Huawei(ファーウェイ) 機種の評価・レビュー
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HUAWEI JAPANは、10月16日のロンドンにて発表されていた、フラッグシップモデル「HUAWEI Mate 20 Pro」を11月30日に発売しました。価格は11万1,880円(税抜)です。

HUAWEI Mate 20 Proは、Leicaブランドのトリプルカメラを装備し、超広角、広角、3倍望遠という3つ画角の切り替えと、高解像度ズームを備えた、いわゆるハイエンド帯に属する高性能スマートフォンです。

SoCに「Kirin 980」を搭載し、AI処理専用のチップセットも備え、NTTドコモ網、ソフトバンク網で利用可能で、au VoLTE網へも今後サポート予定となっています。

すべてを備えた高性能機、HUAWEI Mate 20 Proの本体スペックとカメラ性能を軸にご紹介していきます。

HUAWEI Mate 20 / Mate 20 Proの評価レビュー|買う理由と買わない理由

HUAWEI Mate 20 Proの本体スペック


画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proは本体の頭脳となるSoC(*1)に最新のKirin 980を搭載。前フラッグシップSoCよりも大幅にGPU性能が向上しています。

*1 SoCとは、「System on a Chip」の略語で、チップの上にあらゆるパーツを搭載(内蔵)したプロセッサのこと。

KirinシリーズはHUAWEI端末に独占搭載されている同社のSoCとなっています。

Kirin 980は7nmプロセスを採用した最新フラッグシップSoCで従来のKirin 970から驚異的なパフォーマンスアップを実現しています。

HUAWEIは競合機種のiPhone XSシリーズに搭載されているA12よりもパフォーマンスが高いと発表しています。

実際の実測値ではiPhone XS/XRシリーズが搭載するA12にパフォーマンスは及ばないという結果が報告されていますが、一部でリークされたユーザースコアでは高いパフォーマンスを発揮する事が確認もされています。

一説にはKirin 980には特定のアプリにブーストを掛けてパフォーマンスを上げる機能を有していると予想されており、実のところは実機で長期間通常使用してみないことには実際のパフォーマンスは分かりません。

また、Kirinシリーズはゲームアプリとの相性の悪さが以前から問題視されており、ユーザーの間では現行のAndroid端末で広く搭載されているQualcomm Snapdragon並のゲームアプリとの相性の良さが求められています。

とはいえKirin 980の性能は、間違いなくハイスペック帯に属する高性能チップであり、並の性能のスマートフォンでは太刀打ちできないほどの性能であることには間違いありません。

Huawei Mate 20 Proのスペックは下記の表の通りです。

モデルHuawei Mate 20 Pro
OSMUI 9.0
Android 9ベース8
SoCKirin 980
メモリ6GB/128GB
ストレージ容量128GB/256GB
MicroSD最大256GB
独自NMカード
(トレイはSIM2と共用)
ディスプレイ6.39型/OLED/21:9
解像度 3120×1440/2K+
アウトカメラ40M広角+20M超広角+8M望遠
Leica監修
インカメラ24MP
バッテリー容量4200mAh
40W充電対応
15Wワイヤレス充電対応
ワイヤレス逆充電対応
カラー ブラック・トワイライト・エメラルドグリーン・ミッドナイトブルー
サイズ高さ:157.8mm
横幅:72.3mm
厚さ:8.6mm
重量189g
Wi-Fi802.11 a / b / g / n / ac
wave2
BluetoothBluetooth5.0
【コーデック】
SBC
AAC
apt-X
apt-X HD
LDAC
HWA
ドコモ回線フル対応
au回線au VoLTE SIM対応
ソフトバンク回線対応
ワイモバイル回線

HUAWEI Mate 20 Pro メモリ・ストレージ容量

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Pro には2種類のメモリ容量の機種が用意されていて、メモリ6GB/ストレージ容量128GBメモリ8GB/ストレージ容量256GBとなっております。

