発売前から話題沸騰となっていたHUAWEI P20は果たして「買い」なのでしょうか。ハイエンドなスマートフォンが次々と出る中、HUAWEI P20を次のパートナーに選んで良いものか悩んでいる方は多いはずです。
今回はそんなHUAWEI P20を購入すべきか悩んでいる方に向けて、辛口レビューや最安購入方法をご紹介します。
併せてHUAWEI P20のスペックや他のスマートフォンとの比較も解説するので、HUAWEI P20に興味があるという方は是非見てみて下さい。
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
---|---|---|---|---|
本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
HUAWEI P20はなぜ人気?
画像引用元:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/device/huawei_p20.html
最近発売されたスマートフォンの中でも特に人気となっているHUAWEI P20。人気の理由はどのような点にあるのでしょうか。
HUAWEI P20ってどんなスマホ?
HUAWEI P20はファーウェイの人気シリーズ「Pシリーズ」に名を連ねるスマートフォンです。
現在ラインナップされているPシリーズの種類は、「P20 Pro」「P20」、「P20 lite」の3つ。今回レビューするP20はPシリーズのスタンダードモデルとなります。
詳しくは後述しますが、スタンダードモデルと言ってもHUAWEI P20のスペックは他社のハイエンドモデルと比べても見劣りしません。
今年購入するべきスマートフォンのひとつとしてHUAWEI P20が取り上げられるのは間違いないと言えるでしょう。
SIMフリー端末の中で高い人気を誇るファーウェイ
HUAWEI P20だけに限らず、ファーウェイの手掛けるスマートフォンの人気はとても高く、格安キャリアを愛用する人々のファーウェイ使用率はかなりのものです。
特にHUAWEI P20の先々代にあたるHUAWEI P9は出荷台数1200万台を超え、昨年はファーウェイが国内のSIMフリースマートフォンシェア1位となりました。
人気の秘訣はやはりコストパフォーマンスの高さでしょう。ファーウェイのスマートフォンはどれも性能に比べて価格が低く抑えられており、物によっては同スペックの他社製品より10,000円近く安いこともあります。
ライカ監修のカメラ機能が人気の理由
HUAWEI P20の人気のカギを握るのはドイツの老舗カメラメーカーであるライカと協業することによって生まれた超高性能カメラ機能です。
ファーウェイとライカのカメラ共同開発は発売前から話題となり、発売されて以降はスマートフォンに高性能なカメラ機能を求めていた人々に絶賛されています。
それに加えて、HUAWEI P20はミラー加工のボディにベゼルレスディスプレイと時代に則した秀逸なデザインをしており、これもまた人気の秘訣と言えるでしょう。
HUAWEI P20と他のモデルを比較
画像引用元:https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0614_02.html
話題のHUAWEI P20を他のモデルと比較してみましょう。Pシリーズとの比較及び、同価格帯のスマートフォンとの比較結果をご紹介します。
HUAWEI Pシリーズの比較
HUAWEI P20 Pro | HUAWEI P20 | HUAWEI P20 lite | |
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ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 5.8インチ | 5.84インチ |
OS | Android 8.1 | Android 8.1 | Android 8.0 |
カメラ機能 | トリプルカメラ(4000+1200+800万画素)/インカメラ(2400万画素) | デュアルカメラ(2000+1200万画素)/インカメラ(2400万画素) | デュアルカメラ(1600+200万画素)/インカメラ(1600万画素) |
バッテリー | 3900mAh | 3400mAh | 3000mAh |
大きさ | 155×74×7.9mm(公称) | 149×70.8×7.65mm(公称) | 149×71×7.4mm(公称) |
重さ | 約180g | 約165g | 約145g |
カードスロット | あり(microSD) | あり(microSD) | なし |
CPU | Kirin970 | Kirin970 | Kirin659 |
RAM | 6GB | 4GB | 4GB |
ストレージ容量 | 128GB | 128GB | 32GB(au販売端末のみ64GB) |
実勢価格 | 10万円前後 | 7万円前後 | 3万円前後 |
SIMフリーモデル | なし | あり | あり |
図を見ると、エントリー、スタンダード、ハイエンドとしっかりと区分けされているのが分かります。惜しむらくはP20 ProにSIMフリーモデルが無いところでしょう。P20 Proに限ってはdocomoの専売であるため、SIMフリーモデルを購入することは不可能です。
最近話題のHUAWEI P20 Proを辛口レビュー|ハイエンドは買いか?
