね。
iCloudで同期していれば、iPhoneの連絡先の内容が、Macにも自動的に反映されます。
Macからメールを送りたいからメアドをキーボードで入力……なんて過程は必要ないのです。
「カレンダー」が同期できる
「カレンダー」はスケジュール管理のための便利なアプリです。
これもiCloudで同期していれば、ひとつのカレンダーに入力した内容がすべての端末に反映されます。
Macでスケジュールをしっかり整理して、外出先ではiPhoneで確認、といった使い方ができるのです。
「リマインダー」が同期できる
「リマインダー」についても同様です。カレンダーと合わせてスケジュール管理に利用しましょう。
「写真」が同期できる
iCloudで同期していれば、iPhoneで撮影した写真も、自動的にMacに反映させられます。
iPhoneで撮影した写真をMacの大画面で見たり編集したりするとき便利ですね。
もちろんMacでダウンロードした画像をiPhoneで見ることも可能です。
ただ、この「写真」については同期が遅い、もしくはされないという不具合も現在ちらほら発生します。Appleの対応が待たれています。
アプリごとに同期設定する方法
同期したいアプリもあれば、しなくてもよいアプリもあるはずです。どのアプリをiCloudで同期させるかの選択は以下の方法でできます。
iPhone・iPad・iPod Touchから設定する場合
手順1 「設定」をタップする。
手順2 上に出てくる自分の名前をタップする。
手順3 「iCloud」をタップする。
手順4 「ICLOUDを使用しているAPP」から、アプリごとにオンオフを選択する。
Macから設定する場合
手順1 画面左上のリンゴマークをクリックする。
手順2 「システム環境設定」をクリックする。
手順3 「iCloud」をクリックする。
手順4 同期したいアプリにチェックを入れる。
これで同期させるアプリを選択できました。
無論、iPhoneから設定してもMacから設定しても、その内容は同期している全端末に反映されます。
是非ともiCloudを活用しよう!
いかがでしたでしょうか。
このようにiPhoneとMacをiCloudで同期させると、たくさんの便利な機能を利用することができます。
iCloudの機能を徹底解説しています。iPhoneユーザーはぜひご覧ください。iCloudの機能と使い勝手を徹底解説|iPhone使うならフル活用しないと損
iPhoneもMacも同じAppleが製造・販売しているだけあって相性抜群なので、iPhoneユーザーの方は、パソコンもMacを選ぶ価値は十分にあります。
是非パソコンデビューや買い替えの際には、Windowsに加えてMacも選択肢に入れてみてください。
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