スマートフォンを利用する上で同時作業量を左右するメモリ(RAM)ですが、6GBも搭載していれば通常の使用ではほとんど困ることありませんので6GBでも充分な性能といえます。

現時点では、日本国内版は6GBのみとなり、最高のスペックを購入したいというユーザーは海外版の8GBを選ぶのも一つの手です。

また、HUAWEIは独自にNMカード(ナノメモリーカードという名前でNanoSIMと同じサイズ)をHUAWEI Mate 20 Proと一緒に発表しています。

これから先MicroSDにかわりNMカードに置き換わるのかは未知数ですが、HUAWEIではHUAWEI Mate 20 Proのデータ容量拡張にNMカードを採用しています。

これにより空いているNanoSIMスロットにNMカードを入れることでストレージ容量を拡張することが可能となります。

採用されているデュアルSIMスロットでは、2枚のSIMカードでの同時待ち受けを利用した場合には容量を拡張することが出来ませんので、最近主流となりつつあるトリプルスロットの採用がされなかった点が残念なところです。

現在広く普及しているMicroSDではなく独自規格のNMカードの採用という点は、汎用性の観点から見た場合、若干気になるポイントともなっています。

HUAWEI Mate 20 Pro のディスプレイ性能

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proのディスプレイガラスは美しい3Dガラス形状となっており、滑らかで手当たりの良いフォルムを実現しています。

また、21:9の縦に長い比率を採用し、画面占有率を高めるためにノッチ付きのディスプレイが採用されています。

2K+の超高解像度を採用したOLED(有機EL)パネルディスプレイの解像度は3120×1440の2K+となっており画面サイズは6.39インチ、画素密度は驚異の538ppiという人の目が認識できる画素密度を超える超高解像度を実現しています。

さらにリアルタイムHDRにも対応し、映像コンテンツなども驚異的な美麗画像で楽しめます。

OLEDディスプレイの特徴は、液晶のようにディスプレイ全体を裏からバックライトで照らすタイプではなく自発光するタイプですので、黒色は完全に消灯しコントラスト比も大変優れています。

HUAWEI Mate 20 Proのセキュリティ性能

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proは物理的な指紋認証ユニットは搭載されていませんが、画面内に埋め込まれた指紋認証ユニットにより、指紋認証が利用可能となっています。

これにより背面指紋認証ユニット搭載機と比較しても物理的な穴が無いので剛性が高くなり、ディスプレイ下部に搭載される指紋認証ユニット搭載モデルと比較した場合にもより大きなディスプレイの搭載が可能です。

ディスプレイ消灯時には一定時間うっすらと指紋認証ユニット位置のアイコンが表示され、その後完全消灯します。

消灯時にも画面をタップすると指紋アイコンが表示されますが、指紋認証の位置を把握出来ていればスリープ状態時に指紋ユニット位置に指を乗せる事で即座にロック解除も可能です。

画面内蔵型指紋認証ユニットは精度もスピードも問題なく、これから指紋認証ユニットは画面内蔵型が主流になるだろうと予想されています。

そしてHUAWEI Mate 20 Proは顔認証も劇的に進化し、iPhoneシリーズなどで取り入れられている3D顔認証システムが採用され認証時には30,000点を超える顔の3D(凹凸)情報を用いてロックを解除します。

これによりセキュリティの向上と精度が向上し、以前より高い認証技術を持ったHUAWEIの3D顔認証システムは再び高評価を受けることは間違いありません。

HUAWEI Mate 20 Proの接続端子

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proの接続端子はUSB Type-Cが採用され、裏表関係なく挿すことの出来るUSB Type-Cケーブルが付属されています。

実はケーブルにもV/Aの上限が決まっており、量販店などで手に入る汎用品で10V4Aに対応しているケーブルは数が少なく、ケーブルが断線した時はHuaweiから純正品を購入しないとケーブルスペックが足を引っ張ってフルスピード充電が出来ない可能性が高いので注意が必要です。

