iPhoneの買い替えタイミングをバッテリーの消耗具合と最新OSから解説

  • 21.01.17
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

画像引用元:iPhone – Apple(日本)

「iPhoneをどのタイミングで買い換えるか迷っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近は格安SIMが台頭してきているので、キャリアで機種を購入後に機種を持ち込んで格安SIMに乗り換える方も増え、以前のように「スマホは2年で買い替える」という方が少なくなってきています。

せっかく機種代を払い終わったiPhoneは、節約のためにもできるかぎり長く使いたいものですよね。

iPhoneを買い換え時期については、バッテリーの消耗具合と、OSについて考えることが大切です。

今回は、iPhoneをベストなタイミングで買い換えるためのポイントについて解説していきます。

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iPhoneを買い換える理由


iPhoneを買い替えたいと思う理由には、「バッテリーが持たなくなってきた」「最新のOSにアップデートできなくなってしまった」「動作が遅く感じる」ということが挙げられるのではないでしょうか。

いわゆるiPhoneの「寿命」というものです。

Apple公式では、使用年数の基準は3年との見解を示しています。

ですが、Apple製品は耐用年数が3年以上となっています。

つまり、適正な使用年数は3年となっていますが、ほとんどの製品が3年以上使えるようになっているということです。

バッテリーやOSについて詳しくみていきましょう。

バッテリーの消耗具合


iPhoneに使われているバッテリーはリチウムイオン電池です。

この電池には寿命があります。

寿命が近いと、バッテリー持ちが悪くなったり、充電ができなくなったりします。

iPhoneのバッテリーの消耗が激しくなるとiPhoneの動作が遅くなり、iOSの性能が下がってしまいます。

バッテリー状態の確認

「実際、今のバッテリーの状態はどのくらいなんだろう?」と気になる方もおられるでしょう。

2018年3月に配信された「OS11.3」ではバッテリーの状態を確認する機能が追加されました。これによって、バッテリーの状態を客観的数値で確認することができるようになりました。

手順は以下の通りです。

  1. 設定をタップする
  2. スクロールし、「バッテリー」をタップする
  3. 「バッテリーの状態」をタップする
  4. 「最大容量」を確認する

「最大容量」は、新品のiPhoneと現在のバッテリー状況を比較した状態を表しています。

例えば96%になっていれば、4%のバッテリー容量が縮小していることになります。

class=”keikou-yellow”>最大容量が80%未満になると動作速度などが低下しやすくなるのでバッテリー交換が必要な時期であるといえます。

また、「最大容量」の下にある「ピークパフォーマンス性能」の部分に次のようなメッセージがでていると、バッテリーが劣化していることがわかります。

『お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple正規サービス・プロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。』

そのままでも使い続けられますが、バッテリーの交換や買い替えをすれば動作速度が改善し、パフォーマンスがよくなることがあります。

バッテリーが消耗したら買い替えなの?

バッテリーの劣化に伴ってiPhoneを最新のものに買い替えするのも一つですが、「3、4年は使って節約したい」という方は、バッテリーを交換をすることをオススメします。

Appleでの交換費用は、通常8,800円です。しかし、2018年12月31日までは3,200円と割安になっています。ただし、iPhone1台につき1回限りで、対象はiPhone6以降のモデルです。お早めにお申し込みください。

2019年1月からの交換費用は、購入1年以内や「AppleCare+ for iPhone」の保証期間内であれば無料です。

期間外の場合は5,400円となります。iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxにおいては7,800円となります。

バッテリーを長持ちさせる工夫

なるべくバッテリーに負荷を与えないでiPhoneを長く使うためには、いくつかのコツがあります。リチウム電池は、充電と放電の繰り返しで劣化していきます。

iPhoneバッテリーは500回の繰り返しフル充電で最大容量の80%をキープできるように設計されていますが、使い方によって劣化スピードが速まることがあります。

劣化を防ぐポイントは次の通りです。

早めに充電する

バッテリーは放電深度が高いと劣化しやすいといわれています。

充電残量が10%になってから充電するのと50%で充電するのとでは、充電残量が10%の方が放電深度が高く、バッテリーが劣化しやすいのです。

ですので、バッテリーがギリギリの状態で充電するのではなく、残り30%くらいになったら充電する方がベターです。

また、充電回数も抑えられれば、バッテリーの劣化を防ぐことができます。

なるべく適温の環境に置く

高温や低温すぎる場所にバッテリーを保管すると、劣化が進んでしまいます。長時間iPhoneを利用しないときは、16〜32度の環境に保管するようにしましょう。

充電中はスマホケースをはずす

充電時にiPhoneを操作したり、ゲームをやるときなどはiPhone自体が熱くなりがちです。放熱できないとバッテリーに影響することがあります。

充電中はスマホケースを外しておきましょう。

また、なんらかの原因でiPhoneが熱くなっている場合は、スマホケースを外して涼しい環境に置き、10分程度放置して様子をみてみてください。

iOSを最新の状態にアップデートする

iOSのアップデートには、バッテリーの改良機能が追加される場合があります。バッテリーの劣化を防ぐための機能が含まれることがあるので、最新のiOSにアップデートすることをオススメします。

