iPhoneのバッテリー節約方法や交換方法、その時にかかる費用などをまとめました。
「機種変更直後よりバッテリーの減りが早くなった気がする」という声をよく耳にしますが、これは勘違いではありません。
そんな時におすすめなのが「バッテリーを交換する」ということ。
今回はそんなバッテリーが劣化した時の買い替えの基準や、買い換えにおすすめの機種をご紹介していきます。
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画像引用元:iPhone 11を購入 – Apple(日本)
iPhoneのバッテリーの減りが早い理由は?
画像引用元:iPhone 8 64GB ゴールド – Apple(日本)
そもそもなぜiPhoneは使い続けているとバッテリーの減りが早くなってしまうのでしょうか。
まずはバッテリーの減りが早くなる原因について見ていきましょう。
リチウムイオンバッテリーの特性が主な原因
iPhoneに搭載されている「リチウムイオンバッテリー」はスマホや家電などの電化製品に広く使われているポピュラーなものです。
リチウムイオンバッテリーは充電効率やエネルギーコスト、どこを取っても優秀なバッテリーですが、「経年劣化する」というデメリットを持っています。
この特性があるためにiPhoneのバッテリーは長く使うことで、少しずつ充電の減りが早くなっていってしまうのです。
日常の何気ない動作がバッテリーを劣化させている
リチウムイオンバッテリーは他のバッテリーに比べて周辺温度の上下に弱いという性質を持っています。
「真夏に車内でiPhoneを放置していたら挙動がおかしくなった」、「寒い部屋でiPhoneを充電したら充電スピードが遅くなった」などの経験がある方は少なくないでしょう。
これはリチウムイオンバッテリーの性質によるものなのです。また、高温・低音環境に晒されることが多いとリチウムイオンバッテリーの劣化は早くなってしまいます。
iPhoneを暑いもしくは寒い場所に放置してしまうということは誰もがついついやってしまいがちなことですが、バッテリーを長持ちさせたいなら控えた方が良いでしょう。
iPhoneのバッテリー節約方法
画像引用元:iPhone XRを購入 – Apple(日本)
- 画面の明るさを調節する
- 待機時間を短くする
- Wi-Fi等の無線機能をオフにする
- バックグラウンド処理を極力しない
iPhoneのバッテリーを節約する方法として効果が大きいのは以上の3つです。
特に「バックグラウンド処理を極力しない」というのは重要で、待機状態となって電池を消費し続けているアプリや機能をオフにするだけでかなりバッテリーを節約できます。
また、アプリを頻繁に起動したり終了したりするのもバッテリーを浪費する原因となりがちなので、心当たりがある方は気をつけておいて下さい。
iPhoneのバッテリーを交換する方法
画像引用元:iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxを購入 – Apple(日本)
「iPhoneのバッテリーが劣化してきたから交換して欲しい」という方は少なくないでしょう。
しかし、どれくらい劣化したら交換するのか、そもそも交換が必要なのかを見極めるのは至難の業です。
この項ではバッテリーを交換する基準や劣化具合の確認方法、そして交換方法をご紹介していきます。
バッテリーの寿命
Appleが公称しているiPhoneのバッテリーの寿命は3年程度と言われています。
ただし、これはあくまで平均値であり、必ず3年の寿命があると保証されているわけではありません。
そのため、使い方がよほど悪ければ使用開始から1年程度でバッテリーの劣化が深刻な状態となり、逆に使い方が良ければ寿命を伸ばすことも可能なのです。
バッテリーの確認方法・買い替える基準
最大容量の項目では新品状態からどの程度バッテリーが劣化したかを表しています。
最大容量が90%であれば新品時の最大容量のうち91%まで充電が可能ということです。
目安としては最大容量が80%を下回るようなら買い替えを検討してみても良いでしょう。
仮に60%などかなり低い数値になっているのなら、バッテリー以外のパーツも劣化している可能性が高いため、なるべく早く買い替えることをおすすめします。
iPhoneのバッテリーを交換する方法
iPhoneのバッテリーはアップルストアにて交換してもらうことが可能です。
バッテリーの交換を希望する場合には、以下のうちいずれかの方法でAppleに交換依頼をしなければいけません。
- アップルストアに直接赴く
- 配送にてバッテリー交換を受け付けてもらう
直接アップルストアに行く場合は原則即日修理をしてもらえますが、修理が立て込んでいる場合は後日の交換となります。
配送の場合はオンラインで予約後、iPhoneが集荷されるのを待たなければいけません。
バッテリー交換を依頼する際の手続き
- ホーム画面からAppleサポートを開く
- 下部アイコンの「サポート」をタップ
- 自身のiPhoneを選択
- バッテリーと充電を開く
- 「持ち込み修理」もしくは「今すぐ電話する」を選択
アップルストアで直接バッテリーを交換してもらう場合は「持ち込み修理」、配送受付を希望する場合は「今すぐ電話する」を選んで下さい。
電話をする場合はオペレーターに「配送でのやりとりでiPhoneのバッテリーを交換して欲しい」という旨を伝えましょう。
iPhoneのバッテリー交換費用
iPhoneのバッテリー交換費用 | 1年保証 | AppleCare+ | 保証対象外 |
---|---|---|---|
iPhone X iPhone Xs/XS Max iPhone XR iPhone 11/11Pro/11Pro MAX | 0円 | 0円 | 7,400円 |
iPhone SE iPhone 6/6 Plus iPhone 6s/6s Plus iPhone 7/7 Plus iPhone 8/8 Plus | 0円 | 0円 | 5,400円 |
図の通り、バッテリーの交換費用はiPhone Xを境に5,400円から7,400円に値上がりしています。
バッテリー交換にお金が掛かるのは1年保証適用外の場合で、1年保証の対象期間であれば無料で交換してもらえます。
また、AppleCare+に加入している場合は1年間の保証期間が終了した後でも無料にてバッテリー交換対応を受けることが可能です。
よほど使い方に問題がない限り1年保証の期間中にバッテリー交換が必要になることは無いので、2年、3年目に備えるためにもAppleCareには加入しておいた方が良いでしょう。
「実店舗でスマホを修理したい」と思っても、不安なのが料金ですよね。
そんなときは、あらかじめネットで見積りのできるお店がオススメです。
中でも「スマホソニック」なら最安1,980円~で、他社よりも高い場合は相談も可能です。
バッテリーの交換なども最短10分から対応してもらえるため、急な故障でも安心です!