HUAWEI Mate 20 Proはイヤホンジャックが本体に備わっていませんが、同梱される変換アダプタを利用することで有線イヤホンやヘッドホンも利用可能となっています。

最近ではBluetoothイヤホンやヘッドホンが普及し、ケーブルの煩わしさから開放された左右が完全に独立したイヤホンが多く発売されています。

Bluetoothイヤホンなどを利用する時に1つ注目したいポイントがBluetoothコーデックです。

HUAWEI Mate 20 Proでは高品質・高音質・低遅延のハイクラスBluetoothコーデックにも対応しているのでワイヤレスイヤホンを快適に使用することが出来ます。

Bluetoothイヤホンやヘッドホンをスマートフォンに接続する時は両方が対応するコーデック(接続する種類)で繋がります。

POINT

このBluetoothコーデックにもグレードがあり、現時点ではローエンド、ミドルレンジ、ハイエンドの3つに別れているのですが、HUAWEI Mate 20 ProはローエンドのSBC、ミドルレンジのAACとapt-X、ハイエンドのapt-X HD、LDACの全てに対応しています。

ワイヤレスでの接続は少なからず遅延が発生するのですが、ミドルレンジ以上のコーデックであれば遅延は分からないほど小さくなりますので、購入をするならミドルレンジ以上の商品がおすすめです。

HUAWEI Mate 20 ProのPCモード

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEIといえば特徴的なPCモードが印象的です。

HUAWEI Mate 20 Proではワイヤレス接続でPCモードが利用可能となっています。ディスプレイがタッチパッド代わりにもなり、大画面で快適に利用可能です。

HUAWEI Mate 20 Proの高性能GPS

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世界初の搭載はXiaomi Mi 8に奪われましたがHUAWEI Mate 20 ProでもGPSはデュアル周波数L1とL5に対応しています。

従来のGPSでは高層ビルの立つエリアでは精度が著しく低下することもあったのですが、L1とL5のデュアル周波数のGPSを搭載することで精密な位置情報を得ることが可能となっています。

注意点としては、L5は常に電波をキャッチできる位置に衛星があるわけではありませんので過度な期待は禁物です。

HUAWEI Mate 20 Proのバッテリー性能

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proは大容量4200mAhのバッテリーを搭載し、得意のAIによりユーザーの利用状況を把握して、ユーザー毎に最適なバッテリー管理を行うAI電源管理機能にも対応しています。

搭載するSoCが新世代の7nmを採用しており省電力性能も向上していることから、バッテリー持ちの向上にも期待が持てます。

そしてHUAWEI Mate 20 Proは40Wの充電にも対応しています。

最近の超急速充電は一般的に18Wクラスとなっていますが、18Wの急速充電の2倍以上の速度で充電できる40W急速充電のHUAWEI SuperChargeに対応し、30秒で1%以上も充電が出来てしまう、驚異的な充電性能となっています。

そして世界最先端の15Wの超急速ワイヤレス充電にも対応しています。ワイヤレスでもあっという間に充電ができるのは、かなり先進的といえます。

一度ワイヤレス充電を利用するとその快適度から抜け出せなくなるユーザーも多いことで注目されている充電規格でもあります。

<またHUAWEI Mate 20 Proではワイヤレス逆充電にも対応しています。

HUAWEI Mate 20 Pro自体も「ワイヤレス充電台」として、ワイヤレス充電に対応しているスマートフォンへHUAWEI Mate 20 Proのバッテリーから逆充電することが可能です。

ワイヤレス充電対応のスマートウォッチやBluetoothイヤホンのケース等もいつでも充電できるというのは、次世代のスマホのもう一つの可能性を見るようで期待が膨らみます。

HUAWEI Mate 20 Pro のカメラ性能

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

前モデルから大きく変化したのが背面デザインといえます。Huawei P20 Proでは同社で初めてとなるトリプルカメラを搭載しました。

Mateシリーズ初搭載のHUAWEI Mate 20 Proでは3つのカメラとフラッシュが1つのユニットに収まったタイプとなり、もちろんLeica監修のカメラを引き継いでいます。

