前作のHUAWEI P10シリーズがさらに進化した最新フラグシップスマートフォンであるHUAWEI P20シリーズ。HUAWEI P20シリーズには、HUAWEI P20・HUAWEI P20 Lite・HUAWEI P20 Proの3種類があります。
HUAWEI P10シリーズは、自分の利用状況に応じた機種を選ぶことができるので人気が高く、HUAWEI P20も同様に各機種の特徴が異なり、よりユーザーに合ったものを選ぶことが可能です。
今回のHUAWEI P20シリーズは、特にカメラ機能を重視していて、どの機種を利用しても綺麗な写真を撮ることができます。そんなカメラ機能も、HUAWEI P20・HUAWEI P20 Lite・HUAWEI P20 Proの3種類それぞれに特徴があるので、カメラ機能にこだわりがある方はしっかりと違いをチェックするのがおすすめです。
しかし、3種類もあれば、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも。今回はHUAWEI P20シリーズを徹底比較して、用途や価格に応じたおすすめ機種をご紹介します。
ぜひHUAWEI P20シリーズを購入する際の参考にしてください。また、記事内で紹介する価格2018年7月現在のもので、全て税抜表示です。
機種 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|
本体 | iPhone SE3![]() | AQUOS wish![]() | arrows We![]() | AQUOS sense6![]() |
価格 | 34,615円~ | 22,001円~ | 21,068円~ | 32,430円~ |
特徴 | コスパの良さが魅力 Apple最新スマホ | 飽きずに長く使える カジュアルスマホ | 初心者でも使いやすい シンプルなスマホ | 初心者でも使いやすい バランススマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
HUAWEI P20シリーズ3機種の比較
各機種ごとの特徴を見る前に、まずはどのような違いがあるのか確認するため、基本的な性能や価格を見てみましょう。自分の気になる項目や欠かせない項目はしっかりと比較しておきましょう!
気になるスペック比較一覧
HUAWEI P20・HUAWEI P20 Lite・HUAWEI P20 Proの3種類のスペックは以下の通りです。
HUAWEI P20 | HUAWEI P20 Lite | HUAWEI P20 Pro | |
---|---|---|---|
OS | Android 8.1 | Android 8.0 | Android 8.1 |
CPU | HUAWEI Kirin970 2.4GHz+1.8GHz(オクタコア) + i7コプロセッサ |
HUAWEI Kirin 659 2.36GHz+1.7GHz(オクタコア) |
HUAWEI Kirin970 2.4GHz+1.8GHz(オクタコア) NPU |
サイズ (縦×幅×厚さ) |
149.1mm×70.8mm×7.65mm | 149mm×71mm×7.4mm | 155mm×74mm×7.9mm |
本体重量 | 165g | 145g | 180g |
ディスプレイ | 約5.8インチ (18.7:9) |
約5.84インチ | 約6.1インチ |
画面解像度 | 2244×1080ドット | 2280×1080ドット | 1080×2240ドット フルHD+ |
パネル種類 | TFT液晶 | TFT液晶 | OLED |
内蔵メモリ (RAM/ROM) |
4GB/128GB | auモデル:4GB/64GB SIMフリー・他:4GB/32GB |
6GB/128GB |
外部メモリ | 非対応 | 256GB | 非対応 |
メインカメラ | 1,200万画素+2,000万画素 | 1,600万画素+200万画素 | 4,000万画素+2,000万画素+800万画素 |
インカメラ | 2,400万画素 | 1,600万画素 | 2,400万画素 |
バッテリー容量 | 3,400mAh | 3,000mAh | 3,900mAh |