- ドコモ:修理費は上限3,300円・交換の場合は最大12,100円
- au:修理費は上限5,500円・交換の場合は最安値2,200円
- ソフトバンク:外装破損修理なら1,650円・交換は8,250円
- スマホ修理業者:型落ちXperiaなら20,000円程度で即日修理が可能
買い換えにおすすめの機種はコレ!
バッテリーの劣化を原因に機種変更を考える時、買い換え先のスマホとしてはどんなものが良いのでしょうか。
iPhoneから機種変更する際に候補となることが多いスマホを3つご紹介していきます。
ご紹介するスマホは最新のiPhoneやiPhoneに負けないくらい優秀なスマホばかり。どれを選んでもきっと満足できるでしょう。
iPhone 11
画像引用元:iPhone 11を購入 – Apple(日本)
iPhone 11のスペック | |
---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ IPSディスプレイ |
バッテリー容量 | 3,046mAh |
フロントカメラ | シングルカメラ(1,200万画素) |
バックカメラ | デュアルカメラ(1,200万画素×2) |
SoC | A13 Bionic |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64/128/256GB |
重量 | 194g |
サイズ | 150.9x75.7x8.3mm |
iPhone XRの後継機であるiPhone 11は購入しやすい価格はそのままにあらゆる機能・性能がブラッシュアップされた傑作機です。
メモリこそ3GBとiPhone 11 Proにやや劣りますが、SoCはiPhone 11 Proと同じ「A13 Bionic」であるため処理性能はかなり高い部類に入ります。
バッテリー容量は3,110mAhとiPhone 11 Proよりやや多め。消費電力の少ない液晶ディスプレイを採用しているため電池持ちはかなり良いです。
iPhoneの性能の高さを体感しつつ、電池持ちとコスパに優れる機種を求めているのならiPhone 11は最良の選択肢と言えるでしょう。
iPhone 11 Pro
画像引用元:iPhone 11 Pro 256GB ゴールド – Apple(日本)
iPhone 11 Proのスペック | |
---|---|
ディスプレイ | 5.8インチ Super Retina XDR |
バッテリー容量 | 3,190mAh |
フロントカメラ | シングルカメラ(1,200万画素) |
バックカメラ | トリプルカメラ(1,200万画素×3) |
SoC | A13 Bionic |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64/256/512GB |
重量 | 188g |
サイズ | 144.0×71.4×8.1mm |
iPhone Xsの後継機であるiPhone 11 Proはハイスペックスマホの中でも頂点に位置するスマホです。
トリプルカメラに有機ELディスプレイといったハード面も優秀ですが、Face IDや撮影補助AIをはじめとしたソフトと非常に高いレベルで纏まっています。
スマホに「汎用性」というものを求めるのなら現状iPhone 11 Pro以上の物はほとんどありません。まさに万能スマホの名に相応しいスマホと言えるでしょう。
ただ、電池の減りは廉価版であるiPhone 11よりやや多めです。どちらを購入するかで悩んだら、性能、電池持ちのどちらを選ぶかで決めると良いでしょう。
AQUOS zero2
画像引用元:AQUOS zero2 SH-01M | スマートフォン(4G) | 製品 | NTTドコモ
AQUOS zero2のスペック | |
---|---|
ディスプレイ | 6.4インチ 有機ELディスプレイ |
バッテリー容量 | 3,130mAh |
フロントカメラ | シングルカメラ(800万画素) |
バックカメラ | デュアルカメラ(2,010万画素+1,220万画素) |
SoC | Snapdragon 855 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
重量 | 143g |
サイズ | 158x74x8.8mm |
AQUOS zero2はシャープ製のハイスペックスマホで、国産スマホでは珍しいハイスペック機種となっています。
高い処理性能もさることながら、注目すべきは240fpsもの表示速度を持つ有機ELディスプレイの存在でしょう。
10億色表現できることも相まってAQUOS zero2ならどんな激しい動きをするゲームでも快適にプレイ出来ます。
バッテリー容量は3,130mAhと平均的ですが、シャープ製のスマホは徹底した省エネ設計が為されているため充電の持ちはかなり良いです。
思いっきりゲームを楽しむことが出来、バッテリー効率に優れるスマホを求めているのならAQUOS zero2はうってつけのスマホと言えるでしょう。
バッテリーが劣化したら買い換えるのがベスト!
バッテリーの交換は前述の通り面倒な作業が多く、苦労の割には機種変更ほどの効果を得ることが出来ません。
結局のところ、バッテリーの劣化を根本的に解決するためにはスマホを買い換えるのが1番なのです。
ただ、縛り契約の都合上どうしても機種変更するわけにはいかないということもあるでしょう。
そんな時にはスマホを買い換えるまでの繋ぎとしてiPhoneのバッテリー交換をしてみて下さい。