長期保管時は50%の充電に

iPhoneを長く利用しない場合は、50%前後充電した状態で電源を切って保管しておくことがバッテリーを持たせるコツです。

バッテリーが0%で保管すると過放電になるので劣化が進みやすくなりますし、100%の状態で保管すると駆動時間の低下に繋がるので注意が必要です。

面倒ですが、6ヶ月毎に50%充電して電源を切るのを繰り返しましょう。

OSはいつまで持つのか?


画像引用元:iOS 12 – Apple(日本)

iPhoneの寿命としてわかりやすいのが「最新のOSにアップデートできなくなった」ということです。

最新のOSにアップデートできないと、iPhoneの新しい機能が使えなくなったり、問題点を修正できなかったり、アプリが使用できなくなったりします。

iPhone自体が使えなくなる可能性もあるのです。ですので、iPhoneを使い続けるには「最新のOSにアップデートできるかどうか」が重要になってきます。

現時点で最新の「iOS12」をインストールできる最も古い機種は、iPhone 5sとなります。

iPhone 5sは2013年に発売された機種なので、5年前の機種が今もサポートされていることになります。

しかし、次の「iOS13」はiPhone5sでのアップデートが困難になるのではないかと考えられています。以上のことからOSがインストールできなくなるのは発売から5〜6年ということがいえるでしょう。

快適に使うことを考えると、iPhoneの寿命は4年くらいなのではないでしょうか。

ですので、現在iPhone 6以前の機種を持っている方は、買い替えをオススメします。

買い換えるのは最新機種?旧モデル?


「いざ買い換えよう!」と思っても、最新機種を購入するか、少し前のモデルを購入するか悩むところですよね。

ここでは、最新機種を購入したい方と、旧モデルを購入したい方向けにお得な購入のタイミングを解説します。

最新モデル

Appleは、毎年9月に新しいiPhoneの発表をしています。「長くiPhoneを使いたい」を考えている方は、発売直後の9月、10月に購入するのがもっともお得だといえます。ですので、最新機種が発表される前の4〜8月は購入するのを控えた方がよいでしょう。

現時点(2018年11月)では、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRが購入できます。Apple正規店での価格は次の通りです。

  • iPhone XS:11万2,800円(64GB)、12万9,800円(256GB)、15万2,800円(512GB)
  • iPhone XS Max:12万4,800円(64GB)、14万1,800円(256GB)、16万4,800円(512GB)
  • iPhone XR:9万800円(128GB)、10万1,800円(256GB)

キャリアでiPhoneを購入する場合は、キャリアによって販売額が異なります。またキャンペーンなどを利用すると実質負担が低くなる場合がありますのでチェックしてみてください。

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旧モデル

「最新モデルとまではいかなくても安くて機能のよいiPhoneが欲しい」と思われる方は、旧モデルを購入するとよいでしょう。

Appleは、最新モデルを発表すると前のモデルを安くする傾向があります。

ものによっては1万円程値引きされることもあります。かなりお得にiPhoneがゲットできますよ。

買う時期としては、新機種と同様値下げ後の9月、10月が狙い目です。

正規店の旧モデルは1年前または2年前に発表されたiPhoneが販売されています現時点では、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plusが発売中です。Apple正規店での価格は次の通りです。

  • iPhone 8:6万7,800円(64GB)、8万4,800円(256GB)
  • iPhone 8 Plus:7万8,800円(64GB)、9万5,800円(256GB)
  • iPhone 7:5万800円(32GB)、6万1,800円(128GB)
  • iPhone 7 Plus:6万4,800円(64GB)、7万5,800円(128GB)

iPhone XとiPhone X Plusはキャリアや家電量販店でのみ販売しています。

価格はキャリアや量販店によって異なり、在庫がなくなり次第販売終了となるのでお急ぎください。

格安SIM会社では、iPhone 6sを販売しているところがあります。

非常に安く手に入るので魅力的ですが、iPhone 6sが発売されたのは2015年ですので、OSがアップデートできるのは2020年までだと考えられます。

ですので、2年以上使用する際は快適さに欠ける可能性があります。

長く使用したいと考えている方は、iPhone 8以降の機種購入をオススメします。

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買い替えないでお得に機種を使い続ける方法

ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアでiPhoneを購入し、2年間で機種の支払いが終了したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