無線LAN規格 | 802.11 a/b/g/n/ac | ||
インターフェース | Type-C | ||
おサイフケータイ | × | × | 〇 |
ワンセグ/フルセグ | ×/〇 | ×/× | ×/× |
防水・防塵 | IP53 | × | IPX7・IP6X |
SIM | nano SIM | ||
デュアルSIM | 〇 | au・ワイモバイル:× UQ・SIMフリー:〇 |
× |
カラー | ミッドナイトブルー ブラック ピンクゴールド |
クラインブルー サクラピンク ミッドナイトブラック |
ミッドナイトブルー ブラック |
HUAWEI P20の価格
HUAWEI P20の価格は以下の通りです。HUAWEI P20は、キャリアでの発売はなく、SIMフリー端末として家電量販店で購入するか、オンラインショップやMVNOでの取り扱いとなります。
本体カラーによって多少の差はあるものの、最安値価格が63,000円前後で、他の同等のモデルと比べてもまずまずといったところです。
MVNOによっては、条件・期間によってはキャンペーンを行っている場合もあるため、気になるMVNOのホームページなどを確認してみましょう。
HUAWEI P20 | |
---|---|
ミッドナイトブルー | 62,375円 |
ブラック | 62,983円 |
ピンクゴールド | 63,748円 |
HUAWEI P20 Liteの価格
HUAWEI P20 Liteの価格は以下の通りです。3万円弱とその価格を見て分かる通り、HUAWEI P20 Liteはいわゆるミドルクラスに位置づけられる機種です。
高価格なスマートフォンを購入するほど機能にこだわりがなく、基本的な性能があれば十分というユーザー向けの価格帯です。しかし、HUAWEI P20 Liteは後に詳しく述べますが、他の機種よりも価格に対する性能が優れている面も多数あります。
さらにHUAWEI P20 Liteは、SIMフリー版とauから発売されているキャリア版とがあります。このSIMフリー版とキャリア版では、スペック比較表にも記載していますが、性能が違う部分があるので確認しておきましょう。
HUAWEI P20 lite (HWV32 au)の方が一見安いのですが、キャリア版のため2年契約としての価格ということをお忘れなく。
HUAWEI P20 Lite(SIMフリー) | |
---|---|
ミッドナイトブラック | 29,479円 |
サクラピンク | 29,599円 |
クラインブルー | 29,736円 |
HUAWEI P20 lite (HWV32 au) | |
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新規契約 | 16,200円 |
MNP(乗り換え) | 16,200円 |
機種変更 | 16,200円 |
HUAWEI P20 Pro(HW-01K docomo)の価格
HUAWEI P20 Proの価格は以下の通りです。最新鋭の機能を搭載したフラッグシップモデルとしてのHUAWEI P20 Proは、日本ではキャリア版のみので、ドコモのHW-01Kという機種として販売されています。
ドコモで利用するのはもちろん、SIMロック解除を行って好きなSIMカードの利用も可能です。しかし、以下の価格はドコモで2年契約を行い、月々サポートの割引を適用して購入するという場合です。
もし途中で、他のSIMを利用するとなると、ドコモの契約を維持しつつ他社を契約するか、月々サポートやドコモの契約自体を解約することとなると解約金などの費用がかかるので注意が必要です。
HUAWEI P20 Pro(HW-01K docomo) | |
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新規契約 | 30,096円 |
MNP(乗り換え) | 30,096円 |
機種変更 | 30,096円 |
HUAWEI P20の特徴
画像引用元:HUAWEI
スペックや価格が分かったところで、次に機種の特徴を詳しく見ていきましょう。まずは、HUAWEI P20ですが、発売日は2018年6月15日でSIMフリー版として好きなSIMカードを利用できます。