大まかなスペックを比較すると、HUAWEI P20とP20 Proとではカメラ機能やRAM以外にそこまでの差はありません。強いて言えばバッテリー容量に500mAhの差があることでしょうか。
他にも細かい機能の有無は存在しますが、3Dゲームなどマシンパワーが求められるシーンを除き、日常での使用感が大きく変わることはありません。
一方で、HUAWEI P20とP20 liteとではあらゆる面で歴然たる差が存在します。
例えばOSはHUAWEI P20が最新のAndroid8.1を採用しているのに対し、P20 liteはアップデート前のAndroid8.0を採用。CPUやストレージ容量を比較しても、P20 liteはパワー不足が否めないでしょう。
カメラ機能に関しても、P20 liteはライカ監修のデュアルカメラを搭載していないため、Pシリーズが誇る高性能カメラ機能を存分に活かすことができません。
au HUAWEI P20 lite HWV32の評価レビュー|買う理由と買わない理由
HUAWEI P20と同価格帯のスマホを比較
HUAWEI P20 | ASUS ZenFone 5Z | HTC U11 | |
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OS | Android8.1 | Android 8.0 | Android 8.0 |
CPU | Kirin970 | Snapdragon 845 | Snapdragon 835 |
RAM | 4GB | 6GB | 4GB |
ストレージ容量 | 128GB | 128GB | 64GB |
ディスプレイ | 5.8インチ(2244×1080) | 6.2インチ(2246×1080) | 5.5インチ(2560×1440) |
バッテリー | 3400mAh | 3300mAh | 3000mAh |
カメラ機能 | デュアルカメラ(2000+1200万画素)/インカメラ(2400万画素) | デュアルカメラ(1200+800万画素)/インカメラ(800万画素) | シングルカメラ(1200万画素)/インカメラ(1600万画素) |
カードスロット | あり(microSD) | あり(microSD) | あり(microSD) |
実勢価格 | 69,000円前後 | 72,000円前後 | 75,000円前後 |
HUAWEI P20のライバルとなるのはASUS ZenFone 5Z、HTC U11の2つです。基本的なスペックは3つとも似たり寄ったりですが、元のモデルが2017年仕様ということもあり、CPU性能やストレージ容量ではHTC U11が他二機種に一歩及びません。
それに加えて、HTC U11はバッテリー容量もHUAWEI P20、ASUS ZenFone 5Zより少ないため、今から購入するのであれば特別な理由がない限り、HTC U11はやめておいた方が良いでしょう。
一方でASUS ZenFone 5Zは充分HUAWEI P20の対抗馬となりえる性能をしています。例えばRAMはASUS ZenFone 5Zが6GBとHUAWEI P20の4GBより多いです。
しかし、カメラ性能やCPU性能を比べるとHUAWEI P20に軍配が上がります。値段も実勢価格で5,000円以上の開きがありますから、トータルスペックで言えばHUAWEI P20の方が優れていると言えるでしょう。
HUAWEI P20の辛口レビュー
スタイリッシュなボディ
無駄を削ぎ落したシンプルなデザインに、近年増加の傾向にあるベゼルレスディスプレイとHUAWEI P20は流行りを取り入れたスタイリッシュなデザインをしています。
iPhone8を通常サイズとして考えるならば、HUAWEI P20は大型サイズのスマートフォンと言えるでしょう。大型サイズのスマートフォンは取り回しづらさが指摘されがちですが、重さは165gと軽く操作性に問題はありません。
ちなみに大型サイズの代表的なモデルであるiPhone8 Plusの重さは202gです。寸法の違いがほぼ無いことを考えるとHUAWEI P20はかなり軽量化に力を入れているのだと分かります。
前モデルから大きく進化したディスプレイ
前モデルであるHUAWEI P10もベゼルレスディスプレイを採用していましたが、HUAWEI P20ではそこから更に進化を加えノッチ付きディスプレイを搭載しています。
フロント部分のほとんどをディスプレイとして使用することで、より大きな画面で動画やブラウジングを楽しむことが可能となりました。