上述した通り、iPhoneの寿命は3、4年なので、買い換えずにもう少し長く使いたいとお考えの方もいるでしょう。

買い替えを希望しない場は、通信費を節約できる格安SIMへの乗り換えをオススメします。

格安SIMに乗り換えるメリット

キャリアで契約していた場合、毎月7,000〜9,000円がかかっていたという方も多いでしょう。

例えば月8,000円の携帯電話を一年使えば、年間で9万6,000円もの料金がかかっていることになります。これはかなりの出費です。

キャリアから格安SIMに乗り換えると、3,000円〜5,000円の毎月の携帯料金が安くなる人がほとんどです。

キャリアの半額以下で携帯電話を利用できるのは、メリットですよね。

また、最低利用期間などが設けられている格安SIM会社は多いですが、キャリアのように「2年縛り」などの契約が必要なところは少ないです。気軽に解約できるので、契約に縛られないのも魅力です。

いま格安スマホへ乗り換えるならどこがおすすめ?速度・プラン・キャンペーン別に比較

注意点

経済的なメリットがある格安SIMですが、契約するときには注意すべき点があります。

通信速度が遅い時間がある

格安SIMはキャリアの回線を借り受けて運営しています。

ですので、多くの人がデータ通信をする昼や夜間時には、速度が遅くなることが多いです。

ウェブ閲覧やメッセージアプリは使用できますが、動画視聴やゲームをするにはストレスとなるレベルです。

混雑時以外はキャリアと同様のスピードで使用できます。

また、UQモバイルやYmobileなど、格安SIM会社によっては設備投資をして混雑時の速度が下がらないようにしているところがあります。

速度が気になる方は、速度に定評がある格安SIMを選ぶようにしましょう。

電話をたくさんする人にはデメリットに!?

キャリアには、電話かけ放題のプランが用意されています。

しかし、格安SIMには、「5分かけ放題」「10分かけ放題」などの時間制限がついたかけ放題オプションしか用意がありません。

月に60分以上通話する人は、キャリアのままの方がよいでしょう。

キャリアメールが利用できない

キャリアメールとは、「@docomo.co.jp」や「@ezweb.ne.jp」「@i.softbank.jp」などのキャリアで発行されているメールアドレスのことをいいます。

格安SIMに乗り換えると、キャリアメールが使用できなくなります。

G-mailなどのフリーメールなどに移行する必要があります。

データ通信大容量ならキャリアの方がお得?

現在、キャリアは、データ通信が大容量のプランを打ち出しています。

例えばソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」なら、データ量50GBで5,980円となっています。同じデータ量を格安SIMで見てみると、エキサイトモバイルでは音声通話SIMの50GBが10,800円となっています。

20GB以上の大容量のデータ通信を利用する方は、かえって格安SIMが割高になる場合があります。

デザリングができない機種がある

外出先で、タブレットやパソコン、ゲーム機にデザリングをしている方もいると思います。格安SIMでは、デザリングができない機種があります。

  • ドコモ系格安SIMは、一部のAndroid機種を除いてデザリングが利用可能
  • au系の格安SIMは、Androidはデザリング可能だが、iPhoneのOSや格安SIM会社によってデザリングが不可
  • ソフトバンク系の格安SIMは、ドコモやauから持ち込んだiPhoneやAndroidはデザリング不可

格安SIMに乗り換えた際のデメリット|こんな人には格安SIMは向かない

ベストなタイミングで買い換えよう


バッテリーやOSのことを総合的に考えると、iPhoneの寿命は3〜4年と考えてよいでしょう。

キャリアでiPhoneを購入した方は、2年縛りの契約が終了し、このままキャリアを継続するかどうか迷うと思います。

買い換えない場合には、格安SIMに乗り換えて使った方がお得だといえます。

iPhoneは、1年に1回最新機種の発表が行われます。最新機種でしか使えない機能などを試したいようであれば、思い切って買い換えるのも一つです。

買い替えの時期は、9月中旬〜10月がもっともお得だといえます。

ベストなタイミングで買い替えをしてみてくださいね。


この記事を書いた人
スマホのススメ編集部
スマホやケータイの最新情報や、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに関する総合情報メディア「スマホのススメ」の制作を監修。スマホのレビューやドコモのお得クレジットカードdカード GOLDについても解説しています。スマホ関連の「分かりづらい内容を分かりやすく」することを目標に、誰でも簡単にお得にできるようにユーザー目線で記事を配信しています。