ハイスペックなので、動画やネットはもちろん、処理が重くなりがちなゲームやマルチタスクもストレスなく利用可能。最新鋭のHUAWEI P20 Proと並ぶフラッグシップモデルとして人気です。
AI機能が充実のダブルレンズカメラ
Leica(ライカ)のダブルレンズを背面に搭載した、カメラ好きには気になる機種です。メインカメラがF1.8レンズの1,200万画素・F1.6レンズの2,000万画素と高画質。
非常に繊細でより光を取り込んだ美しい写真を撮ることが可能で、暗い場所でも高精彩な写真が撮れます。さらにそれだけではなく、AIアシストが加わるという進化にも注目です。
AIアシストが採用されたことで、AIによる撮影シーンの判別や、AI手振れ補正、水平など写真構図のアドバイスというような機能が利用可能になりました。
他にも、動きのある被写体の動きを予測し正確にとらえて撮影するなど、自分で細かく設定をしなくても、AIによる自動認識機能により手軽にベストな1枚を取ることができます。
もちろん、自分でお好みで設定を変えられます。一眼レフのような雰囲気のあるぼかし機能は、撮影中だけでなく撮影後も変更できますし、選んだ部分にだけフィルタを掛けることも可能です。
ワイドディスプレイなのにコンパクト
画像引用元:HUAWEI
ハイスペックでカメラも充実したHUAWEI P20は、ディスプレイも5.8インチと大型。鮮やかで大迫力の映像を楽しみたいユーザーにもピッタリです。
しかし、本体は滑らかエッジを採用したスリムボディなので、女性の手にもフィットしやすい大きさが魅力。HUAWEI P20 Proと比べても一回りコンパクトです。
また、指紋認証センサーが前面に採用されているので、片手でもサッとロック解除ができるのが嬉しいところ。ただし最近の流れからイヤホンジャックは搭載されないので、利用したい方はワイヤレスイヤホンの用意が必要です。
HUAWEI P20 Liteの特徴
画像引用元:HUAWEI
HUAWEI P20 Liteは、2018年6月15日に発売された、HUAWEI P10 Liteの後継機種です。ミドルクラスと言われますが、オクタコアCPUを搭載しておりライトユーザーにとっては十分すぎるほどのスペックを誇ります。
他のHUAWEI P20シリーズと同様に、本体にはノッチ(切り欠き)が採用されているので、コンパクトなのにより大きなディスプレイの採用が可能に。
HUAWEI P20 Liteは高性能なダブルレンズカメラも搭載されているので、価格が安い傾向だからといって心配する必要はないくらい鮮明でキレイな写真が撮影できますよ。
また、HUAWEI P20 Liteは背面に指紋認証センサーがあり、さらにインカメラで顔認証機能があるため、シーンによって使い分けることができて便利です。
大容量バッテリーと急速充電
HUAWEI P20 LiteはROM・RAMとCPUともに高性能なため、たくさんの容量を気にしすぎずに写真や動画、アプリが楽しめるのが特徴です。多くのことができるからこそ心配なのがバッテリーの持ちですが、HUAWEI P20 Liteは3,000mAhと大容量です。
また、HUAWEI P20 Liteには、HUAWEI Quick Chargerという急速充電用の充電器が付属しているので、3,000mAhのバッテリーもストレスなく短時間で充電可能。
さらに、HUAWEI P20 Liteにはインテリジェント機能が採用されています。インテリジェント機能とは、ユーザーのスマートフォンの利用方法を学習することでパフォーマンスを最適化することです。
これにより、バッテリーの消費も節約・最小限化されるため、ユーザーはより長い時間スマートフォンを快適に利用することができます。バッテリーはスマートフォンを使う上で常に気になるポイントなので、インテリジェント機能は嬉しいですね。
microSDカードの利用が可能
HUAWEI P20 Liteは、HUAWEI P20シリーズの中では唯一microSDカード(最大256GB)を挿入できる機種です。最近では本体のストレージが大容量化していることもあり、microSDカード非対応の機種も増えてきました。