しかし、ノッチのついたデザインは賛否両論あり、「大きくなったから良いものというわけではない」と評価する人も少なくありません。というのも、ノッチ付きディスプレイの場合、既存のアプリが正常に動作しないケースがあるのです。
実際に似たデザインをしているiPhoneXではこの問題が話題となりました。今後、ノッチ付きディスプレイが主流となるようなら問題ないかもしれませんが、対応するアプリが増えるか分からない現状ではリスキーな選択となるでしょう。
圧巻のカメラ機能
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20/
他モデルと比較すると分かるように、HUAWEI P20のカメラ性能は同価格帯の中でも群を抜いています。SIMフリーのスマートフォンを選ぶ際、カメラ機能を重視するのであれば、HUAWEI P20一択と言っても過言ではありません。
カメラの仕様はライカと共同開発したデュアルカメラタイプで、カラーセンサーが1200万画素、モノクロセンサーが2000万画素となっており、一眼レフカメラに迫る性能を実現しています。
デュアルカメラのメリットは暗い場所で撮影をしてもくっきり写る、ぼやけた写真を撮れる、シングルカメラに比べて色彩の再現度が高いなどです。
ソフトウェア面ではAIを使った認識機能を搭載しており、被写体や周辺の明るさに応じてカメラの調整を行ってくれます。更にAIは手ブレ防止も同時に行ってくれるので、カメラ初心者でも美しい写真を撮ることが可能です。
インカメラもアウトカメラ同様、他社のハイエンド端末を大きく引き離す性能を持っています。流石にデュアルカメラではありませんが、画素数はインカメラとしては破格の2400万画素とかなりハイスペックです。
画素数が高くなった分、より美しく写真を撮ることが出来るので、自撮りや友人との撮影をする機会が多い人にとっては嬉しいスペックと言えるでしょう。
独自機能を多数搭載
ファーウェイのスマートフォンはどれも独自機能をたくさん搭載したものばかりです。それはHUAWEI P20でも同様で、「HUAWEI HOME」、「ワンハンドUI」、「モーションコントロール」など列挙し切れないほどの機能が盛り込まれています。
特に人気の機能はワンハンドUIで、その名の通り片手での操作を円滑に行うための機能です。
大型のスマートフォンは片手で操作するのが難しいものも多いのですが、HUAWEI P20にはワンハンドUIが搭載されているため、手の小さい人でもストレス無く操作することが出来ます。
Androidにありがちな低速化が少ない
Android端末のデメリットとして語られることの多い「経年劣化による低速化」ですが、HUAWEI P20ではそこまで気になりません。
HUAWEI P20は使用者の傾向に合わせてリソースの割り振りを最適化する機能が搭載しており、常に徹底的な最速化を行っています。
ブラウジングが快適に出来ない、すぐにフリーズするなどの低速化問題を理由に泣く泣くAndroid端末を諦めていた人にとっては朗報と言えるでしょう。
HUAWEI P20を最安で購入する方法
他の機種と比較するとコストパフォーマンスに優れるHUAWEI P20ですが、税抜価格は69,800円と高額です。ただ、SIMカードとセットで購入したり、安いショップを探したりすることで負担をグンと抑えることができます。
HUAWEI P20を最安で購入する方法をご紹介しますので、HUAWEI P20の購入を検討しているという方は是非参考にしてみて下さい。
SIMカードとセットで購入する場合
キャンペーンを実施しているキャリアがおすすめ
SIMカードとセットで購入すると割引を受けられる場合があります。機種によっては実質負担金が半分となることもあるため、端末を購入する際は積極的に利用しましょう。
どこのキャリアでもセット購入による割引を行っていますが、キャリアによって割引対象のスマートフォンは異なります。そのため、割引キャンペーンを利用するならお目当ての機種を割引対象に設定しているキャリアを選ばなければいけません。
また、本体価格が安くなる代わりにオプション加入が強制であったり、サービス料金が割高になったりすることがあります。
少しでも負担を減らしたいのであれば月々の利用料金を算出し、通年でどれくらいの費用が掛かるのか計算して一番負担の無いキャリアを選択するようにしましょう。
最も安くHUAWEI P20を購入できるのはどこ?