HUAWEI P20シリーズでは横持ちを意識した縦並びカメラを採用しており、トリプルカメラ搭載のP20 Proでは2+1のユニットに分かれていたのですが、HUAWEI Mate 20 Proでは1つのユニットに3つのカメラと1つのフラッシュを埋め込んだシンプルで美しいカメラデザインが採用されています。

HUAWEIのデュアルカメラはカラーセンサーとモノクロセンサーを組み合わせることでディテールの向上を果たし、圧倒的なクオリティーで世間を驚かせHUAWEI P20シリーズまで同様の仕組みを採用していたのですが、遂にHUAWEI Mate 20 Proでその構成に変革のメスが入りました。

HUAWEIはカラーセンサーでも十分なクオリティーを出すことが出来たとし、HUAWEI Mate 20 Proではトリプルカメラの全てにカラーセンサーを採用しています。

トリプルカメラの構成は4000万画素/F1.8の広角カメラ、2000万画素/F2.2の超広角カメラ、800万画素/F2.4の望遠カメラを搭載しており、ASUSの超広角カメラやiPhoneの光学ズームカメラ等の各社の特徴的な機能を取り入れ規格外の高性能カメラに仕上げました。

HUAWEI Mate 20 Proには驚異的なカメラ性能の一つとして1,500以上のシナリオと25種類のカテゴリを認識し、1枚の写真に映る異なるオブジェクトを分けて自動的にチューニングする機能があります。

合わせてHUAWEI AIカメラは華やかに写る特性が強く、SNSなどで華やかな写真をアップしたい方には特にHUAWEIの端末はおすすめしやすい機種となっています。

HUAWEI Mate 20 Proのブレのない夜景撮影

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proは夜間でも手持ちで美しい夜景撮影ができます。

AIで写真のチューニングを行うだけではなく、AIにより手ブレをリアルタイムで安定化する機能を持ち合わせているので、手持ちでも低照度で撮影が可能です。

長時間シャッターが開く場合には、三脚を利用しないとブレが起こることが多いのですが、AIを活用することで手ブレを気にすることなく夜景も美しく撮影可能となっています。

HUAWEI Mate 20 Proの接写撮影機能

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

HUAWEI Mate 20 Proでは被写体から2.5cmの超接写撮影も可能となっています。

通常のスマートフォンの性能だと近づけたとしても5cm前後ですが、HUAWEI Mate 20 Proなら、かなり被写体に近づいてもピントが合いやすい仕様となっています。

撮影の幅が広がり、HUAWEI Mate 20 Proが思い通りの作品を写すための強い見方となってくれます。

HUAWEI Mate 20 Pro の超広角撮影機能

画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

Huawei Mate 20 Proのカメラは1つが超広角レンズ(対象物が小さく写るレンズ)を搭載しているので大きな建造物の撮影でも写真に収めることが出来ます。

ズームイン・アウトのボタンから[0.6x]を選ぶと同じ立ち位置からの撮影でも違いの分かる広範囲が撮影可能です。

広範囲を撮影出来るので大きな建造物や都市部のビルが立ち並ぶ場所でも、迫力満点の写真を撮影する事が出来ます。

スペック・カメラ共に高スペックなHUAWEI Mate 20 Pro

驚異的なカメラ性能を誇り、基本スペックも高いHUAWEIのフラッグシップモデル「HUAWEI Mate 20 Pro」。

先進的な画面埋め込みの指紋認証ユニット等も惜しみなく投入されスキの無い仕上がりとなっています。

一部辛口で評価した部分もありますが、ライトユーザーから、ヘビーユーザーまで幅広く対応する満足度の高いハイエンドスマホである事は間違いありません。

HUAWEI最新シリーズのレビュー・おすすめ購入方法まとめ

トップ画像引用元:HUAWEI Mate 20 Pro,HUAWEI Kirin 980, Leicaトリプルレンズカメラ, AI | HUAWEI Japan

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