HUAWEI P20 LiteはROMが32~64GBで、上位機種のHUAWEI P20やHUAWEI P20 ProはROM128GBとの差は倍ほどありますが、決して少ない容量ではありません。
家にパソコンを持っていない・クラウドサービスを利用していない・身近なバックアップとしてmicroSDカードは必要、などという考えでmicroSDカード対応の機種を希望するユーザーも根強くいます。
手軽に利用しやすいmicroSDカードだからこそ、ライトユーザーにも使いやすいHUAWEI P20 Liteには必須機能といえますね。
HUAWEI P20 Pro(HW-01K)の特徴
画像引用元:HUAWEI
HUAWEI P20 Proは2018年6月15日にドコモから発売されたスマートフォンです。今回のHUAWEI P20シリーズの最上位機種ということもあり注目が集まっています。
ハイスペックなだけあって、レスポンスもサクサクなので操作の快適性を重視する方にとってはとても満足のいく機種。販売前から話題となっていた機種で、期待を裏切らない完成度となっています。
6.1インチと大画面ながら、ベゼルレスなノッチデザインでスッキリと持ちやすいボディ。HUAWEI P20 ProももちろんAI技術を搭載しており、3,900mAhの大容量バッテリーのパフォーマンスを向上させ効率よく使えます。
世界初!トリプルレンズカメラ
画像引用元:docomo onlineshop
最新のスマートフォンにはデュアルカメラが搭載されるようになってきましたが、HUAWEI P20 ProではLeicaと共同開発した高性能なトリプルレンズカメラを搭載。
トリプルレンズカメラは、カラーセンサー搭載の4,000万画素カメラ・モノクロセンサー搭載の2,000万画素カメラの2つに、3倍望遠カメラを追加した設計となっています。
そのため、明るい場所でも暗い場所でも遠くの被写体でも、ハッキリと色鮮やかで画質の劣化のない写真を撮影することが可能です。カメラこだわり派には納得のいく細かい設定もありつつ、カメラが不得意な場合はオートでもAI機能が活躍しベストな写真を撮ることができますよ。
欲しかった機能を搭載
画像引用元:docomo
HUAWEI P20シリーズの中では、HUAWEI P20 Proだけが防水防塵とおサイフケータイ機能を採用。まさに日本仕様といったところですね。
HUAWEI P20でも防水機能がありますが、IP53とは小雨程度の防水で土砂降りほどの水には向きません。水がある場面で使う方が多い方はHUAWEI P20 Proが安心です。
また、おサイフケータイは日本向け機種にのみ搭載されているので、現在利用している方にとっては注目すべきポイントです。
用途と価格で選ぶHUAWEIシリーズ
ここまで、HUAWEI P20シリーズのスペックや価格を見てきましたが、カメラに関してはHUAWEIが非常に力を入れているので、特にこだわりがない場合は、どれを選んでも美しい写真が撮影できます。
簡単にまとめると以下のような選び方が基本となります。
- HUAWEI P20は、好きなMVNOを利用したいユーザー向けで、ヘビーユーザーというわけではないが、カメラやCPUなど一定以上のスペックの高さで常にサクサク快適な操作性を求める方におすすめです。
- HUAWEI P20 Liteは、ネットや短時間の動画再生やアプリ利用など、スマートフォンとしての機能をほどよく使いたい方におすすめ。特にスマートフォンは価格の高いイメージなので、価格面からもHUAWEI P20 Liteが気軽に利用できる機種といえます。
- HUAWEI P20 Proは、最新のフラッグシップモデルを求める方には魅力的な機能が満載で、AIアシストで新しいスマートフォンの境地を体験したい方におすすめです。ドコモユーザーでスペック重視の方には是非選択肢の1つとして考えてもらいたい機種。高価なため、価格に見合った最新鋭機種を購入したい方にも納得のいくものとなっています。
もちろん、上記以外にもHUAWEI P20シリーズのどの機能に重点を置くかで選ぶ機種も異なります。気になる機能や自分にとって必須の機能・性能は必ず比較してチェックを!
HUAWEIの徹底した技術とこだわりが各ユーザーのニーズどのように合っていくのか、これからの動向にも注目です。