HUAWEI P20を取り扱っているのは、取り扱い予定のあるキャリアを含めて12社です。調べてみたところ、その中で最も安く一括購入できるのはIIJmio及びエキサイトモバイルでした。
価格は両社共に税抜価格で62,800円と、家電量販店などで単体購入をするより安くなっています。一括購入を考えているのであれば、IIJmioもしくはエキサイトモバイルを利用してセット購入をするのが良いでしょう。
キャンペーンを利用して分割購入をするのならBIGLOBEモバイルがおすすめです。BIGLOBEモバイルは7/31までの期間限定で、スマホまる得プランに申し込むと毎月の機種代金が1050円割り引かれるキャンペーンを行っています。
スマホまる得プランに加入する必要はありますが、BIGLOBEモバイルでHUAWEI P20を購入した場合の実質負担価格はなんと44,400円。一括購入にこだわりがないのであれば、BIGLOBEモバイルのキャンペーンを利用するのがベストでしょう。
BIGLOBEモバイルへMNPするメリットと手順|格安SIM乗り換えガイド
スマホまる得プランは音声通話に対応したSIMカードとオプションである通話パック90もしくは10分かけ放題がセットになったプランです。
オプションに強制加入となりますが、音声通話を利用するのであれば通話パックやかけ放題プランは必須となります。そのため、元々音声通話を利用する予定の人だと、利用料金を割り増しすることなくHUAWEI P20を最安で手に入れることが可能です。
端末のみを購入する場合
オーケー商会が最安
端末のみを購入するのならオーケー商会が税込65,999円と最安です。ただし、本州以外への発送は送料が掛かるため注意しておきましょう。
本州以外にお住まいの方が購入する場合、送料が無料になるAmazonプライム会員であればAmazonにて税込66,275円、会員でない場合はイートレンドにて税込66,800円にて購入するのが最安となります。
離島など一部地域の方は追加で送料を支払わなければならないこともありますが、追加される送料はどこのネットショップでも2000円前後と一律です。
そのため、送料が追加される地域に住んでいる場合もAmazonもしくはイートレンドで購入するのが最も安くなります。
個人輸入は安くない?
発売当初はAmazonもあまり値引きをしておらず、送料を含めても海外版を個人輸入した方が安い状況でした。しかし、発売から1ヵ月以上経った現在は価格が落ち着いてきており、国内で購入した方が安くなっています。
海外版は一見国内モデルより安く見えますが、送料や手数料を考えると割安とは言えません。為替レートの変動で値段が前後する、設定を変更したり、サポートを受けにくかったりするなどのデメリットを考えると国内モデルを購入した方が無難でしょう。
SIMフリー端末ならHUAWEI P20で決まり
画像引用元:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/device/huawei_p20.html
カメラ機能を差し引いてもHUAWEI P20は他社のハイエンド機種と同等か、それ以上のスペックを持っています。それに加えて同程度のスペックを持つスマートフォンと比較しても価格が抑えられていますから、人気が出るのも納得です。
ベゼルレスの美しいディスプレイにミニマルなデザイン、使いやすいUI、便利な独自機能など、HUAWEI P20は所有欲を満たす使い勝手の良いスマートフォンと言えるでしょう。
特にカメラ機能を重視するのであれば、HUAWEI P20と比較対象となりえるのは上位機種のHUAWEI P20 Proのみです。HUAWEI P20 Proはdocomoの専売となっていますから、SIMフリー端末限定で考えれば実質HUAWEI P20の独壇場と言えるでしょう。
高機能なカメラ機能を備えたスペックの高いスマートフォンを探しているのなら絶対にHUAWEI P20がおすすめです。
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